環境仕様 905KB 最終更新日:2015/02/27

f o cu s
水 素 は 水 や 有 機 化 合 物 の 中 な ど 、あ ら ゆ るところ に 存
水素は、
在し ま す 。石 油 の よ う に 限 り の あ る 資 源 で は な い の
未 来 の クル マと
で 、枯 渇してしまう心 配 の い らな い クリーンエ ネ ル ギ ー
です。
社会のエネルギー。
トヨタは 、
「 ト ー タ ル ク リ ー ン 」を め ざ し て い ま す 。
走 行 中 だ け で な く 、全 ラ イ フ サ イ ク ル で の 環 境 負 荷 の 低 減 を め ざ し て い ま す 。
CO 2指数
MIRAIは 水素の製造方法によりガソリン
NOx指数
車やハイブリッド車に比べてライフサイクル
環境負荷を大きく削減します。将 来、再生
1
1000
800
ー約70%
600
可能エネルギーを利用し て水素を効率的
0.8
ー約50%
ー約60%
0.6
400
ガソリン車
ハイブリッド車
将来の燃料
電池自動車
MIR AI
大幅な削減が 期待できます。
■ 走行(燃料製造)
■ 車両・部品製造
■ 素材製造
0.2
0
に製 造できるようになれば、環 境 負 荷 の
■ メンテナンス
■ 走行
0.4
200
■ 廃棄
0
ガソリン車
ハイブリッド車
MIR AI
将来の燃料
電池自動車
ト ヨタの取り組み範 囲において、資 源 採 取から廃 棄・
リサイクルまでの各 段 階 で、クルマが 環 境に与える要
因 を定 量 化し、総 合 評 価 する 手 法(L C A[ラ イフサイ
クルアセスメント]
:L i f e Cycle A s s e s smen t)
で評
価しました。自動車の生涯走行距離10万km(10年)を
JC08モー ドで 走行した場 合の 結 果です。LC A 評 価 結
果は 指 数 で 示しています。燃 料電 池 自 動 車 の 走 行 時
に使う水 素 は、製 造 方 法 により環 境 負荷 が 異 なりま
す 。現 状 の 燃 料 電 池 自 動 車 の 走 行( 燃 料 製 造 )時 の
排 出 量 は 苛 性ソー ダ 製 造 過 程 で 発 生する副 生 水 素
を利用した前 提となっています。
廃
棄
走 行
「トータルクリーン」を基本理念に、環境に配慮し
たクルマづくりを進めています。生産から廃 棄に
いたるトータルライフの視点により、環境への取
り組みのひとつひとつをすべての過程で連携させ、
クリーンなクルマづくりをめざします。さまざまな
環境目標を、
バランスを取りながら達成し、
総合的
に環境性能の向上を図ります。
Eco -VA S[エコバ ス]
:Eco -Ve hi c l e Asses sm en t Sy s tem。車 両 開 発 責 任 者 が 企 画 段 階 で 生 産、使 用、廃 棄にいたる
LCA(ライフサイクルアセスメント)の考え方を踏まえた環境目標値を設定。
全開発プロセスを通じて目標達成状況をフォローし
て、確 実な達 成を図る総合 的な環 境 評 価システムです。
サステイナブルなエネルギー社会
ものづくり・工場
生
産
ー約50%
■写真は合成です。
廃棄・リサイクル
取り外し
回収
電気自動車・
プラグインハイブリッド車
太陽光発電
エネルギーを
効率的に創る
エネルギーの
ムダをなくす
地 域 交 流・
生態系保護
ニッケル水素バッテリー
ハイブリッド車
排熱利用
CO2低 減 に 向 け た
技術革新とカイゼン
電 気・蒸 気
リサイクル
工場の森づくり
廃棄物
FCスタック
リビルト/リユース
燃料電池自動車・
燃料電池バス
最 先 端の取り組みが生みだす新しい未 来
環境センター
エネルギーリサイクル
エネルギーを大切にするものづくりを進めています
M I R A I は 、自 然 を 利 用し 、自 然 と 調 和 する 工 場 づくりをめざした 3 つ の 観 点 か ら なる
「 サステイナブル・プ ラント 」で 生 産 さ れてい ます 。
【 エ ネ ル ギ ー を 効 率 的 に 創 る 】再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー( 太 陽 光 な ど )の 活 用 や 工 場 で の 排 熱 利 用
【 エ ネ ル ギ ー の ム ダ を な く す 】低 C O 2 生 産 技 術 の 開 発・導 入 と 日 常 カ イ ゼ ン 活 動
【 地 域 交 流・生 態 系 保 護 】工 場 の 森 づ く り
また環境センターでは、工場から排出される廃棄物の一部を焼却して、電気・蒸気をつくり、
エネルギーとしてリサイクルしています。
希少金属を未 来に。<世界 初 *1>
水素も活用した、サステ イナブルなエネルギー社会へ
水 素 は さ ま ざ ま な 一 次 エ ネ ル ギ ー か ら 、各 地 域 の 事 情 に 合 っ た 方 法 で 製 造 で き ま す 。ま た 再 生 可 能
エネルギーの普及にも大きな役 割を担っています。 太 陽 光 発 電 や 風 力 発 電 は 自 然 条 件 に 左 右 さ れ るた め 、
発 電 の 安 定 供 給 の 面 や 、長 時 間・大 量 の 蓄 電 に 課 題 が あ り ま す 。し か し こ れ ら の 電 力 を 蓄 電 池 よ り
体 積 エネル ギ ー 密 度 の 高い 水 素 に 変 換して備 蓄 すれば、これらの課 題の解決につながります。これ からの
社 会 は 、再 生可 能 エネル ギ ー の 利 用に合 わ せ て 、 電 気グリッドと 水 素グリッドを 組み 合 わ せ てエネル ギ ー
を 最 適 化し、有 効に活 用していく必 要が あります。
MIR AIに搭載されているFCスタックには、希少 価値が 高い金属が 使 用されています。
トヨタでは、
MIRAIの発売に合わせ、
世界初となるFCスタックの回収・リサイクルの仕組み
を立ち上げ、
わたしたちの未来に向けて、
資源循環の輪をさらに広げていきます。
何度も再 利用、わたしたちの未 来のために。<世界 初 *1>
MIRAIのクルマ全体でのリサイクル率は99%*2。
その中でも駆動用バッテリーは2010年
から世界で初めて、再びバッテリー材料に再生する“バッテリーtoバッテリーリサイクル”
を実施。さらに2013年からは、ビルやオフィスなどの“定置用蓄電池としての再利用”
も
世界で初めて開始。
わたしたちの未来の為に、
貴重な資源を何度も再利用します。
*1.2014年12月現在。
トヨタ自動車
(株)
調べ。
*2.クルマ全体の重量比見込み
(日本国内)
。
トヨタ M I R A I 環 境 仕 様
性能
走行時CO2 排出量 g/km
車外騒音
適合騒音規制レベル
dB-A
エアコン冷媒使用量(冷媒の種類)
0 加速騒音規制値:76
g
470
(代替フロンHFC-134a)
鉛
環境負荷物質削減
環境情報
自工会自主目標達成
(1996年比1/10以下)
水銀
自工会自主目標達成
(2005年1月以降使用禁止)
カドミウム
自工会自主目標達成
(2007年1月以降使用禁止)
六価クロム
自工会自主目標達成
(2008年1月以降使用禁止)
リサイクルし易い材料を
使用した部品
TSOP *2
バンパー、
インストルメントパネルアッパー、
フロアカバーなど
TPO *3
ピラーガーニッシュ、
カーテンシールドエアバッグなど
植物素材の活用
ケナフ
車室内VOC *1
リサイクル関係
自工会自主目標達成
樹脂、
ゴム部品への材料表示
リサイクル材の使用
再生フェルト
再生PET・再生オレフィン
*1.VOC:Volatile Organic Compounds( ホルムアルデヒド、
アセトアルデヒド、
トルエンなどの揮発性有機化合物) *2.TSOP:Toyota Super Olefin Polymer *3.TPO:Thermo Plastic Olefin
パッケージトレイトリム
あり
フロアカーペット、
サイレンサー類など
ダッシュサイレンサー