件名:ヘリコプター運航業務(単価) ※ 別添の仕様書は、当該業務における仕様内容の主要な部分を抜粋 したものであり、入札にあたっては、必ず別途配布している入札説 明書をご確認のうえ、必要な手続きを行っていただくようお願いし ます。 ヘリコプター運航業務(単価契約)仕様書 (適用範囲) 第1条 この仕様書は、農林水産省農村振興局が実施するヘリコプター運航業務に関する 単価契約に適用する。 (業務目的) 第2条 本業務は、大規模地震、暴風雨等による自然災害の発生時等において、農地、農 業用施設の損壊等被災状況の把握及び復旧計画の検討等に資するため、当該被災状況等 を調査できるようにヘリコプターを運航する業務である。 (契約期間) 第3条 本単価契約の契約期間は次のとおりとする。 自 契約締結の日 至 平成25年3月31日まで (諸法規の遵守) 第4条 本業務の実施に当たっては、航空法(昭和 27 年法律第 231 号)及びその他の航空 関係諸規定を遵守するものとし、関係法令等の運営・適用は、受注者の責任において行 わなければならない。 (運航区域) 第5条 運航する区域は、以下に掲げる地方農政局等の管轄区域とする。 (1) 東北農政局:青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県 (2) 関東農政局:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、 山梨県、長野県、静岡県 (3) 北陸農政局:新潟県、富山県、石川県、福井県 (4) 東海農政局:岐阜県、愛知県、三重県 (5) 近畿農政局:滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県 (6) 中国四国農政局:鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、 愛媛県、高知県 (7) 九州農政局:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県 (8) 国土交通省北海道開発局:北海道 (9) 内閣府沖縄総合事務局:沖縄県 (業務指示および記録) 第6条 受注者は、農林水産省農村振興局防災課災害対策室職員(以下「発注担当者」と いう。 )の指示により、指示書(別紙様式1)に基づくヘリコプターの運航を行うものと する。なお、運航計画については、指示書に記載されている担当職員(以下「担当職員」 という。)と受注者で協議のうえ、決定するものとする。 2 受注者は、その都度、運航時間等について、運航記録簿(別紙様式2)により記録・ 管理し、担当職員は運行記録を確認し、記名押印を行うものとする。 (飛行可否の決定) 第7条 飛行の安全を図るため、飛行の可否は気象条件、機体の状態等を考慮して、受注 者が決定するものとする。 2 受注者は現地の気象状況の調査及び運航に関する一切の手続きと準備手配を行うも のとする。 (搭乗者) 第8条 搭乗者は、農林水産省、国土交通省北海道開発局及び内閣府沖縄総合事務局の職 員その他発注担当者が認めた者(以下「農林水産省職員等」という。)で、4名以下とす る。 2 受注者は、航空法に定める事業用操縦士の資格を有し、ヘリコプターによる災害調査 飛行の経験を有する者を確保するものとする。 3 受注者は、操縦士のほか、必要な要員を搭乗させることができるものとする。ただし、 これにより生ずる機体変更について、料金単価の変更は行わないものとする。 (搭乗の場所) 第9条 農林水産省職員等が搭乗する場所は、受注者の基地若しくは運航所(次項ただし 書きのヘリポート又は場外離着陸場を含む。以下「基地等」という。)又は第12条第1 項のヘリポート若しくは場外離着陸場とし、担当職員が運航の都度、指示する。 2 受注者は、地方農政局等の管轄区域毎に基地又は運航所を1箇所以上有するものとす る。ただし、受注者が基地又は運航所を管轄区域内に有しない地方農政局等については、 受注者は、第6条第1項の運航の期間内において、当該地方農政局等の管轄区域内にヘ リポート又は場外離着陸場を1箇所以上確保するものとする。 (機体の確保) 第10条 担当職員から運航の指示があった場合は、遅くとも24時間以内に農林水産省 職員等の搭乗が可能となるよう、次条に定める標準機種の優先確保に努めるものとする。 2 機体は、有効な耐空証明書を有し、かつ航空法及び自社の整備規定に定める適正な整 備を実施しているものとする。 3 受注者は、担当職員の都合により機体の変更が必要な場合は、必要な機体を確保する ものとする。なお、これに係る運航料金は標準機種以外の料金を適用する。 (標準機種) 第11条 標準機種は、操縦士を含み定員5名以上とする。(ベル206B同等以上) (ヘリポート等) 第12条 受注者は、担当職員の都合により、臨時の離着陸・滞留が必要であるときは、 協議のうえ、ヘリポート又は場外離着陸場を確保するものとする。 2 前項に係る必要な申請は、受注者が行うものとし、その申請に必要な経費は、発注者 が負担するものとする。 3 場外離着陸場の確保に必要な用地の借り上げ等は受注者が行い、その確保に必要な経 費は、発注者が負担するものとする。 4 当該ヘリポート、場外離着陸場を使用した時間に応じて、必要な経費を発注者が負担 するものとする。 (契約単価) 第13条 2 契約単価は、標準機種等の1時間あたりの運航料金とする。 運航料金のうち、第8条第1項の搭乗者が搭乗するものを作業運航料金、第8条第1 項の搭乗者が搭乗せずに担当職員の指示により基地等と第12条第1項のヘリポート 又は場外離着陸場を往復するものを空輸運航料金、第12条第1項のへリポート又は場 外離着陸場に滞留するものを滞留料金とする。 3 作業運航単価、空輸運航単価、滞留(昼間)単価、滞留(夜間)単価は入札金額内訳 書に記載の単価とする。 4 標準機種以外の料金及び第12条2から4の経費については、協議によるものとする。 (運航時間) 第14条 年間における作業運航時間は12時間、空輸運航時間は1時間、滞留(昼間)時 間は4時間、滞留(夜間)は1泊を見込んでいる。 2 空輸時間とは、第8条第1項の搭乗者が搭乗せずに、担当職員の指示により、基地等 から第12条第1項のヘリポート又は場外離着陸場までの往復の飛行に要した時間と する。 3 滞留時間とは、第12条第1項のヘリポート又は場外離着陸場に担当職員の指示によ り滞留した時間とする。なお、日の出から日没までの間の滞留時間は、1日につき2時 間を限度とし、超過した時間は滞留時間としない。また、日没から日の出までの間の滞 留は、時間にかかわらず1泊分とする。 4 運航時間は運航記録簿(別紙様式2)及び運航実績報告書(別紙様式3)によるもの とする。ただし、時間は分単位とする。 (運航料金) 第15条 運航料金は、第13条により定めた単価に、前条により求めた運航時間を乗じ て算出するものとする。 2 第9条第2項に係る費用の一切については受注者の負担とする。 3 運航料金に円未満の端数が生じた場合には、これを切り捨てるものとする。 (安全管理体制) 第16条 ヘリコプターの飛行、飛行記録、機体整備、飛行に関する安全管理等のヘリコ プターの運航に関するすべては受注者の責任において行うこと。 (損害賠償) 第17条 ヘリコプターに生じた損害については、発注者の責に帰すべき事由による場合 を除き、受注者の負担とする。 2 運航中に、第三者に与えた損害及びこれにより発注者がこうむる損害に対しても前項 と同様とする。 3 農林水産省職員等が搭乗中に受けた損害については、受注者が賠償の責に任ずる。 (権利義務の譲渡等) 第18条 受注者は、この契約により生じた権利または義務を第3者に譲渡し、または継 承させてはならない。ただし、あらかじめ発注者の承諾を得た場合は、この限りでない。 (再委託) 第 1 9 条 受注者は、業務の全部を一括して、又は主たる部分を第三者に委任し、又は請 け負わせてはならない。なお、主たる部分とは、業務における総合的企画、業務遂行管 理、手法の決定及び技術的判断等をいうものとする。 2 受注者は、業務の一部を第三者に委任し、又は請け負わせようとするとき(以下「再 委託」という。)はあらかじめ発注者の承認を得なければならない。 3 受注者は、前項の再委託の承認を受けようとするときは、当該第三者の氏名又は名称 、住所、再委託を行う業務の範囲、再委託の必要性について記載した書面を発注者に提 出しなければならない。 4 受注者は、第9条第2項の受注者が基地又は運航所を管轄区域内に有しない地方農政 局等において、再委託により業務を実施しようとする地方農政局等の数は4を超えては ならない。 5 受注者は、再委託を受けた第三者が、第9条及び第12条に規定する場外離着陸場の 確保に係る申請手続きを必要とする場合について、あらかじめ必要事項を記載した書面 を提出し、発注者の承認を得なければならない。 (契約外の事項) 第20条 この仕様書に明記していない事項については、発注者と協議するものとする。
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