ライフステージごとに気をつけたい症状(PDF:216KB)

女性のこころとからだは、
卵巣から分泌される女性ホルモンによる大切なサポートを受けてい
ます。しかし、時にはその変化によって、それぞれの時期に特有の心身の不調を起こすことが
あります。
不調を感じた時に慌てることなく、生涯を通じて心身ともに健康で過ごすために、
自分のからだのしくみを知っておきましょう。
思春期
更年期
・月経異常 ・貧血
・ダイエット等の生活習慣
・摂食障害
・望まない妊娠
・性感染症
・更年期障害
・乳がん・子宮がん 等
・生活習慣病
・歯周疾患
・うつ
成熟期
女性ホルモン
(エストロゲン)
の分泌量
高齢期
・月経異常 ・月経前症候群
・妊娠、出産前後のホルモン分泌の乱れ
・不妊、不育症
・子宮筋腫、子宮内膜症 等
・乳がん・子宮がん 等
・貧血
・うつ
・骨粗しょう症
・生活習慣病
・歯周疾患
・尿もれ ・萎縮性膣炎
閉経
初潮
0
10
20
30
思春期
大人の女性へと成長
40
50
成熟期
心身ともに最も充実す
する思春期
る成熟期
(~18 歳頃)
(18~40 歳代中ごろ)
子育て、仕事等ストレス
初潮を迎えて卵巣がホ
も増えてきますが、女性
ルモンの分泌を開始し
としては最も充実した
ます。体形も女性らし
時期です。
く変化しますが、体の
さまざまな女性特有の
成長にこころの成長が
病気がこの時期から増
追いつかず、心身とも
えてきます。定期的な
に不安定な時期でもあ
健診等も習慣
ります。
づけましょう。
更年期
60
70
年齢
高齢期
閉経を迎え、ホルモンバラ
体の老化が進む高齢
ンスが崩れる更年期
期。
(60 歳代~)
(40 歳代中ごろ~50 歳代
中ごろ)
卵巣機能が停止し、体
女性ホルモンの分泌
の様々な部分で老化が
が減少し、心身の不調があ
始まります。ただし、
らわれる時期です。また子
老化のスピードには個
供の独立、老親の介護な
人差があり、気持ちの
ど、いろいろな出来事が重
持ちかたや生活習慣し
なる時期でもあります。心
だいで若さを維持する
身の変化を受け止めつつ、
ことができます。健康
生活に支障がある時は受
に気をつけて、人生を
診をしましょう。
楽しみましょう。