三反田小学校における環境教育の取り組み ~地域社会と連携した体験活動から学んだこと~ ひたちなか市立三反田小学校 本校の教育方針として,『思いやりのある子を育てる(心プロジェクト)』『進んで考 え,学習する子を育てる(学びプロジェクト)』『健康でたくましい子を育てる(から だプロジェクト)』『地域の一員として貢献できる子を育てる(地域プロジェクト)』 の4つを柱として教育活動を行っている。環境教育については,心プロジェクトと地域 プロジェクトの連動した活動として取り組み,地域の方との交流体験を取り入れた環境 学習の1つとして次のような活動を行っている。 1 地域連携体験活動年間計画 1学期 2学期 第1学年 アサガオ種まき イモ苗植え 第2学年 イモ苗植え まち探検(自然) トウモロコシ皮むき体験 虫取り飼育 アサガオ種取り サツマイモ掘り サツマイモ掘り サツマイモパーティー (収穫祭) 第3学年 イモ苗植え 地域探検 サツマイモ掘り 干しイモ作り 第4学年 グリーンカーテン設置 クリーンセンター見学 菊づくり キッズミッション サケの孵化 第5学年 田作り・田植え 朝の奉仕活動 稲刈り・脱穀 第6学年 中根駅整備活動 (春・夏) 中根駅花壇植苗 中根駅の清掃作業 中根駅花壇整備(秋・冬) 3学期 サケの放流 中根駅の清掃作業 中根駅花壇整備 (1) 第1学年での取り組み 小学校の校内での自然・緑や生き物などについて調べたり,アサガオやサツマイモ などの植物を育てて観察したりした。 (2) 第2学年での取り組み 学区内における自然や田畑,生き物などについて調べたり,アサガオやサツマイモ などの植物を育てて観察したりするだけではなく,トウモロコシやサツマイモなどの 収獲された農作物を活用して学習した。 (3) 第3学年での取り組み 学区内に住む農家の方の協力を得て,畑でサツマイモを栽培した。収穫したサツマ イモは,市の特産である干しイモを作る体験学習に活用した。 (4) 第4学年での取り組み エコ活動の学習から,グリーンカーテンを設置したり,クリーンセンターを見学し たりした。また,地域の方と協力を得て,菊づくりやサケの孵化・飼育の体験活動を した。(3月には,サケの稚魚を放流する予定) (5) 第5学年での取り組み 小学校区内には,米農家の方が多いことから,構内にある田んぼで,田作りから田 植え,稲刈り,脱穀など全て手作業で米作りの体験学習を行った。 (6) 第6学年での取り組み 地域の最寄り駅の中根駅の清掃作業を年間を通して行っている。清掃作業に始まり 夏花壇の整備,冬花壇の整備など地域の方に気持ちよく活用してもらえるよう取り組 んだ。 2 委員会活動を通しての取り組み (1) 福祉委員会 ① ベルマーク収集活動 ・ベルマークを入れる封筒を用意し,年3回全児童に配付してベルマークを収集 する。PTA専門委員会が集まったベルマークを点数ごとに仕分けしている。 ② 牛乳パック収集活動 ・福祉委員が全家庭へ呼びかけ,校舎内に牛乳パックを集めるカゴを設置し,委 員会活動時に取りまとめる。 ③ ペットボトルキャップ収集活動 ・ペットボトルキャップを集める集約カゴを設置し,随時回収を行っている。回 収後のとりまとめは,委員会活動時に行っている。 (2) 飼育栽培委員会 ○ 学校花壇の植え替えや花壇整備・草取りなどを,委員会活動時や休み時間に行っ ている。育苗から植え替えまでを児童の手で行っている。
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