意見に対する県の考え方・対応について(PDF文書)

( 別 紙 )
「秋田県障害者計画(改定版)」(素案)についての意見募集に係る意見等及び県の考え方・対応について
No.
区分
県の考え方・対応
心のバリアフ
リーの推進に関
する意見
障害者に対するバリアフリーは、ハード面
のバリアフリーだけでは不十分であり、障害
のある人への正しい理解や認識を深めるな
ど、心の障壁や情報のバリアについて取り
除いていくことが重要である。
地域住民の障害者に対する心のバリアフ
リーの実現のための施策として県主導で「障
害児者サポーター養成講座」を開催してほし
い。
地域で暮らす方々に障害のある方に対す
る理解を深めていただくことは、障害福祉に
係る施策を進める上で大変重要であると考
えており、これまでも様々な手法により県民
理解の促進に取り組んできております。
ご意見は具体の事業要望として捉え、既に
障害児者サポーター養成講座を実施してい
る自治体を調査し、検討してまいります。
在宅生活の支
援に関する意見
秋田県は手話通訳、要約筆記者が少なく、
また、字幕作成には多くの労力が必要とな
る。
聴覚障害者情報提供施設の設置にあたっ
ては、手話通訳、要約筆記、字幕作成ボラン
ティアの養成、登録、派遣の機能が必要であ
る。
平成27年度において、情報提供施設の設
置・運営のあり方等について検討を行う予定
であり、この中で当該施設の機能等につい
て十分に協議してまいります。
権利擁護の推
進に関する意見
通訳が正確に行わなければ、正しい情報
を得られず、自立を妨げることになる。
手話通訳、要約筆記者について、情報保
障の質の向上、相互理解のため、通訳者か
らの報告及び利用者の評価を反映するシス
テムを構築してほしい。
これまでも手話通訳者、要約筆記者の養
成を行ってきておりますが、引き続き研修の
継続とその充実に取り組み、ご意見につきま
しては、本計画に基づく事業に取り組む中で
検討してまいります。
情報バリアフ
リーの促進に関
する意見
聴覚障害者で手話がわかる方は2割程度
と言われており、残りの大多数は文字情報を
必要としているので、テレビ広報番組に限ら
ず、県民向けに作成されている映像(公共施
設で用いられるDVD等)にすべて字幕をつけ
てほしい。
聞こえに支障のある方に対する情報提供
について、字幕による情報支援は有用と思
いますが、ご意見につきましては、No.2の
情報提供施設のあり方等の検討事項のひと
つと考えております。
保健・医療サー
ビスの充実に関
する意見
「高齢身体障害者及び重度心身障害(児)
者の心身の健康保持と生活の安定を図るた
め、医療費の負担を軽減します。」とあるが、
現実には、重度心身障害(児)者の受入が困
難な状況にある。医療費の負担軽減だけで
なく、それに対する「支援体制の充実を図る」
ことを目指してほしい。
重度心身障害児者については、これまでも
療養介護や重度訪問介護等により対応して
きたところであり、引き続き、この事業の中で
対応してまいります。
相談体制の充
実に関する意見
ケアマネや相談支援事業所に利用をお願
いしても、情報不足でサービス利用計画が
作成できにくい等の多くの問題を孕んでいる
ので、「介護及び障害福祉サービスの円滑
な利用を図るために、事業所の空き状況等
の情報システムを支援する。」という項目を
追加してほしい。
高齢者と障害者に係るシステムを双方の
事業者が必要としているのか不明であり、県
としては、利用者の支援に支障をきたすこと
のないよう、引き続き市町村に対し、早期の
サービス利用計画作成を促してまいります。
1
2
3
4
5
6
意見・提案の要旨