2-2-2 氏名 川名 正隆 所属 スタンフォード大学病院循環器内科フェロー 使用言語 英語 対象者 後期研修医(卒後 3 年目以上) タイトル 参加型臨床実習の現場から・米国メディカルスクールで学んで/教えて 内容 日米の臨床実習の最も大きな違いは「学生がどれだけ診療行為に関われるか」という点であると長年指摘されています。 米国メディカルスクールにおいて、学生がベッドサイドで十分な時間を取り、チームと一緒に臨床判断をしながら診療行為 に参加できる最も良い機会が一般内科実習と言えます。長期的には、将来内科系に進むかどうかを問わず、一般内科 実習では医師として医療に携わる基礎をつくる重要な機会となります。アメリカの医学生は一般内科実習でどのようなト レーニングを受けているのでしょうか。本講演では私がブラウン大学メディカルスクールで受けた臨床実習と、スタンフォード 大学一般内科レジデントとして学生教育に携わった経験をお話します。具体的には: ・メディカルスクールにおける目標設定 - 職業訓練学校としての切り口 ・卒業後の Internship に備えて - Sub-internship と core clerkship の位置付け ・学生の臨床参加の実情 - 何ができるか、モチベーションの向上 ・学生・研修医・指導医に求められる知識・エビデンスのレベル - みんな実際のところどうやって勉強している? 講演の内容は日本で医学教育に関わっている方、アメリカ臨床留学を考えている学生・研修医が主な対象です。アメリ カの医学生とスタッフには何を求められているのか、なぜそこまでやるのか(=どのような競争があるのか)、それを可能に する周辺環境はどうなっているのかといったことについて、カリキュラムには書かれない部分に焦点を当て、あまり理念的な 固い話は極力さけて、学生・研修医の目線で practical な話をしたいと思います。
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