落札者決定基準 生活困窮者自立相談支援事業業務委託(時津町)

落札者決定基準
生活困窮者自立相談支援事業業務委託(時津町)
平成 27 年 2 月 26 日
1. 総則
本落札者決定基準は、長崎県西彼福祉事務所(以下、
「事務所」という。)が、生活困
窮者自立相談支援事業を実施する者(以下、
「事業者」という。
)の募集・選定を行うに
あたり、別に示す技術提案書作成要領と一体をなすものである。
落札者決定基準は、事業者を選定するにあたって、入札に参加しようとする者(以下、
「入札参加者」という。)のうち最も優れた提案を行った者を客観的に評価・選定する
ための方法や評価項目を示し、入札参加者が行う提案について、具体的な指針を与える
ことを目的とするものである。
2. 審査の基本的な考え方
事務所は、生活困窮者自立相談支援事業(以下、相談支援事業)について、別に定め
る仕様書に記載している要件を求めるものであり、事業者の実績及び対策が効果的に行
われ得るかどうかなどを総合的に評価して選定することが必要であると考えている。
したがって、事業者の選定にあたっては、入札価格及び事務所の仕様書に記載する事
項との適合性、業務の遂行能力及びマネジメント能力等の各面から総合的に評価し落札
者を決定する。
3. 審査委員会の設置
事務所は、落札者の決定にあたり、「生活困窮者自立相談支援事業業務委託審査委員
会」
(以下「審査委員会」という。
)を設置する。審査委員会の審査結果に基づき、技術
点を決定する。審査委員会は、提案書の内容について、事業者に質問を求めることがで
きる。
なお、落札者決定前までに、審査委員会の委員に対し落札者選定に関して自己に有利
となる目的のために、接触等の働きかけを行った入札参加者は失格とする。
4. 審査の枠組み
審査は、価格審査と提案審査から構成される。
さらに提案審査は、仕様書の要件に対する基礎審査、技術審査から構成されており、
この価格審査及び提案審査の結果から総合評価点を求めて落札者を選定する。
公告から落札者決定に至るまでの審査の流れを次の図に示す。
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入札公告
公告2月26日
入札説明書交付(2/26~3/9)
入札参加資格申込書受付
参加資格申請(3月 10 日まで)
入札参加資格の確認
参加資格合否の通知 3/12
参加資格なし
提案書受付
入札参加申込(3月 16 日まで)
技術提案書提出(3/12~3/18)
提案書確認
提案審査~技術点確定
技術提案結果通知(3/24)
基礎点未満は失格
入札・開札
入札(3月26日)
予定価格超過
価格審査~価格点確定
価格点と技術点を合算
落札者決定
落札者決定(3月26日)
5. 入札参加資格の確認
入札に参加を希望する者から提出された入札参加申込書等から、公告、競争入札の参
加者の資格等(告示)や入札説明書に示す入札参加資格を満たしていることを確認し、
結果を通知する。
なお、入札参加資格を満たしていない場合は、失格とする。
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6. 提案審査
(1)基礎審査
基礎審査では、入札参加者の提出した技術提案の内容が仕様書において定める要件
(以下、「基礎点」という。
)を満たしていることについて確認する。なお、基礎点を
設定している項目において、一項目でも基礎点を下回る場合は失格とする。
(2)技術審査
入札参加者の提出した提案書を、以下8.に定める基準に従って評価し、技術点を採
点する。なお、技術審査においては、審査委員が提案書内容に対する理解を深めるた
め、入札参加者に質問をすることができる。
7.開札及び価格審査
入札参加者が提出した入札価格について、以下8.に定める算出方法に従って点数化
し、価格点を採点する。なお、入札価格が予定価格を超過している場合には、評価対
象としない。
8. 落札者の決定等
事務所は、技術点及び価格点の合計点数により、落札者を決定する。
また、審査結果は落札者決定後、速やかに公表するとともに、審査結果について質問
がある場合は、質問を受け付ける。
(1)価格点の算出方法
次の算式によって、価格点を算定する。
価格点= 価格点の満点(100 点)× (1 -入札価格÷入札比較価格)
※価格点は、上記式により数値を算出し、小数点以下を切り捨てたものとする。
(2)技術点の配点
合計点は200点であり、下表のとおり配点している。
評価項目(大項目)
配 点
仕様の遵守
10
業務の基本方針
10
業務の実施体制
35
業務の実施方法
100
業務の実施計画
10
組織の実績
35
※評価基準の詳細については、別に示す評価基準表による。
※基礎点が設定されている項目の中で、一項目でも基礎点を下回っている場合は失格とする。
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(3)技術点の算出方法
各評価項目について、審査委員会の委員が、下記の採点基準に基づき技術点を評価
する。
①基礎点
必須項目のうち、事務所の要求する最低水準を満たしていた場合、得点配点のうち
基礎点分の点数を付与する。なお、必須項目のうち一項目でも最低限の要求水準に
達していないものがある場合、失格となるので留意すること。
②加点
加点の具体的な採点基準は、下記のとおりである。
基
準
採
点
A
事務所の要求をはるかに上回り、独自の有効な提案がある
加点の配点×1
B
事務所の要求を上回り、優れている。
加点の配点×0.7
C
普通(事務所の要求どおり)
加点の配点×0.5
D 事務所の要求に対し、やや見劣りする。
加点の配点×0.3
E
加点の配点×0
事務所の要求を満たしていない。
※小数点以下は切り捨てる。例えば、35点満点の項目でB評価の場合、24点とする。
※各委員が採点を行い、その平均点を算出する。
(小数点以下は切り捨てる。)
(4)落札者の決定方法
長崎県財務規則(昭和 39 年長崎県規則第 23 号)第 97 条の規定に基づいて作成され
た予定価格に 108 分の 100 を乗じて得た額の範囲内である入札参加者のうち、技術点
及び価格点の合計点数(以下「総合評価点」という。)の最も高い者を落札者とする。
ただし、落札者となるべき者の入札価格によっては当該契約の内容に適合した履行がさ
れないおそれがあると認められるときは、落札者となるべき者以外で最も高い数値を落
札者とすることがある。なお、総合評価点の最も高い入札者が2者以上あるときは、技
術点の高い者を落札者とする。総合評価点が最も高く、かつ、技術点の最も高い入札者
が2者以上あるときは、くじにより決定するものとし、この場合において、くじに立ち
会わない者又はくじを引かない者があるときは、その者に代わって、当該入札事務に関
係のない職員にくじを引かせることとする。
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