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運輸業
中小企業事例
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環境にやさしい先進的エコドライブシステムの導入
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東北トラック株式会社
平成19年度エネルギー使用合理化事業者支援事業
◎総事業額:7,903万円 ◎補助金額:約2,206万円
取組の概要
●取組の背景と目的
従来は、アナログ式の運行記録計を使用していたが、管理が煩雑で管理者と運転手にとって時間的な負担が大きかった。
そこでデータ管理が容易で運行状況の可視化が容易な、デジタル式エコドライブ管理システムを導入した。その目的は、①
エコドライブ推進による燃料費の節約②安全意識の向上による交通事故・貨
物事故の防止③適切な運行管理による法令順守と長時間労働の解消④CO2排
出量の削減による環境への配慮、である。
●導入設備の概要
◎デジタル式運行記録計 396台(平成19年導入時)
▲ダッシュボードに取り付けた
デジタル式運行記録計
▲SDメモリを専用PCで読み取り
運行記録を表示
▲EMS
(エコドライブ管理システム)
とは
※一般財団法人環境優良車普及機構の資料より抜粋
運用状況と省エネルギーの効果
軽油使用量
(kℓ/年)
導入前
7,146
導入後
6,926
削減率
3.1%
〈平成19年と平成20年との比較〉
◎投資回収年数:5年
エコドライブ管理システムを確実に運用するためには、運転手による適切な機器
操作が不可欠であることから、まず導入前の集合説明会や運転終了後の入力方法の
チェック・指導を行った。
運行終了後、出力帳票(安全運転指導日報)を利用して、
①速度超過の禁止
②急加速、急減速、急ハンドル等「急」のつく運転禁止
③不要なアイドリングの禁止
といった禁止事項を個別指導している。
その結果、運転技術に関する向上意識・競争意識が醸成され、最高速度の順守や
安全運転の励行につながった。
また運行記録が専用メモリに自動的に入力されることから、運転手及び管理者の
データ管理が容易になり、労働時間の短縮につながった。
事業者概要
東北トラック株式会社
■住所:宮城県仙台市宮城野区苦竹4-3-1
■電話:022-236-3135
■資本金:5,949万円
■従業員数:118名
■URL:http://www.toutora.co.jp/
■事業内容:貨物自動車運送業、倉庫業、駐車場事業、
荷造作業請負業 等
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昭和39年創業。日本通運グループの企業として、貨物自動車運送や倉庫業
を中心に事業を行っています。「地球にやさしい、人にやさしい、荷物にや
さしい」をモットーに、法令・ルールを順守し、安全を最優先して輸送いた
します。