草津市小中学校校務支援システム構築業務 特記仕様書 1.適用範囲 本特記仕様書は、草津市の発注する「草津市小中学校校務支援システム構築業務」の実施に関し 適用する。本仕様書に定めない事項については、市と受託者間において協議を行うものとする。 2.業務の概要 草津市小中学校校務支援システム(以下「システム」という。)構築業務は、市教育委員会事務局 及び市内小中学校20校(小学校14校(開校予定の1校を含む)、中学校6校)をシステムの構 築対象とし、システム導入から運用サポートまでを行うものとする。各学校におけるシステムの運 用開始は、平成27年9月1日からとし(開校予定の1校を除く)、平成28年4月1日からは全 ての機能が利用可能な状態とすること。業務期間は、初期導入業務については、売主決定通知のあ った日から平成28年3月31日までとし、システムの利用期間及び保守業務期間については、平 成27年8月1日から平成32年7月31日までとする。本件業務の実施に当たり、想定される主 な作業、要件を以下に記載する。 (1)構築等に関わる作業 ア プロジェクト管理(進捗管理・課題整理) ・各種打ち合わせ、検討事項へのアドバイス、提案を行うこと。 ・システム導入の経過、進捗状況等について、会議等を通じて報告すること。 ・システムの導入に際し、必要となる関係部署、関係機関との調整用資料の作成についても 支援すること。 ・仕様や要件の確認及び確定は、必ず書面により行うこと。 イ 各種初期設定支援 ・学校の校務への影響に細心の注意を払うこと。 ・教育委員会担当者、各学校、校務系ネットワーク委託業者等、関係者と十分な連絡調整を 行ったうえで作業を行うこと。 ・システム導入後、利用端末の大規模な更新等は予定していないが、教職員の異動等による 利用端末の増加時には、必要に応じて本件業務の保守内で対応すること。 ウ 各種帳票のカスタマイズ エ システム稼動基盤の整備 ・既存ネットワーク環境を熟知するよう努めるとともに、ネットワーク事業者と十分な調整 を行ったうえで整備を進めること。 オ 運用ルールの策定 ・システムの運用に関して、市が行うルール策定の支援を行うこと。 カ その他付帯作業 ・学習指導要領改正時における指導要録の様式変更があった場合は、本件業務の保守内で開 発対応を行うこと。 1 ・平成28年4月に開校(分離新設)予定である(仮称)老上第二小学校についても、シス テムの構築対象とし、本業務の中で、システム導入から運用サポートまでを行うこと。 (2)運用サポート ア 学校研修会の実施 ・教職員への研修会の日程及び内容は、本市と協議のうえ、決定すること。研修の開催場所 は、市側で提供するものとする。 イ データ登録・移行 ・運用に必要となるマスタ類の登録・設定、及び在校生データの移行作業については、学校 または教育委員会事務局の立会(於:学校)・協力のもと、事業者が主体となって実施す ること。 ウ 試行運用サポート ・本番稼動前に約1か月程度(平成27年8月、夏季休暇期間中)の試行運用を想定してい る。操作研修会の実施と併せて、試行運用時のサポートを行うこと。 エ 利用者運用サポート ・システム導入後、電話や電子メール等による学校からの問い合わせに対応すること。 但し、学校の窓口(問い合わせ担当者)は一本化するものとする。 オ 障害発生時の対応 ・システム運用環境に障害が発生した際は、2時間以内(土日祝日を含む)に状況の報告及 び復旧に向けた具体的な対応策(復旧時期の目途を含む)を示すこと。 ・機能の不具合等が判明した場合は、本件業務の保守内で修正対応を行うこと。 (3)納品物 基本的な納品物としては、次のとおりとする。各納品物の納期は、②③のマニュアルについては 平成27年8月31日まで、その他は平成28年3月31日までとする。システムについては、 市によるシステムの正常稼動の確認をもって納品完了とする。 ① システム及び稼動・運用に必要となるハードウェア環境 ② 利用者向け研修資料及びシステム操作マニュアル ③ 管理者向け研修資料及びシステム運用管理マニュアル ④ 完成図書 ⑤ その他付帯的に作成した成果物 ⑥ 上記②~⑤の内容を収めた電子媒体(後に編集が可能なファイル形式) 2.システムの利用条件 (1)システムの利用場所 利 用 場 所 住 所 草津市教育委員会事務局 草津市草津三丁目13-30 志津小学校 草津市青地町827 志津南小学校 草津市若草二丁目16-2 草津小学校 草津市草津三丁目14-5 2 草津第二小学校 草津市大路二丁目7-62 矢倉小学校 草津市矢倉二丁目5-50 渋川小学校 草津市西渋川二丁目8-55 老上小学校 草津市野路町517 (仮称)老上第二小学校 草津市矢橋町508-1 玉川小学校 草津市野路町2218 南笠東小学校 草津市南笠四丁目4-1 山田小学校 草津市北山田町350 笠縫小学校 草津市上笠一丁目6-2 笠縫東小学校 草津市平井三丁目8-1 常盤小学校 草津市志那中町119 高穂中学校 草津市追分町七丁目6-1 草津中学校 草津市草津二丁目16-18 老上中学校 草津市矢橋町7-1 玉川中学校 草津市野路東三丁目3-18 新堂中学校 草津市新堂町111 松原中学校 草津市下笠町110 (2)システム利用対象者 システムを利用するユーザー数は、上記小中学校20校の教職員約670ユーザーである。 システムに登録する児童生徒の人数は、小中学生約11,000名である。 (3)利用端末 端末台数:約670台 OS:Windows 7 以上(8.1が主体) ワープロ・表計算ソフト:Office2007 以降 ブラウザ:Internet Explorer 8.0 以上 PDFビューワー:Adobe Reader 8.0 以上 (4)現行の教育ネットワークについて 別紙「ネットワーク構成図」を参照のこと。 3.システムの基本的要件 システム及びシステム構築の基本要件は、次のとおりとする。 (1)導入するシステムは、既存のパッケージソフトウェアとすること。ソフトウェアは、納入時に おける最新のバージョンであること。 (2)パッケージソフトウェアは、一般社団法人全国地域情報推進協会(APPLIC)の準拠登録製品 一覧(教育アプリケーションユニット)に掲載されている製品であること。 (3)児童生徒の情報は、自治体一括のデータベースで一元的に管理できること。 (4)個人情報保護対策や情報漏えい防止を強化するため、システムは、ユーザーID、パスワード 3 等を入力し、利用者認証を行うことができるものであること。また、役職等に応じたユーザー のアクセス制限が可能であり、システム管理者は、各教職員のユーザーID、パスワードを入 力することなく、各機能を代行処理できること。 (5)公簿帳票に関しては、セキュリティの高い方式で閲覧と印字を行う仕組みとすること。 (6)アクセスは各校に配備されている校務用コンピュータからのみとし、既存のネットワーク環境 を十分考慮した構築を行うこと。システムに障害が発生した場合に速やかに復旧できるシステ ムとすること。 (7)学校繁忙期の負荷の状況下にあっても、ストレスなく利用できるシステムであること。 (8)クライアントサーバ型のシステムを提案する場合は、利用端末の更新等を考慮し、クライアン トPC上でアプリケーションの個別インストール作業が必要ないこと。また、システムが有す る業務処理機能は、プラグイン等の追加インストールを行わずに利用可能であること。 (9)作成した各種帳簿は、保存年限を考慮のうえ、年度毎にシステム内に格納・保存できること。 (10)学校の規模を問わず、ライセンスは学校単位で取得できるようにすること。 4.機能要件 導入するシステムについては、次の機能を実装すること。 (1)名簿/学籍管理機能 ・児童生徒の名簿情報、転入転出等の学籍異動情報を管理できること。 ・名簿情報を検索できること。 ・Excelデータによる入出力ができること。 ・指導要録、通知表、調査書等の各種様式作成に必要な情報を管理できること。 ・児童生徒が特別支援学級に在籍する場合、その情報を管理できること。 ・児童生徒の学年を繰り上げる進級処理ができること。 ・児童生徒情報として、メモ入力(備考欄)を設けられること。 ・登録情報を組み合わせて、児童生徒名簿を作成できること。 ・外字を登録(表示、印刷)できること。 (2)出欠管理機能 ・システムに出欠情報を入力し、本市指定の出席簿を作成できること。 ・授業日数は、学級ごとに登録・管理することができること。 ・入力した出欠情報は、出欠区分とその理由を自動集計し、通知表に学期の出欠情報として転記 されること。 (3)成績管理機能(成績処理・通知表/指導要録/調査書作成) ・通知表は各学校の独自性を尊重し、可能な限り学校ごとにカスタマイズできるようにすること。 ・本市の定める通知表、指導要録様式を作成できること。 ・各教員が設定した評価基準に基づき、観点別評価や評定を算出することができること。 ・評価や評定の算出方法を複数から選択できること。 ・算出された評価や評定を、手動で編集できること。 ・観点別評価、素点等において、Excelデータの活用ができること。 4 (4) 教育計画(週案等)管理機能 ・入力した情報をもとに、週案のベースを作成できること。 (5)データ出力機能 ・システムで管理するデータをExcel等のデータで出力することができること。出力対象とする データの範囲は、市と協議のうえ、決定するものとする。 5.システム稼動基盤(ハードウェア環境)の要件 システム構築は、以下のいずれかの方式により行うものとする。いずれの方式を採用する場合でも、 以下の本市教育委員会データセンター(以下「本市データセンター」という。)の管理者(ネット ワーク事業者)と十分調整を行ったうえで提案を行うこと。 <本市データセンター> 施設名称:西日本電信電話㈱ 滋賀支店 滋賀ITデータセンター 住 所:滋賀県大津市浜大津1-1-26 連 絡 先:西日本電信電話㈱ 滋賀支店 ビジネス営業部 SE部門 担当:中村・川崎 TEL(077)527-7461(平日 9:00~17:00) (A)センターサーバ(ハウジング)方式の要件 ① 本市データセンターにシステム構築を行うこと。 ② システムが安定して稼動するサーバスペック(台数・CPU・メモリ・記憶装置)を 提案すること。また、データベースの内容を自動的にバックアップできること。 ③ サーバ機の調達及び保守等は、西日本電信電話㈱が実施する。 (B)クラウド方式(インターネットVPNによる接続)の要件 ① クラウドサービスとして、既に他の教育委員会での導入・稼動実績を有していること。 ② 平成22年10月公表の総務省「校務分野における ASP・SaaS 事業者向けガイドライン」 に準じた内容の構築であること。 ③ データセンター等は、日本国内に存在すること。また、ISO基準等を複数取得したもの であること。データセンターの要件は、別紙「データセンター要件」を参照のこと。 ④ 市と協議のうえ、サービス仕様書(Service Level Agreement)を締結すること。 ⑤ 本市データセンター等との接続はVPNで行い、通信の暗号化及び市教育委員会指定の グローバ ルアドレス以外からの接続ができないようにする等、セキュリティ上の必要な 措置を講じること。 (C)クラウド方式(フレッツグループへの参加)の要件 ① 上記(B)①~④までは同様とする。 ② 本市教育委員会のネットワーク(フレッツグループ)に参加すること ③ フレッツ回線(フレッツ光ネクスト(1G))及び拠点接続サービス(フレッツVPNワ イド30)を利用すること。その他、データセンターが西日本電信電話㈱のサービスエリ ア外に存在する場合は、サービスの乗り入れ等に必要な条件の確認を行うこと。 5 6.研修に関する要件 利用者に対する研修については、下記のとおり実施すること。研修内容及び実施時期等の詳細につ いては、改めて教育委員会と協議のうえ、決定するものとする。 (ア)システムの稼動開始前に、システム管理者(管理職)向けの集合研修及びシステム利用者 (一般教職員)向けの個別研修(学校単位)をそれぞれ1回以上実施すること。 (イ)導入翌年度以降のフォローアップ集合研修を年1回以上実施すること。 (ウ)その他、システムの円滑な導入・運用に必要と思われる研修があれば、提案者において 提案すること。 (エ)それぞれの研修資料を事前に必要部数準備すること。また、電子媒体でも納品すること。 7.保守・運用に関する要件 システムの安定的な稼動を実現するため、下記のとおりサポートを行うこと。全ての必要な費用は、 本案件の見積に含めるものとする。 (ア)システム運用開始から5年間(平成32年7月31日まで)、ヘルプデスクを設置し、シ ステム利用者(学校の窓口担当者)からの問い合わせに対応すること。 対応時間は平日9時から17時とし、必要に応じて、パッケージソフトウェアの技術担当 者による対応を行うこと。 (イ)システム障害等、重大な障害が発生した際の対応について提示すること。システム障害が 発生した際には、2時間以内(土日祝日を含む)に状況の報告及び復旧に向けた具体的な 対応策(復旧時期の目途を含む)を示すこと。 (ウ)機能の不具合等が判明した場合は、本件業務の保守内で修正対応を行うこと。 8.選考基準について 本業務の選考基準は、以下のとおりとする。なお、各項目の末尾の数字は配点を示している。 (1)業務実績・実施/保守体制・スケジュール管理等(35/150) (2)提案力・課題対応力等(30/150) (3)システム基本要件(25/150) (4)システム機能・付加価値(40/150) (5)価格(20/150) 9.導入スケジュールについて システムの導入スケジュール(案)は、下記のとおりとする。教職員の作業負担や校務繁忙時期等 を考慮したうえで、提案者により導入スケジュールを提示すること。 (1)導入スケジュール(案) 平成27年4月 売価(システム使用料)決定通知(発注書)、システム構築業務開始 8月 データ移行、操作研修、システム試行運用 9月 システム1次稼動(名簿/学籍管理、出欠管理、成績処理/通知表作成) 平成28年4月 システム2次稼動(指導要録/調査書作成 他) 6 (2)スケジュール作成上の留意点 スケジュールの作成にあたっては、次の事項に留意すること。 (ア)本件業務の着手は、売主決定通知以降、速やかに実施することとし、基本設計から 本番稼働(2次稼動)までの工程を平成28年3月31日までに完了させること。 (イ)進捗状況確認等の打ち合わせ日程についてもスケジュールに含めること。 (ウ)データ移行期間は、データ精度を確保するため十分なチェック期間を確保すること。 (エ)教職員への操作研修は、操作を習熟するための期間を十分に確保すること。 9. その他留意事項 (1)禁止事項 本件において知り得た情報は、本件の目的以外に使用し、又は第三者に開示もしくは漏えいして はならない。また、本件業務において生じる一切の権利・義務の第三者への譲渡または貸与を禁 止する。 (2)瑕疵担保責任 システムの不具合が完了検査後に発見された場合は、受託者が無償で是正処置を行うこと。なお、 瑕疵担保責任は、システムの完了検査後1年間とする。 (3)環境配慮の周知 受注者は、市が実施している環境マネジメントシステムに配慮し、環境にやさしい事業活動を心 掛けること。 (4)熱中症の予防 本市は、熱中症予防を推進しており、また、労働安全衛生の観点からも事業主は熱中症による労 働災害の防止に努めなければならないことから、特に梅雨から夏期にかけての時期は、次のこと をはじめ、熱中症予防に万全を期すこと。 ・高温多湿な作業場所での作業中は注意し、また頻繁に巡視を行うこと。 ・無理な作業は控え、健康状態にも十分配慮すること。 ・スポーツドリンク等の塩分を含む飲み物を摂取し、休憩をとるなど適切な対策を講じること。 参照:「草津市民を対象とした熱中症予防対策」や「職場における熱中症の予防(厚生労働省)」 (いずれも本市のホームページに掲載) (5)個人情報取扱特記事項及び情報セキュリティ特記事項の遵守 個人情報を取り扱う際は、別紙の「個人情報取扱特記事項」及び「情報セキュリティ特記事項」 を遵守しなければならない。 7 別記1 個人情報取扱特記事項 (個人情報の取扱い) 第1 受注者は、この業務の処理を行うために発注者から引き渡され、または受注者自らが収集し、もしくは 作成した個人情報が記録された資料等(以下、総称して「個人情報」という。)の取扱いに当たっては、個 人の権利利益を侵害することのないよう努めなければならない。 (個人情報の取扱責任者および取扱者) 第2 受注者は、個人情報の取扱責任者および取扱者を定め、その氏名を発注者に報告しなければならな い。 (秘密の保持) 第3 受注者は、この業務の処理により知り得た個人情報の内容を一切第三者に漏らしてはならない。 2 前項に規定する義務は、契約終了後も有効に存続するものとする。 (事故防止措置および事故発生の報告) 第4 受注者は、この業務の処理を行うために取り扱う個人情報の漏えい、滅失またはき損防止について必 要な措置を講じなければならない 2 受注者は、個人情報の漏えい、滅失またはき損等があった場合には、遅滞なくその状況を発注者に報 告し、その指示に従わなければならない。 (目的外使用の禁止) 第5 受注者は、この業務の処理を行うために個人情報を取り扱う場合には、個人情報を他の用途に使用し、 または第三者に提供してはならない。 (複写、複製の禁止) 第6 受注者は、個人情報を発注者の承諾なしに複写し、または複製してはならない。 (外部持出しの禁止) 第7 受注者は、業務履行以外のために個人情報を外部へ持ち出してはならない。 (資料等の返還等) 第8 受注者は、業務完了後、発注者の指示に従い、個人情報を速やかに返還または廃棄しなければなら ない。 (調査および報告) 第9 発注者は、受注者がこの業務の執行に当たり取り扱っている個人情報の状況について、随時に立入 調査を行い、または必要な事項について報告を求めることができる。この場合において、受注者は、発注 者の立入調査または報告の要求を拒否することができないものとする。 (再委託の禁止) 第10 受注者は、個人情報を取り扱う業務は自ら行うものとし、第三者に委託し、または請け負わせてはな らない。ただし、発注者の書面による承諾を得た場合は、この限りでない。 (個人情報の管理) 第11 受注者は、個人情報を滅失、き損および改ざんしてはならない。受注者自らが当該業務を処理する ために収集した個人情報についても、同様とする。 (目的外収集の禁止) 8 第12 受注者は、この業務の処理を行うために個人情報を収集するときは、業務の目的の範囲内で行うも のとする。 (契約の解除) 第13 発注者は、別に定める事項のほか、受注者が個人情報の保護に関し必要な措置を講じないときまた は個人の権利利益を保護できないと認めるときは、催告を要せずに契約を解除することができる。この場 合において受注者が被った損害について、発注者はその責めを負わない。 (損害賠償) 第14 受注者の責めによる個人情報の漏えい等によって発注者が損害を被った場合には、受注者はその 損害を賠償しなければならない。 9 別記2 情報セキュリティ特記事項 (秘密の保護および資料等に対する権利等) 第1 受注者は、草津市情報セキュリティポリシーの趣旨、草津市個人情報保護条例ならびにその他関連諸 法令を遵守し、業務を行うにあたっては、善良な管理者の注意をもって行うとともに、業務上知り得た事項 について守秘義務を負うものとする。 2 前項の規定は、本契約終了後も有効に存続するものとする。 3 業務を行うために、発注者が受注者に提供する物件および受注者が発注者に提供する物件ならびに 業務の完了に基づき発生した物件(資料およびこれから得られる情報等を含む。以下「資料等」という。) は、発注者に帰属するものとし、業務完了後は速やかに返還するものとし、発注者の承認または指示が あった場合を除くほか、受注者は複写や抜粋その他いかなる方法においても業務以外の用途に供して はならない。 4 受注者は、業務を行うために必要な設備、資料等の管理が安全かつ適切に行われるよう有効な措置 をとるものとする。 5 受注者は、同条第1項から第4項までの権利および義務について、従業員に対し周知徹底する義務を 負うものとする。 (身分証明書等の提示) 第2 発注者は、受注者に対し業務に従事する者の身分証明書等の提示を要求するができる。受注者は、 発注者の求めに対して速やかに身分証明書等を提示しなければならない。 (定期報告) 第3 受注者は、発注者に対し業務の進捗状況等を、定期的に報告するものとする。 2 報告方法および内容は、発注者、受注者協議して定めるものとする。 (監査) 第4 発注者は、発注者が必要と認める場合において、受注者に対して、定期もしくは随時に当該業務に関 して監査を実施できるものとし、受注者はこれを拒否できないものとする。 10
© Copyright 2024 ExpyDoc