さかい介護人材確保・育成支援業務仕様書 この仕様書は、発注者堺市と受注者をもって、介護人材確保・育成支援業務を実施する ために定める。 1 業務名称 さかい介護人材確保・育成支援業務 2 業務目的 高齢化の進展に伴い、要介護等高齢者が増加する一方で、介護従事者の入職率は伸び 悩んでおり、団塊の世代が後期高齢者となる 2025 年(平成 37 年)には、さらに 70 万人 の介護職員が必要となる見込みである。 また、平成25年度に本市が実施した堺市高齢者等実態調査においては、職員数が不 足していると感じている介護事業者が半数以上を占めている中、職員の不足を解消し、 採用した職員が定着するための課題としては、①介護事業者の新規雇用における採用力 の強化、②定着率向上のための介護事業者のマネジメント力の向上が挙げられる。 このような状況の中、更なる高齢化を見据えつつ、介護サービスの質の維持・向上を 図るため、介護業界への入職者の拡大と定着・育成に向けて、介護事業者が自律的に職 場環境の改善に取り組めるようになるための支援を行う。 3 期間 契約締結日から平成28年3月31日まで 4 履行場所 受注者の企画提案に基づき、堺市が指定する場所 5 業務対象者 市内介護事業者等 6 業務内容 (1) 介護人材確保・育成等に向けた仕組みづくり 業務目的における本市の課題等を踏まえつつ、市内介護事業者がもつ課題の把握・ 分析を行い、介護職員の雇用確保、定着化、後進の育成等に向けて介護事業者自らが 課題を認識し、改善するための仕組みづくりを提案し、実施すること。 (2) 市内介護事業者への環境改善事例の発信 市内介護事業者の環境改善への取組意識の醸成を図るとともに取組の一助とするこ 1 とを目的として、環境改善事例を発信する手法を提案し、実施すること。 (3) 実施報告書の作成 (1)の業務を実施した後、本市のホームページ等で公開することを前提として報 告書を提出すること。 また、その内容を PDF ファイル及び加筆修正等が可能な電子データファイルに格納 した CD-ROM1部を提出すること。 (4)独自提案 本事業の目的達成のため、効果的であると思われる独自提案があれば、提案し、実 施すること。 (5)その他 本事業実施のために必要な会議等に出席し、本事業の目的に即して効果的であると 考えられる提案、助言を行うとともに、他自治体における先進事例の情報提供を適宜 行うこと。 また、本市に対し、事業の進捗状況を定期的に報告するとともに、状況確認のため 本市が書類等の提出を求めた時は速やかにこれに応じること。 7 その他の事項 (1)個人情報の保護及びプライバシーの保護 本業務を実施するに当たり、個人情報を適切に管理し、個人情報の保護及びプラ イバシーの保護に努めること。 (2)連絡体制 この仕様書に基づく事業の実施に当たっては、堺市と充分に協議の上、指示に従 うこと。また、事務連絡等の連絡方法及び緊急時における連絡・処置等が対応でき る体制を講じること。 (3)協議 この仕様書に記載されていない事項については、双方協議のうえ定めることとす る。 8 暴力団等の排除について (1)入札参加除外者を再委託先等とすることの禁止 ア 受注者は、堺市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札参加除外を受けた者 又は同要綱別表に掲げる措置要件に該当する者を、再委託先並びに受注者及び再 委託先の資材、原材料の購入契約その他の契約の相手方(以下「再委託先等」と いう。 )としてはならない。 イ これらの事実が確認された場合、本市は受注者に対し、当該再委託先等との再 委託契約等の解除を求めることができる。 2 (2)再委託契約等の締結について 受注者は、再委託先等との再委託契約等の締結にあたっては、再委託契約締結時に は本市の契約約款に準じた暴力団排除条項を加えることとする。 (3)誓約書の提出について ア 受注者は、堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団密 接関係者でない旨の誓約書を提出しなければならない。ただし契約金額(税込) が500万円未満の場合、もしくは受注者が国若しくは地方公共団体その他公共 団体又は本市の外郭団体である場合はこの限りでない。 イ 受注者は、契約金額(税込)が500万円以上となる再委託先等がある場合に は、これらの者から堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴 力団密接関係者でない旨の誓約書を徴収して、本市へ提出しなければならない。 ウ 受注者及び再委託先等が当該誓約書を提出しない場合は、入札参加停止を行う ものとする。 (4)不当介入に対する措置 ア 受注者は、この契約の履行にあたり、暴力団員又は暴力団密接関係者から、暴 力団を利することとなるような社会通念上不当な要求又は契約の適正な履行を妨 げる行為(以下「不当介入」という。 )を受けたときは、直ちに本市に報告すると ともに、警察に届け出なければならない。 イ 受注者は、再委託先等が暴力団員又は暴力団密接関係者から不当介入を受けた ときは、直ちに本市に報告するとともに、当該再委託先等に対して、警察に届け 出るよう指導しなければならない。 ウ 本市は、受注者が本市に対し、ア及びイに定める報告をしなかったときは、堺 市暴力団排除条例に基づく公表及び入札参加停止を行うことができる。 エ 本市は、受注者又は再委託先等が不当介入を受けたことによりこの契約の履行 について遅延等が発生するおそれがあると認めるときは、受注者がアに定める報 告及び届け出又はイに定める報告及び指導を行った場合に限り、必要に応じて履 行期間の延長等の措置をとるものとする。 3
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