東京都の食品表示政策について

東京都の食品表示政策について
東京都食品監視課
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東京都食品安全推進計画
• 現在
平成22年度~26年度期の最終年度
次期計画の作成中
次期計画で表示は重点施策になる予定
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東京都独自の食品表示に関する制度
• 東京都消費生活条例
都独自の品質表示基準(4品目)
• 東京都ふぐの取締条例
ふぐ加工品の表示
• 東京都食品安全条例
食品衛生法第19条第2項違反に関わる
自主回収の報告制度
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東京都独自の食品表示制度
• 目的
大消費地として消費者の知る権利に
応える制度づくりを提案
食品安全のあるべき姿の追及
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東京都消費生活条例に基づく品質表示基準
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バイオテクノロジー応用食品の表示ガイドライン
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都独自の食品表示制度の問題点
• 広域流通食品製造者への働きかけ
都内で製造されていない食品にいかに対応してもらうか
地方業者はそもそも制度の存在を知らない
• 大規模消費地としての要求として
大規模製造業者と大規模小売業者の協力がカギ
一地方自治体が広域流通食品の表示制度を
作ることに果たして意味があるか?
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東京都食品安全条例に基づく
自主回収報告制度
• 平成16年度に条例制定
• 食品の自主回収を法的に位置づけ
• 食品表示については、
○ 期限表示を後ろにずらして表示
○ アレルギー(義務)表示の欠落
○ 基準に定められた保存方法の欠落
を理由とする自主回収に着手する際に届出を
義務付けている。
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食品表示の監視及び検査
• 食品衛生法
保健所による監視及び収去検査
市場衛生検査所、芝浦食肉衛生検査所による
市場内業者の監視及び収去検査
健康安全研究センターによる大規模製造業等への
監視及び収去検査
• 健康増進法
保健所による収去検査
• JAS法、米トレサ法
健康安全研究センターによる監視及び検査
表示適正化事業
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表示適正化事業
• 主にJAS法、米トレサ法に関する事業
• 検査
精米(200)、牛種(50)、産地判別(約50)
• 調査員調査
都民200人に委託、店頭商品のモニタリング
• 講習会
適正表示推進者育成講習会 500名×2回/年度
フォローアップ講習会 1,000名×1回/年度
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食品表示法への対応について
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食品表示法への対応について
JAS法
食品衛生法
健康増進法
特別区、八王子市、
町田市(広域)
農林水産省
区・市保健所
区・市保健所
特別区、八王子市、
町田市(都域)
東京都
多摩、島しょ(広域)
農林水産省
都保健所
都保健所
多摩、島しょ(都域)
東京都
食品表示法施行後も、この枠組みは
そのまま残る。
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食品表示法への対応
• 都庁、都保健所の三法一元化は
既に対応済(平成15年度)
→ 三法一元対応が不可能な区・市内
事業者への一元的相談窓口を設置
・対応できる職員の育成が課題
・不利益処分(命令)制度の策定は必要
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食品表示法への対応
• 消費者参加型行政への対応
従来の消費者向け事業
食品衛生法:食中毒予防が中心
普及啓発事業として
「食の安全都民フォーラム」
「食の安全調査隊」を開催
健康増進法:住民への栄養指導は
市区町村業務
JAS法:調査員調査は普及啓発の面も
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