円安の日本経済への影響⑥ サービスを通じた海外から

EY Institute
February 2015
円安の日本経済への影響⑥
サービスを通じた海外から稼ぐ力の強化を
円安の日本経済への影響⑥
サービスを通じた海外から稼ぐ力の強化を
経済研究部 エコノミスト 鈴木 将之
<要旨>
2012年末から、為替レートが円安に転じてからも、貿易赤字がつづいてきた。その中で、財の輸出に次
ぐ、第二の稼ぐ力である海外向けのサービス販売(サービス輸出)が注目される。特に、これまで赤字幅を
縮めてきた旅行収支と、03年以降黒字がつづくロイヤルティー収入などの特許等使用料収支が、今後も海
外から稼ぐ力として有力だ。その強化のために、サービス販売・管理の拠点を増やす海外への直接投資が
重要になっている。製造業などの生産拠点の海外移転に比べて、国内空洞化などの悪影響が少なく、むし
ろ国内外の事業管理などのために、国内の雇用機会が増えるなど、サービスの海外展開への期待は大き
い。
1. 第2の稼ぎ頭に成長したサービス輸出
12年末から為替レートが円安に転じてからも、貿易赤字がつづいているため、日本企業・経済にとって、ど
のように海外で稼ぐのかが大きな課題になっている。
海外から稼ぐ力として、サービス収支が注目される<図1>。14年のサービス収支の受取額(=サービス
輸出、海外向けのサービス販売)は17兆円と、海外から稼ぐ第2の力に成長しているからだ。また、証券投
資収益(15兆円)は経常黒字のためには欠かせないものの、その恩恵が株や債券などの保有者に偏りが
ちである。そのため、より幅広い効果が見込めるサービス輸出の強化が重要である。特に、海外に向けて
サービスを販売する上では、それを担う人材が欠かせないため、国内でも雇用創出効果が期待される。そ
こで、以下では、日本企業・経済の海外から稼ぐ力として海外向けのサービス販売に注目した。
図1 日本経済の海外で稼ぐ力(2014年)
(兆円)
受取(輸出)
収支
74.1
17.2
15.1
15
5
0.0
0
1.4
1.8
第二次所得収支
8.3
10
その他投資収益
20
75
-5
-10
証券投資収益
直接投資収益
雇用者報酬
サービス収支
貿易収支
-15
出典:財務省『国際収支統計』よりEY総合研究所作成
(注)IMF国際収支マニュアル第6版ベース
サービスを通じた海外から稼ぐ力の強化を
01
2. 日本のサービス収支の変化
サービス収支に計上される国際的なサービスの取引とはどのようなものだろうか。分かりやすいところで
は、日本の船舶・航空機などの輸送サービスを海外企業が使えば、輸送サービスの海外向け販売(=サー
ビス輸出)となる。その他にもサービスは多岐にわたっており、海外企業からの電子部品などの組立委託は
委託加工サービスの販売、海外現地施主からの工事の発注は建設サービスの販売、海外企業からの法
務・経営コンサルティング、調査研究や機械リースの依頼はその他営利業務サービスの販売となる。こうし
た海外向けのサービス販売を大枠でとらえてみると、日本企業が海外に出向いてサービスを提供する、も
しくは観光のように海外の顧客が日本に来てサービスを購入するという形をとることが多いようだ。
こうしたサービス収支について、今までの動きを確認しておく。00年から13年にかけて赤字に転じた貿易赤
字に対して、サービス収支は赤字幅を3.4兆円減らしてきた<図2>(14年1月に国際収支の基準が変更さ
れたため、比較可能な13年を用いた)。
00-13年の間に、サービス収支の赤字幅が縮小した原因としては、旅行収支の赤字幅の縮小と、特許等
使用料収支の黒字への転換の二つの影響が大きかった。海外向けのサービス販売において、近年、旅行
と特許等使用料の二つの収支の改善が目立っている。
▶ 「旅行収支」とは、観光客の消費(宿泊費、飲食費、娯楽費、現地での交通費や土産物代など)につい
て、訪日客の日本での消費を受取(=海外向けのサービス販売)、日本人の海外での消費を支払
(=海外からのサービス購入)ととらえたものである。
▶ 「特許等使用料(旧基準)(知的財産権等使用料:新基準)」とは、海外子会社などの海外の企業に対す
る、特許権やノウハウの使用料や、フランチャイズ加盟料などである。
これらにとって、12年末からの円安は追い風となった。円安によって、日本旅行の割安感が高まるので海
外からの訪日客が増える一方で、海外旅行は割高になるので日本からの海外旅行客は減るため、旅行収
支の赤字が縮小しやすかった。また、海外子会社などからロイヤルティーなどの収入を国内に戻すときに、
円安はその円建て評価額を膨らませるので、特許等使用料収支の黒字幅を拡大させやすかったといえる。
図2 サービス収支の内訳の変化
受取
(兆円)
4
差引
(兆円)
15
4.1
3.9
3.1
3
2
5
4
3
2
1
0
-1
-2
-3
-4
-5
-6
1
0
-1
-2
-3
-4
10
5
0.9
0.4
0.0
0.5
輸送
0
-5
-10
-15
00
05
13
00
05
13
00
05
13
00
05
13
00
05
13
00
05
13
00
05
13
00
05
13
-5
1.5
14.4
00 00 00 00 00 00 00 00
旅行
建設
保険
金融
特許等 その他 その他
輸送
旅行
建設
保険
特許等使用料
金融
その他営利業
その他 使用料 営利業
務
務
-20
00
05
13
5
(-)支払
サービス
収支
出典:財務省『国際収支統計』よりEY総合研究所作成
(注)IMF国際収支マニュアル第5版ベース
サービスを通じた海外から稼ぐ力の強化を
02
3. 国によって異なるサービスの強み
今後の日本の海外向けのサービス販売(=サービス収支の受取)を考えるために、主要国と比べてみた。
米国、英国、オランダ、スペインやスウェーデンなどでは、サービス収支が黒字であり、サービスが海外から
稼ぐ力の柱の一つになっている。その一方で、日本やドイツのサービス収支は赤字である。貿易黒字でも
サービス収支は赤字であったり、反対に貿易赤字でもサービス収支は黒字であったりと、海外から稼ぐ力
は国によって異なっている。
次に、サービス収支の内訳(受取、支払)に注目してみた<図3・4>。日本ではその他営利業務サービス
の赤字が目立っているものの、他国と比べると、サービス収支を左右するものとして、旅行収支の存在感の
方が大きいようだ。イタリアやスペインなどでは、旅行収支がサービス収支の黒字の大半を稼いでいる一
方、日本やドイツでは旅行収支の赤字がサービス収支の足を引っ張っている。そのため、旅行収支とその
他営利業務サービスの収支の改善が日本の課題といえる。
図3 サービス受取・支払の内訳(2013年)
(10億米ドル)
350
輸送
旅行
通信、コンピュータ、情報サービス
金融
知的財産使用料
その他営利業務サービス
その他
300
250
200
(10億米ドル)
800
700
600
500
400
150
300
100
日本
カナダ
イギリス
ドイツ
フランス
イタリア
オランダ スウェーデ スペイン
ン
支払
支払
受取
支払
受取
支払
受取
支払
受取
支払
受取
支払
受取
支払
受取
支払
受取
0
支払
0
受取
100
受取
200
50
アメリカ
出典:IMF, Balance of PaymentよりEY総合研究所作成
図4 サービス収支の内訳(2013年)
輸送
通信、コンピュータ、情報サービス
知的財産使用料
その他
旅行
金融
その他営利業務サービス
(10億米ドル)
(10億米ドル)
40
300
250
20
200
0
50
0
-50
スペイン
イギリス
-100
アメリカ
スウェーデン
オランダ
日本
イタリア
日本
-80
フランス
-60
100
ドイツ
-40
150
40
20
0
-20
-40
-60
-80
カナダ
-20
出典:IMF, Balance of PaymentよりEY総合研究所作成
サービスを通じた海外から稼ぐ力の強化を
03
また、旅行収支を除くと、サービス収支の黒字の源泉は国によって大きく異なっている。例えば、各国では
強みを生かして、米国では特許等使用料が大きいのに対して、英国ではその他営利業務サービス、オラン
ダでは輸送、スウェーデンでは通信が目立っている。これらを踏まえると、日本でも現在のサービスの強み
をさらに伸ばすことが重要な戦略のようだ。
それでは、日本のサービスの強みとは何だろうか。サービスの国際競争力の代理変数としての「比較優位
指数」を用いて確認してみる。海外向けのサービス販売(購入)について比較優位指数RCA(比較劣位指数
RCDA)を計算した。磯貝・森下・ルッファー(2002)が示しているように、45度線(RTA=0)よりも右下に位
置(RTA>0)すれば、比較優位(輸出競争力がある)、反対に左上に位置(RTA<0)すれば、比較劣位(輸
出競争力がない)とみなす。
▶ 「比較優位(劣位)指数」:例えば、A国の海外向けのサービス販売(海外からのサービス購入)全体に
占める輸送サービス販売(購入)の割合が世界平均を上回れば、A国の輸送サービス販売(購入)には
比較優位(劣位)=競争力がある(ない)とみなす。
サービス収支が黒字となった主要国と日本を比べたところ、日本は知的財産使用権(知財)と輸送に比較
優位があることがわかる<図5>。知財は、主に海外現地の子会社からのロイヤルティーからの収入であ
る。これまでの海外投資によって、海外現地法人を中心とした地産地消が進んでいるため、今後もロイヤル
ティー収入が収益の柱として期待される。
また、旅行や通信関連は45度線近くに位置している。特に、旅行収支の改善への期待は大きい。円安の
影響に加えて、アジア新興国の経済成長に伴う購買力の増加によって、14年には訪日観光客が1,300万
人超まで増えており、今後も旅行収支の改善がつづくとみられる。こうした環境を生かして、観光関連産業
の競争力強化が重要な課題といえる。
閉鎖型 ←<サービス輸入シェア> →開放型
図5 サービス収支別の比較優位性(2013年)
輸送
通信、コンピュータ、情報サービス
知的財産使用料
文化・興行
2
旅行
金融
その他営利業務サービス
その他
RCDA
<開放型の比較劣位>
<比較劣位>
RTA<0
1.5
<開放型の
比較優位>
1
RTA>0
0.5
米
米
仏
0
-0.5
日
日
<閉鎖型の
比較劣位>
-1
-1.5
瑞
西
瑞
仏蘭 英
<閉鎖型の比較優位>
-1
-0.5
蘭
瑞
蘭
西
米
RCA
西
英
蘭
0
英
瑞
0.5
<比較優位>
1
1.5
2
閉鎖型 ← <サービス輸出シェア> → 開放型
出典: IMF, Balance of PaymentよりEY総合研究所作成
(注)日:日本(黄色)、米:米国、英:英国、仏:フランス、蘭:オランダ、西:スペイン、瑞:スウェーデンである。また、RCA
(Revealed Comparative Advantage顕示比較優位指数)は、j財についてi国でのシェアが世界シェア(ここでは
OECD平均)を上回れば、比較優位があるとみなすものである。具体的には、RCA(ij)=100×([X(ij)/X(j)]/[X
(iw)/X(w)]-1)となる。ただし、X(ij)はj国のiサービス販売額、X(j)はj国のサービス販売総額、X(iw)は世界全体
のiサービス販売額、X(w)は世界全体のサービス販売額である。また、RCDA(Revealed Comparative
Disadvantage顕示比較劣位指数)は、サービス販売額(X)をサービス購入額(M)に置き換えたものである。
Rooyen et al.(2000)によると、それらからRTA(Relative Revealed Comparative Trade Advantage顕示貿易
統合比較優位指数)は、RTA=RCA-RCDAと定義される(図の見方など詳細は磯貝他(2002)を参照)。
サービスを通じた海外から稼ぐ力の強化を
04
4. サービス輸出を増やすには?
海外向けのサービス販売の強みを伸ばす上で、何が重要になるのだろうか。それを考えるために、海外向
けのサービス販売(=サービス収支の受取、サービス輸出)を、①世界生産(需要要因の代理変数)、②実
効実質為替レート(価格要因の代理変数)、③対外直接投資残高の3要因で説明するサービス輸出関数を
推計して、サービス輸出の増減率を要因分解してみた。
その結果によると、12年末以降、為替レートが円安に転じたことによって、海外向けのサービス販売を押し
上げてきたといえる<図6>。ただし、13年に入ると、円安は一服する動きを見せていることから、この押し
上げ効果は今後小さくなるとみられる。また、世界景気が回復するにつれて、海外向けのサービス販売が
押し上げられてきた。米国では景気回復が進んでおり、引き続き中国をはじめとしたアジア経済も成長しつ
づけることから、当面、海外向けのサービス販売は追い風を受けると想定される。
こうした中で、期待されるのは、対外直接投資による海外向けのサービス販売の押し上げ効果だ。これは、
今までの直接投資によって、海外子会社からのロイヤルティーなどの特許等使用料が海外向けのサービス
販売に貢献してきたことを表している。12年度の海外現地法人からのロイヤルティーのうち6割が製造業
だった一方で、4割を非製造業が占めていたことが注目される(経済産業省『海外事業活動基本調査』)。非
製造業のうち大部分が卸売業であるものの、比較可能な04年度から12年度にかけて卸売業を除く非製造
業は4.7倍に増えていた。こうした点を踏まえると、海外向けのサービス販売拡大のためには、直接投資な
どによって、将来の収益の種をまくことも重要な戦略の一つといえる。
図6 サービス収支(受取)の要因分解
(前年同期比%)
40
30
トレンド要因
世界生産要因
対外直接投資残高要因
価格要因
その他要因
サービス収支(受取)
20
10
0
-10
-20
-30
-40
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2009
2010
2011
2012
2013
出典: 財 務省『 国 際収 支統 計』 、内 閣府『 国民経 済計 算』 、 日本 銀 行『 実効 為替 レー ト』 、 CPB WORLD TRADE
MONITORよりEY総合研究所作成
(注)サービス輸出関数は堀(2009)の輸出関数の定式化を参考にした。ただし、近年の直接投資の増加を踏まえて、
説明変数に対外直接投資残高を加えた。実質サービス輸出は、サービス輸出と海外からの所得のデフレータの加
重平均を用いて、サービス受取(=サービス輸出)を実質化した。直接投資残高は年次データをベンチマークにフ
ローデータを用いて比例デントン法を用いて四半期に分割した。為替要因は実質実効為替レートの逆数(ラグを考
慮して8四半期分、長期の効果はそれらの和)を用いた。それぞれ前年同月比をとり、終点を1四半期ずつずらして
OLS推計(標準誤差はHAC)した。また、1996年第1四半期から2013年第4四半期までを対象とした。
サービスを通じた海外から稼ぐ力の強化を
05
図7 業種別の直接投資残高の推移
製造業
(兆円)
非製造業
70
60
50
40
30
20
10
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
0
出典:財務省・日本銀行『国際収支統計』よりEY総合研究所作成
その中でも、特に重要性を増しているのは、非製造業の直接投資だ<図7>。非製造業の直接投資のすそ
野は、鉱業、通信業、金融・保険料や卸売・小売業に広がっている。また、非製造業の海外進出は、製造業
などの生産拠点の移転のように、国内空洞化を起こしにくいという特徴が注目される。
むしろ、国内外の事業を管理するため、また、国内サービスを海外に展開するために、国内で人材を必要と
する傾向がある。そのため、海外向けのサービス販売を増やす礎となる非製造業の海外展開は、企業収
益に加えて、国内の雇用機会の創出にも貢献するなど、国内外での補完関係が期待される。
国内市場の縮小が懸念される中で、海外市場が拡大している状況を踏まえれば、稼ぐ力を高めるために、
海外向けのサービス販売額の底上げを狙った非製造業の海外展開が重要になっている。その支援活動を
含めてサービス輸出関連ビジネスには、潜在的なチャンスが多くあると考えられる。
<参考文献>
Van Rooyen, C.J., Esterhuizen, D. and Doyer, O.T., (2000), “Technology, Research and Development and
The Impact on The Competitiveness of the South African Agro-Food Supply Chains”, Working Paper, 20000 1(Department of Economics, Extension and Rural Development, University of Pretoria).
(http://ageconsearch.umn.edu/handle/18066)
磯貝孝・森下浩文・ラスムス・ルッフアー(2002)「東アジアの貿易を巡る分析-比較有意構造の変化、域内外貿易フ
ローの相互依存関係-」International Department Working Paper Series 02-J-1(日本銀行国際局).
堀雅博(2009)「アジアの発展と日本経済―外需動向・為替レートと日本の国際競争力―」深尾京司編『マクロ経済と産
業構造』慶應義塾大学出版会pp.177-208.
サービスを通じた海外から稼ぐ力の強化を
06
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