8 2014 August 特集美しさ・美術と映画特集美しさ・美術と映画会場：プレゼンテーションスタジオ定員：100 名入場：無料主催：川口市立中央図書館運営：NPO Community Design Council ●申し込みは不要ですので、上映当日に会場までお越しください。開場は各日上映時間の 30 分前です。 ●定員以上の入場はできませんので、ご了承ください。 ●音の聞こえづらい方をサポートする磁気ループシステムを導入しています。T モードつき補聴器をお持ちでない方には、専用受信機を貸し出します。 8 月 10 日（日）14:00∼ （上映時間 108 分）『モンパルナスの灯』第一次大戦後のパリ・モンパルナス。麻薬とアルコールに溺れ、病を患う若き画家モディリアーニ。彼は、その才能が世の中に認められずに荒んだ生活を送っていた。ある雨の日、美しき画学生ジャンヌと出会った彼は、激しい恋に落ちる。それは彼の創作に向かう意思を蘇らせた。監督・脚本：ジャック・ベッケル／出演：ジェラール・フィリップ、リリー・パルマーほか／ 1958 年／フランス／ DVD ／字幕 8 月 14 日（木）19:00∼（上映時間85 分）『パリ・ルーヴル美術館の秘密』所蔵美術品３５万点、階段の段数１万５００段、総部屋数２８００室、職員１２００人。すべてを見てまわるには１週間かかると言われる世界最大級の威容を誇るルーヴル美術館。だがその裏側は意外に知られていない…。世界最大の美術館の職員たちの日常の物語。監督：ニコラ・フィリベール／出演：ルーヴル美術館の職員の皆さん 1200 人／1990 年／フランス／ DVD ／字幕 8 月 23 日（土）14:00∼ （上映時間 93 分）『まひるのほし』無我夢中でパステルを画布に走らせるシュウちゃん、「ナサケナイ」とつぶやきながら陶器を作り続ける伊藤さん。そして１人の女性にあてて、あるメッセージを１年間書き続けたシゲちゃん。武庫川すずかけ作業所、信楽青年寮でアートと人の間を旅したドキュメンタリー映画。監督：佐藤真／出演：舛次崇、西尾繁、伊藤喜彦ほか／1998 年／日本／ DVD 8 月 26 日（火）19:00∼ （上映時間 93 分）『カラヴァッジオ』ミラノ近郊の小さな村に生まれたカラヴァッジオこと、ミケランジェロ・メリージは、画家になるためローマへとやって来た。やがてデル・モンテ枢機卿の寵愛を得て、画家として地位を固めるのだが、同性愛をはじめとする奔放な振る舞いが、彼を破滅へと追いやってゆく…。監督・脚本：デレク・ジャーマン／出演：ナイジェル・テリー、ショーン・ビーンほか／1986 年／イギリス／ DVD ／字幕美しさ今月の本の上の映画館は、画家や美術館など、美術にまつわる映画の特集をします。最初は『モンパルナスの灯』。フランスの画家・モディリアーニの生涯を映画化した作品です。モディリアーニに扮するのは若くして亡くなったフランス映画界の巨星ジェラール・フィリップ。映画の中でどれだけ泥酔しても、ひどい振る舞いをしても、繊細さとはかなさを失いません。次に『パリ・ルーヴル美術館の秘密』です。かの有名な美術館には美術品のほかに、計15km の地下通路、4200 枚の窓ガラスがあります。そしてそこで働く人々は、学芸員、金メッキ師、大理石職人、資料係、写真家、庭師、音響学者、物理・科学者、調理人、消防士などなど、その数ざっと1200 人。美術館の裏側が楽しめます。そして『まひるのほし』は佐藤真監督によるドキュメンタリー映画です。主に登場するのは７人の知的障害者たち。各々の作品に向かう姿勢を追いながら、表現する事とは何なのか？深く考えさせられる作品です。シリアスになりがちなテーマを扱っていますが、諧謔性に富んだユーモアを交えて製作されています。最後はデレク・ジャーマン監督の『カラヴァッジオ』。言わずと知れたルネサンス末期の異端の画家・カラヴァッジオを描いた作品です。映画の中で、絵画に倣うかのように演出された光と影の描写はとても美しいものです。映画を観てから、図書館で画集をひらいてみるのもいいかもしれません。今月も本の上の映画館でお楽しみください。 9 月の上映予定 12 日（金）19:00∼ 『東風』 14 日（日） 14:00∼ 『フレンチ・カンカン』 27 日（土）14:00∼ 『万事快調』 30 日（火）19:00∼ 『霧の波止場』〒332-0015 埼玉県川口市川口 1-1-1 キュポ・ラ 7F ◎開館時間月 - 金 10:00-21:00 ／土日祝日 9:00-18:00 ◎休館日毎月第 3 金曜日（機器調整日）、 12 月29日 -1月 4 日 ◎お問い合わせ Tel. 048-227-7622 Fax.048-226-7724 ◎URL http://www.mediaseven.jp