静岡県中部農林事務所主催の食農体験で、学校給食に携わる栄養教諭等が、駒越・折戸 地区でほうれん草と大根の収穫を体験しました。その後、場所を移動し、2種類の野菜を 使った新メニューの試食もさせていただきました。 ほうれん草の収穫体験 農家の瀧戸さんは枝豆の栽培をしているビニ ールハウスで、冬場だけほうれん草を栽培してい ます。露地栽培では 70 日ほどかかりますが、温 室では種をまいてから 50 日ほどで収穫できるそ うです。 大根の収穫体験 農業生産法人(株)エスファー ムは、静岡市認定農業者(6次 産業認定事業者)です。岸本さ んと辛嶋さんからお話を伺いま した。 大根は春蒔き(6月収穫)と秋蒔き(12 月収穫)の二期作で、夏場以外は栽培してい ます。折戸地区は砂地のため大根がまっすぐ 育ちやすく、地温も高く作物を育てやすい環 境だそうです。 栄養士も収穫させていただきました。鎌を使 い、地中2~3cmの部分を刈ります。市場に出 す際は、見ばえをよく外葉を1~2枚落としま す。とてもきれいなほうれん草でした。 今回、収穫したのは 「宮重」と「総太り」 の二種類。どちらも耐 病性のものでした。 メニューの紹介 試 食 会 右下カップ入りのものから 時計回りに、ほうれん草のム ース、大根の浅漬けピクル ホテルクエスト清水 リス ス、鶏ひき肉と豆腐 ほうれ トランテ&バークオモの青木 ん草のハンバーグ、鯖と大根 のトマト煮です。 シェフより、食農体験で収穫 したほうれん草と大根を使っ 右から大根ポタージュ、 た新メニューをご提案いただ クラムチャウダー、クリ きました。 ームシチューです。後者 2つは、牛乳等の食物ア レルギーに対応した除 青木シェフは、 「ふじ のくに食の都づくり仕事 人」としても活躍中です。 これまでにも、糖尿病患 者のための食事を考案し ています。学校給食のメ ニューを考えるのは初め てとのことですが、どの 去食となっています。 ~食農体験を終えて~ 学校給食でも使用頻度の高いほうれん草や大根について、栽 培の様子から収穫、そして新メニューの試食まで味わいつくした 一日でした。農業に触れる機会の少ない子どもたちにも、市内 の身近なところにおいしい野菜を栽培している農家の方がいら っしゃること、さまざまな工夫や苦労をしていることなどを伝えて いきたいと思います。なにより、おいしい学校給食を作っていき たいという思いに、あらためてなりました。 メニューも好評でした。 講師の先生方、ありがとうございました。
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