コマンドライン設定方法について - 株式会社日立情報通信エンジニアリング

UM6200
コマンドライン設定方法について
株式会社日立情報通信エンジニアリング
i
All Rights Reserved, Copyright (C) 2013
Hitachi Information & Telecommunication Engineering, Ltd.
<目 次>
1. 適用 ..................................................................................................................................... 1
2. 概要 ..................................................................................................................................... 1
3. 接続方法 .............................................................................................................................. 1
3.1. RS-232C による接続 ....................................................................................................................1
3.2. 制御用 Ethernet(TELNET)による接続 ..................................................................................2
4. 設定内容 ............................................................................................................................... 3
5. 設定方法 ............................................................................................................................... 4
5.1. 起動時 .........................................................................................................................................4
5.2. コマンド一覧と設定内容 .............................................................................................................5
6. 設定例 .................................................................................................................................. 6
ii
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1. 適用
本書は UM6200 の設定端末を使用したコマンドラインによるパラメータ設定方法について適用する。
2. 概要
UM6200 は設定端末を使用して、装置のパラメータを設定する。
インタフェースとして RS-232C または制御用 LAN(TELNET)を使用する。
本書記載の設定方法では、パラメータ設定反映のためには UM6200 の再起動が必要。
3. 接続方法
RS-232C による接続
3.1.
RS-232C による接続方法は、装置本体の背面にある D-sub 9pin オスのコネクタに RS-232C ケーブル(D-sub
9pin
メスーメス
クロス)を設定端末に接続する。
設定端末は、市販の WindowsPC でハイパーターミナルもしくは、ターミナルソフトが実装されているも
のを使用する。
設定端末側のパラメータを表 3-1に示す。
表 3-1
№
項
目
信
方
設定端末側パラメータ一覧
規
1
通
2
デ ー タ 転 送 速 度 115200bps
3
同 期 確 立 方 式 調歩同期方式
4
通
備
考
式 RS-232C
6
式 全二重
スタートビット:1
データビット :8
デ ー タ フ ォ ー マ ッ ト パリティビット:奇数(odd)
ストップビット:1
フロー制御
:無し
コ
ネ
ク
タ D-SUB9 ピン(オス/インチねじ)
7
接 続 ケ ー ブ ル クロスケーブル
5
信
格
方
1
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制御用 Ethernet(TELNET)による接続
3.2.
制御用 Ethernet による接続方法は、装置本体の背面にある LAN のコネクタに LAN ケーブルを接続する
ことで、設定端末と接続する。(直接接続の場合はクロスケーブル、HUB を介する場合はストレートケー
ブル)
設定端末は、市販の WindowsPC でハイパーターミナルもしくは、ターミナルソフトが実装されているも
のを使用する。
設定端末側の接続条件を表 3-2に示す。
表 3-2 設定端末側接続条件
№
項
目
規
1
使用ポート番号
規定の TELNET ポート(23)
2
同時接続セッション数
1
2
格
備
考
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4. 設定内容
設定端末にて設定できるパラメータを表 4-1に示す。
パラメータは、設定保存後、装置を再起動後に反映される。
表 4-1
No
1
内容
コンソールパスワード
設定
2
コンソールモード設定
3
ネットワーク設定
4
SNMP 固有 MIB 設定
5
SNMP トラップ設定
設定パラメータ
詳細
備考
コンソール用パスワードを変更
コンソールのモード(RS-232C 経由/制御用 Ethernet
経由)を変更
制御用のネットワーク・インタフェースを設定
SNMP の MIB に関するパラメータを設定
SNMP のトラップに関するパラメータを設定
パスワード、コミュニティ名には以下の文字と、半角スペースを使用可能。
また、最大 15 文字入力可能。
0123456789
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
abcdefghijklmnopqrstuvwzyz
!"#$%&'()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~
3
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5. 設定方法
5.1. 起動時
装置を起動すると図 5-1が表示される。設定方法を説明する。
Boot Loader : Version 【バージョン番号】
+355584 byte complete
press any key
(1)
Command Console [Version: 【バージョン番号】]
enter password:*******
(2)
*【バージョン番号】部には、バージョン番号を表示
図 5-1
UM6200>help
Setup Login Password
System configuration
Network configuratuion
SNMP MIB configuration
SNMP TRAP configuration
Display LOG
Display Version info
Save to backup ROM
Exit console
図 5-2
起動後コンソール画面
setpwd
setsys
seteth
setmib
settrap ('0'-'7')
log ('clear')
ver
save
exit
(3)
[help]コマンド実行後コンソール画面
(1)
「キーボード」のどれかのキーを押す。
(2)
設定された「パスワード」を入力し、「Enter」を押す。
(3)
「help」を入力すると、設定できる内容とコマンド名が表示される。(図 5-2参照)
4
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5.2. コマンド一覧と設定内容
「UM6200>」に、表 5-1に示す「コマンドライン①」に示すコマンドを入力すると、「コマンドラ
イン②」と現在の設定内容が表示され、各パラメータを入力することが可能。
なお、全ての設定変更は save コマンドによる保存が必要。(setpwd など、即時で動作に反映するコマ
ンドであっても、設定保存を行わない場合、電源再投入にて変更内容は破棄する。(変更以前の設定に
戻る。))
表 5-1
No
内容
コマンドライン①
設定パラメータ
コマンドライン②
設定内容
1
コンソール
パスワード設定
setpwd
New password
ログインパスワード
(初期値は「pwd1234」)
2
コンソール
モード設定
setsys
Console mode
コンソール選択(RS232C or 制御 LAN)
seteth
IP address
Subnet mask
Default gateway
Configuration Port(※1)
Management Port(※1)
Maintenance Port
IP アドレス
サブネットマスク
デフォルトゲートウェイ
設定用ポート番号
監視用ポート番号
メンテナンス用ポート番号
setmib
System.sysContact
System.sysName
System.sysLocation
標準 MIB の sysContact
標準 MIB の sysName
標準 MIB の sysLocation
settrap ('0'-'7')
Trap output
Target IP address
トラップ有効フラグ
トラップ送出先アドレス
3
4
5
ネットワーク設定
SNMP 固有 MIB 設定
SNMP トラップ設定
6
動作ログ表示
7
バージョン表示
8
設定保存
save
装置動作に関するログを表示する
(clear 指定時には現在保持しているログを消去)
装置の FPGA、ファームウエアのバージョン番号を
表示する
現在の設定をバックアップ ROM に保存する
9
ログアウト
exit
コンソールモードをログアウトする
ヘルプ表示
help
図 5-2に示すコマンドライン一覧を表示する
10
log ('clear')
ver
※1 「設定用ポート番号」と「監視用ポート番号」の変更は禁止。
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6. 設定例
図 6-1にコマンド設定例を示す。
UM6200>seteth
-IP address
-Subnet mask
-Default gateway
-Configuration Port
-Management Port
-Maintenance Port
:192.168.10.10
:255.255.255.0
:192.168.10.1
:10000
:10005
:10101
(1)
(2)
(3)
UM6200>save
writing backup ROM...
complete
UM6200>
図 6-1
コマンド設定例
(1)
「キーボード」で「seteth」を入力し、「Enter」を押す。
(2)
現在のネットワーク設定が表示される。
変更する場合は、「キーボード」の「Back Space」で削除し、値を入力後「Enter」を押す。
(3)
設定を反映させるため「save」と入力し設定保存コマンドを実行する。
設定内容は、装置再起動後に反映される。
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