2013年9月 本の上の映画館チラシ

9
2013 September
特集
エリック・ロメール
特集
エリック・ロメール
会場:プレゼンテーションスタジオ 定員:100 名 入場:無料 主催:川口市立中央図書館 運営:NPO Community Design Council
●申し込みは不要ですので、上映当日に会場までお越しください。開場は各日上映時間の 30 分前です。
●定員以上の入場はできませんので、ご了承ください。
●音の聞こえづらい方をサポートする磁気ループシステムを導入しています。T モードつき補聴器をお持ちでない方には、専用受信機を貸し出します。
9 月 9 日(月)19:00∼ (上映時間 102 分)
『満月の夜』
インテリア・デザイナーのルイーズは、マルヌ=ラ=ヴァレの現代的な
集合住宅で、建築家のレミと同棲している。しかし彼女はパリにも自分
専用のステュディオを持とうとしている。妻子のあるジャーナリストのオ
クターヴは彼女に言い寄るが、彼女は彼を拒む。
監 督・脚本:エリック・ロメール / 出演 :パスカル・オジエほか/
1984 年/フランス/ DVD/字幕 9 月 14 日(土)14:00∼
『緑の光線』
(上映時間 94 分)
数ヶ月前に恋人と別れたデルフィーヌはパリの事務所で秘書の仕事をし
ている。
ヴァカンスを前にして、一緒に過ごす相手のいない彼女は孤独
を感じる。友人のフランソワーズの誘いに応じ、シェルブールのフラン
ソワーズの実家を訪ねる。
監督・脚本:エリック・ロメール/出演:マリー・リヴィエールほか/
1986 年/フランス/ DVD /字幕
9 月 22 日(日)14:00∼ (上映時間 94 分)
『海辺のポーリーヌ』
ヴァカンスの終盤、若く美しいファッション・デザイナーのマリオンと、
15 歳になる従妹のポーリーヌがノルマンディの別荘にやってくる。マリ
オンは夫との離婚手続中の身だが、新たな恋を求めている。彼女たち
は海辺で偶然、三人の男と出逢う。
監 督・脚 本:エリック・ロメール/出演:アマンダ・ラングレほか/
1983 年/フランス/ DVD/字幕 9 月 25 日(水)19:00∼ (上映時間 102 分)
『友だちの恋人』
セルジー=ポントワーズ市役所で働くブランシュは、職員食堂で近く
の情報産業学院の学生レアと知り合う。気まぐれなレアはファビアン
と同棲しているが、彼とうまが合わない。彼女のいないブランシュは、
レアの知人のプレイボーイ、アレクサンドルに興味を示すが…。
監督・脚本:エリック・ロメール/出演:エマニュエル・ショーレほか/
1987 年/フランス/ DVD/字幕
ロメールの眼差し
今月の本の上の映画館はフランスの映画監督、エ
リック・ロメールの特集です。連作「喜劇と格言劇集」
の第三弾∼第六弾を上映します。
はじめの『満月の夜』は、偶然的な写実性を重ん
じるロメール映画としては、例外的に緻密な画面設
計がなされ手堅く撮られた作品です。主人公ルイー
ズはパリ市内と郊外のニュータウンを往復する生活を
送っています。パリ郊外のニュータウンという舞台設
定では後の『友だちの恋人』にも継承されています。
つづいては『緑の光線』。冬の都会の人間劇を描
いた『満月の夜』とは対照的に、女主人公の行程と
ともに夏の避暑地を次々と移動する、アマチュアリズ
ムの開放感に満ちた野心作です。ロメールを含め、
たった4人の撮影隊で、16ミリフィルムでなんと台
本なしで撮影が行われました。
そして『海辺のポーリーヌ』の舞台は、夏休みも
終わろうとするノルマンディの海岸。この物語の最初
の構想は50年代に遡り、マリオン役には当時のグラ
マー女優、ブリジット・バルドーが想定されていたとか。
最後の作品『友だちの恋人」は、
「喜劇と格言劇集」
の最終話に当たります。24歳になる臆病な女性の
恋を描く、古典的なシチュエーション・コメディです。
恋愛対象の入れ替わり、という古典劇的なテーマが
扱われています。
ロメールの映画の中には常に、夢や希望を持ち、
そして悩みを抱える若者が出てきます。ロメール自身、
教師として若者と触れていた経験から、彼らに共感
を覚え、作品に反映させてきたのかもしれません。
今月も本の上の映画館で、どうぞお楽しみください。
10 月の上映予定
11 日(金)19:00∼ 『コンチネンタル』
15 日(火) 19:00∼ 『トップ・ハット』
20 日(日) 14:00∼ 『スイング・タイム<有頂天
時代>』
26 日(土) 14:00∼ 『戦艦を追って』