『福島西道路』全線開通後の整備効果

国土交通省東北地方整備局
Tohoku Regional Development Bureau
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
記
者
発
表
平成27年 3月 5日
福島河川国道事務所
『福島西道路』全線開通後の整備効果
~
企業立地等に伴う地域経済の活性化に寄与
~
国道13号福島西道路(福島市大森~福島市南矢野目)は、平成22年3月に全線
4車線で開通しており、約5年が経過しています。
今回、開通後の整備効果についてとりまとめましたのでお知らせします。
①企業立地による地域活性化や救急医療活動等を支援
■福島市において過去13年間で新設・増設企業59社、設備投資額約485億円、
約1,200人の新規雇用を創出し、地域活性化に寄与
■県立医大病院への救急搬送時の安定搬送に寄与
■地域特産品であるモモ等の果実輸送の効率化を支援
②並行する国道(4号・13号)の交通量が減少し、交通混雑が緩和
■福島市北部で約170百台/日(約18%)、南部で約130百台/日(約25%)減少
■最大渋滞長2,900m(S63)
⇒
320m(H23) に緩和
※舟場町交差点
発表記者会〈福島県政記者クラブ、福島市政記者クラブ〉
【問い合わせ先】
国土交通省 東北地方整備局 福島河川国道事務所
福島県福島市黒岩字榎平36 TEL024(546)4331(代)
あかさか ひろし
副所長(道路)
調査第二課長
赤 坂
浩(内線205)
いがらし
しゅんいち
五十嵐
俊一(内線451)
事業の⽬的と概要
位置図
○事業⽬的
平⾯図
・国道13号及び国道4号の交通混雑の緩和・交通安全の確保
・福島市の産業振興による地域活性化を⽀援
桑折町役場
(仮)福島北JCT
(県)飯坂桑折線
13
○計画概要
起終点
T10=29,792台/⽇
お お も り
:⾃:福島県福島市⼤森
みなみ や
T10=18,681台/⽇
福島⻄道路
の
(仮)⼤笹⽣IC
瀬上
⼯業団地
ふ く し ま け ん ふ く し ま し み な み や の め
:延⻑7.7km、
4
T10=20,926台/⽇
(仮)福島JCT
T10=31,512台/⽇
福島⼯業団地
T10=35,824台/⽇
T10=40,466台/⽇
道路規格、設計速度:第4種1級、V=60km/h
事業化
:昭和57年度
⼯事着⼿
:昭和62年度
平成21年度
完成4⾞線開通
(4/4)
(県)⼭⼝保原線
福島市役所
(主)福島吾妻裏磐梯線
福島⻄
⼯業団地
T10=30,355台/⽇
T10=38,915台/⽇
T10=32,898台/⽇
福島県庁
佐倉
⼯業団地
115
佐倉⻄
⼯業団地
上名倉
⼯業団地
福島駅
都市計画決定
福島⻄道路
:昭和42年度(S57年度変更) 延⻑7.7km
:平成21年度(H22年3⽉)
北福島地区⼯業団地
北福島地区
⼯業団地
福島飯坂IC
終点:福島県福島市南⽮野⽬
W=40.0m
開通年度
伊達市
T10=30,340台/⽇
T10=26,753台/⽇
め
⾄:福島県福島市南⽮野⽬
延⻑、幅員
桑折
⼯業団地
桑折町
福島⻄IC
T10=45,210台/⽇
南福島地区
⼯業団地
114
ふ く し ま け ん ふ く し ま し お お も り
起点:福島県福島市⼤森
福島市
南福島地区
⼯業団地
T10=37,380台/⽇
福島市
南福島地区
⼯業団地
福島県⽴医科⼤学付属病院
4
事業効果の発現状況 企業⽴地による地域活性化の⽀援(経済の好循環)
◆福島⻄道路が事業化したS57年以降、市内に⼤規模な⼯業団地を増設し、福島市⻄部では製造品出荷額が約3倍に増加
◆過去13年間に新設・増設した企業が59社、設備投資額は約485億円、約1,200⼈の新規雇⽤を創出し、地域活性化に寄与
(億円)
4,000
▼福島市⻄部地区の製造品出荷額の推移
S50年度
東北道開通
(郡⼭〜⽩⽯)
S57年度
福島⻄道路
事業化
2,827
2,352
2,000
37%
1,000
1,156
40%
1,664
43%
37%
48%
41%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
2,911
約3倍
3,000
3,140
2,898
(分担率)
46%
0
S55
S60
H2
H7
H12
福島市⻄部地区
H19
福島市⻄部地区の分担率
新増設件数
10
▼新設・増設した企業数の推移(福島市)
(H14〜H26)
(件)
12件
6件 6件
5
4件
5件
3件
5件
H26
H25
H24
H23
H22
※福島県⼯業開発条例に基づく届け出のあった企業(製造業等)を集計
資料:福島県商⼯労働部企業⽴地課
1
過去13年間で
①⼯場の新増設を⾏った企業は59社
②設備投資額は、約485億円
③約1,200⼈の新規雇⽤を創出
399
福島飯坂IC
4⼯業団地
(仮)福島JCT
(H6)
福島
市役所
福島⻄
⼯業団地
(S60)
佐倉⻄
⼯業団地
(H3)
佐倉
⼯業団地
(S43)
(仮)福島保原線IC
瀬上
(運送会社が集積)
福
島
⻄
道
路
(仮)国道4号IC
北福島地区
⼯業団地
(S35)
福島
トラックステーション
(仮)⼤笹⽣IC
115
2件
0件 1件
H21
H20
H19
H18
H17
H16
H15
H14
0
6件
4件 5件
H21年度
全線4⾞線化
13
福島駅
出典:福島市統計書
福島市⻄部地区:⼟湯、⻄、信夫、吉井⽥、吾妻
15
H24
(仮)福島北JCT
福島
⼯業団地
(S58)
115
福島県庁
福島⻄IC
上名倉
⼯業団地
(H7)
南福島地区
⼯業団地
(S38) 4
114
南福島地区
⼯業団地
(S38)
:⼯業団地(H57事業化前)
:⼯業団地(H57事業化後)
:市街化区域(H23)
:県庁
:市町村役場
【企業誘致担当部署の声】
⼯業団地への⽴地を検討している企業にとって道路交通インフラは
最も重要なファクターです。
IC周辺に集中する運送会社に製品の出荷を委託する企業も多
く、アクセス性が向上する福島⻄道路は企業の物流活動において⾼い
評価を得ています。
(福島市商⼯観光部企業⽴地課ヒアリング調査結果)
事業効果の発現状況 救急医療活動の⽀援
◆福島市の北⻄部に位置する福島市消防本部清⽔分署では、福島県⽴医科⼤学病院への搬送に福島⻄道路を利⽤する割合が6割
◆市内通過ルートに⽐べ福島⻄道路通過ルートは、信号交差点数が少ないことなどから救急搬送時の安定搬送に寄与
▼清⽔分署管内発⽣の救急搬送経路
(仮)⼤笹⽣IC
▼清⽔分署管内の救急搬送
で使われる経路割合
福島飯坂IC
福島医⼤への
搬送ルート
(県)飯坂保原線
福島⻄道路 延⻑7 .7㎞
清⽔分署
清⽔分署の
管轄
4
その他
21%
13
福島市役所
国道13号
59%
500
115
福島⻄IC
114
※福島市消防本部清⽔分署より、管内の救急搬送に
ついて、病院毎に件数と経路を確認し、算出。
(全搬送件数はH25.1⽉〜 12⽉で2,259件)
資料:福島市消防本部ヒアリング調査結果
4
市町村役場
2
約4割減
33
20
市内
通過ルート
福島⻄道路
通過ルート
H26現在の信号交差点数より
▼主に福島⻄道路を利⽤する
清⽔分署からの救急搬送件数
1,138
1,256
1,266
1,329
0
H22
H23
H24
H25
資料:福島市消防本部ヒアリング調査結果
<地元救急搬送機関の声>
凡例
県庁
(清⽔分署〜福島県⽴医科⼤学病院間)
(件)
1,500
1,000
福島県庁
福島⻄道路通過ルート
(箇所)
40
30
20
10
0
H25搬送件数
2,259件/年 ⻄道路
20%
市内通過ルート
▼信号交差点数の⽐較
福島医⼤への
搬送ルート
福島県⽴
医科⼤学病院
・福島⻄道路が開通後は、特に南、⻄⽅⾯の病院への搬送が容易になり、さらに道路状況も良いため、⾮常に
⼼強い路線となっている。
・国道13号、4号に⽐べて福島⻄道路は信号機が少なく、信号通過時のブレーキ機会も少ないことから、患者
負担が少なく、より安定した搬送が可能である。
・救急搬送時、最短ルートではないが道路状況が良く、道路幅員も⼗分に確保されているため、福島⻄道路を
選択している。最短ルートを⾛⾏するよりも時間短縮されているように感じる。
(H26年度 福島市消防本部 ヒアリング調査結果)
事業効果の発現状況 地域特産品の輸送効率化を⽀援
◆福島県内1位の農業⽣産額を誇る福島市では、特産品であるナシやモモなどの果樹が全国トップクラスの収穫量
◆モモ・ナシ・リンゴの出荷ルートは、選果場(⼀部)から福島⻄道路を利⽤して流通センターへ輸送しており、輸送の効率化等農業振興に寄与
▼福島市における農業産出額の内訳
▼モモ・ナシ・リンゴの出荷ルート
⻘果物流通センターに
て⼩分け梱包後関東
、東北など全国へ
東北⽅⾯へ
関東⽅⾯へ
(仮)⼤笹⽣IC
4
花卉・
⼯芸農
福島飯坂IC
JA全農福島
⻘果物流通センター
(パッケージセンター)
福島⻄道路 延⻑7 .7㎞
JA新ふくしま
野⽥共選場
13
福島
市役所
産物
6.6%
福島⻄道路を利⽤して
⻘果物流通センターへ
ピーク時期はほぼ毎⽇
搬送
その他
サクランボ
0.3% ⽶
畜産 12.8%
6.8%
農業産出額
(H18)
201.1億円
2.4%
1.6%
ブドウ
野菜・
いも類
農業産出額
(果樹)
(H18)
124.1億円
11.8%
リンゴ
32.6%
果実
115
30.0%
▼ナシ【全国1位の収穫量】(H18)
共選場(選果場)
(億円/年)
30.0
25.0
【地元農協の声】
福島⻄道路ができたおかげで、共選場からモモ・ナシ・
リンゴを輸送する際、円滑性や安全性が⾼まった。
【運送会社の声】
福島市の⻄側にある農協に集荷に⾏く際、街中を通
らなくてもよくなり、随分早くなった。
(H26年度ヒアリング調査結果)
(t)
▼モモの販売額の推移
整備後出荷ルート
⻘果物流通センター
29.4%
ナシ
61.7%
整備前出荷ルート
福島県庁
モモ
4.0%
凡例
福島⻄IC
3
その他
種苗・
20.0
23.3
23.4
24.9
21.5
24.0
17.5
14,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
8,760
5.0
0.0
H20 H21 H22 H23 H24 H25
資料:新ふくしま農業協同組合
6,490
6,180
(新潟県)
(茨城県)
(千葉県)
(千葉県)
▼モモ【全国2位の収穫量】(H18)
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
10.0
7,350
福島市 新潟市 筑⻄市 ⽩井市 市川市
(t)
15.0
13,200
22,900
11,500 10,100
8,510
8,330
笛吹市 福島市 ⼭梨市 伊達市 甲州市
(⼭梨県)
(⼭梨県)
(福島県)
(⼭梨県)
資料:福島県くだもの消費拡⼤委員会
事業効果の発現状況 現道の交通負荷が軽減
◆福島⻄道路が暫定2⾞線で開通した平成9年度以降、並⾏現道の国道13号、国道4号の交通量は減少傾向(断⾯A)
◆福島市中⼼部以南の断⾯Bでは、並⾏する国道4号の交通量が約25%減少
▼ 交通量の推移(断⾯A)
(百台/⽇)
1,200
1,000
800
600
200
福島⻄道路
国道13号
国道4号
678 697 702
330
348
350
347
345
357
1,074
750
382
368
828
402
907
424
903
429
201
409
H21年度
全線4⾞線化
1,008 972
182
412
209
358
907
426
13
956
216
167百台減少
(約18%減)
(県)飯坂保原線
4
(仮)福島JCT
482
474
464
414
405
740
403
H6
H9
H11 H17 H22 H26
(県)⼭⼝保原線
福島市役所
(主)福島吾妻裏磐梯線
▼ 交通量の推移(断⾯B)
H9年度
115号〜13号
暫定2⾞線開通
S57年度
事業化
(百台/⽇)
800
福島⻄道路
600
400
200
国道4号
366
399
409
366
399
409
467
467
446
446
H21年度
全線4⾞線化
115
752
718
732
291
329
340
389
392
530
228
495
530
526
461
4
H2
H6
H9
断⾯B
(県)⼭⼝渡利線
福島⻄IC
114
福島市
134百台減少
(約25%減)
0
S55 S58 S60 S63
断⾯A
福島県庁
754
495
(県)飯坂保原線
福島駅
H2
福島飯坂IC
337
0
S55 S58 S60 S63
(仮)国道4号IC
(仮)⼤笹⽣IC
福島⻄道路
400
H9年度
115号〜13号
暫定2⾞線開通
S57年度
事業化
(仮)福島北JCT
H11 H17 H22 H26
資料:各年道路交通センサス(S63〜H22)
交通量常時観測データ(H26.10)・・・隣接する常時観測地点からの推計値
【凡例】
:開通中
:事業中
□□□:未事業化
道路種別
:評価対象区間
:⾼規格幹線道路
:⼀般国道
:主要地⽅道・県道
:その他道路
道路種別
:4⾞線以上
:2⾞線
その他凡例
:県庁
:市町村役場
事業効果の発現状況 市街地の交通混雑の緩和
◆国道13号中央郵便局前交差点や国道4号⾈場町交差点などでは、福島⻄道路の全線4⾞線開通によって、渋滞⻑が⼤きく減少
◆また、国道13号の中⼼市街地点における道路交通騒⾳の環境基準超過箇所も解消
▼ 福島⻄道路並⾏区間におけるピーク時渋滞⻑の変化
最⼤渋滞⻑(m)
2,500
2,000
13
部分開通前(S63〜H5年度)
2,900
3,000
(県)飯坂桑折線
道路交通騒⾳測定地点
(福島⻄道路)
全線4⾞線開通後3ヶ⽉(H22.4.13)
全線4⾞線開通後1年(H23.2.23)
1,950
北福島地区
⼯業団地
福島飯坂IC
(県)飯坂保原線
1,100
930
370
320
350 380
500
210
600
250
0
中央郵便局前
⾈場町
渡利弁天⼭
福島⻄
⼯業団地
国道4号
▼ 道路交通騒⾳の変化
( 昼 間 )
(dB)
72
70
環境基準:70dB
69
66
資料:渋滞⻑調査結果
60
50
50
40
40
環境基準:65dB
115
59
62
(主)福島吾妻裏磐梯線
道路交通騒⾳測定地点
(国道13号⼤町)
佐倉⻄
⼯業団地
80
70
福島市役所
⾈場町交差点
福島県庁
(県)⼭⼝渡利線
渡利弁天⼭交差点
佐倉
⼯業団地
( 夜 間 )
(dB)
60
5
伏拝
中央郵
便局前
交差点
福島駅
国道13号
⿊岩
4
(仮)福島JCT
710
福島⻄道路
1,000
北福島地区
⼯業団地
(仮)⼤笹⽣IC
1,550
1,500
80
伊達市
南福島地区
⼯業団地
福島⻄IC
⿊岩交差点
114
上名倉
⼯業団地
南福島地区
⼯業団地
伏拝交差点
61
福島市
南福島地区
⼯業団地
凡例
:開通中
:事業中
□□□:未事業化
S50
H22
S50
H22
国道13号⼤町
環境基準
福島⻄道路
国道13号⼤町
環境基準
福島⻄道路
資料:福島市、福島河川国道事務所
道路種別
:評価対象区間
:⾼規格幹線道路
:⼀般国道
:主要地⽅道・県道
:その他道路
道路種別
:4⾞線以上
:2⾞線
その他凡例
:主な主要渋滞交差点
:⼯業団地
:DID地区(H22)
:県庁
:市町村役場
福島県⽴医科⼤学付属病院
4