徳島市議会2015年3月定例会 日本共産党 徳島市議

徳島市議会 2015 年 3 月定例会 日本共産党 徳島市議団 へいもと信之質問要旨
徳島市議会 2015 年 3 月定例会
日本共産党 徳島市議団 へいもと信之 質問要旨
住宅リホーム助成制度について
初問
これにつては平成 22 年(2010 年)の 12 月議会で取り上げ、この時は、あ
まりいい返事をいただけなかったのでありますが、翌年 2011 年の 1 月の、建
設労働組合市内協議会の対市折衝の席上、今の副市長・鈴江部長のほうから実
施を検討しているとの回答を得て、小躍りしたことを覚えています。予算もと
おりその年の 4 月から実施された事業であります。
この事業は、市民の皆さんが自己で所有し、居住する住宅に、市内の施工業者
を利用して 30 万円以上の修繕工事を行う場合に、その費用の 20%かつ 20 万
円を上限として補助するものであります。
初年度は 1 億円、9 月補正で 3,000 万円の予算を組み、翌年 2012 年は 2,500
万円、2013 年は補正を含めて 5,000 万円、2014 年は 5,000 万円の予算を
組み実施してまいりました。
市民の皆さんからは大変良い事業だとのお褒めの言葉を受け、業者からは経済
波及効果も大きく有意義な制度であるとのお褒めの言葉をいただいている制度
であり、末永く実施してほしい制度であります。
そこでお伺いしますが、経済波及効果はいかほどのものであったかをお伺いい
たします。
再問
お答えをいただきました。
住宅リホーム助成について再問します。
経済波及効果についてお伺いしましたが、すでに補助したものが 2 億 5 千 500
万円なので、25 億 5000 万円から、38 億 2 千 500 万円ということになりま
す。
26 年度の補正予算で 6,000 万円を計上しているので、それの波及効果が約 7
億円ということなので、合わせて 40 億円を超える波及効果となります。
これは地方にとって大変大きな金額ですので、これからも続けていただくよう
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要望いたします。
今年の折衝で、ブロック塀などの外構工事への助成要望も大変強いことがわか
りました。26年度補正の外構工事などへの助成はどうなっているのかお伺い
足します。
再再問
ブロック塀などの外構工事なども補助対象となることがよくわかりました。こ
の制度は、市民から大変喜ばれている助成なので、ひき続きよろしくお願いし
ます。
文化センター
文化センターの耐震診断結果が、2 月末に出されたと聞きますが、Ⅰs 値(構造
耐震指標)がいくらだったのか?耐震対策はいかほどだったのかお示しくださ
い。
また、その耐震対策はどのように実施されようとするのかお教えください。
再再問
Ⅰs 値が 0.1 とお答えいただきました。
耐震対策の費用は 22億 5000 万円。
今後の対策は決まっていないというお答えです。
わたしは、必ず、リニューアルできると信じています。それはこの診断に耐震
対策の費用まで書かせたことにあります。22億円ということですが、米子市の
例を引くまでもなく、この金額を投入すれば、必ずリニューアルは可能です。
米子市公会堂の例を申し上げます。
ここは、平成 21 年度に行っていますが、耐震診断の結果、耐震安全性は張間
(X)方向がIs値が 0.15、桁間(Y)方向がIs値0.19で、両方向とも
耐震安全性の判定要件を下回っていました。この値は大地震で倒壊する危険性
が高いとされるものであります。
この耐震診断結果に基づき、補強案を算出した結果、合計 14 億 2 千 200 万
円のお金をつぎ込めば、いいという結果となりました。
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米子市は、この結果を受けて市民アンケートを実施し、リニューアルに踏み切
りました。財政難も一つの理由です。
1 年をかけて、耐震対策とリニューアルを行った結果、ホールは見事に回復し
ました。
これが耐震対策後の写真です。
これが外観です。(1.2 がある)
これがホールの中です。
これはホールの客席側から見たもので、いずれも見事に、新ホールとしてよみ
がえっています。
耐用年数についても、76 年程度で、耐震診断をした時にすでに 52 年が経過し
ているので、耐震対策の結果あと 24 年は大丈夫との診断結果であります。こ
れは、物理的耐用限界であって、徳島にお招きした、建築設計士の言によれば、
建物の続く限り半永久的に使えるとのことでありました。
要するに、15 億円から 22億円をかければ、ホールは立派によみがえるという
ことです。
新ホールは完成がまた伸び 4 年後です。私たちは、新町西再開発事業は白紙撤
回を求めていますが、仮に、新ホールができると仮定しますと、それまで、徳
島市では観客が 1000 人はいるホールはないということになります。これでは
いけません。
徳島県には 1000 人を超えて入るホールは鳴門市にしかありません。みんな鳴
門市に行ってしまっているのです。車を持っている人はいいでしょう。でも持
たない人も多くいます。その人たちにどうせよというのでしょうか。
昨日「夢と感動をくれた文化センターを応援する会」が、原市長に対し、文化
センターの存続を求める要請をされたそうであります。この会には、鑑賞団体
や、民謡舞踏の会、声楽協会の関係者も参加しています。
要請書にはこう書かれています。
「閉館で、文化センターを中心的に利用している、芸術文化団体、学園教育機
関などが発表の場と鑑賞の機会を奪うことになります。そのことで、芸術文化
芸能団体の存続が危ぶまれています。
学童、学生たちも芸術文化の表現と鑑賞の場として使用してきました。青少年
の芸術文化面での教育権を奪い去ることにもなるのです。」正にその通りであり
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ます。
新ホールが町の活性化につながらないというのが私たちの見解ですが、1昨日
の徳島新聞「記者席」にも書かれましたが、文化センターの年間利用者は 200
件を超え、来場者は出演者と観客を合わせ、延べ 15 万数千人。これだけの人
に影響を与えることになるわけです。4 年間も市民の文化活動に支障を与える
のは明らかに文化行政の失策だとまで言われています。
筆者は今の状況を「危機的な問題」ととらえる感覚を求めています。
ここは一番、文化センターをリニューアルして、使って行きましょう。20 年や
30 年過ごすことも可能です。その間に財政事情も変わるでしょう。立派なホー
ルを旧動物園跡地に作りましょう。
再度言います。文化センターは耐震リニューアルして使いましょう。米子市の
例があります。22億円かけてリニューアルすることが賢明な道であることを強
調して質問を終わります。
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