誠 実 練馬区立上石神井中学校 学校だより 平成 27年 2 月26日 「リーダーになるために」 校長 田代 雅規 いよいよ合唱コンクールが近づいてきました。3年生は、受験勉強の中で合唱コンクールに向 けて限られた時間の中で練習に取り組んできました。 上石神井中学校の教育目標 ○進んで学習する生徒 は、 ○進んで協力する生徒 ○進んで心と体を育成する生徒 です。 すなわち、学校は自主・自立という個人の力を付ける場でもあり、自治という集団としての力 を付ける場でもあります。合唱コンクールは、その意味でも各クラスの自治意識を高める最高の 行事でもあります。その時に、重要な鍵となるのは、リーダーの存在です。合唱コンクールを成 功させるためには、文化行事委員、学級委員、指揮者、パートリーダー等、様々な仕事で中心に なり、みんなをまとめあげるリーダーが必要となります。 イギリスの高級百貨店チェーンの創業者、ハリー・ゴードン・セルフリッジさんの言葉で、 『ボ ス』と『リーダー』の違いという内容がありました。最近、その画像がインターネットで話題と なっています。本来は、ビジネスの内容でしたが、学校・学級向けに置き換えて紹介します。 『ボス』と『リーダー』の違い ○ボスは回りの人を追い立てるが、リーダーは回りの人を良い方向へ導く。 ○ボスは力や権威に頼るが、リーダーは志や善意を大切にする。 ○ボスは回りの人に恐怖を吹き込むが、リーダーは回りの人に熱意を吹き込む。 ○ボスは私と言うが、リーダーはわれわれと言う。 ○ボスは時間通りに来いと言うが、リーダーは時間前にや ってくる。 ○ボスは失敗の責任を負わせるが、リーダーは黙って失敗 を処理する。 ○ボスはやり方を胸に秘めるが、リーダーはやり方をみん なに教える。 ○ボスは学校生活を苦役に変えるが、リーダーは学校生活 をゲームに変える。 ○ボスはやれと言うが、リーダーはみんなにやろうと言う。 合唱コンクールに向けて、上中生が良いリーダー性を発揮することで、思い出に残る素晴らし い合唱コンクールになることを期待しています。 平成 26 年度 学校に関する生徒アンケート 集計の結果 全校生徒を対象に、学校生活に関するアンケートを実施しました。20 項目中の 17 項目で肯定的な 評価(「そう思う」 「ややそう思う」という回答の合計)の割合が 80%を超えていることは、大変うれ しい成果です。とくに、次の6項目は 90%を超えています。 №1「学校生活は楽しい。 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93%(94%) №2「上石神井中学校で(入学して)良かった。 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・95%(94%) №13「生徒や先生のあいさつはよくできている。 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93%(92%) №18「生徒会活動や委員会活動は、充実している。 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91%(93%) №19「運動会・合唱コンクール・宿泊行事などの学校行事は楽しく充実している。 」 ・・・・・94%(96%) №20「部活動は充実した活動になっている。 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90%(94%) これらは、 「進んで学習する生徒」 「進んで協力する生徒」 「進んで心と体を鍛える生徒」という本校 が目指す生徒像に関する指標であり、自主・自立そして自治の精神がしっかりと培われていることが わかります。しかしながら、学校生活の充実を十分には感じられていない生徒がいることを真摯に受 け止め、さらに望ましい学校生活とそれを実感できる学校づくりを全校で目指します。 また、学校生活の根幹を成す授業に関する項目では、着実な授業改善の成果が現れています。今後 も「わかる授業」をキーワードに、一層の工夫・改善に学校全体で取り組んでいきます。 №6「授業は、落ち着いていて、授業内容も理解できる。 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・84%(79%) №7「授業の進め方は適切であり、自分にあっている。 」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・82%(80%) №8「授業は、プリントや実験・作業など、いろいろと工夫されていてわかりやすい。 」 ・・・89%(91%) №9「少人数授業は、自分にとって効果があるのでこれからも続けて欲しい。 」 ・・・・・・・82%(82%) №10「成績は、公平で納得できる評価・評定になっている。 」 ・・・・・・・・・・・・・・・84%(83%) 一方、№11「家庭で毎日勉強している。 」は、今年度も課題を示す結果となりました。下の表のよう に、昨年度と比べて全校で5ポイントの向上は、3年間の推移から判断して有意な成果と見て取れま すが、望ましい学習習慣の確立のために、より改善が必要です。とくに、1・2年生の放課後の学習 をご家庭と連携して充実させていきたいと思います。 1年 2年 3年 全校 24 年度 25 年度 26 年度 24 年度 25 年度 26 年度 24 年度 25 年度 26 年度 24 年度 25 年度 26 年度 50% 38% 53% 44% 37% 53% 69% 78% 69% 53% 53% 58% 改善のための視点として、№3「目標をもって学校生活を送っている。」の肯定的評価が 78%であ ることに着目します。この項目は、家庭で学習に取り組む態度の育成にも密接に関連します。中学校 卒業後の進路や将来の生き方等について、明確な目標や志をもつことは勉強の原動力になります。ご 家庭との連携を深めて、進路指導の充実を図ります。併せて、教育相談の一層の充実にも学校全体で 取り組んでいきます。アンケートでは、№14「困ったときには、相談ごとや悩みごとを先生に相談で きる。 」は 63%でした。学年が進むにつれて肯定的評価が高くなっていて、信頼が築かれていってい ることがわかりますが、生徒一人一人の理想の自己実現のための支援の一層の充実を図ります。 №1「学校生活は楽しい。 」 №2「上石神井中学校で(入学して) 良かった。 」 №3「目標をもって学校生活を送って いる。 」 №4「学校は、学級や学校の様子を学 校だよりや学年だよりなどで積 極的に家庭に知らせている。 」 №5「忘れ物もなく、授業中もしっか りと話を聞いている。 」 №6「授業は、落ち着いていて、授業 内容も理解できる。 」 №7「授業の進め方は適切であり、自 分にあっている。 」 №8「授業は、プリントや実験・作業 など、いろいろと工夫されていて 分かりやすい。 」 №9「少人数授業は、自分にとって効 果があるのでこれからも続けて ほしい。 」 №10「成績は、公平で納得できる評価・ 評定になっている。 」 №11「家庭で毎日勉強している。 」 №12「昨年と比べ、学習に前向きに取 り組めている。 」 №13「生徒や先生のあいさつはよくで きている。 」 №14「困った時には、相談ごとや悩み ごとを先生に相談できる。 」 №15「先生は、いじめなどのない楽し い学校・学級づくりに努めてい る。 」 №16「先生は、自分のことをよく理解 してくれている。 」 №17「学校は、校内の環境美化に積極 的に取り組んでいる。 」 №18「生徒会活動や委員会活動は、充 実している。 」 №19「運動会・合唱コンクール・宿泊 行事などの学校行事は楽しく充 実している。 」 №20「部活動は充実した活動になって いる。 」 プライド かい か 文 化 発 表 会 “上 中 誇 、 開 華 せ よ !” 文化発表会の校内作品展を1月 31 日(土)に開催しました。全教科、総合的な学習の時間、特 別活動および行事での学習の成果を発表する場として、絵画、漆器、書画、細工、レポート、ラジ オ、生け花等、この一年間に生徒たちが作成してきた様々な作品が校内を彩りました。どの作品も 一人一人の個性が輝いていました。互いの作品を見学して、「同じ絵でも人によって迫力が変化し ていた。」 「人と比べると、まだまだ工夫できたと感じた。」 「今まで自分が作ってきた甲斐があった。」 という感想が聞かれました。たくさんの保護者・地域の方のご参観をいただき、スローガンのとお り華やかな作品展となりました。 次は、いよいよ来週に迫った合唱コンクールです。どの学級も完成度を高めようと、文化行事委 員、学級委員、指揮者・伴奏者、パートリーダー等を中心に意見を出し合い、工夫を凝らして練習 しています。一人一人が、学級が、学年が、そして上中全校生徒が、その誇りをかけて歌声を競い 合います。それぞれのカラーが伝わるハーモニーが校内のあちらこちらから響いてきて、学校全体 が春誘う歌声に包まれています。 お知らせ掲示板 【3月の予定】 3月 2日(月)都立一次・分割前期合格発表 3月 6日(金)文化発表会・合唱コンクール 3月 9日(月)3年生特別時間割(始) 3月 13 日(金)1・2年生保護者会 3月 18 日(水)1年生留学生との交流会 20 日(金)第 56 回卒業式 23 日(月)マナー講習会 24 日(火)大掃除、給食終了 25 日(水)修了式 26 日(木)春季休業(始)
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