千葉市医師会理事 なかむら医院 中村 眞人 休日の昼間や夜間の急病やケガの場合に備えて、千葉市では、 救急医療体制を整備しています。全国的に見ても充実した体 制と思われます。 初 期 二 次 三 次 休日の昼間 ■休日救急診療所(休日救急診) 内科・小児科・外科・整形外科・ 耳鼻いんこう科・眼科・歯科 ■在宅当番医制 病院群輪番制 産婦人科 救命救急センターなど 夜間 ■夜間救急初期診療(夜救診) 内科・小児科 ■病院・有床診療所輪番制 外科・整形外科 (後方支援) 市立病院・協力病院 1 (単位:人) 年度 昭和60年度 平成 5年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 診療日数 365日 365日 365日 365日 366日 患者数 18,890 22,663 38,373 33,830 32,152 1日平均 51.8 62.1 105.1 92.7 87.8 ※平成10年7月、前準夜帯(平日:午後7時~9時、土・日・祝・年末年始:午後6時~9時)開始 (単位:人) 年度 平成 5年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 診療日数 71日 72日 71日 71日 患者数 20,812 30,006 26,558 26,166 1日平均 293.1 416.8 374.1 368.5 2 Q.診療機能は? A.急病の患者さんに対する初期の応急処置を行い、翌日にかかりつけ医を 受診していただくことを原則としており、一般病院ではありません。 Q.医療スタッフは? A.千葉市医師会、歯科医師会、薬剤師会、千葉県放射線技師会など関係 機関の協力により、当番制で行っています。その施設の専属職員ではあり ません。 Q.検査や処方されるお薬は? A.検査は、応急処置に必要な範囲の検査を行います。 お薬は、苦痛を和らげたり、病気の進行を遅らせたりするものが主体 で、1日分を原則としています。 3 ・医師や看護師などをかろうじて維持 ・医師の高齢化 ・患者さんが求める医療との差 ・軽症が多い ・深夜帯の医師確保の問題 医師は深夜勤務をしても次の日は休めない ・2次医療機関への受け入れ困難例の増加 ・2次医療機関の減少 4 ・限りある医療資源への理解 ・コンビニ受診の抑制 「別に明日でもいいけど夜やっているなら診てもらおう」や「会社休みたく ないから休日に行こう」などを「コンビニ受診」といいます。 ・かかりつけ医を持つ ・ホームページや電話相談の活用 千葉市医師会ホームページ http://www.chiba-city-med.or.jp/ 千葉市ホームページ http://www.city.chiba.jp/ 「健康・福祉」ポータル こども急病電話相談(♯8000) など ・健康への関心を持つ ・税負担と保障の享受の関係を考えるべき 5
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