2 指導案の形式 第学年 学習指導案 指導者 部会テーマ 1 単元名 単

2
指導案の形式
第○学年
○○○学習指導案
<フォント>12ポイント
指導者
○
○
○
○
<余白設定>
上 20mm 下 20mm
部会テーマ
左右 20mm
1
単元名 単元名(題材名・主題名)
<目標>
(1) 水溶液に興味をもち、金属との反応や指示薬による仲間分け、および水溶液に
溶けているものを調べる活動を通して、水溶液の性質やはたらきについての見方
や考え方がもてる。
(2) 水溶液の性質やはたらきを多面的に追究する能力や、日常生活に見られる水溶
単元に関する児童の実態
液を見直す態度が身に付く。
①
年度当初の実態
② これまでの実践と成果
指導の立場
③ めざす児童像・課題
<児童の実態から>
本学級の児童(男子3人、女子9人)は、発表に対して意欲的であり、話すことが
好きな児童が多い。朝のスピーチや、フリートークの時には、積極的に自分の意見や
考えを表そうと心がける姿が見られる。また、友達の意見と自分の意見とを比べなが
ら考えようと、熱心に聴こうとする姿も見られる。
理科に対しては、全員実験が好きであり、「分かった」時の実感に喜びを感じてい
る。また、友達と協力して考えをまとめる活動が好きであり、特に、ホワイトボード
を用いた発表が上達してきている。しかし、自分の考えに自信がないために、発表が
苦手だという児童もいる。そのため、他教科においても話合いの前にまず一人で考え、
自分の考えをまとめたり、ノートに書いたりして、グループで話合いを行うことによ
り、少しずつではあるが、自信をもって発表ができるようになってきた。
そこで・・・(めざす児童像・課題) 単元を扱う意図
2
①
単元に関する解釈
<単元について>
② 単元と部会テーマとのかかわり
本単元では、いろいろな水溶液を使い、その性質や金属を変化させる様子を調べ、
水溶液の性質や働きについての考えをもつようにすることをねらいとしている。水溶
液には金属を変化させるものがあり、また、水溶液は指示薬などを用いて仲間分けす
ることができる。ここでは、それらの現象を酸性雨などと結びつけて考え、水溶液の
性質や働きについての見方や考え方をもつことができるようにしている。
また、・・・(部会テーマ「聴く・話す」とのかかわり)
指導上の具体的な留意点
① 単元に関する留意点と、部会テーマに関する留意点
<指導上の留意点>
を明確にして書く。
指導に当たっては、次のような手立てにより、テーマに迫っていきたい。
② 期待する児童の姿に迫る指導の留意点を書く。
○
伝え合う場の設定
個人思考、ペアやグループでの思考、学級全体での思考という学習過程を設定す
③ 分かりやすい箇条書きとし、特に重点的
る。発表が苦手な児童のために、小集団の中で自分の考えを話す活動を仕組み、自
に取り組みたい提案事項などは、◎印で強
信をもって伝え合えるようにする。聞いてもらえることは伝え合いをする上での自
調する。(本時という意味ではない。)
信にもつながると考える。
◎ ホワイトボードの活用
授業の中で「書く力」を付ける活動を意識して取り入れるようにする。グループ
の話合いでは、ホワイトボードを用いて考えることで、特に、グループの意見をま
とめやすく、かつ発表提示しやすいようにする。
○ 実験後のまとめの工夫
実験について話し合い、結果から分かったことを明確にすることで、実験による
実感をより確かなものとする。
◎ デジタルカメラを用いた振り返り
振り返りの時に、デジタルカメラで撮影した自分たちの実験の様子を見ることで、
活動を視覚的に振り返るようにする。
児童の実態は、これまでの実態や、
○ 理科支援員との協力
アンケートの集計結果などを書く。
児童に助言をしたり、実験手順の確認を行ったりすることで、きめ細かな指導に
着目してほしい児童がいれば、ここ
努める。
で明記する。
3
本単元に関する児童の実態と教師の働きかけ
番号
1
児童の実態
教師の働きかけ
理 科好き 。実験 に対し て意欲 的で、自 分の考 えを進
「 なぜ? どうし て?」 をしっ かりも たせ、意 欲的に
んで 発表するこ とができ る。
実験 に取り組ま せる。
△△ △△△△△ △△△△ △△△△△ (本時)
2
実 験が好 きだが 、理解 度が低 いため、 自分か ら発表
する 自信がない 。
3~10
11
12
4
グ ループ でしっ かりと 発言さ せる。 今何の実 験をし
特に、本時にか かわる事柄について
て いるの かを考 えなが ら学習 できる ように、 声かけ
は、文末に(本時)と入れる。
支援 を行う。
省
略
省
略
実 験や調 べ学習 が好き 。友達 と話し合 った考 えをま
結 果から 分かっ たこと を理論 的に考 える力が あるた
とめ て発表する ことを好 む。
め、 グループの 中心とさ せたい。
理 科好き 。予想 をし、 実験の 結果から 分かっ たこと
「 予想→ 実験→ 結果→ 分かっ たこと 」の流れ をしっ
を考 えることを 好む。
かり ともたせ、 グループ をリードさ せたい。
指導計画(11時間)
単元
時
導
第1時
入
第2時
学習活動・内容
評価規準
◆は実験名
関
○金属を変化させる雨と同じ働
○
思
技
○
きをする水溶液について調べ
「聴く・話す」活動など、具体的なも
る。
のを書くと分かりやすい。
知
部会テーマにかかわる内容
・既習事項の水よう液につ
いて、隣同士で話し合う。
など
第一~
二次
第3時
~
第8時
第9時
第三次
本時
省
・ 実 験方 法に つ いて 確認
し、結果から分かったこ
と を グ ル ー プで 話 し 合
う。
など
・どのような実験を行うと
よいのか、グループで話
し合う。
など
略
○
○後に何も残らない水溶液には、
何が溶けているのか調べる。
◆炭酸水にとけているもの
第 10 時 ○二酸化炭素が水に溶けるかど
○
○
○
・振り返り活動を行う。
うか調べる。
など
◆水にとける気体
まとめ
第 11 時 ○学習し たことのまとめをす
る。
○
・まとめたことを発表し合
う。
など
本時案(第三次第9時)
(1)ねらい
ア 気体が溶けている水溶液があることから、炭酸水から出る気体を集める活動を
とおして、その気体が何であるかを調べることができる。
イ 炭酸水から出てくる泡(気体)は何なのかを予想し、それを解明するための実
験方法を、友達と話し合うことができる。
(2)準備物
何を学びの手がかりとして、どんな活動を通して、何がどこまでできるよ
うになることをねらうのか記述する。この記述だけで、おおよその学習の
ワークシート、デジタルカメラ・・・
流れが見えてくる。アは教科のねらい。イは部会テーマのねらい
(3)学習過程
前時の活動 水溶液に溶けているものを調べる(食塩水・塩酸・炭酸水)
学習活動・内容
主な 発問や指示 と予想さ れる児童の 反応
教師の働きかけ(評価)
1 塩酸や炭酸水が蒸発し ・蒸発したあとに何 も残ら ・ ノ ー ト を 振 り 返 る こ と
た後の様子について話し
ない。
で、何も残らないことを
合う。
全体で確認する。
5
あとに何も残らない水溶液には、何が溶けているのか考えよう。
2
本時の課題をつかみ、
予想をする。
・一人学び
・酸素 、二 酸化 炭素 、窒
素、水素、空気
発問は○印で示す。
3
実験方法を考える。
・一人学び → 班での話
合い → 全体
~~~~ 省
5
略 ~~~~
○どのように実験す れば、
泡の正体を見付ける ことが
できるか考えよう。
・水溶液中の泡に着目させ
ることで、気体が溶けて
いることに気付かせる。
・既習の気体を全体で確認
する。
~~~~ 省
略 ~~~~
・未知の気体にいきなり火
を入れるのは危険である
~~~~ 省 略 ~~~~
ことを、水素を仮定して
予測できるようにする。
本時のねらいの「ア・イ」について、
(評価イ)
結果についてまとめ、
評価する箇所を明記する。
本時の振り返りをする。
・写真を活用した振り返 ・炭酸水から出てく る気体
り
は、二酸化炭素。
次時の活動 二酸化炭素が水に溶けるかどうか調べる。
・活動ごとに感想を書く。