第3回議事録要旨

平成27年第3回三瀬地域審議会 議事要旨
1 日 時
平成27年2月3日(火) 18時54分~22時08分
2 場 所
佐賀市立三瀬公民館 大会議室
3 出席者
【委 員】 藤野兼治(会長)、篠原清彦(副会長)、德川正臣、中村克久、德川貞幸、
納富隆司、嘉村勝彦、小副川幸成、服巻ツユ子、庄島幸雄、藤瀬吉德、
豆田守正、藤原みち子、小野寺睦、杠孝子
【佐賀市】○企画調整部
(行政管理課)眞﨑副部長兼行政管理課長、藤本主査
○三瀬支所
(総務課)森田支所長兼課長、豆田地域振興係長、田中主査
(保健福祉課)百武副支所長兼課長
(市民サービス課)栗原課長
(産業振興課)大野課長
(教育課)山田課長
【傍聴者】 4名(うち自治会長2名)
4 会長あいさつ
◎藤野会長
支所再編問題について諮問を受け、答申に向けての御意見等々をいただいたわけで
すが、長い時間と回数を重ねて、今日の審議会で答申書の取りまとめを最終的に行い
たい。
細かいところについては、後もって皆さん方に御確認をいただくものの、篠原副会
長と共に事務局と詰めていくことになると思うが、ここまでこぎつけることが出来た
のも、村民の皆さんに呼び掛けて住民説明会の開催が出来たのも各自治会の皆さん方
の協力の賜物であると感謝の意を表したいと思います。自治会の皆さんには御苦労を
お掛けしました。
このことを受けながら、しっかりした形の中で答申に向けて最終の議論を重ねてい
ければと思います。
5 議 事
○ 議事における主な意見要旨
1
(1)佐賀市支所再編(案)の諮問に係る答申について
◎藤野会長
それでは、審議に入りたいと思います。
お手元の答申書(案)を、それぞれ確認をしながら進めていきたい。
この答申書(案)については、私、副会長、事務局、自治会正副会長を
交えながら1回議論をさせていただいている。その時の意見を踏まえ皆さ
ん方に開示し、修正があれば修正していきたい。
1.支所に維持すべき業務について
(1)戸籍に関すること
◎藤野会長
これについては、追加のナンバー70 を含めて答申に織り込むということ
です。内容については御理解いただいているということで進めさせていた
だく。御意見等はありませんか。
(委員から「はい。」の声あり。)
◎藤野会長
それでは、
(1)戸籍については、このように答申します。
(2)国民健康保険に関すること
◎藤野会長
次に、国民健康保険に関することについて、御意見ありますか。これで
いいですか。
(委員から「意義なし。
」の声あり。)
◎藤野会長
それでは、
(2)国民健康保険に関することについては、このように答
申します。
(委員から「はい。」の声あり。)
(3)集団検診(支所健診)に関すること
◎藤野会長
次に、集団検診(支所健診)に関することについて、御意見ありますか。
これでいいですか。
(委員から「はい。」の声あり。)
◎藤野会長
それでは、
(3)集団検診(支所健診)については、原案どおり答申す
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るということで進めます。
(4)農林水産業に関すること
◎藤野会長
次に、
(4)農林水産業に関することについては、いかがですか。
意見、質疑、変更等ありませんか。これで答申に反映するということで
よろしいですか。
(委員から「はい。」の声あり。)
◎藤野会長
ありがとうございました。
それでは、そのようにさせていただきます。
(5)農政事務所の設置について
◎藤野会長
次に、
(5)農政事務所の設置についてであります。
先だっての審議会でもいろんな意見が出て、具体的な形での取りまとめ
は行っていませんでした。4つの答申(案)になっております。御意見を
伺いながら字句の修正も可能。建設事務所と農政事務所の設置場所につい
て触れることがあっても、それは答申に反映させたい。それぞれの御意見
を伺いたい。
4つから選択するというよりも、このことを挿入してこういう形でとい
うような意見まで併せてお伺いしたい。
○豆田委員
ここに書いてあるとおり、結論が出ていないために4つの案を書いてあ
るということは、支所のレベルでなかなか選択ができない。この4つの案
は、あと2地区のことが絡んでくる要素があるからだと思う。
ただ、北部事務所にするみたいな中で、この案が出てきたが、4つの案
を出すということは、外部審議員の中でどれでもいいということになりは
しないか危惧するが。
◎藤野会長
申し上げたとおり、4つの柱があって、字句の修正は三瀬のことを反映
できるような新しい文言になってよい。それは委員の御判断による。
例えば基幹産業があるがゆえに、設置については富士なら富士、大和な
ら大和という表現にするのか。
(4)農林水産業のことを踏まえてあえて
触れないのか。反対するでも良い。(6)の地域振興のことを踏まえなが
ら御発言いただければありがたい。それぞれ委員のお考えを伺いたい。
○小副川委員
①でよい。理由は、本当は三瀬に置いてもらいたいのに、ほかは、譲歩
する形で書いてある。答申書は希望であり確実にこれが通るというもので
3
もない。初めから遠慮する必要なない。
○嘉村委員
(4)農林水産業に関することと(5)農政事務所の設置については繰
り返しになる。思いとしては、ここに(三瀬に)農政を扱うところを残し
ていただきたい。
そこで農政事務所を考えれば③にあるような中山間地型農業を考えた
事務所であってほしいし、番号で言えば①となる。
◎藤野会長
答申は、村民の意向を反映して圧倒的な意見で決めるが、外部審議会の
ことも考えて、自分たちも見方がある。この前あったように自分たちもや
らないといけないところもある。そこも踏まえて、そこまで考えての発言
を求めたい。
○納富委員
これまでの審議会で①について申し上げてきたつもりである。その方向
性は変わらない。
①に、中山間地域農業という文言を組み込まれるとなお良いと思う。
○德川(貞)委員
(4)
、
(5)については、うちとしてこうしてほしいということで一応
意思表明して、後の問題で(4)と(5)に建設事務所のことが希望どお
りにならないとするならば、公共交通の確保については支所再編と同時に
確保する方向で再検討の必要があれば再検討し確保してほしい。それを附
帯意見で述べるとすれば、それで再編後の問題はすっきりするのではない
か。
農政事務所の設置の件は、市のいいようにしてくれというような表現に
なってしまうので①で挙げておいて、もしもの保険として、例えば建設事
務所を富士に置いた方が良いというならば三瀬・富士間の交通の確保がで
きるのかというところを附帯意見とする。
◎藤野会長
公共交通の件は、附帯意見で触れます。
今、4人の方が①ベースとしての意見であるので確認したいことがあ
る。(4)は皆さんこれでいくと言われた。しかし、これには「支所に複
数の担当者を置く」ということになっている。ここの整合性をどう取るか
というのが4人の意見になかった。
○豆田委員
(4)は複数の担当者を残してほしいとなると①の選択、両方の選択は
できないのではないか。②、③、④は置く場所において交通体系の利便性
等を総合的に考える必要がある。
(4)の条件を呑んでいただいて(5)の①もと言えるのかな。再編の
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中では地域振興の観点もありますので当然(4)を重視し、(5)は他地
区との調整という案はどうかと思う。
○中村委員
①が良いが、①と③を迷っている。
富士も良いが大和に北部農政事務所を望む。大和の松梅地区にも中山間
農地もある。富士か大和かの迷いもあるが、交通の便からも大和に北部農
政事務所を設置した方が良いと思う。
◎藤野会長
今のことは、基本は(4)を反映していただきながら、農政事務所に移
管するならば富士町よりも交通の便を考えても大和が良いという意見で
すね。
そうすると、④になるんですか。
本来は①が良いが、(4)をしていけば、農政事務所のことを考えれば
担当者を置いてよと、その時の農政事務所は交通の便を考えて大和という
意見でいいですか。
○德川(正)委員
①が望ましいが相当の困難が予想される。富士に建設事務所があるが、
北部事務所のほうが包括的に大きいと思う。そうであれば、④の方が良
い。分散より集中させるべきである。④に賛成する。
○服巻委員
交通の便を一番重視して④が良い。事務所を分散させるより一箇所にい
ろんな事務所があると三瀬の職員もいるのでよい。私は④です。
◎藤野会長
今の④ということは、(4)で支所の体制を考えて農政事務所について
は(ほかのところでも)やむを得ない。だから、④の考え方ということで
すね。
○杠委員
残していただけるなら三瀬支所が良いが、北部3支所の農政事務所なの
で、交通の利便性を考えて大和支所に置き、中山間農業に詳しい方が従事
していただけたらありがたい。④に③を付随した形でお願いします。
◎藤野会長
私の発言が流れを作ったようで非常に進めにくい。もう一度小副川委員
に意見を聞きたい。
○小副川委員
自分が良くわかっていないからだと思うが、(4)の複数の担当者とい
うことで①の話がおかしくなったということですよね。
◎藤野会長
おかしくはない。①は今までどおり支所に置いてくれということ。
(4)
5
は、基幹産業であるので担当者を置いてちゃんとやってくれということ。
(4)は、農政事務所のことを反映しながら「複数の担当者」となってい
る。「複数の担当者」ということは、農政事務所はほかの所に行くという
概念が含まれているんじゃないかということで申し上げている。
○小副川委員
特にありません。
○嘉村委員
(5)は農政事務所で、①は所管部署の表現で捉えてある。そこを考え
たら、(4)と(5)①をくっつけて農政事務を所管する部署を置いてい
ただきたいと謳って、その後で農政事務所はどう思うかで、市から提案の
A案、B案もあるが、C案は出ていない。審議会ではそれをこう考えたで
もいいと思う。
◎藤野会長
これは、村民意見等を集計した中で、パターンが分かれた。だからこれ
を1つにまとめるよりも4つに分かれたれので、それを議論いただき最終
的な整理をしたい。
そういえども、ここでは農政事務所の設置のことだが、(4)の農林水
産業のこともあるということを認識しないといけない。(5)の①を選択
すれば、
(4)は、少しは変わってくる。
農林水産業のあり方、農政事務所の設置の考え方を整理しながらの意見
なら良いけど、混同しているところがあるようなので再度確認している。
誘導しているような誤解を招いたら困るので再確認している。
○小野寺委員
誘導しているように聞こえます。3人は①の案で意見をいただいたの
で、それでいいと思います。一回全員に聞いてください。
○小野寺委員
私は、(4)と(5)の捉え方に危惧している。農林水産業に関わる者
にとって一番求めているのは身近に担当者を置いてほしいということ。そ
れを具現化しているのは、(4)である。これが担保されるのであれば、
新しく出て来た北部農政事務所は譲歩案として仕方ない。ただ、本当に受
け入れてくれるのか保障されないのであれば、農政事務所も担当者も三瀬
に無いとなるとどうなんだろうか。書き方が非常に難しい。
やはり(4)の担当者を置いてほしいというのは最重要となる。次にそ
れが担保されるのであれば、北部農政事務所は中山間地域の特異性からす
ると地域振興の面を含めると富士支所に置いてほしい。
もう一つあるのはその土地を知っている、実際にその土地に住んでいて
その場にいて、その場の空気とかその場の人間を担当者が知っている。そ
の点がこれから新しいことをやっていく時に非常に大切となる。利便性も
6
分かるが、共に同じ条件にある富士支所に事務所を置いていただきたい。
それは、
(4)が担保されるのであればということである。
○藤原委員
こうあってほしいとは思うが(4)は無理のような気がする。大和に北
部をしっかりと把握できるような農政事務所を置いていただきたい。④が
いい、④をうまく書いてほしい。
○豆田委員
(4)をやってもらえば、(5)の①は仕方ないのかなと思う。農業振
興をやってほしいというのが前提にある。②、③、④については、中山間
地をどのように考えてもらえるのかが一番重要となる。(4)が前提で、
(5)があるという考え方です。
○藤瀬委員
(4)は、最近になって確定申告の準備事務の相談、農業問題になると
頻繁に産業に聞いたりされている。担当者が三瀬にいないとどうなるかと
いうのが身近に聞こえるようになってきた。担当者を三瀬に置いていただ
きたいと強く要望したい。
農政事務所については、ここ数日、農林事務所との市役所本庁、三瀬支
所を行ったり来たり数往復した。これで富士に事務所が行った場合、富士
まで回るのは大変である。役員とかになったら大変である。農政事務所を
置くのであれば大和に置いてもらって、そこで中山間地特有の問題に対応
できる部署を作ってもらいたい。
○庄島委員
①の農政事務の担当の係を三瀬に置いていただく。さらに、農政事務所
は大和に置いて、④を①に入れてうまく繋いだ形が一番いいと思う。①で
担当係を三瀬に置いていただいて、農政事務所は大和に置いていただくの
が一番いい。
○篠原副会長
④の意見の中にあるように、さらに富士支所に設置してある建設事務所
も大和に移していただきたいということも含めて、皆さんは発言されてい
るだろうと思います。そういうことであれば、④で良いと思います。当然
事例によっては、三瀬支所へ来ていただいて相談に応じてもらうという対
応も当然とられるであろうし、そこは期待している。
◎藤野会長
意見はいろいろありますが、集約すると、農政事務所については、今ま
でどおり三瀬に置いていてほしいという意見と例えば(4)の小野寺委員
の言われるように中山間地の分かる担当者を置くことを前提であれば、
(5)の①と合い補完するところがあるわけですので、言葉を借りれば、
(4)を担保されることによって、農政事務所という集約する事業体に移
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管してもやむを得ないという意見になると思う。このまとめ方でいいか。
一番良いのは、このまま三瀬に置くというのがよいが、諮問を受け行政
と住民がお互い譲り合う部分がある中で意見集約をしていく必要がある
ということで話をしている。
(4)をきちんとした形で、地域が分かる人を置いていただくことによ
って、これを担保する。担当者を置くこと、それを担保することを(4)の
中に強く文言に表すことで、(5)の農政事務所の設置については、①で
はなくて③とか④とかでまとめていく必要がある。まとめるための提案で
ある。
○篠原副会長
両論併記の形になるのか。
◎藤野会長
そうではない。
(4)が基本的にこれで良いと言ってもらった前提の中
で考えると、これを担保、約束されれば農政事務所を作ることはやむを得
ないだろう。その場所については大和という意見と富士という意見があ
る。そこまでを整理させていただきたい。そのことの確認である。
○德川(貞)委員
富士に置くことについては反対。富士と三瀬で見られたときに圧倒的に
富士の人口が多い。農業関係者にしてもほかのことにしても。そうすると
二つを一つにまとめて話をしようとすると三瀬の話は通らない。だとする
と、大和まで抱き込んだ形での事務所設置が望ましい。弱者の意見を拾い
上げてもらえる可能性がある。そこを期待している。
◎藤野会長
德川さんの意見は、農政事務所の設置のことと思うが、(4)で三瀬に
担当者を置くことの担保が、約束が前提になるけど、(5)の農政事務所
の設置は、大和、富士で考え方の整理をしていいかの確認をしている。ま
だ、どこがというところまでは行っていない
(事務所設置の条件整理の段階)
○嘉村委員
行政に聞きたい。担当者を置いて農業の業務をやりなさいというのが、
課がなくなっても名刺に書けるような、それを担当してくれる者が支所内
に置けるのか。
◎藤野会長
それは、行政は答えられない。
○嘉村委員
庄島委員の言われた部署とか、係とか。それから農政事務所というのが
出来るのであれば駐在員という発想もできるが、そういう形で設けた組織
の担当者をここに(三瀬に)配置していただければということでまとめて。
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会長の言われることと同じ。
○豆田委員
(4)のこだわりは、
(6)に飛ぶが、ここの部分に大きなウエイトが
ある。農業振興と観光振興は同じだから、農業部署の担当者を置いてほし
いとなっている。これがバックにある。
(5)の農政事務所は国の減反政策とか大枠をイメージすればいいのか
な、ただし中山間地の特殊事情があるからそれをしっかり設けてほしいと
いうことの中から、総合的な部分で一箇所でということで、個人のイメー
ジで行けば(4)が独立するものではなく(4)と(6)同様な考えの中
では(4)は必ず残してもらうことが前提で、(5)は②、③、④の選択
があると思っている。そいう(4)の位置付けである。
◎藤野会長
(4)はこれで良いということが約束されればの前提で、(5)があっ
て、場所が決まれば(6)が決まってくる。
本当は三瀬に置きたいけれど、担当者を三瀬に置いて業務を取り扱って
くれることを前提に農政事務所の設置は止む無し。事務所の場所は、いろ
いろ意見が出されたが大和が良いという意見が多かったということであ
る。農政事務所の文言は、(4)で担当者を担保されることを強く要望す
る。
(5)では、大和に農政事務所の設置が望ましいということでまとめ
て良いですか。
(委員から「はい」の声あり。)
(6)地域振興等に関すること
◎藤野会長
地域振興等に関することは、
(4)と(5)を踏まえた判断になると思
う。担当者を置くことによって気軽に相談できるということになる。
○德川(正)委員
三瀬では、まだ村おこし協議会ができていない。
(6)の内容は望まし
いことではあるが、いろいろ置いてほしいというのでは支所の再編は難し
いと思う。村おこし協議会が、行政ばかり頼ることなくやるべきだ。相談
員は難しいのではないか。
◎藤野会長
コミュニティのことだと思う。コミュニティについては、順次組織化し
たいということで今日は担当者が都合で来ていないが、このことは後で自
治会や活性化会議と後で議論することになっている。
文言的に「そのような時に…」は削除でいいのではないかと思う。
○藤瀬委員
会議の中でいろんな意見が出たが、私の記憶しているほとんどは含まれ
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ているので、これで十分だと思う。
○杠委員
地域振興については、三瀬に欠かせない事業だと思う。音頭とり、舵取
り役は、何年か先を見据えて縮小していくことはあるかもしれないが、現
段階では、三瀬支所に置いていただきたい。
○納富委員
(6)は今までの協議の中で出たこと、これで良い。最後の文面で「そ
ういったことから、
・・・設置していただきたい。
」の文言では具体的に「地
域振興担当者を設置してほしい」等の文言で強く要望した方が良い。
◎藤野会長
担当者を設置と言われるが、こういうことも縦割り意識をなくして、横
のつながりで合い補完してくれることの仕組みが出来ればたやすいこと。
行政のやることもあるが、皆がやらないといけないと言っている。その辺
のところが僕では表現が難しい。
○小野寺委員
この文言は会長ですか。
内容的には、こういうことを答申として出していただきたい。もう少し
強い言い方でもよい。例えば三瀬支所の地域支援員は、土日もなく動いて
くれて助けられている。それを実感している。そういう職員の方が三瀬支
所にいてほしい。
地域審議会が3月に終わるので、地域振興のところに入れるかは別にし
て、過疎債とふるさと創生基金がその後どうなるかという問題もある。基
金は、いろんなところに活用されていてこれも地域振興の大きな柱になっ
ている。過疎債の問題も辺地債のこともある。それを誰が決めていくのか
という問題も絡んでくるので、その辺を含めて地域振興の担当なのか、係
なのか職員は必ず置いていただきたい。
◎藤野会長
今の過疎計画は、27 年度で終わる。28 年度以降については村民の意見
を聞きながら、地域審議会がなくなった後の別組織で、村民で議論をしな
がら計画を立ててという話も非公式ながらあっている。
創生基金のあり方については、3月までの任期中に検討、見直しし確認
する。今3億あるが、約束されていることを除けば残金が2億くらいだろ
うということも確認しているので、その取扱いについては地域審議会で慎
重にもう一度考え方を整理する。
言葉は別にしてもここの(6)は基本的にはこれで良いか。
(委員から「はい。」のあり。)
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◎藤野会長
これまでのことで再度整理をするという確認ができたということです
ので、次に進みます。答申の本文ところは、これで終えたい。
2.附帯意見
◎藤野会長
次に附帯意見について意見を聞きたい。
附帯意見についても、一つ一つ確認をし、足らない分は入れて行きたい。
地域審議会がなくなった後のことも含めて何らかの形で表現していかな
いといけないところもある。
附帯意見の総論
◎藤野会長
始めに総論はこれでいいですか。
(委員から「はい。」の声あり。)
(1)支所での相談所開設について
◎藤野会長
村民意見、委員の意見を反映させている。
これについて意見はあるか。
○豆田委員
「可能な限り支所に出向いての…」と下では「所管課への的確な取次ぎ
…「総合相談窓口」を設置していただきたい」となっているので、上はカ
ットして良いのではないか。要するに支所に設けてほしいということであ
る。
◎藤野会長
1行目の「出向いて…」と4行目の「総合相談窓口」は矛盾するのでは
という意見である。
要するに支所に設けてほしいということだと思うが。
○德川(正)委員
「本庁から」を加えて、
「可能な限り本所から…」
。本所が抜けているの
ではないか。
それから、
「総合相談窓口」は常駐というニュアンスを強く感じるがど
うだろうか。
◎藤野会長
上2行は、弱者に対する配慮の観点からが前提となっている。
下の総合相談窓口は、全体的なことを念頭において言っている。
○豆田委員
「どの分野においても」となれば、上の部分も含まれるのでは。高齢者
であり弱者であり下の部分に含まれるのではないか。
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○德川(貞)委員
上の2行と3行目からは、まずは総合相談窓口を設置してくれという中
で、弱者もいるのでそういう時には本庁から出向いてという表現にすれば
分かりやすい。小さい窓口を先に出してくるからややこしい。大きいとこ
ろから小さいところを表現すればよい。
○藤原委員
やはり、分からないことは総合相談窓口を設置していれば問題ない。德
川委員の言われたとおり、高齢者弱者に対しては、支所に出向いてという
相談の受け方をしてほしい。
○服巻委員
藤原委員と同じです。
◎藤野会長
文言は別にしても、3行目の「一時的な問合せ」に対して的確な取次ぎ
をしていただく総合相談窓口の設置を求めることをちゃんと言っておけ
ば、可能な限り出向いてということも包括できるのではないか。
○中村委員
今の意見で良い。
○庄島委員
3行目から6行目はいらない。
本庁支所の連携を密に取っていただいて、支所でとにかく相談を実施し
ていただければよい。支所に総合相談窓口の設置は難しいのではないか。
◎藤野会長
ここが大きく意見が分かれるところ。ここは整理の必要がある。総合窓
口を設置しなくても兼務であってもそういう相談ができる窓口を設けて
くれということと、庄島委員はそうではなくて、総合でなくてもちゃんと
した窓口があれ良いということでしょ。要は何でも相談できる窓口があっ
たがいいと。
○庄島委員
分かる職員がいれば良い。
会長が言うように縦割りでなく、日頃勉強していただいて住民の目線に
たってもう少し柔軟な人間づくりが一番大切である。
◎藤野会長
私達も考えなければいけないが、行政も反省すべき点もある。それをお
互いどう補完していくかという関係にある中で、行政は生業でやっている
が、我々は自らの生活を守るためにやっている。大きな違いはあるけど相
互に補完しなければというのはあるし、皆さんもそういう認識である。
総合的な窓口とするのか、何でも相談できるような窓口の設置を求める
ということで取りまとめをしていいですか。
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○德川(正)委員
苦情処理など手早くやって、本庁へ取り次ぐようなことをでしょうね。
◎藤野会長
相談なり支援できる窓口の設置を求めるということで整理していいで
すか。
(委員から「はい。」の声あり。)
◎藤野会長
そういう形でまとめさせていただきます。
(2)交通弱者対策について
◎藤野会長
交通弱者対策については、これでいいですか。
公共交通のあり方については、今公共交通の検討が進められているが、
そのことを踏まえてこういう表現をしているということで御理解いただ
いていいですか。
(委員から「はい。」の声あり。)
◎藤野会長
公共交通検討会の井上会長の意見を聞きながら文言を整理したい。
(3)情報の住民周知について
◎藤野会長
情報の住民周知についてです。
ここのところは、本庁眞﨑副部長の御意見を踏まえながら、住民説明会
の時に備蓄倉庫の件で意見が出された。このことについては、自治会で話
があったというが、自分だけではなく知らない人が基本的に多い。
情報の住民周知というよりも情報の共有化を図る必要がある。この項目
については、先日自治会正副会長とも協議し、情報の共有化を図る必要が
あるということであった。そのため、変更案を作っているので読み上げ、
このように変更したい。
<会長により修正案の読み上げ>
(3)情報の共有化
支所管内における災害対応のイメージが示された。災害初動体制
の重要性を謳われているが、要となる情報の公開が不十分である。
市民の生命財産を守るための施策は速やかに公開し、行政等との協
働の力が発揮できるような行政組織の見直しと日常の職員の意識
訓練の強化を求めたい。
○小野寺委員
最後のところは、職員に意識改革を求めている文言であるが、行政側は
どうしたらいいのか具体的に分かるのか。
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住民への周知徹底と情報の共有化というのが、今後住民が、行政がこれ
までやっていた分を担うことが大切になるというと非常に明確で分かり
やすいが、その部分のシステム、制度を作っていただきたい。
◎藤野会長
行政との協働の見直しを図られたいということ。
○小野寺委員
具体的に、行政がこういうことをするんだと、行政側が何をすればよい
かが見えるような言葉で表す。組織をちゃんとしてくれだとか。
◎藤野会長
言い訳になるが、住民基本条例ができているが、職員さえそういうこと
に立ったことをされていない。自治基本条例が分かっていない。だからベ
ースになるべきことをちゃんと入れたかった。協働の力は条例がベースで
ある。行政側も条例があることを村民に訴えること、行政側も意識して。
臨時職員であってもこのことが理解できる仕組みを作る必要がある。これ
は何回言ってもできないから、あえてここで挙げている。当然住民がすべ
きことも言っているから、行政にも求めている。
○小野寺委員
それであれば、条例そのものも住民が知って理解していくこともこれか
ら大切になってくる。私も全ての条例を知っているわけではない。条例の
共有化も進めるということを入れていただきたい。
◎藤野会長
ここのところは、情報公開を踏まえながら、条例を含めたところでお互
いが共有しながらやっていく、前に進んでいく努力をお互いがしていくこ
とを入れればいいわけですね。
○藤瀬委員
去年、私が自治会長をしていた時に、庄島自治会長さんの音頭で地区の
ハザードマップを作るようになった。国土交通省のハザードマップを見た
ら、山崩れの危険がある。土石流の恐れがある。河の氾濫があるというこ
とで三瀬は全てどれかに当たっている。中鶴は 120%の危険度という高い
地区。中鶴のハザードマップを作るときに、備蓄基地の情報を出してもら
っていればこのことも地区のハザードマップに表示できた。
こちらの反省点は、作った後に役所に相談していなかったこと。お互い
が情報を出していなかったことが反省すべき点。
改めて備蓄基地を見たときに、岸高のほかの所は入ってないがそこだけ
が山崩れの地区に入っていた。ほかにびっくりしたのは、小学校、中学校
も土砂災害地区に入っている。大雨のときの学校の対応等も地区のハザー
ドマップにリンクして表示している。その点はお互い情報を出すのが欠け
ていた。これから先、特に大切になる。
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◎藤野会長
備蓄倉庫の問題については、今後行政側も考えてもらうということで話
をしているが、基本的に行政対応型の備蓄であるとのこと。条例ができる
前だし、支所再編の問題が出る前だからそういう考え方になったのかもし
れないが、そうなったということも聞いている。
ここは、行政がするではなく、初動体制は行政にお願いするにしても、
それぞれが互いに力を発揮しながら、補完的なことは地区住民がやってい
くことも多くなると思う。そういうことがあるから、今後は共有化を図っ
ていくんだということで話を詰めてもらうような方向性になっている。
ただ、ハザードマップで土石流の危険性があるところにそういうものが
あっていいのかと言われれば課題が残ってしまう。村民グラウンドがある
から大丈夫だろうという考えもあっただろうし、実質的にはそういうこと
はないという考え方で設置されたと思うがゆえに、今後この種のことへの
取組はちゃんとした形で総合的に判断してもらうとうことで、ここではお
願いをしておくことに尽きると思う。
要は、それぞれがある情報を共有していこう、行政も村民も共有してい
こうよということが大切である。
自治会や婦人会についても、何かあったときの初動体制が完璧に遂行で
きるようなことが一番大事。そういう意味でここの情報の共有化は御理解
いただけますか。
(委員から「はい」の声あり。)
◎藤野会長
(3)は情報の共有化へ変更するということで確認いただいたというこ
とで整理する。また、小野寺委員が言われたように、最後の辺りの文言は
見直しながら整理をする。
(4)地域のコミュニティについて
◎藤野会長
地域コミュニティについても、修正案を持っている。
言葉的に出来上がっていないが、ここに書いてあるとおり「地域ビジョ
ンを作る必要がある。村のあるべき姿に向かった取組が必要です。特に人
口が減少することでコミュニティづくりの基となる各種団体が大事であ
る。自立する地域の構築を目指すためには、加えて行政支援が重要となる
しそういうことを強く求めたい。そのためには、佐賀市まちづくり自治基
本条例の基本理念を尊重しながら、地域も行政も協働の力を発揮できる体
制の確立が望まれる。」ということでまとめたい。
少し変えたところは、分かりますか。
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◎藤野会長
いかがですか。御意見を。
もう少し自立する地域の構築というのを表現した方がいいんじゃない
かというところで、申し上げた。これはこれとして、前のやつ(案)でも
いいですよ。いかがでしょうか。
◎藤野会長
お手元にある(案)では、各種団体の弱体化は否めないということ。弱
くなってきているということを言いながら、基本条例の理念を尊重しなが
ら地域も行政も協働の力を発揮していくことが必要である。そのために、
行政側もその観点に立ったところの、行政の推進をしていただきたいとい
うことをコミュニティの中で言ったらどうでしょうか。
今の原案でいいということであれば、原案の言葉尻を多少修正したいが
いかがですか。
○小野寺委員
新しく配られた資料2、住民意見の追加分で、8分の4ページ、8分の
5ページの意見番号の82と83ですが、この2つの意見、質問で、地域
審議会が3月に閉会し住民の意思を行政に伝える機関がなくなるという
ことでの心配、懸念が表明されているが、83の下の方に会長が返答され
ているが、一番最後の段落で下から3行目からの文は、会長はどのような
趣旨で言われたのか。
◎藤野会長
これは、前後にこの種のことがなかったか。
<資料の確認>
◎藤野会長
この部分だけ取ってもらうとあれだが、地域づくりの話の中で、小野寺
委員も含めてどこかで自らが考えてやっていかないといけないという発
言があったと思う。それを受けていると思う。
○小野寺委員
別に揚足を取ったわけではなくて、地域審議会は3月で閉会して、行政
に正式にものを言う機関がなくなるけれども、安易にそういう機関の継続
だとか、そういうものを再考してくれではなく、村民一人一人が、意見が
正式に言える場を作りたいという声が挙がって初めて作れるものだとい
うことをおっしゃりたいのかなという確認です。
◎藤野会長
今議事録を確認しているが、今小野寺委員の言われたことをベースにし
ながら、この取りまとめになっていると思う。説明会の議事録も出ており
ますので、お配りしますから御覧いただいて御意見をいただければと思い
ます。
(※1月 31 日(土)に地域審議会委員へは配布済み)
16
○小野寺委員
そういう考えもあると思う。本当にそれでいいのか。
地域審議会がなくなった時に、残っているふるさと創生基金の使途につ
いても誰がどう決めるのか。私たちが知ることができるのか。そういう機
関を考えておられるかもしれないが、一人一人が声を挙げてビジョンを作
って、地域審議会に代わるものが本当にできるものなのか。
それが難しいと想定されるなら(4)に入れるべきか分からないけど、
新しい再編後の支所長の諮問機関になるのか、その辺のアイデアは分から
ないが、そういう部分もこの中に入れた方が良いのではないか。こういう
文言にしたというのも、理解した上で、
「行政支援を強く求めたい。」とい
うのでは、具体的に行政は、できてしまって言い方が悪いんですか。そう
いうように思います。
◎藤野会長
行政支援という言葉は、おっしゃるとおり支援というより一緒に歩くと
いうことが根幹にあってのことで、文言的には適切な表現に直す必要があ
る。
地域審議会終了後のことは、1項目作らないといけないという思いで、
後で皆さんに意見を求めるということで考えていただきたい。今4番です
が、5番目に地域審議会が終わった後どうするかということを入れたい。
その後に支所再編後の検証について記載したい。
小野寺委員の発言にあったように、不適切な文言は後で直していただく
手続を取りますが、ビジョンづくりについての重要性は認識していただい
ているが、服巻婦人会長の御発言もあったように皆さんが盛り上がって、
できるだけ多くの人達にそういう考える場に参加してもらう。三瀬は活性
化会議でやってもらっているが、地域をどうすれば良いかということで最
初はいろいろ意見が出るけど、具体的にどうするかといったときに、一人
離れ、二人離れで御参加いただけない。そうなると、取りまとめが基本的
に難しくなるのが今の実態である。
三瀬もコンパクトになることが予想されるので、残った人達がどういう
形で地域との関わりを持って、委員はどういう形で構成するか、将来像を
描くかということが、残ろうとする人達の意見を聞きながら、新しく転入
された方等の意見を聞きながら三瀬のあり方を考えていく必要があるこ
とを御理解いただきたい。
そういう会議は、地域審議会が終わった後では、思いを一つにする人達
が、ある意味このメンバーを核としながらでも三瀬を描く仕組みを作って
いくようなことをやっていかなければならない。そのためには自治会さ
ん、各種団体の御協力で一緒になってやっていくことを考えなければなら
ない。それが、コミュニティづくりになっていくだろう。
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○德川(正)委員
「船頭多くして船山に上る」ということでは困る。県の船頭は県知事、
市の船頭は市長である。今後のコミュニティの考え方は、自治会を主体と
して、自治会の中に各種団体が入る。婦人会や生産組合がそこに入る。そ
こで協議して三瀬村のビジョンを作るということで、一本化した形で進ん
でいくことが必要である。
ここにある審議会は、市長の諮問を審査、審議をするということで委託
をされている。
◎藤野会長
地域コミュニティづくりについては、どこがどういうふうにしてやるか
というのは別にしても、やらないといけないという考え方は一致する。し
かし、現に呼び掛けて具体的になってくると御意見いただく方が減ってい
く。具体的にやっていこうとすると、人はいなくなっていく。そういうこ
とをここ何年も経験しているので申し上げている。核となるのは自治会で
も活性化会議でも良いが、なってもらった人達を核としながら、三瀬の将
来像を描いていくことに最後まで一緒になって考えていく努力をするこ
とが組織のことよりも一番大事なこと。
地場産の副会長をしているが、地場産直場所を更新したいのかと問えば
更新したいという。だけど、どうしたらいいかと詰めていくとだんだん少
なくなってくる。そういったことで 10 年過ぎている。それと同じように
なってはいけない。
どこがトップに立ってやるとかよりも、思いのある人たちが中心となっ
てコミュニティを形成していかないと、また同じことの繰り返しになる。
そういうことは、地域審議会の皆さん方が一番御理解いただいている。だ
から、そういう組織ができた時には皆さん方も入っていただいて、声を掛
けていただかないと先に進まないということを認識しながら、一緒になっ
て取り組んでいくことが大事である。
創生基金のあり方については、3月までに1、2回意見を聞く場を設け、
地域審議会としての考え方を整理しないといけない。
それからコミュニティづくりは、この前考え方の基礎は話されそれに対
して賛同する団体の方もあったのでそこで進めていただきたい。
今回の答申の中では、総枠的なことで自分たちのやらないといけないこ
と、行政とやろうとする基本姿勢だけを附帯の中で言っていかないといけ
ないし、自分たちの決意表明だけではいけないから、行政支援を強く求め
たいという言葉自体はどうかと思うけど、一緒にやるスタンスというのを
強く発揮することが大事だろうということの御理解はいただけますか。
(委員から「はい」の声あり。)
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◎藤野会長
ここの地域コミュニティについては、今一度整理をさせていただくこと
で進めていきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
小野寺委員の言われた私の発言内容のことについては、会議の発言要旨
があるので後で御覧いただきたい。不適切なところがあれば後で訂正をさ
せていただきたい。
次に進んでよろしいでしょうか。
(委員から「はい」の声あり。)
(5)地域審議会の終了後について
◎藤野会長
(5)は、支所再編後の検証になるんですが、その前に、地域審議会終
了後のことについて入れたがいいだろうということで考えていますが、文
言的にどういう言葉を使ったがいいのか。それを教えていただき後で訂正
をさせていただきたい。
村民意向の汲み上げといえば、自治会があると言われるので、そこら辺
のところの言葉がうまい具合にあれば教えていただきたい。
◎藤野会長
地域審議会は、合併後の市長の諮問機関だったけど、市が抱える課題を、
その地域が抱える課題をいろいろ議論してきた。自治会はその校区の1自
治会として行政の考え方をいかに適切に地区の住民に周知するかが役割
である。地域審議会とは趣が違うことを念頭に置いていただきながら議論
を進めていきます。その辺の考え方を整理しておく必要がある。行政側は
それを地域コミュニティという言葉で問いかけている。
いかがですか。
○藤瀬委員
先日の住民説明会の折にも何人か発言があったが、地域審議会に代わる
ものを自治会にという話はなく、地域審議会に代わる組織を行政支援で立
ち上げてもらいたい。
ふるさと創生基金の問題もある。これは自治会で話し合ったことはな
く、自治会に代わる組織でしっかり意見を出していく。村民の総意を行政
に伝えるような自治会ではできないようなことをする組織を作る。文言は
分からないが、中山間地特有の問題、再編後の本庁支所の関係を見直すこ
とをしないといけない。
○豆田委員
地域振興のことがその中にあるとすれば、地域振興なんとか、地域振興
というのは便利な言葉だが、行政主導とは違って、地域のビジョンを含め
て過疎対策も中山間地域の問題も包含するような気がするので、そういっ
た名目のものを会長考えていただければと思います。
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諮問に付随して、そういう考える機関は絶対必要。検証もそういう機関
がないとできないと思う。
○庄島委員
私はコミュニティづくり、三瀬村で安全で安心して皆が生きていけるよ
うに、各種団体が集まって、今後のビジョンを考えてするためには、まち
づくり協議会を立ち上げなければ今後はどうしようもない。地域審議会に
代わるものは、まちづくり協議会に委ねることになると思います。
まちづくり協議会になりますと、三瀬村村民全部がその中に網羅されて
いって、皆が一生懸命やっていかないといけませんから、まちづくり協議
会が、地域審議会に代わるものと思います。
○德川(正)委員
今後のむらづくりを考えると、船頭さんは自治会長になると思う。そう
いう人にまとめてもらって、各種団体も会議は必要に応じて参加させても
らって、新しいむらづくりを進める。三瀬村の人たちは積極性に欠ける面
があって、やってよかったのかと感じるときもある。
審議会は主役ではない。コミュニティの中のまちづくり協議会の中の監
査役とか、目付け役的なものである。必要に応じ諮問されたことについて、
勉強して、検討して答申する。
○篠原副会長
これからまちづくり協議会を立ち上げる大まかな予定だと思うが、そこ
に地域審議会後を委ねるのかということだろうと思う。
組織を担っている人がダブってくる。どの会議に出ても同じ顔ぶれ。そ
ういうことをずっと続けていいのかという個人的思いがある。出来るだけ
広範に人をスカウトすると言うのであれば、地域審議会後というのも地域
コミュニティとしてのまちづくり協議会に委ねてもいいと思う。
○嘉村委員
文言で言ったら、市長に地域振興における意見を具申できる協議会(地
域コミュニティ)
。地域の振興に対して市長に意見が言える協議会という
ような会。そういうのを残しておきたい。
◎藤野会長
今言われた認識でいいですか。
「市長に言いたい。
」そういう組織づくり
ですか。
地域審議会終了後は、そういう認識での組織づくりですか。
○藤瀬委員
むらづくり協議会の中でいろんな話が出て、村を代表して市に伝えない
といけない状況ではあれですけど、本来の目的は意見を述べるではなく
て、村のためにどういうことをしたらいいかを第1の目的で考えた方が良
いと思う。
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まちづくり協議会のモデル事例があったが、各種団体の長がずらっと並
んで、篠原副会長が心配してあるように、いつものメンバーがそこに顔を
揃えると建設的な意見が出てこないと思う。本気でむらづくりに参加しよ
うと、何とかやって行きたいという人が集まってくるような組織の作り方
をしないと、モデルを紹介していただいたがあれが本当に良いやり方なの
か疑問に思う。
○德川(正)委員
支所再編後にも一定期間を定め再編の検証を行いとあるが、誰が検証す
るのか。審議会は3月になくなる。
○藤野会長
今はそこの議論ではない。その前の段階で、そこが確認できたら次に進
める。
誰が検証するかと言われているが、そのことも含めながら支所再編後の
検証については、議論はしていかないといけない。
その前の話をしている。いわゆる地域審議会終了後のことである。
○中村委員
有機栽培をしている。東京、大阪に通信販売をしている。地場産は、昔
車が多くて…。
三瀬の未来像について語る会とか、三瀬の将来についての検討会とか 50
年、100 年後を見据えた大きなビジョンを思案するような人たちの集まり
を作っていただけたらと思う。
子ども、孫、ひ孫の世代を考えて、やる気がある方が先頭に立って、募
集してもいいけど、是非やっていただきたい。
◎藤野会長
孫にもひ孫にも誇れるような組織体系をということだと思います。
皆、そこまでは行きつく。必要よ、やろうよねというところまでは行き
着く。だけど、そういうことをやるから、この指留まれとかになると集ま
ってもらえないのが現状。それをどうするか。
新しい観点で地域審議会終了後こういう議論が、皆がこの地域審議会が
終わった後に村のビジョンを語れるように、今の熱い思いを継続していく
ためにはどうすればいいか。基本は組織を作ることが必要、コミュニティ
という提案を受けているからコミュニティでいいわけです。まちづくり協
議会がコミュニティになると思うけど、それでも良いし、孫に誇れる三瀬
を作る会でもいいし、そこに参加して一緒になって考えていくものを作っ
ていこうということ。それが俗に言う地域審議会終了後の三瀬づくりだと
思う。
地域審議会終了後に、皆が参加できるような体制というのは何がいいの
か。
21
トータル的にいろんな人が集まる中では、ふるさと創生基金のあり方を
議論して良いと思う。皆がちゃんとした形で参加してくれれば。いろんな
ことを議論できる場をちゃんとした形で作っていきましょうよというの
が一つの考え方ではないか。
皆さん方の意見では、地域審議会終了後、任期終了後における組織づく
りは大事ということなので、そのことについては皆さん一緒であることは
確認できますか。いいですか。
(委員から「はい」の声あり。)
◎藤野会長
名称等々については答申まで時間があるから、むらづくり協議会にする
のか、名称は別にしてもそういう会としてやっていくんだという意思の表
れで附帯意見として盛り込むことは御理解いただけますか。
(委員から「はい」の声あり。)
◎藤野会長
とにかくそういう時には皆さんたちが一緒になって、考える組織の中に
皆さん御参加いただき、御理解、自覚いただきながらやっていかないとビ
ジョンは描けないことを御理解いただきながら終了後のことについては、
何らかの形でのアクションが起きるでしょう。そのことを理解しながら皆
さんたちも参加いただくような流れになれば一番いい。
(5)について、いわゆる地域審議会終了後のことについては、1項目
入れるということで、私、副会長、自治会正副会長さんと相談しながら決
めさせていただいていいですか。皆さんから御意見があれば御提案いただ
くということで進める。6日、7日までに。
○藤瀬委員
むらづくり委員とか募集とか、参加してくれと呼び掛けがあると思う
が、その時に各組織の代表とか動員かけたようなやり方ではなく、自主的
に出てくるような、委員になって誇らしい、その組織に入って面白い、や
りがいがある。そういうものを目指さないといけないのではないか。今ま
でのように、作らないといけないので誰か出さないといけないではだめ
で、新しい人の集め方をしてほしい。
◎藤野会長
そういうふうにならないといけない。組織代表とかの形ではなくて村を
何とかしたという思いの人たちが集まっていただかないといけない。
(5)の地域審議会終了後については、こちらでも考えていきますが、
9日の自治会に報告しないといけないので、時間に制約があるので、でき
れば5日といいたいところであるが、6日までにそれぞれ意見を出してく
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ださい。それを受けて、自治会の正副会長、地域審議会の正副会長が議論
をさせていただいて最終的に決めさせてもらうということでいいですか。
○豆田委員
27 日の住民説明会の折に会長から、地域振興の観点からどこかの時点で
検証すべきだと。地域審議会は3月で終了後する。それに代わるほかの機
関の設置を求めながら附帯意見の中で反映していただきたいというのが、
今言われたことなのか。
◎藤野会長
基本的には。
○豆田委員
この中で引っかかっているのが、先ほど嘉村委員さんが言われた具申と
までは言わないが、自分たちも検証してきたけど、どう反映していただく
かそれを市にどう伝えるかということについてはどう考えてあるのか。
そういった組織活動だけの話でいいですかということもある。過疎債と
か含めて再編後のあり方はどこで協議するんですかということもある。
◎藤野会長
基本的に皆さんからの意見。意見が出ないから私がいろいろ言ってい
る。支所再編は誰が見直すかということもあるが、これは確認したように、
コミュニティでもまちづくり協議会でもいい。自分たちでちゃんと責任も
ってやりますと宣言するならば、その中でちゃんとした形で検証をします
よと言えるわけ。それがないと言えない。
だから順番を変えてここに入れますよと申し上げている。検証するだけ
ではいけないから、三瀬村のビジョンが描けるなら当然市長に対する具申
もできるだろうし、市に対する意見も言えると思う。裏付けとしてしっか
り掲げていないと言えない。そういうものを作っていくためのことを今申
し上げている。
これは、あくまでも私が作るというのでなく、皆さんの意見を反映しな
がらまとめていくという、まとめが私の仕事です。
○德川(正)委員
地域審議会は、3月に解散していいですよ。自発的に皆さんが今後市の
再編についての審査を行うために検討会みたいなのをやりましょうとい
うお墨付きをいただければ、三瀬村の検討委員会というようなことで検討
ができると思う。
◎藤野会長
支所再編を議論してきて、行政側に支所は何人くらいになるかと聞いて
も行政は言わない。だけど、委員はこれだけ精査してきたので、大体職員
数はこれくらいになるということは分かりますよね。
それがいろいろな課題を抱えて支所再編後、10 年後機能するような支所
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がそのまま残っていきますかと言ってもまだ分からない。そういうときに
議論するところはない。一番の懸念はそこである。誰がものを言うのか、
それを含め、自分たちは自分たちで三瀬を守っていくんだというビジョン
を描きながら、我々も譲らないといけないことは承知しているので行政も
三瀬の中に入ってきてしてもらわないと困るという意見を言える機関で
もある。そういうことになってくるのではないかというのが、私の認識で
ある。
だから藤瀬委員が言われるように充て職じゃなくて、村を思ってやろう
とする人たちが集まらないとビジョンは描けないことになる。当然組織代
表も入ってもらうにしても。
三瀬は、責任もってやるから、行政も三瀬については責任もってやって
くれよと言える組織を作らないといけないということ。これが共通項にな
ると思う。
○庄島委員
地域審議会が終わったら、全てはまちづくり協議会になると思う。補助
金も一本になる。婦人会だろうと何だろうとそこに一括して来ますよ。
自治会は、自治会でおいといて、まちづくり協議会は各種団体が一緒に
なった会になり、市へものが言える協議会になると思う。
市は、地域審議会に代わる組織は絶対作らないと思う。だから、動ける
補助金は出してもらわないといけないと思う。今度は生きていくための会
を作らないといけない。基金がどうのではなくて、いろいろな組織が一緒
になって、生きていくためのまちづくりを進めないといけない。
そのためには、この中に謳っておかないといけない。
◎藤野会長
庄島委員がおっしゃった方向性になるでしょう。
そうなったとき、大きな課題は、事務局体制を自分たちが作らないとい
けない。運営する。そういう課題もあるから、そういうことも踏まえて皆
さん方が考えてもらわないといけない。
補助金は事務局に対してやる。そこも、毎年マイナスシーリングで減っ
てくる。だから、自立に向けた地域コミュニティを作ってくださいよとい
うことが基本にある。例えばやねだん方式。
そこまで理解して置かないと、ビジョンを作ればいいというだけの問題
ではない。ビジョンを具現化する必要がある。
10 時になりました。確認します。
地域審議会終了後のことについては、まちづくり協議会なりちゃんとし
た組織が必要である。その組織については、基本的には団体での構築では
なく、積極的に村民が参加できるような、参加していただけるような組織
づくりを目指していくんだということを謳うということでいいですか。
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(委員から「はい」の声あり。)
(6)支所再編後の検証について
◎藤野会長
ありがとうございました。
(6)にいきます。支所再編後の検証についてということでいろいろ申
し上げたけど、支所再編後については、常にいろんな課題が横たわると思
う。人数のことも、こういう形で議論するところもない。そういうことを
(5)で言ったところが検証をやっていくんだということを三瀬は発言し
ていく。
その中で基本的には創生基金のことも議論する。過疎計画についてもそ
こで 28 年度以降どういう村を描いていくか、しっかり考えた取り組みを
していくということをこの中で謳っていく、考えていくということで、支
所再編後の検証についてということで進めていきたいがいかがでしょう
か。
(委員から「はい」の声あり。)
◎藤野会長
ありがとうございました。
そういう形で、残された日にちの中で取りまとめを進めていきたいと思
いますし、皆さん方においても最後の(5)の意見を5日までに全員が出
してください。
それに基づいて私たちが整理をしていくことを御一任いただけますか。
(委員から「はい」の声あり。)
◎藤野会長
ありがとうございました。
そういう形で進めさせていただくことで審議会の議論を終えたいと思
います。
6 その他(連絡事項)
■事務局
①三瀬地区公共交通会議における検討結果住民説明会
2月16日(月)19時から 三瀬保健センター
2月17日(火)10時から 三瀬保健センター
25
②地域コミュニティ説明会
2月26日(木)19時から 三瀬公民館
■眞﨑副部長お礼のあいさつ
7 閉会
■支所長
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