し、 「気合が足りない」 と言いながら~ 各部員の頬をー 回ずつ平手で叩いた

平成26年度 職員研修用資料
【事例(体罰)】 (27年2月)
」教諭は、平成26年9月に行った部活動の練習試合の中で、同教諭が指示したことを部員が
実行できずにミスを繰り返したため、練習試合終了後にレギュラー部員を体育館の外に連れ出
し、 r気合が足りないJ と言いながら、各部長の頬をl回ずつ平手で叩いた。同教諭は、同年7
月頃から部員の頭を平手で叩く等の体罰や暴言を行っていた。
◎処分内容:減給
■原因・背景・予兆として考えられること
O J教諭は2年前に部活動指導の中で部員に体罰を行い、町教育委員会から指導上の措置(訓諭)
を受けたが、このとき以来、体罰は行っていなかった。
○ 地区大会では例年下位に甘んじていたが、 26年7月に1 ・ 2年生主体の新人チームに替わり、
地区大会で上位入賞も可能だと考え、厳しい指導を行う中で体罰を行うようになった。
○ 地区大会上位入賞を望む保護者が多く、部員との信頼関係もあるので、頭を平手でたたく程度
の体罰は許容されると思って体罰を行ったが、その程度がエスカレートした。
O J教諭はベテランであり、校内でもリーダー的な存在であったので、部活動の副顧問をはじめ
とする同僚の教員は厳しい指導や体罰について注意することができなかった。
■当該教諭の心情・反省
0 2年前の体罰で町教育委員会から指導上の措置を受け.体罰や暴言のない部活動指導を心がけ
てきたが、勝利を得るためには、部員が暴力や暴言を乗り越えて強くなることが必要という考え
方を心の中から払拭することができていなかった。
○ 新人戦までの期間の中で、文化祭等があり、練習時間がとれず,自分が思うような練習成果を
あげられなかったことによる焦りがあり、暴言や体罰のエスカレートにつながった
○ 部活動の薪問から外れたが,これまでの部活動指導を振り返り、勝利至上主義ではなく.生徒
の力を伸ばす部活動指導について考え、自分の指導を変えていきたい。
■事案による影菅等
<学校等周箆への影響>
O J教諭が当該部活動の顧問を外れたことにより部員が動揺し、新人戦では実力を発揮できなか
った。
○ 事案発覚後、校長とJ教諭は、体罰を受けた部員の自宅を訪開し、生徒本人と保護者に謝罪す
るとともに、当該部活動の保護者、全校の保護者に対する説明会をそれぞれ開催し. J教諭の体
罰についての謝罪と,今後の部活動指導の改善についての方向を説明した。
O J教諭の怠戒処分に関わり、以前に市町村の指導上の措置を受けた教職員に対しての指導が不
十分だったことも含め.管理監督責任として校長が市町村による指導上の措置(訓諭)を受けた。
<本人への影響>
OJ教諭は当該部活動の顧問から外れた。
OJ教諭は県教育委員会の処分後研修を3か月にわたって受講した。
OJ教諭は給料を減額され、昇給も遅延された。
■どう対処すればよかつたのでしょうか.
<本人は...> <校長は、同僚は...>