第6章 事後調査計画等 第6章 事後調査計画等 本事業の実施にあたっては、事業予定地及びその周辺地域の環境保全を図るとともに、 予測・評価の条件及びその結果の確認などのために事後調査を実施する計画である。 6.1 事後調査計画 1.工事の実施 工事の実施における事後調査計画の内容は、表6-1-1及び表6-1-2に示すとおりであ る。 表6-1-1 事後調査計画(工事の実施 発生源調査) 項目 騒 音 振 動 選定理由 細項目 建設機械 騒音 建設機械 振動 調査項目 騒音レベル 振動レベル 調査地点 調査時期・頻度及び調査方法 事業実施 位置の敷 地境界 (1地点) 【調査時期】 建設機械の稼働台数が最大と考えられる時期 【調査頻度】 1日間(工事実施時間帯) 【調査方法】 「特定建設作業に伴って発生する騒音の規制に関する 基準」に定める方法 「振動規制法施行規則(別表第一)」に定める方法 建設機械騒音の予測結果が環境保全目標に極めて近い値や同じ値となっていたため。 注)水質(濁水・アルカリ排水)は工事業者がモニタリングを行うため、実施しない。 表6-1-2 事後調査計画(工事の実施 環境調査) 調査項目 騒 音 振 動 交通量 選定理由 細項目 調査項目 調査地点 調査時期・頻度及び調査方法 【調査時期】 工事用資材等の運搬車両の走行が最大と考えられる時 工事用資 期 材等の運 工 事 用 資 騒音レベル 【調査頻度】 搬車両が 材 等 の 搬 振動レベル 1日間(工事実施時間帯) 集中する 出入 交通量 【調査方法】 沿道 「騒音に係る環境基準について」に定める方法 (1地点) 「振動規制法施行規則(別表第二)」に定める方法 「カウンター計測」による方法 環境保全措置として「工事用資材等の搬出入車両の集中を避ける。」計画であり、適切に実施 されているかどうかを確認するため。 6-1 2.土地又は工作物の存在及び供用時 土地又は工作物の存在及び供用時における事後調査計画の内容は、表6-1-3及び表 6-1-4に示すとおりである。 表6-1-3 事後調査計画(土地又は工作物の存在及び供用時 発生源調査) 調査項目 大気質 選定理由 騒 音 振 動 選定理由 臭い 選定理由 細項目 調査項目 調査地点 調査時期・頻度及び調査方法 【調査時期】 硫黄酸化物 施設の稼働が定常の状態に達した時 ばいじん 【調査頻度】 施設の稼働 煙突 窒素酸化物 1回 (排ガス) (各炉) 塩化水素 【調査方法】 ダイオキシン類 「大気汚染防止法、ダイオキシン類対策特別措置法」 に基づく調査結果により把握する。 適切に運転管理されているかどうかを確認するため。 【調査時期】 施設の稼働が定常の状態に達した時 【調査頻度】 施設の稼 事業実施 1日間(24時間) 働 騒音レベル 位置の敷 【調査方法】 ( 機 械 等 振動レベル 地境界 「特定工場等において発生する騒音の規制に関する基 の稼働) (1地点) 準」に定める方法 「特定工場等において発生する振動の規制に関する基 準」に定める方法 施設の稼働(機械等の稼働)の予測結果が環境保全目標に極めて近い値や同じ値となっていた ため。 【調査時期】 煙突 施設の稼働が定常の状態に達した時 施設の稼 (各炉) 【調査頻度】 働(排ガ 事業実施 臭気指数 1回 ス・機械等 位置の敷 【調査方法】 の稼働) 地境界 「特定悪臭物質の測定の方法」及び「臭気指数及び臭 (1地点) 気排出強度の算定の方法」に定める方法 適切に運転管理されているかどうかを確認するため。 6-2 表6-1-4 事後調査計画(土地又は工作物の存在及び供用時 環境調査) 調査項目 騒 音 振 動 選定理由 臭い 選定理由 細項目 調査項目 調査地点 調査時期・頻度及び調査方法 【調査時期】 施設の稼働が定常の状態に達した時 施設の稼 事業実施 【調査頻度】 働 騒音レベル 位置最寄 1日間(24時間) ( 機 械 等 振動レベル りの人家 【調査方法】 の稼働) (1地点) 「騒音に係る環境基準について」に定める方法 「振動規制法(別表第二)」に定める方法 【調査時期】 資材(廃棄物)等の運搬車両の走行が最大と考えられ 資材(廃棄 る時期 物)等の運 資材(廃棄 騒音レベル 【調査頻度】 搬車両が 物)等の搬 振動レベル 1日間(運搬車両の走行時間帯) 集中する 出入 交通量 【調査方法】 沿道 「騒音に係る環境基準について」に定める方法 (1地点) 「振動規制法施行規則(別表第二)」に定める方法 「カウンター計測」による方法 適切に運転管理されているかどうかを確認するため。 【調査時期】 施設の稼働が定常の状態に達した時 施設の稼 事業実施 【調査頻度】 働(排ガ 位置最寄 臭気指数 1回 ス・機械等 りの人家 【調査方法】 の稼働) (1地点) 「特定悪臭物質の測定の方法」及び「臭気指数及び臭 気排出強度の算定の方法」に定める方法 適切に運転管理されているかどうかを確認するため。 6-3 6.2 環境監視計画 1.工事の実施 工事の実施において計画している環境監視は表6-2-1に示すとおりである。 この環境監視は、本準備書で予測・評価を行った水質(水の濁り)について、工事 事業者が実施するものである。 表6-2-1 環境監視計画(工事の実施) 項目 水質 選定理由 細項目 建屋工事 等による 建設機械 の稼働 調査項目 pH SS 調査地点 工事排水 の処理施 設 (計量槽) 調査時期・頻度及び調査方法 【調査時期】 コンクリート工事施工後 【調査方法】 pHはコンクリート工事施工後に作業員による計測を 数回実施する。 SSは定期的に作業員又は自動警報機器で測定する。 計量槽における計測結果が自主管理値の範囲内であれ ばそのまま放流する。範囲外であれば凝集剤及び中和剤 を直接投入し、再確認後に放流する。 コンクリート工事施工時にアルカリ排水が放流される可能性があるため。 注)自主管理値は表5-5-4に示したとおり。 6-4
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