第15回舗装技術に関する懸賞論文

から、
3.3 エポキシアスファルト混合物の性状例
(1)混合物性状例
当該エポキシ樹脂を用いた混合物性状例を表−3に示
す。ポリマー改質アスファルトⅡ型を用いた混合物(以下、
改質Ⅱ型混合物とする)と比較して、動的安定度で10倍
以上、安定度で3倍以上の値を示す。また、施工直後でも
改質Ⅱ型混合物と同等以上の動的安定度、ラベリング摩
耗量を示すほか、回転ラベリング摩耗量は、鋼繊維補強
コンクリート(以下、SFRCとする)が6.7cm 2に比較し、
4.7cm2と、チェーン装着タイヤによる摩耗に対して高い
抵抗性を示す。
(2)可使時間の確認
当該エポキシ樹脂を用いた混合物について、混合物製
造後、時間を変化させてマーシャル供試体を作製し、密度
測定を実施した。この結果を、図−3に示す。保存時間
3時間から“締固め度の低下の度合い”が大きくなること
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道路建設 19/11