2月号 - 富山県立富山中部高等学校

 平成27年2月
富山中部高校保健室
2月4日は立春。立春には春という字が使われているので、暖かい日を想像しがちですが、この日の前日にあ
たる節分は一般的に寒さのピークとされています。まだまだ寒い毎日ですが、立春を境に手紙などの時候のあ
いさつでも余寒、残寒などの言葉が使われ始めます。暖かくなり始めるという節目としての立春。新年度には
少し早いですが、新たな目標を決める、よい節目なのかもしれないですね。インフルエンザの流行はまだ続い
ています。体調が悪い場合は無理をせず、医療機関を受診しましょう。
インフルエンザにかかったら、無理せず快復に努めてください
インフルエンザ出席停止期間の基準 -学校保健安全法施行規則(平成24年4月省令改正)-
「インフルエンザ発症後、5日を経過し、かつ解熱後2日を経過するまで」
*主治医の先生の指示に従ってください。
潜伏期間中でもインフルエンザはうつる?
インフルエンザは発症する1日前から発症後5~7日頃まで周りの人にうつしてしまう可能性があり、特に
発症してから最初の3日間ほどが最も感染力が高いと考えられます。
もしかしてインフルエンザかも・・・と思ったら、他の人にうつさないためにもマスクを着用しましょう。
インフルエンザウイルスの生存期間
インフルエンザウイルスが感染力を維持する時間は、紙や布の上は8~12時間、金属やプラスチックは24
~48時間 と長時間生き続けます。また、低温で乾燥したところではインフルエンザウイルスは活発になり、
十分な湿度がある場所では、ウイルスの感染力は弱まります。
インフルエンザ予防 ~ 手で顔を触らない ~
インフルエンザウイルスは手や傷口から体の中に侵入し感染するわけではなく、ウイルスのついた手で口や鼻
の粘膜に触れることによって、体の中にウイルスが入り感染します。そのため、不特定多数の人が触れる場所を
触った場合、手洗い前に顔を手で触らないようにする必要があります。
無意識のうちで顔を触ってしまう場合もあるので注意しましょう。
もちろん、帰宅後に手洗いをし、自宅に感染者がいなければ、
手にウイルスがついている可能性も少ないため、神経質になる
必要はありません。
ウォーミングアップ念入りに!
ウォーミングアップ=運動前の準備体操で面倒なイメージが
ありますが、しっかり行えば、ケガの予防にもなり運動能力も
アップできます。
【ウォーミングアップのメリット】
1 体温上昇
体温上昇で筋肉への酸素の供給量が増え、筋肉の弾力
性も増してケガの危険性が減る。
2 心拍数上昇
心拍数が上がる事で精神的に興奮して、体温が上昇し、
肺に十分に酸素が送りこまれることで血液中の酸素濃度
の酸素濃度が上がり、持久力が増す。
3 酸素不足の解消
運動をするには筋肉に酸素を送りこまなければいけませ
んが、いきなり運動を始めると酸素が十分に肺を通して
血液に送り込まれていないので、疲労度が高まるのが
早くなります。この状態を避けるためには徐々に運動を
始める事が必要です。
ウォーミングアップで一番重要なのは体温を上げる事。
体温を上げる事で心拍数が増し血液に酸素が送り込まれ、
筋肉が 柔らかくなり、運動しやすい状態になります。
体温が上昇して筋肉の弾力が増したら、ストレッチを
行いましょう。ストレッチを行えば筋肉の弾力性が更に増し
ケガの予防に役立ちます。