「ブレーザベス カプセル 100mg」 調剤情報

薬剤師の先生へ
「ブレーザベス カプセル 100mg」 調剤情報
ブレーザベス カプセル 100mg は特殊調剤が必要な場合がありますので、現時点におけ
る調剤情報をご案内いたします。情報が更新されましたら逐次ご案内いたします。
脱カプセルはブレーザベス
カプセル 100mg の承認された用法用量ではありませんの
で、調剤に際しては医療上の必要性を十分ご判断の上、ご対応ください。
1. 脱カプセル粉末の安定性
ブレーザベス カプセル 100mg 脱カプセル粉末(以下、脱カプセル粉末)は 8 週間安
定と推測されます。乳糖やグルコースで賦形した場合の安定性は現在試験中です。
既存データ紹介
脱カプセル粉末の安定性
脱カプセル粉末を D-マンニトールで賦形して 30C、相対湿度 65%で 8 週間保管した時、
脱カプセル粉末は安定でした。従って D-マンニトールで賦形していない脱カプセル粉
末も同様の安定性を有していると推測されます。
乳糖賦形品の安定性
有効成分ミグルスタットと乳糖の 1 対 19 混合物を 40 度C、相対湿度 75%で 12 週間保
存したとき分解物は検出されませんでした。但しブレーザベス カプセル 100mg 服用患
者さまは乳糖を消化できず下痢を生じる場合があります。
2.
水溶液中の安定性
脱カプセルしたブレーザベス粉末は水に懸濁して服用することが可能です。
水溶液中の長時間安定性は不明ですので服用直前に水に溶かして下さい。
既存データ紹介
有効成分ミグルスタットは水に溶けます(> 0.6g/ mL )。
有効成分ミグルスタットは水溶液 105 度C、24 時間保存で分解物を認めませんでした。
3.
経管投与
ブレーザベス カプセル 100mg はカプセル剤のままの簡易懸濁法でも、脱カプセル粉
末の懸濁でも、8 フレンチチューブで経管投与が可能です。
既存データ紹介
カプセル剤のままの簡易懸濁法(1カプセル、55 度Cの水 20mL、5分)ではカプセル
の小片が多少残存しますが、チューブ通過性に問題はありませんでした。
以上
アクテリオン ファーマシューティカルズ
お問合わ先
ジャパン株式会社
DIセンター TEL 03-5774-4716
2012 年 5 月作成