千葉市を取り巻く状況と公民館

資料3
千葉市を取り巻く状況と公民館
千葉市を取り巻く状況(1)~人口減少と超高齢化~
本市の総人口は、平成27年に97.2万人に達した後、全国に比べ緩やかに減少する見通しで
す。
平成47年には87.5万人と、平成11年頃の水準まで減少する見通しです。
(出典:千葉市新基本計画)
高齢者(65歳以上)の人口が増加を続け、平成27年には4人に1人が、平成47年には3人に
1人が高齢者という超高齢社会が到来する見通しです。
また、当面は、65~74歳の高齢者が75歳以上の高齢者を上回りますが、平成33年には逆
転する見通しです。
これに対し、年少人口(15歳未満)や生産年齢人口(15~64歳)は減少を続ける見通しです。
15~64歳
0~14歳
高齢化率
1
千葉市を取り巻く状況(2)~厳しい財政状況~
本市は、戦後の人口急増対策として、社会資本整備などに継続的に取り組んできました。
また、平成4年の政令指定都市移行を契機とした大都市にふさわしい都市基盤施設の整備や、バブル
経済崩壊後の景気対策などにより、財政規模の拡大が続いてきました。
これらの取組みにより、本市の都市基盤施設は、他の大都市と比べても遜色のないものとなってきてい
ます。
しかしその一方で、市債残高は増加し、基金が枯渇するなど財政の硬直化を招いたことから、財政健全
化に向けた取組みを強化してきました。
過去に発行した市債の償還がピークを迎えているほか、生活保護費をはじめとする社会保障費の増加
などにより、今後数年間にわたり多額の収支不足が見込まれています。
当面の危機的な状況を乗り越えた後も、楽観できない状況が続くと考えられます。
少子超高齢化や雇用情勢の悪化などに伴い、高齢者福祉や生活保護対策などに支出される扶助費は
増加し続けており、今後も引き続き増加していくものと見込まれます。
(出典:千葉市新基本計画)
■市債残高と実質公債費比率の推移
(億円)
(%)23
8,000
市債残高
22
7,500
実質公債費比率
21
7,000
20
6,500
19
6,000
18
5,500
17
5,000
H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33
■高齢化率と扶助費の推移
1000
30.0
25.1
扶助費
25.0
800
20.8
高齢化率
16.6
600
12.7
400
334
305
339
375
419
496
458 473
604 622
572 589
552
528 536
15.0
10.0
200
0
扶助費
(億円)
20.0
5.0
0.0
H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 高齢化率
(%)
・一方、生産年齢人口(15~64歳)の減少が進むとともに、経済情勢も不透明な状況であることから、税
制が大きく変わるなどの変化がない限り、将来的にも税収の大きな伸びを期待することは難しい状況で
す。
2
千葉市を取り巻く状況(3)~都市基盤の更新~
これまで積極的に整備してきた都市基盤施設が、老朽化に伴い今後、順次、更新時期を迎え、これら
の維持・機能更新に多額の費用が必要となる見通しです。
(出典:千葉市新基本計画)
3
千葉市を取り巻く状況(4)~まちづくりに関する市民意見~
まちづくりについて、重要だと思う分野について、「生涯学習、スポーツ・レクリエーション」は、19分野中16
位で12.8%になっています。
(出典: ~ 魅力と活力にあふれるまちへ ~ 市民1万人のまちづくりアンケート(平成23年度実施))
まちづくりについて
将来の千葉市をより良くするためには、どのようなことが重要だと思いますか。次の(1)~(19)のうち、重要
だと思うものを5つまで選び、番郷に○をつけてください。(複数回答)
1.緑と水辺
14.8
2.公園、都市緑化
23.1
3.環境
49.4
4.保健衛生、医療
53.3
5.子育て、健全育成
33.6
6.地域福祉
14.9
7.高齢者福祉
48.4
8.障害福祉
16.3
9.教育、こどもの参画
19.8
10.生涯学習、スポーツ・レクリエーション
12.8
11.文化・芸術
6.7
12.国際化、大学や企業との連携
5.5
13.市民参加・協働、男女共同参画
2.3
14.安全・安心
75.3
15.市街地整備、住環境、生活基盤
19.9
16.交通ネットワーク、ICT
30.7
17.都市の魅力、観光
13.9
18.産業・商業、雇用
25.2
19.農林業
(n=3,660)
14.3
0
10
20
30
40
50
60
70
80
(
4
公民館の状況(1)~公民館主催講座と団体利用者~
主催事業の実施回数は一時減少しましたが、ボランティア講師の活用などにより持ち直していま
す。
団体の利用については、利用回数が増加しているにもかかわらず、利用人数が減少していま
す。これは、1団体あたりの人数が減少しているためと考えられます。
(出典:千葉市の社会教育)
■公民館の主催事業及び受講者数の推移
60,000
1,200
50,000
1,000
40,000
800
30,000
600
20,000
主催講座 講座数
主催講座 受講者数
10,000
主催講座 延受講者数
0
400
200
0
平成19年度
平成20年度
平成21年度
平成22年度
平成23年度
■公民館の団体利用人数及び利用回数の推移
1,260,000
98,000
97,500
1,240,000
97,000
1,220,000
96,500
96,000
1,200,000
95,500
1,180,000
95,000
利用人数
94,500
利用回数
94,000
1,160,000
1,140,000
93,500
平成19年度
項 目
主
催
講
座
利
用
状
況
平成20年度
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度
959
799
743
770
837
受講者数
31,379
27,641
29,847
31,480
38,680
延受講者数
55,058
42,277
40,295
42,307
48,995
利用回数
95,107
95,700
97,616
96,215
96,944
講座数
利用人数
1,229,636 1,226,298 1,236,779 1,184,309 1,173,183
※南部児童文化センター・南部青少年センターの事業等を含む。
5
公民館の状況(2)~生涯学習と学習成果の地域での活用~
10. 「この1年間に、生涯学習施設を利用したことがある」の問いに、50.3%が「はい」と答えている一方で、
11.「生涯学習で学んだ知識や技術を地域や社会活動で活かしている」の問いには、「いいえ」が47.4%に達しており、
「学び」を地域に還元するための支援が引き続き必要であることが示されています。
(出典: ~ 魅力と活力にあふれるまちへ ~ 市民1万人のまちづくりアンケート(平成23年度実施))
日常生活での行動について
日常生活においてあなたはどのように行動されていますか。それぞれの項目について、当てはまると思う回答欄の番号を
1つ選び、○をつけてください。
また、「いいえ」と答えた理由について、ご意見があればお書きください。
はい
1.この1年間に、レジャーなどで市内の海辺を訪れたことがあ
る(n=1,923)
どちらともいえない
41.4
2.日頃、花作りや植樹などの緑化活動を行っている(n=1,874)
8.8
21.1
2.9
26.9
69.7
5.この1年間に、美化・環境保全活動をしたことがある
(n=1,874)
22.5
15.3
9.日頃、地域でこどもへの声かけや見守り活動を行っている
(n=1,874)
50.3
8.8
29.1
13.この1年間に、文化・芸術活動を行ったことがある(n=1,874)
19.3
15.この1年間に、地域活動やボランティア活動に参加したこと
がある(n=1,923)
17.この1年間に、地域において防犯活動に参加したことがあ
る(n=1,874)
13.8
18.移動に困っている人を見かけたときなど、ちょっとした心づ
かいができる(n=1,923)
6
4.2
4.9
51.7
4.4
64.9
11.3
4.5
4.9
62.4
38.4
38.5
9.1
69.5
50.9
0%
37.6
79.9
57.2
19.日常の買い物で近所の商店を利用している(n=1,923)
4.7
47.7
11.3
22.2
16.災害に備えて避難場所の確認や、食糧の備蓄、非常用持
出品の用意などを行っている(n=1,923)
3.5
8.0
14.7
6.5 8.7
13.9 3.1
52.1
38.5
12.週に1回はスポーツ・レクリエーション活動を行っている
(n=1,874)
10.4 2.9
60.6
26.4
10.この1年間に、生涯学習施設を利用したことがある
(n=1,874)
11.生涯学習で学んだ知識や技術を地域や社会活動で活かし
ている(n=1,923)
18.8
20.6
16.7
3.2
30.5
64.2
8.この1年間に、地域福祉活動に参加したことがある(n=1,874)
2.6
2.9
58.9
56.2
7.かかりつけ医を持っている(n=1,923)
3.22.9
24.8
15.4
6.日頃、健康づくりに取り組んでいる(n=1,874)
2.7
50.7
67.0
4.日頃、ごみの量を減らすことや、リサイクルに取り組んでい
る(n=1,923)
無回答
47.1
25.3
3.日頃、省エネルギーに取り組んでいる(n=1,923)
14.この1年間に、地域の大学と関わる機会があった(n=1,923)
いいえ
4.2
20.3
2.8
7.5
33.5
19.2
5.43.9
15.4
4.5
10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%