平成26年度 福島県立聾学校福島分校 経営・運営ビジョン 年度末評価 評価基準;A 達成 B ほぼ達成 C 課題が残る 1 2 3 4 D 大きな課題が残る 話を聞き、考えを伝えることができる人 自ら学ぶ人 正しく行動できる人 心豊かなたくましい人 CCD Ⅰ-1 自立と社会参加に向けて Ⅰ-2 豊かな人間性の育成と確かな学力 Ⅰ-3 自立活動の専門性向上・授業の充実 A 1 キャリア教育全体計画を活用し、人や物とかかわる意欲 を高め、場に応じて適切に行動する力を育てます。 B 1 読書活動を推進し、読書活動への意欲や関心を高め、豊 かな心とことばの力を育てます。 A 1 聴覚学習の充実と多様なコミュニケーション能力向上 行事の計画や学習指導案に、キャリア発達に関する配 慮事項を「キ」として明記したり、ブロック毎に授業に ついて教員の話し合いの場を設けたりし、共通理解を図 ることで、指導の効果が高まりました。幼稚部では人や 物とかかわる意欲が高まり、小学部では適切に行動する 意識が見られるようになりつつあります。 幼児児童の課題をより明らかにし、学校の職員全体で 共有し、一貫した指導に当たることが課題です。 幼稚部では「読み聞かせの時間」を、小学部では「読 書タイム」を実施し、読書の習慣が身に付きました。 今後も継続し、年齢や言語発達の段階に応じた本等を 選び、読んで感じたことを表現する活動に取り組みます。 2 地域の資源を活用し、様々な人とかかわりながら体験的 な学習を積み重ねます。 A 幼稚部では体験的な活動を、小学部では地域の企業や 教育施設の見学等を設定し、地域の人とかかわりながら、 身近な自然に触れる学習に取り組みました。 今後も興味関心に応じた活動に取り組みます。 2 交流及び共同学習を充実させます。 B 地域の保育所や小学校との定期的な交流及び共同学習 を継続しました。幼稚部では、大きな集団の中で、幼児 同士がかかわり合いながら学習できる環境設定をしまし た。小学部では、各学年ごとに教科等の共同学習を進め ました。 共通理解のもと充実した授業が行えるように、より綿 密な打ち合わせを行いながら継続していきます。 3 個別の指導計画を活用し、学力の基になることばの力を 育て、自ら学び自ら考える力を高めます。 B ブロック会を実施し、目標や内容、手だての共通理解 を図ることで、日々の授業につなげることができました。 今後もことばの力や自ら学び考える力を高めるために 職員全体で共通理解を図り、一貫した指導に当たります。 4 各教科等の指導において言語活動を工夫し、ことばを使 って考え伝える力を伸ばします。 B 経験や思いをことばで表現し伝え合う話し合い活動や お話会、集会での発表等を行いました。相手が分かるよ うに伝えたり、質問に答えたりすることができました。 今後も継続して実施し、経験が正しい日本語に結びつ いていくように活動をより充実させます。 Ⅱ 安全で安心な学校づくり A 1 保護者と共に子どもを育てる環境を整え、保護者参画の 機会を活用して教育活動を進めます。 2 校内外の安全点検を行うとともに、安全指導に取り組み、 幼児児童の安全と安心の確保に努めます。 3 災害発生時の危険を予測し、防災教育や放射線教育に取 り組みます。 4 校務の効率化を図るとともに、教職員の不祥事防止に努 めます。 保護者中心の「図書ボランティア」の協力を得て、図書貸 し出しや図書コーナーの整備を行いました。また、保護者に よる手話劇を実施して頂きました。不審者対応訓練では、外 部講師を招き訓練の指導と寸劇により、不審者からの逃げ 方(幼児児童)やさすまたの使い方(職員)を学びました。 今後も安全で安心な学校づくりに努めます。 のための研修に努めます。 2 個別の指導計画を効果的に活用し、一人一人の課題や学 びの特性を踏まえた授業づくりに取り組みます。 3 ブロックごとに授業研究を進め、授業力を高めます。 4 教科指導の研修に努め、授業づくりに活かします。 ブロックを中心に授業研究を実施しました。授業の事前討 会や研究授業後の研究協議会、検証授業を基にした事後 研究会を通して、「授業のねらいと子どもに期待する活動、 子どもの特性を踏まえた指導」や「聴覚障がいの特性に応じ た教材活用や配慮の仕方」について協議を深め、授業力の 向上に努めました。外部講師を招いての授業検討会も実施 し模擬授業や指導助言を頂くことで、授業改善及び自立活 の専門性の向上にもつなげることができました。 今後も継続し、授業研究や外部講師の招聘を通して、自 立活動の専門性の向上と授業の充実に努めます。 Ⅲ センター的機能の充実 A 1 広報及び情報発信に努めるとともに、地域のニーズを踏まえたセミナーを開催します。 2 0歳からの乳幼児教育相談に力を入れ、医療や保健・福祉等と連携しながら、保護者への支援を行います。 3 関係機関とのネットワークを活用し、聴覚障がい幼児児童生徒が在籍する地域の学校等への支援を行います。 地域のニーズを踏まえたセミナーを8回実施し、報告書をHPに掲載し情報発信に努めました。また、県北地区の保健師や総合寮育セン ターの医師と情報交換を行い、早期教育相談を行いました。0歳からの乳幼児教育相談も幼稚部と連携しながら充実させました。地域の学 校等への支援では、要請に応じて、養護教育センターや総合寮育センターの医師、言語聴覚士等と連携して、小学校へのチーム支援を行 うこともできました。「きこえにくい子のためのサポートブック」を作成し、地域の学校への支援にも活用しました。 今後も、今まで培ってきたネットワークを活かした支援を進めていきます。
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