本庁舎警備業務委託仕様書 Ⅰ 一般仕様 1 件 名: 本庁舎警備業務委託 2 履行場所: 千葉市中央区千葉港1番1号 本庁舎、議事堂棟、付帯施設(連絡通路、車庫等)及びその敷地 3 履行期間: 平成27年4月1日から平成30年3月31日まで 4 対象施設: (1)本庁舎: ア 建物構造:鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地下1階 地上8階、搭屋3階 イ 延床面積:17,522.62㎡ (2)議事堂棟 ア 建物構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、地上4階建 イ 延床面積:3,335.83㎡ (3)付帯施設(連絡通路、車庫等) (4)敷地:面積 39,669.52㎡ 5 目的: 本庁舎警備業務委託(以下、 「本業務」という。)は、本庁舎における火災、盗難、禁 止行為等の発生を防止し、警備を行うことにより、身体、生命、財産を保護するととも に、施設業務の円滑な運営の維持に資することを目的とする。 6 業務内容及び警備体制: (1)業務内容 次に掲げる業務を行う。なお、本業務の詳細は、特記仕様「14 業務内容」による。 ア 防犯・防災監視 イ 鍵の管理 ウ 出入管理 エ 巡回 オ 玄関出入口の立哨 カ 各種災害時の対応 キ 電話の対応(所管部署への連絡等) 1 ク 到着文書の処理 ケ 国旗及び市旗の掲揚・降納 コ 市民駐車場関係業務 サ エレベーター運転スイッチの管理 シ 冬季ストーブ使用期間中の灯油の管理 ス 非常時の対応 セ 議会等開催日の対応 ソ 庁内放送 タ その他 (2)警備体制 配置場所 警備方法 座哨 警備員室 巡回 勤務日 勤務時間 全日 ポスト 24時間 2 開庁日(千葉市の休日 を定める条例第1条第 正面玄関 立哨 1項各号に掲げる日 (以下「閉庁日」とす 午前7時30分から 1 午後6時15分まで る。 )を除いた日) 本会議・傍聴対象委員 議事堂棟 立哨 議会等開催時 会開催時及び会議の前 2 後30分 ※ポスト:警備員の配置箇所 *過去の議会対応実績 年度 会議時間(a) 会議回数× 警備依頼時間 前後30分(b) (a+b) 23年度 348時間25分 154時間00分 502時間25分 24年度 367時間21分 166時間00分 533時間21分 25年度 395時間08分 187時間00分 582時間08分 *千葉市の休日を定める条例(抜粋) (市の休日) 第1条 次の各号に掲げる日は、市の休日とし、市の機関の執務は、原則として行わ ないものとする。 (1)日曜日及び土曜日 (2)国民の祝日に関する法律(昭和 23 年法律第 178 号)に規定する休日 (3)12 月 29 日から翌年の 1 月 3 日までの日(前号に掲げる日を除く。 ) 2 7 一般事項: (1)用語の定義 本仕様において用いる用語の定義は、次のとおりとする。 ア 「現場責任者」とは、本委託の現場業務を総合的に把握し円滑に実施するために発 注者との連絡調整を行う者で、現場における受注者側の責任者をいう。 イ 「現場責任者の職務を代理する者」とは、本委託の現場業務の中で現場責任者が不 在の場合にその職務を代行する者のことをいう。 ウ 「警備員」とは、現場責任者の指揮により業務を実施する者で現場における受注者 側の責任者以外の者をいう。 エ 「業務従事者」とは、現場責任者、現場責任者の職務を代理する者及び警備員を総 称していう。 (2)受注者は、本業務の履行にあたり、関係法令等を遵守し、本庁舎警備業務委託仕様 書(以下、 「本仕様書」という。 )に定められた項目を誠実に履行すること。 また、業務従事者への賃金の支払いや労働条件についても、最低賃金法等の労働関 係法令を遵守するとともに、業務従事者の賃金について、発注者から関係書類等の提 出を求められた場合はただちに提出すること。 (3)業務遂行上必要な事項は、別に特記仕様に定めるものとする。 (4)受注者は、建物施設等の破損個所を発見した場合、発注者に報告すること。 (5)受注者は、業務上知り得た市の秘密事項を第三者に漏らしてはならない。 このことは、契約の解除後及び期間満了後においても同様とする。 (6)受注者は、業務の実施にあたって、発注者又は第三者に損害を及ぼしたときは、そ の旨を速やかに発注者に報告する。なお、発注者の責任に帰する場合のほかは、受注 者がその賠償の責任を負う。 (7)本市では、環境マネジメントシステム(C-EMS)を運用し、省資源・省エネルギー の推進、3R(発生抑制、再使用、再生利用)活動の推進及びグリーン購入の推進等、 環境負荷の低減に関する取組みを行っていることから、本業務委託の履行においても、 可能な範囲で、環境に配慮して作業を実施すること。 (8)本仕様書及び契約書に定めがない事項は、発注者と受注者と協議のうえ定めるもの とする。 3 Ⅱ 特記仕様 1 現場責任者の選任及び役割: (1)現場責任者の選任 受注者は、業務を適正に履行するため、業務従事者の中から現場責任者及びその職 務を代理する者を選任し、 「3提出書類」の業務従事者名簿により、発注者へ報告する こと。 (2)現場責任者の役割 ア 現場責任者は、警備員に業務目的、業務内容及び発注者の指示事項等を伝え、そ の周知徹底を図ること。また、常に発注者と連絡の取れる体制をとること。 イ 現場責任者は、警備員の勤務状況を把握し、業務の向上に努めること。 ウ 現場責任者は、発注者より業務の実施状況について確認の求めがあった場合には、 これに立ち会うこと。 2 業務従事者の資格及び人員確保: 受注者は、業務の実施の適正を図るため、次のとおり業務従事者を適正に配置するこ と。 (1)業務従事者の教育は、警備業法に基づく警備員指導教育責任者が教育を実施し、資 質の向上に努めること。 (2)業務従事者は、警備業法上の要件を満たす者とする。 3 提出書類: 受注者は、発注者と協議の上、次に掲げる書類を提出すること。なお、業務計画書は、 発注者の承認を得ること。 № 1 2 提出書類 業務計画書 業務従事者名簿 内容 提出時期 業務従事者の勤務体制、巡回方法等 ・業務開始前 を示したもの ・内容変更時 現場責任者、現場責任者の職務を代 理する者及び警備員の氏名、検定資 ・業務開始前 格の有無及び年齢を記載し、顔写真 ・内容変更時 を添付したもの 3 4 警備報告書 業務の実施状況及び結果を示したも ・翌開庁日の9時 (警備日誌) の 業務完了報告書 1か月の業務の実施状況及び結果を ・毎月末までの業 時 示したもの 務を完了した時 4 4 経費負担: 発注者、受注者の経費負担は、次のとおりとする。その他管理上特別に必要となるも のについては、別途協議する。 (1)発注者の負担 ア 業務の実施にあたり必要となる電気、水道、ガスの光熱水費 イ 警備日誌、その他は発注者が定める様式に係る印刷費用 (2)受注者の負担 ア 業務従事者の制服・制帽、懐中電灯、事務用消耗品等 イ 電話対応に必要なインターネット閲覧機器(設置費用を含む。 )及びインターネッ ト利用料 5 居室等の利用: 業務を実施するため、業務従事者は、警備員室及び控室を利用することができる。 6 服務規律: (1)業務従事者は、警備に必要な服装、名札及び懐中電灯並びに受注者が発行する身分 証明書を携行すること。 (2)業務従事者は、鍵の貸与を受けた場合、管理を徹底するとともに、業務を遂行する ために必要な場合に限って使用することとし、複製はしないこと。 (3)業務従事者は、業務対象が公共施設であることを十分に認識し、礼儀正しく品行を 慎み来庁者に対しては親切丁寧を旨とし、仮にも粗暴な言動があってはならない。 (4)業務従事者は、警備員室及び控室の使用については、衛生管理、施設の保守、火災 防止等に留意し、必要に応じて室内の清掃を行うこと。 (5)業務従事者は、エレベーターを利用する際に、他の利用者に声かけをしてから乗り 入れるよう心がけること。 (6)業務従事者は、拾得物について、ただちに発注者に届け出ること。 (7)業務従事者は、業務に関係のない場所及び室への出入りはしないこと。 (8)業務従事者は、勤務中の飲酒、その他職務遂行を怠るような行動をとってはならな い。 (9)建物施設内は全面禁煙である。 業務従事者が喫煙を希望する場合は、発注者の許可を得て建物施設外の指定した場所 において行い、喫煙後は消火を確認すること。 7 管理運営事業への参画: 業務従事者は、発注者が実施する防災訓練その他施設運営上必要な訓練行事に参加す ること。 5 8 不審物の処置: 業務従事者は、不審物及び事故等を発見した場合、直ちに適切な処理を講ずるととも に、発注者に速やかに報告するものとする。 9 警備業務の確認: (1)現場責任者は、警備業務の実施内容について、警備報告書(警備日誌)を作成し、 発注者に報告し、履行の確認を受けること。 (2)発注者は、業務の実施状況について、現場責任者へ報告を求めることができる。 10 警備に伴う注意事項: (1)勤務時間を終えた業務従事者は、次の担当業務従事者に対し、不足や漏れがないよ う確実に業務の引継ぎを実施すること。 (2)業務従事者は、千葉市庁舎管理規則第7条(禁止行為)各号に掲げる行為をする者 があるときは、直ちにその行為を止めさせること。 ※ 千葉市庁舎管理規則(抜粋) (禁止行為) 第7条 何人も庁舎において、次に掲げる行為をしてはならない。 (1) 庁舎又は庁舎内の施設若しくは設備を破壊し、損傷し、汚損し、又はこれらに落書き すること。 (2) 凶器、爆発物その他の危険物を持ち込み、又は危険を伴うことを行うこと。 (3) 大声を上げる等著しく静穏を害し、又は粗野若しくは乱暴な行為をすること。 (4) 座り込み、練り歩きその他通行の妨害となることを行うこと。 (5) 金銭、物品等の寄附を強要し、又は押売をすること。 (6) 立入りを禁止した区域に立ち入ること。 (7) 職員に面会、署名等を強要すること。 (8) 前各号に掲げるもののほか、庁舎の維持若しくは災害の防止に支障をきたすおそれの ある行為又は公務の円滑な執行を妨げる行為をすること。 11 委託料の支払等: (1)受注者は、毎月末までの業務を完了したときは、 「業務完了報告書」を用意し、発注 者が行う業務の検査を受けるものとする。 (2)受注者は、上記(1)による発注者の検査に合格したときは、委託料の請求をする ことができる。 (3)発注者は、受注者に委託料を均等額にて1か月ごとに支払うものとし、上記(2) の規定による請求があったときは、請求を受けた日から30日以内に委託料を支払う 6 ものとする。なお、端数が生じた際は、第1回目の支払額に端数を含める。 12 駐車場の利用: 利用できない。 13 業務の引継: 受注者は、契約期間の終了(契約解除も含む)に際しては、業務に支障を来たすこと のないよう必要な事項について新たに配置される受注者へ十分な引継ぎを行うものとす る。 14 業務内容: (1)防犯・防災監視 異常発生時に現場に急行し、内容を確認する。なお、必要に応じ次の業務を行う。 ア 状況に応じた緊急措置 イ 発注者への連絡 ウ 避難誘導 エ 千葉市庁舎管理規則第7条(禁止行為)に掲げる行為を行う者がある時は直ちに 制止する。 (2)鍵の管理 ア 警備員室で保管している本庁舎各室及び公用車の鍵の受け渡しを行う。 イ 会計室が所掌する大金庫の鍵の受け渡しの際、金庫のアラームスイッチの操作を 行う。 (3)出入管理 ア 門及び玄関出入口等の解錠及び施錠を行う。 (ア)開庁日 解錠時間:午前7時30分 施錠時間:午後6時15分 (イ)閉庁日 警備員室前出入口以外は解錠しない。 イ 庁舎正面車両出入口の開閉を行う。 (ア)開庁日 開放時間:午前7時30分 閉鎖時間:入口側 午後5時45分 出口側 午後6時00分 (イ)閉庁日 開放しない。 ウ 警備員室前出入口の入退出管理を行う。 (ア)24時間常駐し、入退出者及び警備員室内モニターの監視を行う。 (イ)開庁日の午後6時15分から翌日の午前7時30及び閉庁日は入退庁者の身分 証明書等を確認する。 7 (ウ)職員及び一般来庁者に時間外入退庁簿の記載をさせる。 職員 開庁日の午後8時00分から翌日の午前7時30分まで 及び閉庁日 一般来庁者 開庁日の午後6時15分から翌日の午前7時30分まで 及び閉庁日 (4)巡回 ア 業務内容 対象施設を巡回するとともに次の業務を行う。 (ア)不審物の発見及び適正処理を行う。 (イ)千葉市庁舎管理規則第7条(禁止行為)に掲げる行為を行う者がある時は直ち に制止する。 (ウ)各室の施錠状況の確認を行う。 (エ)在館者の有無の確認を行う。 (オ)閉庁後のファンコイル・照明・電気ポットのスイッチオフの確認を行う。 (カ)Ⅰ_一般仕様―7_一般事項(4)における建物施設等の破損個所を発見した場 合は、適宜必要な措置を行うとともに、発注者に報告すること。 イ 巡回頻度 (ア)開庁日 午前8時30分から午後5時45分の間に2回 午後5時45分から午前8時30分の間に6回 (イ)閉庁日 午前8時30分から午後5時45分の間に2回 午後5時45分から午前8時30分の間に4回 (5)玄関出入口の立哨 玄関出入口に立哨し、付近の警備を行うとともに次の業務を行う。 ア 発注者の指示により、来賓者送迎車両の誘導を行う。 イ 市長及び副市長の入退庁時、市長車等の誘導・ドア開閉を行う。 ウ 街宣車や騒乱者等、庁舎の平穏を侵害する可能性のあるものが敷地内に侵入した 場合は直ちに発注者に連絡し、発注者の指示に従い対応を行う。 (6)各種災害時の対応 ア 台風接近前後に施設の安全確認を行い、発注者の指示に従い対応を行う。 イ 地震後に施設の安全確認を行い、発注者の指示に従い対応を行う。 (7)電話の対応(所管部署への連絡等) ア 業務内容 (ア)市役所の代表電話の応対及び案内を行う。 (イ)受注者の負担によりインターネット閲覧機器を配備し、千葉市ホームページ「よ 8 くある質問(FAQ) 」を閲覧し応対及び案内を行う。 (ウ)コールセンターへの問い合わせ、苦情等で処理が完結していない場合等に引き 継ぎがあるため、記録し翌開庁日に発注者へ報告すること。 (エ)市民や関係機関からの緊急の依頼に対し、発注者が用意する緊急連絡網に基づ き所管課への連絡を行うこと。 イ 実施時間 (ア)開庁日 午後5時45分から翌開庁日の午前8時30分まで (イ)閉庁日 24時間対応 (8)到着文書の処理 千葉市公文書取扱規程第14条(執務時間外に到達した文書の処理)に基づき警備 員室に到達した文書及び物品を処理する。 ※ 千葉市公文書取扱規程(抜粋) (執務時間外に到達した文書の処理) 第14条 執務時間外に到達した文書は、文書主管課(市役所にあっては管財課)が受領 し、次に定めるところにより処理しなければならない。 (1)受領した文書の種類及び件数を時間外文書受領に記載すること。 (2)至急電報、親展文書等急を要すると認められるものは、直ちに受信人又は所管課長に通 報し、又は送付し、その旨時間外文書受領簿に添書すること。 (3)電報、訴訟、不服申立てその他到達日時が権利の得喪又は変更に関係のある文書は、特 に受領日時を明記し、取扱者の印を押すこと。 (4)管財課が受領した文書は、速やかに総務課に引き継ぐこと。 (9)国旗及び市旗の掲揚・降納 国旗・市旗の掲揚・降納を行う。 ア 開庁日 掲揚時間 午前6時00分 降納時間 午後4時30分 イ 閉庁日 原則として、掲揚・降納は行わない。発注者より指示のある場合は対応する。 (10)市民駐車場関係業務 ア 千葉市役所有料駐車場使用届及び駐車場利用許可証を確認し、警備員室に配備の 機器を操作し無料措置を行う。 イ 市民駐車場の入出庫数の確認 (ア)開庁日 4回(20時、22時、1時、5時) (イ)閉庁日 6回(10時、16時、22時、1時、6時) 9 (11)エレベーター運転スイッチの管理 エレベーター運転スイッチのオン・オフを行う。 ア 1・2号機 常時電源オン イ 3・4号機 開庁日 午前8時電源オン 午後6時15分電源オフ 閉庁日 運転休止 (12)冬季ストーブ使用期間中の灯油の管理 警備員室前で保管する灯油について、火災の原因とならないよう適切に管理する。 (13)非常時の対応 大規模な災害が発生した場合等、非常時においては業務従事者は直ちに警備員室に 集合し、発注者の指示に従い対応すること。 (14)議会等開催日の対応 ア 業務内容 (ア)本会議開催時に議事堂棟にて傍聴の受付を行う。 (イ)本会議開催時に議場内の警備を行う。また、千葉市議会傍聴規則に違反する者 があった場合は制止する。 (ウ)傍聴対象委員会開催時に議事堂棟にて傍聴の受付を行う。 (エ)傍聴対象委員会開催時に議事堂棟3階委員会室周辺の警備を行う。また、千葉 市議会委員会傍聴規程に違反する者があった場合は制止する。 イ 実施期間 本会議及び傍聴対象委員会の会議時間及び前後30分 (15)庁内放送 発注者が設置する放送用機材を使用して、発注者が指示する放送原稿により庁内放 送を行う。 (16)その他 ア 解錠・施錠時に、本庁舎1、2階の出入口(計5か所)にある案内看板の設置、 撤去を行う。 イ 可燃ごみの排出量の確認を行う。 ウ 食堂外喫煙所入口看板の掲出、撤去を行う。 10
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