平 成 27 年 北 海 道 の 交 通 事 故 概 況 ( 1 月 中 確 定 数 ) 1 平成27年1月末の交通事故発生状況(前年対比) 区分\内容 当 年 累 計 前 1,060 1,264 8 発生件数( 件) 傷 者 数 ( 人 ) 死 者 数 ( 人 ) 年 比 増 減 一 日 平 均 率 -92 -131 -1 -8.0 -9.4 -11.1 H20年 H22年 34.2 40.8 0.3 [過去10年、1月中・年間死者数の推移] 区 分 \ 年 別 H17年 21 302 1月末死者数 年 間 死 者 数 H18年 21 277 H19年 18 286 H21年 11 228 12 218 H23年 10 215 9 190 H24年 H25年 11 200 H26年 8 184 9 169 過 去 平 均 10か年 5か年 13 227 9 192 H27年 8 - ・1月中:発生件数、傷者数、死者数はいずれも減少し、特に死者数は前年比1人減少。 都道府県別では、佐賀県、鹿児島県と同数の16番目となっている。 (1番目愛知県23人、2番目広島県・兵庫県17人) 2 交通死亡事故の特徴 ○ 事故類型別:人対車両と車両単独が多い(前年は人対車両が最多) 人対車両と車両単独が各々3人(37.5%)で最も多く、人対車両のうち前方不注意が2人(66.7%)、車両単独 のうち操作不適が2人(66.7%)。 ○ 道路別:国道が多い(前年と同じ) 国道が4人(50.0%)で最も多く、うち人対車両、正面衝突、出会い頭、車両単独が各々1人(25.0%)。次い で市町村道が2人(25.0%)で、うち人対車両が2人(100.0%)。 ○ 地形・道路形状別:市街地直線が多い(前年は市街地直線と非市街地直線が最多) 市街地直線が3人(37.5%)で最も多く、うち人対車両が2人(66.7%)。次いで市街地交差点と非市街地直線 が各々2人(25.0%)で、市街地交差点のうち人対車両、出会い頭が各々1人(50.0%)、非市街地直線のうち正 面衝突、車両単独が各々1人(50.0%)。 ○ 発生時間別:4~6時が多い(前年は6~8時、12~14時、20~22時が最多) 4~6時が2人(25.0%)で最も多く、うち出会い頭、車両単独が各々1人(50.0%)。次いで8~10時、10~ 12時、12~14時、14~16時、16~18時、20~22時が各々1人(12.5%)。 ○ 第一当事者年齢別:若年者、50歳代、高齢者が多い(前年は高齢運転者が最多) 若年者、50歳代、高齢運転者(65~69歳が1人、75歳以上が1人)が各々2人(25.0%)で最も多く、若年者は 人対車両が2人(100.0%)、50歳代は出 会い 頭、 車両 単独 が各 々1 人(50.0%) 、高 齢者 は車 両単 独が 2人 (100.0%)。 ○ 第一当事者違反別:操作不適が多い(前年は前方不注意が最多) 操作不適が3人(37.5%)で最も多く、うち車両単独が2人(66.7%)。次いで前方不注意が2人(25.0%)で、うち人 対車両が2人(100.0%)。 ○ 死者年齢別:高齢者の死者が多い(前年と同じ) 高齢者が6人(75.0%)で最も多く、うち四輪乗車中が2人(33.3%)、歩行中が4人(66.7%)となっており、昼 間、夜間が各々3人(50.0%)。 ○ シートベルト非着用者:4人中1人(25.0%)(前年は40.0%) 四輪乗車中の死者4人中、シートベルト非着用者は1人(運転者1人)(25.0%)で、シートベルトを着用して いれば助かった可能性が高いと思われる。 ○ 冬型事故:8人中2人(25.0%)(前年は11.1%) 冬型事故は2人(25.0%)で、態様はスリップを伴う正面衝突、車両単独となっている。 8 6 4 2 0 5 6 26年 3 2 3 1 0 0 0 高齢死者 第一当高齢者 飲酒運転 最高速度 高 齢 者 悪 質 ・ 危 険 2 2 0 交差点 違 反 27年 0 自転車 自転車 1 非着用 シートベルト 高 齢 者:高齢死者6人(+1人) 第一当高齢運転者による死者2人(-1人) 飲酒運転:飲酒を伴う事故の死者0人(-1人) 速度抑制:最高速度違反による死者0人(±0人) 交 差 点:交差点における死者2人(-1人) 自 転 車:自転車乗用中の死者0人(±0人) シートベルト:シートベルト非着用死者1人(-1人) 注1 注2 飲酒運転は政令数値以下等を含む。 交差点は、交差点違反を原因としたものではなく、 交差点において発生した事故の死者数である。 (1) 方面別発生状況(前年比) 1月末は発生件数、傷者数、死者数のいずれも減少し、特に死者数は8人(前年比1人減)となってい る。 方面別の死者数は、札幌方面、釧路方面が増加し、函館方面、旭川方面、北見方面が減少した。 方面別\区分 1 月 末 (2) 発生件数 全 道 札幌方面 函館方面 旭川方面 釧路方面 北見方面 前年比 1,060 752 74 98 96 40 増減率 -92 +8 -53 -44 +10 -13 -8.0 +1.1 -41.7 -31.0 +11.6 -24.5 傷者数 前年比 1,264 888 91 127 111 47 増減率 -131 -4 -76 -49 +11 -13 死者数 -9.4 -0.4 -45.5 -27.8 +11.0 -21.7 前年比 8 3 増減率 -1 -11.1 +1 +50.0 -1 -100.0 -2 -100.0 +2 +100.0 -1 -50.0 4 1 月別発生状況の推移 月別死者数は、8人で前年より1人減少し、月別・年別統計がある昭和23年(4人)、昭和24年(7人)に次い で、3番目に少なくなっている。 30 過去5年平均 ( ) 死 20 者 数 人 10 平 成 26 年 平 成 27 年 0 区分\月別 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 平 成 27 年 8 年間累計 平 成 26 年 9 10 11 12 19 15 10 18 24 16 16 9 年間累計 19 30 42 61 76 86 104 128 144 160 169 過去5年平均 9 12 12 10 14 16 16 23 19 22 21 18 累計平均 21 34 44 57 73 89 112 131 153 174 192 計 8 169 192 ※過去5年の月末累計平均は、各月平均の合計とは一致しない。 (3) 都道府県別死者数 1月末では、愛知県の23人、次いで広島県、兵庫県の17人、埼玉県の15人の順に多く、北海道は佐賀 県、鹿児島県と同数の8人で16番目となっている。 区分\都道府県 愛 1 月 末 死 者数 ワースト順位 前 年 比 増 減 率 (%) 知広 島兵 23 17 1 2 +2 +4 +9.5 +30.8 庫埼 玉大 阪神奈川茨 17 15 14 14 2 4 5 5 ±0 +8 +5 -4 ±0 +114.3 +55.6 -22.2 城東 京福 岡岐 阜 全 13 12 12 11 7 8 8 10 -1 +4 -7 +1 -7.1 +50.0 -36.8 +10.0 国 北 海 道 346 - -9 -2.5 8 16 -1 -11.1 ※構成率は四捨五入しているため、合計と内訳の計が一致しない場合がある。 2 3 死亡事故の特徴 (1) 道路別 道路別では、国道が4人(50.0%)で最も多く、次いで市町村道が2人(25.0%)となっている。 ・ 国道は、市街地交差点・直線、非市街地直線・カーブが各々1人(25.0%) ・ 市町村道は、市街地交差点・直線が各々1人(50.0%) となっている。 市街地 非市街 市街地 非市街 市街地 非市街 市街地 非市街 市街地 非市街 非市街 凡 例 市街地 5 カーブ 4 ( ) 死 者 数 3 直線 人 2 1 1 1 1 1 1 1 交差点 1 1 0 区分\道路別 死 者 数 構成率(%) 前 年 比 (2) 国 道 道 4 50.0 ±0 道 1 12.5 ±0 市町村道 高速道路 2 25.0 -1 ±0 計 その他の道路 1 12.5 ±0 8 100.0 -1 時間別 時間別では、4~6時が2人(25.0%)で最も多く、次いで8~10時、10~12時、12~14時、14~16時、16 ~18時、20~22時が各々1人(12.5%)となっている。 ・ 4~6時は、出会い頭、車両単独が各々1人(50.0%) となっている。 凡例 5 列車 車両単独 4 ( ) 死 者 数 車両相互その他 3 出合い頭 人 追突 2 正面衝突 1 1 自転車対車 1 1 1 1 1 1 1 人対車両 0 区分\時間別 0~2 2~4 4~6 6~8 8~10 10~12 12~14 14~16 16~18 18~20 20~22 22~24 死 者 数 構 成率 (%) 前 年 比 (3) ±0 2 25.0 ±0 +2 1 1 1 1 1 12.5 12.5 12.5 12.5 12.5 -2 +1 ±0 -1 +1 +1 1 12.5 -1 -1 計 8 100.0 -1 -1 事故類型別 事故類型別では、人対車両、車両単独が各々3人(37.5%)で最も多く、次いで正面衝突、出会い頭が各々 1人(12.5%)となっている。 ・ 人対車両は、前方不注意が2人(66.7%) ・ 車両単独は、操作不適が2人(66.7%) となっている。 凡例 5 その他 安全義務他 4 前方不注意 ( ) 死 者 数 人 3 操作不適 1 1 一時不停止 2 1 信号無視 2 追越し等 2 1 最高速度 1 酒酔い 0 類型別 自転車 人対車両 対 車 区分\ 死 者 数 構 成 率 (%) 前 年 比 3 37.5 -1 ±0 車 正面衝突 追 1 12.5 -1 両 突 相 互 出会い頭 1 12.5 ±0 ±0 3 その他 -1 車両単独 3 37.5 +2 列 車 ±0 計 8 100.0 -1 (4) 第一当事者の年齢層別 第一当事者の年齢層別では、25歳未満、50歳代、高齢者が各々2人(25.0%)で最も多く、次いで30歳代、 60~64歳が各々1人(12.5%)となっている。 ・ 25歳未満は、人対車両が2人(100.0%) ・ 50歳代は、出会い頭、車両単独が各々1人(50.0%) ・ 高齢者は、車両単独が2人(100.0%) となっている。 凡例 5 列車 4 ( ) 死 者 数 車両単独 車両相互その他 3 出合い頭 追突 2 人 1 1 正面衝突 2 2 1 1 自転車対車 1 1 1 人対車両 0 区分\年齢別 25歳未満 死 者 数 2 25.0 ±0 構成 率(%) 前 年 比 25~29歳 30歳代 40歳代 1 12.5 +1 ±0 50歳代 60~64歳 2 25.0 +1 -1 高齢者 1 12.5 ±0 65-69歳 2 25.0 -1 70-74歳 1 12.5 -1 75歳以上 歩行者等・不明 1 12.5 ±0 ±0 -1 計 8 100.0 -1 構 成 率 は 全 死 者 に 対 す る 占 率 (再 (5) 掲) 第一当事者の違反(原因)別 第一当事者の違反(原因)別では、操作不適が3人(37.5%)で最も多く、次いで前方不注意が2人(25.0%) となっている。 ・ 操作不適は、50歳代、60~64歳、高齢者が各々1人(33.3%) ・ 前方不注意は、25歳未満、30歳代が各々1人(50.0%) となっている。 凡例 5 その他・自転車 高齢者 4 60~64歳 3 人 2 ( ) 死 者 数 50歳代 1 40歳代 1 1 1 1 30歳代 25~29歳 1 1 1 1 25歳未満 0 区分\原因別 酒酔い 最高速度 追越し等 信号無視 一時不停止 死 者 数 1 12.5 +1 構 成 率 (%) 前 年 比 (6) -1 ±0 ±0 安全運転義務違反 操作不適 前方不注意 ±0 3 37.5 +2 その他 2 25.0 -1 1 12.5 +1 その他 1 12.5 -3 計 8 100.0 -1 地形・道路形状別 地形・道路形状別では、市街地直線が3人(37.5%)で最も多く、次いで市街地交差点、非市街地直線が 各々2人(25.0%)となっている。 ・ 市街地直線は、人対車両が2人(66.7%) ・ 市街地交差点は、人対車両、出会い頭が各々1人(50.0%) ・ 非市街地直線は、正面衝突、車両単独が各々1人(50.0%) となっている。 凡例 5 列車 4 ( ) 死 者 数 人 車両単独 車両相互その他 3 出合い頭 1 追突 2 1 1 正面衝突 1 2 自転車対車 1 1 1 人対車両 0 地形道路形状別 区分\ 死 者 数 構 成率 (%) 前 年 比 市 交差点 直 2 25.0 ±0 街 線 3 37.5 ±0 地 カーブ ±0 小 非 交差点 計 5 62.5 ±0 -1 4 直 市 線 2 25.0 -1 街 カーブ 1 12.5 +1 地 小 計 3 37.5 -1 計 8 100.0 -1 (7) 曜日別 曜日別では、木曜日が4人(50.0%)で最も多く、次いで日曜日、月曜日、水曜日、金曜日が各々1人 (12.5%)となっている。 ・ 木曜日は、業務中が2人(50.0%) となっている。 凡例 5 その他 4 送迎 1 ( ) 死 者 数 訪問 3 買物 1 ドライブ 2 人 観光・娯楽 1 2 1 1 日 月 通勤 1 1 業務中 0 区分\曜日別 1 12.5 +1 死 者 数 構成率(%) 前 年 比 (8) 火 1 12.5 -2 水 木 1 12.5 -1 -2 金 4 50.0 +4 土 1 12.5 ±0 計 8 100.0 -1 -1 状態別・年齢層別 状態別では、四輪乗車中、歩行中が各々4人(50.0%)で最も多くなっている。 ・ 四輪乗車中は、高齢者が2人(50.0%) ・ 歩行中は、高齢者が4人(100.0%) となっている。 年齢層別では、高齢者が6人(75.0%)で最も多く、うち4人(66.7%)は75歳以上となっている。 0 1 2 3 4 5 6 7 8 15歳以下 9 10 死者数(人) 16~24歳 25~29歳 30歳代 40歳代 50歳代 1 60-64歳 1 1 1 2 高齢者 ( 再 ) 掲 65-69歳 1 70-74歳 1 75歳以上 1 凡例 4 2 1 3 1 (運転者) 自動車乗車中 (二輪は除く) 状態別 年齢層別\ 15歳以下 16~24歳 25~29歳 30歳代 40歳代 50歳代 60~64歳 高齢者 65-69歳 70-74歳 75歳以上 計 死 者 数 前 年 比 死 者 数 前 年 比 死 者 数 前 年 比 死 者 数 前 年 比 死 者 数 前 年 比 死 者 数 前 年 比 死 者 数 前 年 比 死 者 数 前 年 比 死 者 数 前 年 比 死 者 数 前 年 比 死 者 数 前 年 比 死 者 数 前 年 比 構成率 二輪・原付乗車中 四輪乗車中 二輪(原付を含 む)乗車中 自転車乗用中 特 殊 車 乗 車 中 歩行中 2 自 転 車 乗 用 中 歩行中 -1 -1 -1 1 1 +1 2 4 +1 1 +1 1 -1 3 +2 4 1 -1 4 -1 50.0 50.0 注 5 その他 その他 計 構 成 率 ±0 - -1 - ±0 - -1 - -1 1 ±0 1 +1 6 +1 1 +1 1 -1 4 +1 8 -1 100.0 - 12.5 - 12.5 - 75.0 - 12.5 - 12.5 - 50.0 - 100.0 - - 高齢者の内訳の構成率は全死者に対する占率。 (9) シートベルト着用状況別 ア 乗車区分別 自動車乗車中(二輪を除く)の死者4人中、シートベルト非着用者は1人(25.0%)となっている。 非着用者1人(運転席1人)は、車両の破損状況などからみて、シートベルトを着用していれば生存し ていた可能性が高いと思われる。 死者数(人) 0 1 2 3 4 1 1 3 運転者 5 前席同乗 後席同乗 凡 例 状態別 計 用 同 乗 者 運転者 助手席 後席等 平成27年 4 3 3 構成率(%) 100.0 75.0 100.0 平成26年 5 3 3 構成率(%) 100.0 60.0 100.0 着用不明 生存可能 着 自動車 乗車中 区分 非着用 着用 非 転 者 生存可 運 計 着 同乗者(助手席) 生存可 用 着 用 同乗者(後席等) 不 明 生存可 1 1 1 25.0 100.0 100.0 2 2 1 40.0 100.0 50.0 ※特殊車を含む。 イ 年齢層別 シートベルト非着用者を年齢層別にみると、高齢者が1人(100.0%)となっている。 区分\年齢別 25歳未満 25~29歳 30歳代 40歳代 50歳代 1 33.3 ベルト着用 構成率(%) ベルト非着 構成率(%) 60~64歳 高齢者 1 33.3 65~69歳 70~74歳 75歳以上 1 33.3 1 1 100.0 100.0 計 その他・不明 1 33.3 3 100.0 1 100.0 注 構成率は区分別の合計数に対する占率。 高齢者の内訳の構成率は合計数に対する占率。 ウ 損傷加害部位別 シートベルト非着用者1人(100.0%)の人身損傷加害部位をみると、「ドア・窓」となっている。 区分\部位別 車外放出 車外他 ハンドル フロントガラス 計器盤 ドア・窓 天井 1 100.0 1 100.0 注 (10) 柱 座席 車内他 2 66.7 ベルト着用 構 成 率(%) ベルト非着 構 成 率(%) 運 転 者 構 成 率(%) 同 乗 者 構 成 率(%) その他 1 33.3 計 3 100.0 1 100.0 1 100.0 構成率は区分別の合計数に対する占率。 但し、ベルト非着用の運転同乗者別の構成率は、ベルト非着用 の合計数に対する占率。 冬型事故の状況 今シーズン(平成26年11月~平成27年1月)の冬型事故による死者は8人(24.2%)で、前年より3人増加と なっている。 態様は全てスリップで、事故類型は正面衝突が4人(50.0%)で最も多く、次いで車両相互その他、車両単 独が各々2人(25.0%)となっている。 \ 年度別 平成26年度 構成率(%) 平成25年度 構成率(%) 前年比 全死者 33 100.0 46 100.0 -13 11 月 ~ 1 月 冬 3 か 月 の 死 者数 型 事 故 スリップ 視界不良 8 24.2 5 10.9 +3 8 100.0 5 100.0 +3 わだち ±0 ±0 6 その他 ±0
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