5分でわかる!中国の魅力(SMAM

情報提供資料
2 015 年2 月
5
min 5
分でわかる!
中国の魅力
変化する中国
転換点を迎える中国
経済成長と景気情勢
■
経済は 2ケタ成長から7%前後の安定成長の時代へ
■
固定資産投資、小売売上高ともに政府目標を下回る状況
実質 GDP 成長率の推移
固定資産投資と政府目標
(%)
15
(%)
30
14
(予想)
13
12
11
10
固定資産投資
6
00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15(年)
(注)
データは2000年~2015年。2014以降はIMF予想(2014年10月時点)。
(出所)
IMFのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
25
20
20
15
15
固定資産投資
(政府目標)
10
7
(%)
30
25
9
8
小売売上高と政府目標
5
11
12
13
小売売上高
10
14 (年)
5
11
小売売上高
(政府目標)
12
13
14 (年)
(注)
データは2011年2月~2014年11月。前年同月比。毎1月については、発
表がないため掲載せず。
(出所)CEIC のデータ、各種報道を基に三井住友アセットマネジメント作成
経済構造の変化
■
従来の投資依存の体質から内需主導の経済成長への転換を目指す
■
第三次産業の割合が増加し、経済の高度化
( サービス化)が着実に進展
世界各国の GDP の構成比
総固定資本形成
米国
19
ブラジル
18
ドイツ
18
英国
0
1
14
53
18
30
69
20
20
62
24
58
20
20
40
61
12
第一次産業
第二次産業
第三次産業
50
57
20
21
(%)
60
36
11
27
韓国
個人消費
18
32
インド
日本
その他
46
中国
産業別 GDP 構成比の変化
10
66
40
60
80
100
(%)
(注)
データは2012年
内閣府経済社会総合研究所のデータを基に三井住友アセットマネジメント
(出所)
作成
0
92
94
96
98
00
02
04
06
08
10
12
14
(年)
(注)
データは1992年第1四半期(1-3月)~2014年第3四半期(7-9月)。
(出所)
中国国家統計局、CEICのデータを基に三井住友アセットマネジメント
作成
それでも大きい中国の成長余地
高い成長ポテンシャル
■
生産年齢人口は今後ピークアウトするものの、今しばらくは高水準を維持
■
都市化率は日本の1950 年頃と同レベルであり、さらなる進展が続く見通し
生産年齢人口(15 歳以上 64 歳まで )の推移
(億人)
12
(予想)
中国(左軸)
10
(千万人)
12
10
日本(右軸)
インド
(左軸)
8
8
6
6
4
4
2
2
0
50
60
70
80
90
00
10
20
0
40
(年)
30
(注)
データは1950年~2040年。5年毎。2015年以降は国連予想。
国連「World Population Prospects: The 2012 Revision」の
(出所)
データを基に三井住友アセットマネジメント作成
都市化率推移
都市化率の推移
(予想)
(%)
100
90
80
70
60
50
40
中国
30
日本
20
10
0
50
60
70
80
90
00
10
20
30
40 50
(年)
(注)
データは1950年~2050年。5年毎。2015年以降は国連予想。
国連「World Urbanization Prospects: The 2014 Revision」の
(出所)
データを基に三井住友アセットマネジメント作成
新たな成長リード役の台頭
■
世界最大の輸出国であり、輸出総額の増加が継続
■
地域別輸出額シェアは、新興国向けが拡大
■
インターネット関連ビジネスなど
新たな産業が急成長
1.0
0.5
4
0.0
89
(予想)
ネットショッピング
流通総額
3
3.2
2
1.6
0.8
1
0.3
13
14
15
16
92
95
98
01
04
07
10
13
(年)
(注)
データは1989年~2013年。
(出所)
WTOのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
中国の地域別輸出額のシェア
2.5
12
ドイツ
日本
1.5
(兆人民元)
0
中国
米国
2.0
拡大が期待されるネットショッピング
0.1
国別輸出総額の推移
(兆米ドル)
2.5
17 (年)
(注)
データは2012年~2017年。2014年以降はiResearch予想。
iResearchのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
(出所)
(%)
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
00
北米
欧州
日本・韓国
オセアニア
アジア
(日韓を除く)
02
04
06
ラテンアメリカ
08
10
アフリカ
12
14 (年)
(注)
データは2000年~2014年。2014年は11月まで。
(出所)
CEICのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2
変化する中国
習近平体制による改革
改革の内容
習近平体制のもと、2013 年11月開催の三中全会で採択した改革パッケージは、国営企業改革や土
地制度改革、金融市場改革等様々な提案が盛り込まれました。また、腐敗防止に向けた査察強化や、
日本の戸籍にあたる
「戸口」などの住民登録制度改革なども盛り込まれています。
国営企業の改革
■
経営の効率化の推進
■
民間の資本・人材を活用し、生産性を向上
市場原理の導入による競争促進
人民元レートへの市場メカニズムの導入を加速
石油、天然ガス、電力、交通、通信分野等の分野で
競争原理の導入
■ 積極的に外資を導入しグローバル化を推進、
金融市場の開放加速
■
■
貧富の差を縮小、成長を共有
■
戸籍制度改革の加速
■
不動産に関する権利と農地改革
■
地方政府の調達手段を多様化、
都市インフラ投資を一段と加速
構造改革
■
政府組織を集約化
■
法治国家としての治安維持
■
改革全体に対する責任の明確化
■
腐敗防止の徹底
※写真はイメージです。
3
進展状況
腐敗防止は着実に進展しています。市場が期待する香港・上海株式市場の相互接続が実現し、国営
企業改革も進展しつつあります。一方、金融市場改革や農地改革については、慎重な姿勢で臨んでい
ると思われます。
中国石油化工が石油製品販売事業への民間資本呼び込みのため所有制度の改革を開始
(2014 年 2 月)
●
●
国有資産監督管理委員会は中国の電子地図製作会社のナブインフォの株式をテンセントが 11.3%取
得することを承認
(2014 年 5月)
中国石油化工のガソリン販売子会社の発行済株式 29.9%を25の民間投資家が 1,071 億元で取得
(2014 年 9月)
●
●
人民元の対ドルレート許容変動幅を1%⇒ 2%に拡大(2014 年 3 月)
●
国家発展改革委員会は資源、輸送・通信サービス等の価格改革推進(2014 年 4 月)
●
中国・米国で 2014 年に二国間投資協定に関する合意を促進。2015 年初めに投資規制分野について
交渉開始で合意(2014 年 7 月)
●
中国証券監督管理委員会は香港株式市場と上海株式市場を相互接続(2014 年 11 月)
●
2014 - 2020 年新都市化計画を発表(2014 年 3 月)
●
新都市化に向けた包括的な試験スキームの発表(2014 年 6 月)
●
「戸口」 制度改革実施に関するガイドライン発表(2014 年 7 月)
●
中国国務院は、農村部の不動産や土地の権利登録制度を改善する必要性を強調(2014 年 7 月)
●
新都市化改革の試行先として62 の県・市・郡を選出(2014 年 10 月)
●
中国国務院は 600 以上の行政承認項目を撤廃、
または、
地方政府に承認権限を委譲(2013 年 3月~)
●
「国家安全委員会」を新設(2013 年 11 月)
●
「全面深化改革指導グループ」 新設。1 年間で 7 回の会議開催、改革の詳細を検討(2013 年 12 月)
●
深刻な汚職問題により中国共産党中央軍事委員会の元副主席の徐才厚氏の党籍をはく奪処分(2014年6月)
●
中国共産党政治局元常務委員周永康氏が腐敗容疑の調査を受け拘束(2014 年 7 月)
●
県・省レベル以上の官僚 49 名が逮捕、または拘束(2014 年 9 月~)
(出所)
各種資料を基に三井住友アセットマネジメント作成 ※上記は全てを網羅する内容ではございません。また、今後の市場環境等を保証するものではありません。
4
中国の魅力
変化する中国
ニューノーマル
(新常態)
で持続的安定成長へ
ジンの転 換
ン
エ
展
発
経 済の
1980年代∼
国内主導の成長
●
●
重厚長大産業
生産能力の引き上げ
2000年代∼
投資・輸出主導での高成長
●
2001年WTO加盟
●
世界の工場
2010年代∼
内需主導へ方向転換
リーマンショックによる
外需落ち込み
● 所得向上による消費拡大
●
モスクワ
期待が高まる
「一帯一路」構想
現代版シルクロードとも呼ばれる
「一帯一路」構想で、
内需不足解消、資本輸出、人民元国際化を狙う
主な目的
①沿線諸国の経済開発に協力
デュースブルク
ドイツ
ベニス
イタリア
イスタンブール
トルコ
沿線諸国との交通やパイプライン網の整備
■ 沿線諸国との政治経済面での関係強化
■
②国内過剰生産能力の輸出
■
■
国内の生産余力を輸出に振り向ける
国内の需給ギャップの調整弁としての役割
③資本財輸出先の開拓
鉄道、道路などの社会インフラ輸出の推進
■ 資金や技術の供与による長期的な関係強化
■
④人民元国際化の推進
■
■
5
為替変動リスクの削減
人民元経済圏の確立
ケニア
ニューノーマル
(新常態)
▶ 経済の急速成長から安定成長へ
▶ 規模とスピード重視から質と効率重視
▶ 伝統的な成長リード役→新たな成長リード役へ
内需拡大
新しい成長ドライバー
・新しい産業の育成
(ネット、医療、教育、自国ブランドなど)
・海外ニーズの取り込み
( 鉄道などのインフラ輸出)
ロシア
ビシュケク
ウズベキスタン
キルギスタン
サマルカンド
テヘラン
ウルムチ
タジキスタン
ドゥシャンベ
中国
イラン
西安
福州
シルクロード経済帯
(一帯)
コルカタ
インド
ハノイ
ベトナム
スリランカ
マレーシア
ハンバントタ
ラム
21世紀海上シルクロード(一路)
クアラルンプール
ジャカルタ
インドネシア
(出所)
各種資料を基に三井住友アセットマネジメント作成 ※上記は理解を深めていただくためのイメージ図です。
6
中国株 式市場の紹介
時価総額、銘柄数
東京証券取引所
CHINA
東京市場:524.9兆円 3,468銘柄
上海証券取引所
Shanghai
上海
Hong Kong
Shenzhen
A株
469.8 兆円
986 銘柄
上海
B株
1.7 兆円
53 銘柄
上海市場:471.5兆円 1,039銘柄
深セン証券取引所
香港証券取引所
うち
H株
A株
深セン
うち レッドチップ
88.6 兆円
202 銘柄
246.8 兆円
1,606 銘柄
80.8 兆円
133 銘柄
香港市場:387.6兆円 1,752銘柄
B株
深セン
1.6 兆円
51銘柄
深セン市場:248.5兆円 1,657銘柄
(注 1)
データは2014年12月末時点。
(注 2)
時価総額は発行済み株式数ベース(上海、深センは非流通株式を含む)。為替は1香港ドル=15.461円、1人民元=19.325円で換算(2014年12月末時点)。
(出所)
香港証券取引所、FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
香港市場の業種別構成比率
エネルギー資源
3.7%
公益事業 3.9%
医療技術 4.1%
技術サービス
4.2%
消費者サービス
4.6%
非耐久消費財 4.8%
製造業 4.8%
非エネルギー資源 5.1%
7
深セン市場の業種別構成比率
工業サービス
3.9%
技術サービス
5.0%
その他
15.2%
金融
41.0%
通信
8.5%
医療技術 2.7%
その他
11.0%
電子技術 3.4%
製造業
15.6%
非エネルギー
資源 5.6%
非耐久消費財
5.7%
耐久消費財 6.5%
医療技術 8.0%
上海市場の業種別構成比率
電子技術
14.4%
加工業
11.6%
金融
12.9%
公益事業 4.5%
加工業 5.0%
その他
10.7%
金融
36.4%
非エネルギー
資源 5.1%
工業サービス
5.2%
運輸 5.5%
製造業 8.8%
エネルギー資源 12.6%
(注 1)
データは2014年12月末時点。 (注 2)
数値は四捨五入の関係上、合計が100%とならない場合があります。 (注 3)
業種はFactSet分類。
(出所)
FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
株式の種類
種類
特徴
本社所在地
資本
売買通貨
上海A株
一部可
中国本土の企 業が国内投 資 家 向けに発 行
し、上海市場に上場している株式。外国人に
は投資制限あり。
中国本土
中国本土
人民元
深センA株
一部可
中国本土の企 業が国内投 資 家 向けに発 行
し、深セン市場に上場している株式。外国人
には投資制限あり。
中国本土
中国本土
人民元
上海B株
可
中国本土の企業が外国人投資家向けに発行
し、上海市場に上場している株式。売買通貨は
米ドル。
中国国内投資家にも開放されている。
中国本土
中国本土
米ドル
深センB株
可
中国本土の企業が外国人投資家向けに発行
し、深セン市場に上場している株式。売買通
貨は香港ドル。中国国内投資家にも開放さ
れている。
中国本土
中国本土
香港ドル
H株
可
香港市場に上場している中国本土企業の株
式。金融や重工業等大型製造企業が多い。
中国本土
中国本土
香港ドル
レッドチップ
可
香港市場に上場している中国本土系資本の
香港企業の株式。通信、
サ-ビス、IT関連等が
多くなっている。
香港
中国本土
香港ドル
上記以外の香港株
可
香港市場に上場しているH株、
レッドチップ以
外の株式。
香港
香港等
香港ドル
株
A
外国人の取引
株
B
香港株
海外投資家への A 株投資開放の流れ
2002年
12月施行
QFII
中国証券監督管理委員会から認定された
海外の機関投資家に米ドルから国内の人民元への交換を
通してA株市場への投資を認める制度
資金の受け渡しに制限があること
(現在は週に1度)
と、
米ドルからの交換しか認められていないため、
円からの投資の場合、円→米ドル→人民元の取引が必要となります。
2011年
12月施行
RQFI
I
中国証券監督管理委員会から認定された
海外の機関投資家に中国域外にある人民元への交換を
通してA株市場への投資を認める制度
QFII制度と異なり、流動性(換金性)
に制限がありません。
香港を経由して人民元で投資することになります。
2014年
11月施行
直通列車( 香港と上海の株式市場間相互取引の通称名 )
海外の個人や機関投資家に香港証券取引所を通して、
上海証券取引所A株市場に投資を認める制度
海外の機関投資家のA株投資の選択肢が増えました。
海外の個人投資家もA株投資が可能になりました。
※上記の写真はイメージです。
8
中国株 式市場の魅力
存在感の高まり
存在感高まる中国系企業
■
リーマンショック以降、中国の株式市場はボックス圏で推移してきましたが、足元は上昇傾向にあります。
■
直近、世界の株式市場で中国・香港
(以下、
「中国系」)企業の存在感が増しており、株式時価総額上位 20 社の中
に4社がランクインしています。上位500社で見ると2004年に比べ3倍以上となる40社がランクインしています。
主要各国株式市場の推移
(ポイント)
600
中国
米国
日本
ブラジル
500
中国 353.4
400
300
ブラジル 190.9
200
米国 169.9
100
日本 122.4
0
04/12
05/12
06/12
07/12
08/12
09/12
10/12
11/12
12/12
13/12
14/12
(年/月)
(注 1)
データは2004年12月末~2014年12月末。2004年12月末を100として指数化。
(注 2)
中国はCSI300指数、米国はS&P500種指数、日本はTOPIX指数、ブラジルはボベスパ指数を使用(いずれも現地通貨ベース)。
(出所)
Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
※上記は参考情報として記載したものであり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
時価総額 500 位以内の銘柄数
株式時価総額ランキング20 位以内の
中国系および日本企業
(2014年12月末時点)
国
地域
業種
順
位
企業名
6
中国石油
中国
石油開発
10
中国工商銀行
中国
銀行
米国 209
2014年
中国系 日本
40 35
中国系 9
11 アリババグループ 中国 電子商取引
15
中国移動
20
トヨタ自動車
香港 移動体通信
日本
2004年
日本
51
米国 221
自動車
0
100
200
300
400
(注 )
時価総額500位以内の銘柄数のデータは各年末時点。 (出所)
FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
※上記の銘柄を推奨するものではありません。
9
500
(社)
潜在力の高さ
中国株式市場のバリュエーション
■
中国株式市場の時価総額は、現在および将来のGDPに対して、相対的に低い水準に留まっています。
■
相対的に高い経済成長率を考えると、現行の中国株式のGDP対比の時価総額比率やPERの水準は割安と
考えられます。
GDP と GDP 対比の株式時価総額の推移
(倍)
2.0
(兆米ドル)
25
中国GDP(左軸)
(予想)
GDP対比の株式時価総額(右軸)
20
1.6
15
1.2
10
0.8
5
0.4
0
03
05
07
09
11
13
15
0.0
19(年)
17
(注)
データは2003年~2019年。2014年~2019年はIMF予想。GDP対比の株式時価総額のデータは2003年~2013年の各年末値。
(出所)
IMF、Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
世界各国の予想 PER( 株価収益率 )の比較
世界各国の GDP 対比の株式時価総額
(倍)
(倍)
25
1.5
1.33
20
14.8
15
0.94
1.0
11.1
10
5
メキシコ
インド
米国
日本
中国
ドイツ
ブラジル
香港
ロシア
0
0.5
(注 1)
データは2014年12月末時点。
(注 2)
ロシアはMICEX指数、香港はハンセン指数、ブラジルはボベスパ指数、ドイ
ツはDAX指数、中国はCSI300指数、日本はTOPIX指数、米国はS&P500種
指数、インドはCNX NIFTY指数、メキシコはボルサ指数の予想PERを使用。
(注 3)
予想PERは12ヵ月先予想EPS(1株当たり利益)を基に算出。
(出所)
Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
0.0
0.35
0.37
中国
ロシア
0.43
ブラジル
0.56
ドイツ
0.61
インド
日本
米国
(注)
データは2013年12月末時点。
(出所)
Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
10
中国株 式市場の魅力
中国の代表的な企業
テンセント
中国最大手のインスタント・メッセンジャー(IM)ベン
ダー。インターネットおよび携帯電話向け付加価値サー
ビス、オンライン広告が主な収益源。若いユーザーから
圧倒的な支持を集めており、IMのアクティブユーザー数
は2014年9月末時点で約8億1980万人に達している。
●
●
●
●
主要事業:ソフトウェア
時価総額:8,511億香港ドル(13兆1,583億円)
売上高:604億香港ドル(9,344億円)
上場市場:香港
中国移動
2014年11月末の加入者数は約8億385万人で世界最
大の携帯電話事業者。第3世代(3G)では、中国独自の
TD-SCDMA規格を展開。2013年12月には、中国主導
で開発したTD-LTE規格の第4世代(4G)サービスを開
始している。
●
●
●
●
主要事業:電気通信サービス
時価総額:1兆4,908億香港ドル(23兆483億円)
売上高:6,302億香港ドル(9兆7,429億円)
上場市場:香港(レッドチップ)
平安保険
1988年に深セン市で創業した民営企業であり、生命保
険では中国人寿保険に次ぐ中国第2位。国際経験豊か
なマネジメントと知名度および好感度の高いブランド、
各種金融商品のクロスセリング等に強み。
●
●
●
●
主要事業:保険
時価総額:5,811億香港ドル(8兆9,838億円)
売上高:4,574億香港ドル(7兆719億円)
上場市場:香港(H株)
(香港ドル)
120
(香港ドル)
6
EPS
(右軸)
株価
(左軸)
100
(予想)
5
80
4
60
3
40
2
20
1
0
0
2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016(年)
(香港ドル)
100
90
EPS
(右軸)
株価
(左軸)
(香港ドル)
10
(予想)
9
80
8
70
7
60
6
50
5
2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016(年)
(香港ドル)
100
80
EPS
(右軸)
株価
(左軸)
(香港ドル)
10
(予想)
8
60
6
40
4
20
2
2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016(年)
(注 1)
データは2009年~2016年。株価は各年末値。EPS(1株当たり利益)の2014年~2016年はFactSetの公表するコンセンサス予想。
11
会社概要は2014年12月末時点。売上高は2013年12月期決算。時価総額は2014年12月末の為替レートを使用して円換算(1香港ドル=15.461円、1人民元=19.325円)。
(注 2)
中国工商銀行
中国4大国有商業銀行の中で資産規模が最大。2006
年10月に、中国の銀行で初めて香港市場と上海市場
での同時上場を果たした。中国最 大 級の支 店 網(約
17,000店)を通じた幅広い顧客層に強み。
●
●
●
●
主要事業:銀行
時価総額:1兆6,240億香港ドル(25兆1,088億円)
売上高:5,789億香港ドル(8兆9,502億円)
上場市場:香港(H株)
雲南白薬
中国の漢方薬最大手。主力の雲南白薬は、止血・活血
分野で優れた効能が認められ、その製法は国家機密扱
いとなっている。近年では、そのブランド力をテコに漢
方薬成分入りの歯磨き粉やシャンプーなど薬品の周辺
分野にも進出し、シェアを伸ばしている。
●
●
●
●
主要事業:医薬品
時価総額:633億人民元(1兆2,234億円)
売上高:158億人民元(3,056億円)
上場市場:深セン(A株)
重慶長安汽車
重慶に拠点を置く大手自動車メーカー。自社ブランドに
よるミニバンやセダン、小型トラック等の生産・販売に
加え、フォードやマツダ、スズキとの合弁事業を展開し
ている。
●
●
●
●
主要事業:自動車製造
時価総額:732億人民元(1兆4,141億円)
売上高:385億人民元(7,437億円)
上場市場:深セン(A株)
(香港ドル)
8
6
EPS
(右軸)
株価
(左軸)
(香港ドル)
1.6
(予想)
1.2
4
0.8
2
0.4
0
0.0
2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016(年)
(人民元)
100
80
EPS
(右軸)
株価
(左軸)
(人民元)
5
(予想)
4
60
3
40
2
20
1
0
0
2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016(年)
(人民元)
20
15
EPS
(右軸)
株価
(左軸)
(人民元)
4
(予想)
3
10
2
5
1
0
0
2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016(年)
(注 3)
上記は例示を目的とするものであり、個別銘柄を推奨するものではありません。上記は過去の実績および将来の予想であり、今後の成果等を保証するものではありません。
(出所)
FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
12
中国の通貨戦略
人民元と香港ドルの為替動向
上昇が続く人民元
■
人民元は、2005 年 7 月の切り上げ以降、一定範囲(対米ドル:±2.0%)における管理変動相場制となっ
ており、リーマンショック前後を除き緩やかに対米ドルで上昇しています。
■
香港ドルは、米ドルに対して実質的な固定相場制を採用しており、対円相場は米ドル円の動きと基本的に
連動しています。
人民元の対米ドル相場の推移
人民元・香港ドルの対円相場の推移
(香港ドル/米ドル)
0
(人民元/米ドル)
5
~
6
7
人民元/米ドル
(左軸)
2008年7月
0.03
通貨バスケットを
参考にした、
市場の
需給に基づく管理
変動相場制へ移行
~
2008年7月
円/人民元
0.06
15
0.09
世界金融危機を受け、
事実上の固定相場制へ
(ドル・ペッグ制)
0.12
香港ドル安
人民元安
2010年6月
9
19
17
2010年6月~
人民元相場弾力化、
人民元高容認を示唆
8
香港ドル高
人民元高
2005年7月
(円)
21
13
11
円/香港ドル
香港ドル/米ドル
(右軸)
10
05/1
07/1
09/1
11/1
0.15
(年/月)
13/1
9
05/1
07/1
09/1
11/1
13/1
(年/月)
(注)
データは2005年1月末~2014年12月末。 (出所)
Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
check : 人民元の国際化
2012 年1月
人民元の取引シェアの推移
リーマンショック時の大きな為
替変動受けて、米ドル等外貨建て
取引に依存するリスクを抑制する
ため2009年7月以降人民元建て
取引の増加を目的に人民元の国際
化を進めてきました。
習政権下でも
その流れは加速しており、人民元
の取引量は拡大しています。
(出所)
SWIFTのデータを基に三井住友アセット
マネジメント作成
13
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
2014 年10月
ユーロ
米ドル
英ポンド
日本円
豪ドル
カナダドル
スイスフラン
スウェーデンクローナ
シンガポールドル
香港ドル
ノルウェークローネ
タイバーツ
デンマーククローネ
ロシアルーブル
南アフリカランド
ハンガリーフォリント
ニュージーランドドル
メキシコペソ
トルコリラ
44.04%
29.73%
9.00%
2.48%
2.08%
1.81%
1.36%
1.05%
1.03%
0.95%
0.93%
0.82%
0.54%
0.52%
0.48%
0.34%
0.33%
0.31%
0.27%
人民元
0.25%
1
2
3
4
5
6
米ドル
ユーロ
英ポンド
日本円
豪ドル
カナダドル
人民元
1.59%
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
スイスフラン
香港ドル
タイバーツ
シンガポールドル
スウェーデンクローナ
ノルウェークローネ
ポーランドズロチ
ニュージーランドドル
南アフリカランド
デンマーククローネ
ロシアルーブル
メキシコペソ
トルコリラ
1.32%
1.03%
0.93%
0.87%
0.85%
0.73%
0.63%
0.49%
0.47%
0.47%
0.38%
0.37%
0.32%
20位から
7位に
ランクUP
7
43.50%
29.38%
8.42%
2.91%
1.97%
1.76%
重要な注意事項
【投資信託商品についてのご注意(リスク、費用 )】
●投資信託に係るリスクについて 投資信託の基準価額は、投資信託に組み入れられる有価証券の値動き等( 外貨建資産には為替変動もあります。)の
影響により上下します。基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。運用の結果として
投資信託に生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。したがって、投資信託は預貯金とは異なり、投資元
本が保証されているものではなく、一定の投資成果を保証するものでもありません。
●投資信託に係る費用について
ご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます。
◆
直接ご負担いただく費用・・・申込手数料 上限 3.78%( 税込 )
・・・換金(解約)手数料 上限 1.08%( 税込 )
・・・信託財産留保額 上限 3.50%
◆
投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用・・・信託報酬 上限 年 2.052%( 税込 )
◆
その他費用・・・監査費用、有価証券の売買時の手数料、デリバティブ取引等に要する費用( それらにかかる消費税
等相当額を含みます。
)
、および外国における資産の保管等に要する費用等が信託財産から支払わ
れます。また、投資信託によっては成功報酬が定められており当該成功報酬が信託財産から支払わ
れます。投資信託証券を組み入れる場合には、お客さまが間接的に支払う費用として、当該投資信
託の資産から支払われる運用報酬、投資資産の取引費用等が発生します。これらの費用等に関しま
しては、その時々の取引内容等により金額が決定し、運用の状況により変化するため、予めその上
限額、計算方法等を具体的には記載できません。
※なお、お客さまにご負担いただく上記費用等の合計額、その上限額および計算方法等は、お客さまの保有期間に応
じて異なる等の理由により予め具体的に記載することはできません。
上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきま
しては、三井住友アセットマネジメントが運用するすべての投資信託( 基準日現在において有価証券届出書を提出
済みの未設定の投資信託を含みます。
)における、それぞれの費用の最高の料率を記載しております。投資信託に係
るリスクや費用は、それぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、事前に投資信託説明書( 交
付目論見書 )や契約締結前交付書面等を必ずご覧ください。
●投資信託は、預貯金や保険契約と異なり、預金保険・貯金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。ま
た登録金融機関でご購入の場合、投資者保護基金の支払対象とはなりません。
●投資信託は、クローズド期間、国内外の休祭日の取扱い等により、換金等ができないことがありますのでご注意ください。
[2014 年 4 月 1 日現在 ]
●
当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、
株式、債券等の売買を推奨 ・ 勧誘するものではありません。
●
当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
●
当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
●
当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の
●
当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するもので
市場環境等を保証するものではありません。
はありません。
●
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●
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び許諾者に帰属します。
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