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卸売業、小売業
中小企業事例
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LED照明及び高効率冷蔵・冷凍設備導入によって
電力使用量を20%以上削減
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株式会社丸江(花泉店)
平成25年度エネルギー使用合理化事業者支援事業
◎総事業額:約8,200万円 ◎補助金額:約1,970万円
取組の概要
●取組の背景と目的
震災前から、デマンド抑制のための対策を講じていたが、店
舗設備の老朽化が進んでいたので、設備の変更を検討していた
ところ、省エネ設備導入に関する補助制度の情報を取引先の電
気工事会社から得て、その電気工事会社のアドバイスを受けて
申請を行い、採択された。
既存の照明器具をLED照明に代替えすることと、定速型冷凍
機及びショーケースを高効率冷凍機及び低消費電力型ショー
ケースに更新することで、大幅な省エネルギー化を実現し、恒
常的なエネルギー使用量の削減を図ることを目的とした。
●導入設備の概要
▲天井のLED照明
(写真右下は、LEDスポット照明)
▲高効率リーチインタイプの
冷凍ショーケース
◎LED照明 486台
◎高効率冷凍機 8台(消費電力:2.2kW~14kW)
◎低消費電力型ショーケース 53台
(消費電力:0.94kW~3.88kW)
▲事務所内のデマンドモニター
▲花泉店
運用状況と省エネルギーの効果
上記の冷凍・冷蔵設備に加え、空調設備もパッケージにして高効率化を図り、デ
マンド監視システムを導入することで電力使用量の『見える化』を図り、電力の契
電気使用量
約単価と使用量の低減を実現している。
(kWh)
一定のデマンド量を超過する可能性がある場合、店舗内事務所に設置された警報
装置が作動すると同時に、店長の携帯端末に警報が通知される仕組みになってお
導入前
68,200
り、警報が鳴ると即座にマニュアル化された手順で、業務上支障が出ない範囲で、
導入後
52,000
各種設備の稼働を止めるなどの行動をすることになっている。また、過去の気象条
件やデマンド量を分析して、警報設定値をこまめに変更するなどの工夫すること
で、電力使用量の低減を図っている。
削減率
%
これにより従業員の省エネ意識が高まり、バックヤードで使用する機器類のス
イッチをこまめにオン・オフすることや、冷蔵ショーケースのエアカーテンの吹き
〈平成25年9月と平成26年9月との比較〉
出し口と吸いこみ口をこまめに清掃して効率を高めるなど、自発的に行動するよう
◎投資回収年数:36.3年(計画値) になり、省エネに貢献してもらっている。
23.8
事業者概要
株式会社丸江
昭和39年創業し、丸江スーパーとして一関市と栗原市の5店舗で営業中です。
■住所:一関市萩荘字金ヶ崎22-1
「正直な商売」をモットーに、安全で新鮮な商品を提供し、お客様の満足を通じて
■電話:0191-32-1166
地域の維持発展に貢献することを企業理念としています。
■資本金:1,000万円
■従業員数:267名
■事業内容:各種商品小売
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スーパー以外に外食部門の「びっくりドンキー」・「大阪王将」、アミューズメ
ントストアの「セガワールド」・「BINGO」のフランチャイジーとして、経営の多
角化を図っています。