第3回委員会における意見等への対応について(PDF:358KB)

資料1
第3回委員会における意見等への対応について
●資産の総合評価について
No.
1
2
意見等の概要
「利用調整」という言葉が分かりにくいた
め、説明をした方が良い。
対応
ご意見を踏まえ、資料1-1の「1評価結果の概要」の脚注に
記述を追加します。(修正箇所は、参考資料1 参照)
評価結果が「当面継続」となった施設につ 当面継続となった施設については、利用状況を注視しつつ、
いては、再度評価をする等、評価後の取り 大規模改修等の段階で、見直しを検討するとともに、平成28
扱い手法について、説明した方が良い。 年度策定予定のアクションプランにおいて、施設の再配置を
検討します。
また、次期評価については、第1期評価の総括を行うととも
に、本委員会でご意見をいただきながら、今後、検討してまい
ります。
資料については、ご意見の趣旨を踏まえ、資料1-1の2(2)
に記述を追加します。(修正箇所は参考資料1 参照)
3
資料1-3においては、スポーツ施設の評 ご意見の趣旨を踏まえ、資料1-3のⅠ1(2)及び(3)に記述
価結果の概要が示されているが、「当面継 を追加します。(修正箇所は参考資料2 参照)
続」と「計画的保全対象」の違いが分かる
よう、もう少し説明を加えた方が良い。
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●千葉市公共施設等総合管理計画(原案)について
No.
意見の概要
対応
「第4章 2 インフラ (4) 施設機能の適
正化」について、規模の適正化であれば
分かるが、機能を適正化するということの
意味が伝わりにくい。
ご意見を踏まえ、以下のとおり修正します。
本編P28 8行目
(修正前)
(4)機能の適正化
ア 道路施設・公園施設・上水道施設・下水道施設
・総人口の減少、少子超高齢化の進展や周辺環境の変化な
どにより、施設そのものに対するニーズも変化していくことが
見込まれることから、施設の更新などの際には、必要規模な
どについても検討を行うことで施設機能の適正化を図ります。
↓
(修正後)
(4)施設規模等の検討
ア 道路施設・公園施設・上水道施設・下水道施設
・総人口の減少、少子超高齢化の進展や周辺環境の変化な
どにより、施設そのものに対するニーズも変化していくことが
見込まれることから、施設の更新などの際には、必要規模な
どについても検討を行います。
1
試算条件について、単価が変動する可能 ご意見を踏まえ、以下のとおり追記します。
性があるとか、いかに変動要因が多いの
かをきちんと示しておく必要があるため、 ①本編P15 図表14の【試算条件】欄
文章を工夫した方が良い。
概要版P1 右側 公共施設等(公共建築物・インフラ)
の更新費用の見通しの【試算条件】欄
本計画の対象施設をベースとした推計であり、新規整備は考
慮しない旨の記載を追加します。
②本編P16 (脚注)
2
3
平成21~23年度地方財政状況調査における投資的経費を
ベースに試算した率であることから、今後、人口動態や社会
経済情勢の変化などによる影響を考慮し、定期的に試算する
など、適切に現状を把握していきます。
「第3章 2インフラ (1)適切な維持管理
の推進」で、「職員の育成や管理の質を向
上するため、」という文章があるが、目的と
手段が一緒になってしまっているため、
「管理の質を向上するために、職員の育
成が必要」という構成に修正した方がよ
い。
ご意見を踏まえ、以下のとおり修正します。
本編P22 23行目
(修正前)
職員の育成や管理の質を向上するため、研修の実施などの
取り組みを継続して行います。
↓
(修正後)
研修の実施など、職員を育成する取り組みを継続して行いま
す。
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No.
4
5
意見の概要
対応
「第3章 管理等に関する基本的な考え
方」で、インフラは施設類型が違うため、そ
の中で適切な言葉を選ぶというのは難し
いと思うが、目的は共通しているため、「施
設によっては」などの言葉を入れた方が良
い。
ご意見のとおり、施設類型によって管理の取り組みが異なるこ
とから、本編22ページ12行目で、「・施設の管理にあたって
は、多種多様な施設があることを踏まえ、各施設の特性に合
わせて、予防保全型や事後保全型等の手法を選択します。」
と記述しています。
公園については、指定管理者制度や里
親制度などで市民が維持管理に参加し
て、長寿命化やコストを削減していくなど
の取り組みがあると思う。
また、全体的に「公共がやる」という主語が
ずっとついている印象がある。分野によっ
ては民間を積極的に活用していかなけれ
ばいけないと思う。
第4章や第5章などで、民間活用に関する
表現を入れてほしい。
ご意見を踏まえ、以下のとおり追記します。
本編P22 19行目
・施設の管理・運営にあたり、必要に応じて市民参画や協働
による取り組みを進めます。
本編P29 13行目
・必要に応じて市民参画等の機会を設けるなど、市民と市(行
政)が一体となった取り組みを進めます。
「第5章 2 市民、議会への理解促進」
ご意見を踏まえ、以下のとおり追記します。
で、参加・協働など、千葉市としてもう少し
踏み込んだメッセージを示してほしい。
本編P29 13行目
・必要に応じて市民参画等の機会を設けるなど、市民と市(行
政)が一体となった取り組みを進めます。
6
「第5章 4 本計画の検証、見直し」につ
いては、もう少し丁寧に書いてほしい。
定期的な見直しや、個別にも計画があっ
たり、施設類型によっても全然違うこともあ
ると思うが、もう少し丁寧に書いたほうが良
い。
7
8
ご意見を踏まえ、以下のとおり修正します。
本編P29 下から3行目
(修正前)
・施設に対するニーズの変化や今後の社会経済情勢に注視
し、必要に応じて、本計画の見直しを行います。
↓
(修正後)
・施設に対するニーズの変化や今後の社会経済情勢を注視
するとともに、各施設の取り組み状況等を踏まえ、計画期間
の中間年を目途に本計画の内容を検証し、必要に応じて見
直しを行います。
インフラについても、公共建築物における ご意見を踏まえ、インフラのフロー図を追加します。
資産経営システムのようなフロー図があっ
た方が良い。
※詳細については、インフラ所管課と調整中。
共通のものが無ければ、何らかの形で示
してほしい。
予算が限られている中で、改修等の優先
度が見えるような工夫をしてほしい。
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No.
9
意見の概要
「第2章 公共施設等を取り巻く現状及び
課題 3公共施設等の中長期的な経費見
通し」のグラフから、平成30年以降のイン
フラ維持管理費の急上昇、インフラの維持
更新、管理にかかる時間と経費の大きさ、
インフラは公共建築物のように縮減、廃止
が当面は困難である現状など、グラフだけ
ではなく、危機感が伝わるように文章で丁
寧に記すことも必要ではないか。
対応
ご意見を踏まえ、以下のとおり修正します。
概要版P1 右側の下から1行目
(修正前)
→厳しい財政状況のもと、施設総量の縮減や事業コストの削
減などによる取り組みが必要です。
↓
(修正後)
→公共建築物については、施設総量の縮減などスピード感
をもって取り組む必要があります。
→インフラについては、ネットワーク化された施設を縮減する
ことは、当面困難であることから、施設の長寿命化などによる
コストの縮減や予算の平準化を図ることが必要です。
「第4章 取り組みの方向性」で、施設グ
ループごとのアプローチを示す表に、一
部施設グループについては、既に遊休と
なっている施設の売却を含む有効活用が
記されているが、すべてのグループでもこ
のような取り組みを積極的に行う必要があ
10 るのではないか。
ご意見のとおり、遊休施設の有効活用は必要であることから、
本編21ページ16行目で、「運営コストの削減や余剰資産の
売却などを含め、持続可能な施設マネジメントを図ります。」と
記述しています。
なお、遊休施設についての説明を補足するため、以下の脚
注を追記します。
公共施設等の更新費用の見通しから言え
る事、その事に対する対応、対策を分かり
やすく記述してほしい。
例えば、「第3章 管理等に関する基本的
な考え方 2インフラ」の【考え方】1項目目
で、「・・・正確に予測することは困難です。
このため、各施設の状態を的確に把握す
る取り組みを進めます。」と記されている。
これは、寿命の予測は困難であるが、現
状の傷み方、また今後どうなるかは分かる
11 ということだと理解している。この現状把握
に時間と適切な予算、人材を投入し、適
切な維持管理、長寿命化、維持管理コス
トの縮減等々に繋げていくことが分かるよ
うにしてほしい。
本計画は管理に関する基本的な考え方等を示したものであ
ることから、施設の長寿命化やコストの縮減など、取り組みの
方向性を中心に記述しています。必要な人材や予算につい
ては、本計画に基づく取り組みを実施するにあたり、各施設
所管で確保していくべきと考えております。
なお、表現を分かりやすくするため、以下のとおり修正しま
す。
本編P21 (脚注)
学校などの既存施設との複合化や遊休施設の活用、民間施
設の活用を含めて検討します。
本編P22 10行目
(修正前)
・施設の劣化や損傷の進行は、利用状況や設置された周辺
環境等により施設ごとに異なるとともに、その状態は日々変化
していくことから、現状ではこれらの変化を正確に捉え、その
寿命を施設ごとに正確に予測することは困難です。このた
め、各施設の状態を的確に把握する取り組みを進めます。
↓
(修正後)
・施設の劣化や損傷の進行は、利用状況や設置された周辺
環境等により施設ごとに異なることから、各施設の状態を的確
に把握する取り組みを進めます。
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No.
意見の概要
対応
「P3 第1章 公共施設等総合管理計画と
は(総論) 1策定の趣旨」で、集約型都市
構造という表現は曖昧で、一般市民には
イメージし難いと考えるため、丁寧な説明
が必要ではないか。
ご意見のとおり、集約型都市構造についての説明が必要で
あることから、千葉市新基本計画(平成24年3月)で示された
考え方に基づき、本編10ページ「(2) 都市構造」で具体的
に記述しています。
今後、千葉市新基本計画や千葉市都市計画マスタープラン
(改定中)で示された内容等を踏まえ、適切に連携を図ってま
いります。
なお、内容を補足するため、以下のとおり脚注を修正します。
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P10 (脚注)
他都市における集約型都市構造(いわゆるコンパクトシティ)
に関する具体的な取り組みの事例としては、LRT(Light Rail
Transit)の導入など、公共交通の活性化による沿線人口や都
市機能の集約化を図る取り組み(富山市)や、中心市街地の
活性化、街なか住み替え支援、郊外開発の抑制などの取り
組み(青森市)などがあります。
「P18 第3章 管理等に関する基本的な
考え方 1 公共建築物」
現「ア 施設利用の効率性向上」
→「ア 施設利用・管理運営の効率性向
13 上」
※上記項目の下の記載内容は、管理運
営も含んでいるため。
本編18ページ「(1)公共建築物見直しの推進 ア 施設利用
の効率性向上」において示した管理運営の考え方について
は、千葉市公共施設見直し方針(平成26年7月)の記述内容
に基づき、整理しています。
本計画の策定にあたっては、同方針で示した考え方等を反
映することとして作成していることから、ご意見のありました項
目についても、同方針に基づく表現を使用しています。
実効の確実性を増すために、「費用削減
等の数値目標設定も含め(踏まえ)・・・」と
いった今後「数値目標」も設定するような
文言の記載を検討してほしい。
14 ※記載の場所の例:例えば「3 個別施設
計画の策定」の説明文章内
公共建築物については、千葉市公共施設見直し方針策定に
おいて、現状分析として縮減シミュレーションを示したところで
す。
本計画の策定にあたっても、同方針の考え方に基づき、現状
分析として整理させていただきたいと考えております。
また、インフラについても、当面縮減は難しいことから、公共
建築物と同様の取り扱いとさせていただきたいと考えておりま
す。
予防保全、更新に係る円滑な財源確保の ご意見のとおり、基金の創設も手法の一つとして考えられま
ため、「基金(例:公共施設等整備基金)」 すが、本市の財政状況等を鑑み、現状での対応は困難であ
の創設が有効であれば、記載してほしい。 ると考えています。
15 ※記載の場所の例:例えば「1 取組体制
等」の説明文章内
全般的なイメージを市民に分かり易く伝え
るために、敢えて子供(小学生レベル)向
けパンフレットを作ったら効果的かもしれ
ない。未来の市を担う主役達のコミットメン
トを得るというスタンスとともに、平易な表
現が市民の理解を助ける可能性がある。
未来の行政サービスのあり方、公共公益
施設、インフラの機能、費用、管理を説明
16 するために、例えば、限られた水量を適切
に市民に行き渡らせるための「治水事業」
を説明し、どこに何(水路)を配置するか、
維持管理、更新の方法を示し、それを決
めるのは誰かなどの役割と目的を共通認
識できると総論から具体の各論に意識が
及ぶと考えられる。
ご意見のとおり、本計画で定めた取り組みを進めるうえで、市
民等への周知は重要であると考えております。
このため、千葉市公共施設見直し方針について、現在、簡易
版パンフレット(平成26年9月)や、マンガ版パンフレット(作
成中)を作成しており、周知の取り組みを進めています。
いただいたご意見については、本計画だけでなく、今後策定
する個別施設計画の周知等にあたり、参考とさせていただき
ます。
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No.
意見の概要
対応
公共建築物の整備について、新規整備は
基本的に行わないという方針は、総量縮
減、類似機能の集約と再配置を促すため
の基本原則だと思うが、どうしても必要な
新規整備施設がある場合には、それに相
応する施設の除却を実施するというルー
ルに基づき、「市民活動にとても有益で、
可変性に富み、維持管理が経済的で安
全な複合施設」を再配置対象圏域に設置
17 するという積極的な整備手法も有効な手
段である可能性がある。民意を反映した
良い施設を作り出すことで、無駄な施設・
関連事業費を節減することが出来れば、
合目的なよい施策となるかもしれない。時
代やニーズに合った柔軟かつ経済的な施
設を未来の知恵は作り出すことが出来る
のではないか。
ご意見のとおり、施設の複合化は有効な手段の一つと考えて
おります。
このため、施設の再配置にあたり、学校については、周辺施
設との複合化により複数の施設を利用しやくすしたり、新たな
利用者同士の交流を創出するなど、地域コミュニティの中心
としての施設利用を検討することとしています。
また、維持管理にあたっても、本編18ページ「(1)公共建築
物見直しの推進 ア 施設利用の効率性向上」において、
「類似機能の統合や複合化などを通じて、施設の機能を整理
し、施設利用の効率性を向上します」と記述しています。
なお、今後、アクションプランの策定にあたり、上記の考え方
を踏まえて検討していく予定としております。
インフラは目に見えず、安全・安心が担保
され続けなければならない資産であるた
め、その状態、維持管理の方向性はハイ
テク技術を活用して、情報はあまねく公開
されることが重要だと思われる。それに
は、ICTのフル活用が肝要で、行政サー
ビスの質向上と費用節減には電子インフ
ラについては糸目を付けないで整備す
る、というような未来志向の提言が付され
てもよいのではと感じた。
18 在宅で高度なコミュニケーションとケア監
視等が可能となれば、無駄な共有空間を
ハコモノ等で整備する必要性は減る。
一方で、人が面と向かった交流をできる複
合拠点は学校等とのコラボによって地域
にしっかり統合・整備されている状態を示
して、確実に実現するという意志が市民に
伝われば、意識が浸透すると考えられる。
・ご意見のとおり、インフラにおいて、ICTの活用は重要と考え
ており、本編27ページ「2 インフラ (2)情報基盤の整備」に
おいて、データベースの構築や施設の劣化・損傷状況などの
情報の蓄積、台帳の整備などについて記述しています。
・一方、ICTだけでは全ての公共サービスをカバーすることは
困難であると考えられることから、学校と周辺施設を地域コ
ミュニティの中心として複合化するにあたり、新たな利用者同
士の交流の創出など副次的な効果も考慮しながら、アクショ
ンプランにおいて検討してまいります。
なお、在宅でのケア監視等については、今後、具体的な取り
組みを進めるうえでの参考とさせていただきます。
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