国語ファイナル

国語ファイナル──知識の総まとめ
漢字の読み(熟語) …………………………………… 2
もくじ
1
漢字の読み(送りがなのあるもの)
本書の特色と使い方
2
漢字の書き取り(熟語) ………………………………
ことわざ・故事成語 ……………………………………
大切な語句 ………………………………………………
……………………………………
主語・述語・修飾語 ……………………………………
助動詞・助詞の用法
敬語 ………………………………………………………
117 111 104 90 83 76 72 69 62 53 32 28 15 11
○ 本 書 は 、 近 年 の 中 学 入 試 を 研 究 し 、 受 験 生 にと っ て 必 要 十 分
3
漢字の書き取り(送りがなのあるもの) ……………
…………………
4
課にまとめています。
○ 入 試 本 番 まで に 三 ~ 四 回 く り 返 す こ と が で き る よ う 、 計 画 的
5 同音異義語 ………………………………………………
な国語知識分野の内容を全
に学習を進めましょう。答えはノートに書きましょう。
同訓異義語 ………………………………………………
7 四字熟語 …………………………………………………
6
○ 各 問 の 答 え が す ぐ 下 に の せ ら れ て い ます の で 、 下 敷 き な ど で
慣用句 ……………………………………………………
9 反対語 ……………………………………………………
類義語 ……………………………………………………
8
かく
答えを 隠し な が ら や り、 で き な か っ た も の は 問 題 上 部 の □ に チ
課においては、最重要項目をAランク(★印がついて
ェックをしておきましょう。
○1~
○ 別添 の確 認 テ ス ト は 、 各単 元 に Ⅰ ~ Ⅲ の三 種 類あ り 、 Ⅰ は A
ランクからの出題、ⅡとⅢは全範囲からの出題となっています。
15 14 13 12 11 10
- 1 -
15
いるものです)、重要項目をBランクとしています。
12
あんぴ
★□強引 (
★□仮病 (
★□解熱(
★□境内 (
★□軽率 (
★□供養(
★□工面(
★□功徳(
)
)
)
)
)
)
)
)
)
ごうじょう
こ うし
ごういん
けびょう
げ ねつ
けいだい
けいそつ
くよう
くめん
くどく
くとうてん
)
いっさい
★□格子(
)
こうみょう
)
★□安否(
)
いっし
★□強情(
)
★□句読点 (
★□一切 (
)─を 報 いる
いと
★□光明(
漢字の読み(熟語)
★□一矢(
)
いんそつ
1
★□意図 (
)
Aランク
次のことばの読み方をひらがなで答えなさい。
★□引率 (
ごくい
こうみょう
)
ここち
)けがの─
★□極意 (
)─ よい
こわいろ
★□功名 (
うむ
★□心地 (
)
うちょうてん
)
えとく
★□声色(
)
★□有無(
)
おかん
★□有頂 天 (
★□会得(
)
さいご
★□悪寒(
)
さっそく
こんりゅう
★□最期(
)
)
かっきてき
★□早速(
さんぴ
★□建立(
かみわざ
★□殺風景 (
)
じきひつ
かくいつ
)
かんぱん
★□賛否(
)
しなん
)
★□神業(
)
きいと
★□直筆 (
)─の業
じょうじゅ
★□画一 (
★□甲板 (
)
ぎょうそう
★□至難(
)
)
★□生糸(
)
きんもつ
★□成就(
★□画期的(
★□形相(
)
くおん
さっぷうけい
★□禁物 (
)
)
★□久遠(
- 2 -
★□仕業(
★□性分 (
★□定石(
★□精進 (
)
)
)
)
しわざ
しょうぶん
じょうせき
しょうじん
★□迷子(
★□発足(
★□平生 (
★□無精 (
)
)
)
)
まいご
ほっそく
へいぜい
ぶしょう
むぞうさ
めんぼく
ゆいごん
)
)
★□無造作(
★□面目(
すなお
せけんてい
)
)
★□素直(
★□世間体 (
)
ゆうぜい
(めんもく)
★□遺言 (
)
ようじょう
せっしょう
★□遊説 (
)
りちぎ
)
ぞうきばやし
★□養生(
)
るす
★□殺生 (
そうさい
★□律義(
)
せっぱん
)
そっちょく
★□留守(
)
★□相殺 (
)
たいしゃく
★□折半 (
★□率直(
)
だいず
)
★□貸借 (
)
★□納得(
★□手際(
★□通夜 (
★□対句(
★□重宝(
★□知己(
★□反物 (
)
)
)
)
)
)
)
)
の うり
ねいろ
なっとく
てぎわ
つや
ついく
ちょうほう
ちき
たんもの
★□竹刀 (
★□支度(
★□時雨 (
★□五月 雨 (
★□夏至 (
★□田舎 (
★□意気地(
★□小豆(
)
)
)
)
)
)
じゃっかん
しない
したく
しぐれ
げし
いなか
★□雑木林 (
★□大豆(
★□音色 (
)
ひ ごう
★□若干 (
○特別な読み方をするもの
★□脳裏(
)─ の死
ひ んぷ
)─がない
)
さみだれ
いくじ
あずき
★□非業(
)
)
★□貧富 (
- 3 -
★□土産 (
★□風情(
★□日和 (
★□名残(
★□梅雨 (
★□七夕(
★□出納(
★□師走 (
★□素人 (
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
むすこ
みやげ
ふぜい
ひより
なごり
つゆ
たなばた
すいとう
しわす
しろうと
□因縁(
□一対(
□一緒(
□一律(
□一目散(
□遺失物(
□家路(
□相性(
)
)
)
)
)
)
)
)
いんねん
いっ つい
いっしょ
いち りつ
いち もくさん
いしつぶつ
いえ じ
あいしょう
Bランク
★□息子(
うちわけ
うわ ぜい
)
)
え がお
□内訳(
□上背(
)
めがね
やおや
□笑顔(
)色─で見る
)
ゆかた
★□眼鏡(
★□八百 屋 (
)
えしゃく
★□浴衣(
)
おうじょう
□会釈(
)
おうらい
ゆくえ
□往生(
)
おくがい
)
□往来(
)
おて ん
★□行方 (
□屋外(
)
お も なが
えて
□汚点(
)
お んけ い
)
□面長(
)
かいさつ
□得手(
□恩恵(
)
かお く
わこうど
□改札(
)
かくさく
)
□家屋(
)
★□若人 (
□画策(
- 4 -
□去就(
□挙行(
□仰天(
□規模(
□貴重(
□緩和(
□丸薬(
□糧
□合致(
□合戦(
□割愛(
□河川(
)
)
)
)
)
)
)
)
)心の ─ とする
)
)
)
)
きょっかい
きょしゅう
きょこう
ぎょうてん
きぼ
き ち ょう
かんわ
がんやく
かて
がっち
かっせん
かつあい
かせん
□参画(
□作法(
□細工(
□穀物(
□極上(
□戸外(
□興亡(
□興奮(
□好物(
□紅梅(
□光沢(
□口実(
□興行(
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
さんかく
さほう
さいく
こくもつ
ごくじょう
こがい
こ うぼう
こ うふ ん
こ う ぶつ
こ うば い
こ う たく
こうじつ
こうぎょう
□言及(
□気配(
□解毒(
□景色(
□供物(
□工夫(
□口調(
□具合(
□金品(
)
)
)
)
)
)
)創意─
)
)
)
ごうきゅう
こうえき
げんきゅう
け はい
げどく
けしき
くもつ
くふう
くちょう
ぐあい
きんぴん
□出色(
□取捨(
□収拾(
□縦横(
□砂利(
□車窓(
□紙幣(
□自負(
□自重(
□次第(
□至極(
)─の 出 来
)
)
)─無尽
)
)
)
)
)
)
)
しゅっしょく
しゅしゃ
しゅうしゅう
じゅうおう
じゃり
しゃそう
しへい
じふ
じち ょう
しだい
しご く
(
□曲解(
□交易(
)
む じん
□号泣(
- 5 -
□装束(
□定規(
□順応(
)
)
)
しょうぞく
じょうぎ
じゅんのう
□大望(
□待遇(
□存亡(
)
)
)危急─
たいもう
たいぐう
そんぼう
□触発(
□成仏(
)
)
)
しろもの
しょ もう
しょくはつ
じょうぶつ
□丁度(
□兆候(
□仲裁(
□断食(
□俵 (
)
)
)
)
)
)─を 持 ち上げる
ちょめい
ちょしゃ
ちょうど
ちょうこう
ちゅ うさい
だんじき
たわら
(たいぼう)
□所望(
)
しんく
□著者(
)
しょうねんば
□代物(
)
しんこう
□著名(
)
□真紅(
)
しんそこ
□正念場(
□振興(
)
つど
□心底(
)
ていさい
つうせつ
□都度(
)
てんねん
)
すあし
□体裁(
)
□痛切(
)
す い ちょ く
□天然(
とうじ
しんとう
□素足(
)
す じ ょう
□道化師 (
)
と お あさ
)
□垂直(
)
ず じ ょう
□湯治(
)
どきょう
□浸透(
□素性(
)
せいぼ
□遠浅(
)
つご う
□頭上(
)
ぜせい
□読経(
なや
)
□歳暮(
)
そうじ
)
ねっとう
□都合(
□是正(
)
そうじゅう
□納屋(
)
は いご
しんとう
しんこう
□相似(
)
そくさい
□熱湯(
)
)─は 日 本古来の信仰 だ
□操縦(
)無病─
そしき
□背後(
□神道(
□息災(
)
そっ せん
(どっきょう)
ど うけ し
□組織(
)
)
□率先(
- 6 -
□繁盛(
□発揮(
)
)
)
はんぱ
はんのう
はんじょう
はっき
はくちゅうむ
□木綿(
□模写(
□目深(
□真似(
□窓際(
□真面目 (
)
)
)
)
)
)
もんこ
もよう
もめん
もしゃ
まぶか
まね
まどぎわ
□猶予(
)
)
ゆらい
ゆげ
ゆうよ
まじめ
□反応(
)中途─
ばんぶつ
□模様(
)─開放
ひたい
□湯気(
)
ようい
)
□半端(
)
は んも
□門戸(
)
□万物(
)
ひ かく
ひ つ ぜつ
□由来(
)
ようさん
□白昼夢(
□繁茂(
)
)─に尽くしがたい
びんじょう
□容易(
)
ちゅうと
□皮革(
□筆舌(
)
ぶあい
□養蚕(
)─を集 める
□便乗(
)
ふうてい
ふち
ふしあな
(ふうたい)
□留意(
□卵黄(
□礼賛(
□余興(
)
)
)
)
)
るて ん
りょうし
りゅうい
らんおう
らいさん
よきょう
□額(
□歩合(
)
ふっこう
□漁師(
)
るふ
つ
□風体(
)
ふろ
□流転(
)
)
□復興(
)
ふんき
□流布(
ろうえき
□節穴(
□風呂(
)
へいい
)
)池の─を 歩 く
□奮起(
)
□労役(
□縁(
□平易(
ほうふ
ろくしょう
)
)
□豊富(
□緑青(
ほ んね
ほっきにん
)
ほんもう
)
□本音(
)
□発起人 (
□本望(
- 7 -
□詩歌(
□今昔(
□独楽(
□乳母(
□海原(
□息吹(
□行脚(
)
)
)
)
)
)
)
)
しえき
しいか
こんじゃく
こま
うば
うなばら
いぶき
あんぎゃ
○特別な読み方をするもの
□使役(
しけ
だし
)
)
なこうど
□時化(
□山車(
)
ひさめ
じゅず
□仲人(
)
ふとん
)
□氷雨(
)
ふぶき
□数珠(
□布団(
)
もみじ
だいり
□吹雪(
)─の よ うな手
やぎ
)
□紅葉(
)
□内裏(
□山羊(
- 8 -
子どもが風車を手にして遊んでいる。
オランダは風車の多い国で有名だ。
せいぶつ
かざ ぐる ま
ふうしゃ
港の近くの市場で新鮮な魚を買う。
市場価格を調べる。
野球をやれるだけの頭数がそろった。
牛の飼育頭数は北海道が最も多い。
歌手のIさんの人気はうなぎのぼりらしい。
部屋に入ると人気はなく、寒々としていた。
分別のある行動をとる。
ごみはきちんと分別して出しましょう。
しょにち
いちば
しじょう
あたまかず
とうすう
にんき
ひとけ
ふんべつ
ぶんべつ
チャレンジコーナー
北海道の知床には貴重な生物がたくさん住んでいる。
なまもの
大相撲の春場所が初日をむかえた。
A氏は書道の大家として知られている。
彼はクラスの中で一目おかれている。
一目会ったときから好意を持っていた。
イチョウの葉が黄金色になっている。
おおや
たいか
いちもく
ひとめ
こがね
次から次へと衣装をかえ、まさしく七変化だ。
六月の 雨 量が少な く、空梅雨の もようだ。
日本列島に梅雨前線が近づく。
二分以 内 に計算問題 を 解く。
社内は社長派と専務派に二分された。
初日の出を拝む。
へんか
へんげ
つゆ
ばいう
にふん
にぶん
はつひ
しれとこ
の──線部の熟語はどのように読むでしょうか。
同じ熟語でも、使われ方によって読みが変わることがあります。次
生物なので冷蔵庫で保存してください。
おうごん
アパートの大家さんに家賃を払った。
きょう
日本は四季の変化に富む。
しんせん
マルコポーロは日本を黄金の国と呼んでいた。
今日はとても暑かったね。
こんにち
はら
今日の社会は様々な問題をかかえている。
- 9 -
下手に出ていればいい気になりやがって…。
俳優が舞台の下手にさがっていった。
下手なことを言うとうそがばれる。
プロ野球選手が色紙にサインをしてくれた。
黄色い色紙でつるを折る。
ねもと
したて
しもて
へた
しきし
いろがみ
いちごん
柱が根本 から折れ る。
一言一句聞きもらさないようにした。
ひとこと
こんぽん
あの人はいつも一言多いのできらわれる。
もみじ
それは根本的な問題だ。
秋の山へ紅葉狩りに出かける。
こうよう
しょうにん
カエデの葉が紅葉する。
うわて
小人の入園料は五百円です。
言い合いになると彼の方が上手だ。
じょうず
こびと
上手の手から水がもれる。
かみて
ガリバーは小人の国にやってきた。
舞台の上手から女優が現れた。
こ の よ う に 複 数 の 読 み 方を 持 つ 熟 語が ほ か に も な い か 考 え て み ま
しょう。
- 10 -