記者発表資料(PDF形式 563KB)

横 浜 市 記 者 発 表 資 料
平 成 27 年 3 月 3 日
建築局営繕企画課
「公共建築物の環境配慮基準」を策定しました!
ベ
ル
ス
「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」を活用する取組みは自治体初!
キ
ャ
ス
ビ
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「CASBEE横浜」は、主要な施設はSランク、その他はAランクにします!
省エネルギー性能は、主要な施設は 3 割削減、その他は 1 割削減します!
公共建築物の省エネルギー性能や環境性能については、効果的かつ効率的な執行のためにも事
業の構想・計画段階など当初から決めておく必要があります。また、環境未来都市として、横浜
市の公共建築物が民間建物に先導して環境配慮に取り組むことが重要です。
このため、建築局では運営方針に掲げた局未来プロジェクトの中で、平成 25 年度から建築物
の温暖化対策ビジョンの検討を行い、このたび「横浜市の公共建築物における環境配慮基準」を
策定しました。
基準の概要
1
目的
「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」及び「横浜市生活環境
の保全等に関する条例」に基づき、横浜市が整備する公共建築物(新築)に求められる環境配
慮の水準を定め、環境への負荷の低減及び周辺環境の保全に配慮した公共建築物の整備を推進
することを目的とします。
2
環境配慮の水準
水 準
※1
※2
※3
※4
検証方法
主要な施設
(市庁舎、区庁舎等)
その他の施設※2
(延べ面積 300 ㎡以上)
省エネルギー性能
BELS※3
☆☆☆☆
(BEI≦0.7)
☆☆☆
(BEI≦0.9)
総合的な環境性能
CASBEE※4
Sランク
Aランク
※1
主要な施設:大規模(概ね 10,000 ㎡以上)で、不特定多数の市民が利用す
る施設
その他の施設:倉庫等の特殊な用途、増築を除く
「非住宅建築物の省エネルギー性能の表示のための評価ガイドライン(2013
国交省)」に基づく建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)による評価
指標
BEI = (設計一次エネルギー消費量)/(基準一次エネルギー消費量)
横浜市建築物環境配慮制度(CASBEE横浜)
BELS 表示プレートイメージ
☞ 平成 27 年 4 月 1 日以降に新築の設計を行うものから適用します。
☞ 完成した建物には「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」の
プレート等を掲示することとします。
♣ 平成 27 年度完成予定施設:市大 大学学生交流センター、南区総合庁舎 ほか
お問合せ先
建築局営繕企画課技術管理担当課長
横山 邦幸 Tel 045-671-2974
建築局施設整備課担当課長
肥田 雄三 Tel 045-671-2912(基準について)
裏面に基準あり
横浜市の公共建築物における環境配慮基準
平成26年12月4日
1
目的
この基準は、エネルギーの使用の合理化等に関する法律(昭和54年法律第49号)及び横浜市
生活環境の保全等に関する条例(平成14年12月条例第58号)に基づき、横浜市が整備する公共
建築物に求められる環境配慮の水準を定め、環境への負荷の低減及び周辺環境の保全に配慮し
た公共建築物の整備を推進することを目的とする。
2 基本事項
(1) 基本方針
横浜市生活環境の保全等に関する条例第141条の2に基づき、横浜市は、公共建築物の建築
に際し、環境への負荷の低減を図るために、適切な措置を講ずることとする。
(2) 配慮すべき事項
横浜市が、公共建築物の建築に際し、環境への負荷低減を図るための措置について配慮すべ
き事項については、「建築物環境配慮指針(平成17年3月15日横浜市告示第85号)」に定める
ものとする。
(3) 環境配慮の水準
環境配慮の水準は、次によるものとし、ア及びイに示す水準と同等以上であることを確認す
る。ただし、ウに掲げる場合はこの限りではない。
ア 「非住宅建築物の省エネルギー性能の表示のための評価ガイドライン(2013)
(平成25年 国土交通省住宅生産課)」に基づく建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)
(ア) 主要な施設※1(市庁舎、区庁舎等)
☆☆☆☆(0.5<BEI※2≦0.7)となること。
(イ) その他の施設(延べ面積が 300 ㎡以上)
☆☆☆(0.7<BEI≦0.9)となること。
※1 大規模(概ね10,000m2以上)で不特定多数の市民が利用する施設
※2 建築物省エネルギー性能表示制度による評価指標
BEI=設計一次エネルギー消費量/基準一次エネルギー消費量
3
イ
横浜市建築物環境配慮制度(CASBEE横浜)
(ア) 主要な施設(市庁舎、区庁舎等)
Sランクとなること。
(イ) その他の施設(延べ面積が 300 ㎡以上)
Aランクとなること。
ウ
次に該当する場合は、適用しないものとする。
(ア) 増築の場合
(イ) 工場、倉庫等
(ウ) 上記(ア)(イ)のほか、特殊な機能を有する公共建築物
適用日
この基準は、平成27年度に設計を行うものから適用する。