「生と死を考えるセミナー」のご案内(PDF)

東京・生と死を考える会
・日時:2015 年3月14日(土)13:00~15:30
《 開場 12:30 》
・テーマ:死とどう向き合うか
デーケン先生の講義、NHK の人間大学「死とどう向き合うか」が 1993 年に放映さ
れたとき、日本中で大きな話題となりました。一貫して死をみつめて考えることの重
要性を唱え、「死への準備教育」の普及のために 30 年以上尽力されてこられたデーケ
ン名誉会長に今一度、
「死への準備教育」についてお話していただきます。また、デー
ケン名誉会長の手ほどきを受けながら「死への準備教育」に取り組まれてこられた高
橋誠元慶應高校教諭には、高校での 13 年間の「死への準備教育」の実践を通して見え
てきた課題についてお話していただき、私たちが改めて「死への準備教育」を考え直
す機会にしたいと思います。多くの方々の参加をお待ちしています。
講演 1
アルフォンス・デーケン
(上智大学名誉教授・本会名誉会長)
「死への準備教育」
講師からの一言:私が 1983 年に始めた「生と死を考える会」の活動の三本柱は、終末期医
療の充実と改善、死別体験者の立ち直りに向けての場の提供、そして死への準備教育でありま
す。今回は私のライフワークである「死への準備教育」をみなさんにより深く知っていただき、
生と死についてご一緒に考えたいと思います。
高橋 誠 (元慶應高校教諭・本会世話人)
「死は終わりか、始まりか」
講演 2
—今、絵本『だいじょうぶだよ、ゾウさん』から何を学ぶべきかー
講師からの一言:
「老いたゾウさんを手放すことのできなかった幼いねずみ君は、
「こころも
成長し」、豊かな死生観を育くみ、手放すことができるようになりました。デーケン先生が「死
への準備教育」を提唱された 1983 年以来、これまで「季節が何度も巡ってきては、過ぎてい
きました」。さて、われわれは一体どのような死生観をこれまで育んできたのだろうか。
「デーケン先生の『死とどう向き合うか』の最終章『死後の生命への希望』をどう読むか」
について、ご一緒に考えたいと思います。」
・会場:ニコラ・バレ9階会議室
(JR 四ッ谷駅麹町口左側、スクワール麹町斜め手前の茶色のビル)
・定員:150 名
・参加費:会員:1,500 円、一般:2,000 円、大学生以下(大学院生は除く)
・障がい者:500 円
・申し込み方法:事前の申し込みの必要はありません。当日会場にお越し下さい。
・問い合わせ:東京・生と死を考える会事務局 電話:03-3357-5780(火、土曜日の 12:00-16:00)
FAX:03-3357-5793
http://homepage2.nifty.com/tokyo_seitosi/
(講師プロフィールは裏面にあります)
講師プロフィール
アルフォンス・デーケン
○略歴(主なものだけ列挙) 1932 年ドイツ生まれ。1959 年来日。1973 年フォーダ
ム大学大学院(ニューヨーク)で哲学博士の学位(Ph.D.)を取得。以後 30 年にわたり、
上智大学で「死の哲学」などの講義を担当。カトリック司祭。
現在、上智大学名誉教授。「東京・生と死を考える会」名誉会長。「生と死を考える
会全国協議会」名誉会長。
1991 年全米死生学財団賞、第 39 回菊池寛賞、1998 年ドイツ功労十字勲章、1999
年第 15 回東京都文化賞などを受賞。
○著書
『よく生き よく笑い よき死と出会う』
『新版 死とどう向き合うか』
『ユーモアは老いと死の妙薬』
『あなたの人生を愛するノート』
『心を癒す言葉の花束』
『アルフォンス・デーケンの希望の便り』
他多数
新潮社
NHK 出版
講談社
フイルムアート社
集英社新書
サンパウロ
高橋 誠
○略歴 1972 月 4 月 慶應高校社会科教諭、1996 年 4 月 必修家庭科で「死への準備教
育」教え始める、1997 年夏 デーケン先生の紹介でカナダ・ロンドンのキングス・カ
レッジ「死と死別の教育センター」短期留学、1998 年 3 月 デーケン先生指導のもと
「死への準備教育研究会」発足・活動開始、1999 年夏 イングランド、スコットラン
ドへのホスピス・視察ツアー、2000 年夏 スエーデンへ高齢者ケア視察ツアー、慶應
高校で生・老・病・死の体験学習プログラム「介護福祉ボランティア講座」開講、2000
年 11 月 「Cure から Care の時代へ -『死への準備教育』を教える慶應高校教師と
教え子医師との往復メール-」(大道学館出版部)出版、2001 年 3 月 米国アリゾナ州
スコッツデールにエリザベス・キューブラ=ロス訪問、2002 年 1 月 慶應義塾看護医
療学部「健康論」教え始める、2004 年 9 月 韓国・ソウルと東大邱・嶺南大学で講演
“What is Death Education? –Why, What, and How I Teach-”、2004 年秋 植草学園
短期大学で特講「死生学をふまえた施設経営」教え始める、2007 年冬 死生学のパイ
オニア、ハワイで Mitsuo Aoki 先生を訪ねプライベート・レッスン受講、2008 年 10
月「第三の学校」開校、2009 年 1 月 慶應高校での最終講義「死は終わりか、始まり
か -「死への準備教育」と信仰のあいだ-」、2009 年 3 月 慶應高校を定年退職、
2009 年5月 カナダ・バンクバーのデーヴィド・クール・ホスピス医訪問とカナック・
プレイス子供ホスピス視察、2010 年 6 月 カイロス 43 号巻頭言に「引導をわたせる人
となれ -アオキ・ミツオと“Living Your Dying”」、2011 年 5 月 カナダの悲嘆学者
トム・アティク&ベティ・デイビス夫妻訪問、2013 年 6 月 カイロス 56 号巻頭言に「い
まこそ『臨床宗教師』の出番」