CLOSE UP 郷土の偉人に親しむ 先人ゆかり給食実施 2015 広報 3月15日号(No.1405) ゆう じ ひろあき じゅん い ち あいかわ み 立 給食の献 米内光政 食 ●白米 米内家の主食は、昆布が入っ た黒いご飯(メノコ飯)やひ え飯、麦飯など。米内は、海 軍時代に船上で初めて白米を 食べ感動し、食べる機会のな い家族を思いました ●ゆでやさいの甘酢和え カレーライスの副菜。栄 養を考えたさっぱりとし た野菜メニューです ●ワインゼリー (ノンアルコール) お酒が大好きな米内 は、ポーランドやロ シアに駐在していた とき、ワインを好ん で飲んでいたと考え られます き ●おからサツマイモコロッケ おからとサツマイモは米内の 大好物。広島県の海軍兵学校 在学中は毎週日曜、地元の農 家へ行ってサツマイモをご馳 走になるほどでした ●牛乳 幼い頃に父を亡くし た米内は、勉強をし ながら牛乳配達や新 聞配達をして家計を 助けました ●盛岡豆腐カレー 船上での生活は曜日感覚が鈍るこ とから、海軍では毎週金曜にカレ ーライスを食べ、曜日の感覚を取 り戻していました。また、米内は 豆腐田楽6人前を一度に食べるほ ど豆腐が大好きでした 海軍時代の 米内光政 を通して盛岡の先人に親しんでもらおうと、原敬生誕150 年の平成18年に始まった先人ゆかり給食。毎年、完全給 食が行われている市内の小・中学校で実施されています。献立は、 市学校栄養士会の栄養士が自ら記念館などへ赴き、先人の食べ物 にまつわるエピソードや好物などを学んだ上で考案。食材や栄養 にもこだわった、盛岡ならではの給食です。 今年は内閣総理大臣や海軍大臣を務めた米内光政にゆかりのあ る献立。中野小(安達裕 司 校長、児童668人)で2月18日に開 かれた会食会には、谷藤裕明市長や市先人記念館の千田順一館長 らが参加しました。4年生の合川美輝さんは「戦争を終わらせた いと思って頑張った米内光政はすごいと思う。同じものを食べら れてうれしい」とにっこり。先人についての理解を深めました。 市には、米内光政や新渡戸稲造、金田一京助、原敬、石川啄木 など、政治や経済、文化などの各分野で活躍した多くの先人がい ます。その先人の生き方や生きた時代背景、歴史などを学ぶこと で、盛岡の子どもたちに「夢」「誇り」「志」を育んでもらおう と、市は平成19年に「盛岡の先人教育推進計画」を策定し取り 組んできました。先人ゆかり給食をはじめ、先人について学ぶ授 業や読書活動、啄木かるたを通じた体験学習など、これからもさ まざまな先人教育を推進していきます。 ©市先人記念館
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