高齢者福祉施設特化型車いす ∼自立した生活に 前向きのエモーションを∼ PS−1は、高齢者福祉施設内での使用に 特化した車いすです。PS−1は、使用する 人の身体寸法や使用目的に合わせて、様々 な調整ができます。一人一人の身体寸法・ 身体状況に車いすを合わせることで、乗る 人の機能維持や活動意欲の向上へと繋がり、 生活が改善されます。充実の調整機能と 優れたデザインで、美しく、より楽しい施設 での生活を演出してくれる車いす、それが PS−1です。 [東北福祉大学・関川伸哉教授との共同研究開発] 【充実かつ、簡単な調整機能】 車いすは、使用する人の身体寸法に合わせることが重要です。また、使用目的や使用環境に適した調整を行う必要が あります。PS−1は、高齢者の身体機能や生活状況の変化に応じて、現場のスタッフの方々が、容易に調整を行うことが できる機能を備えています。 座幅は3種類 バックサポート高 S:325㎜ M:350㎜ L:375㎜ 300㎜∼380㎜ 座面奥行 340㎜∼400㎜ *背パットは上下で位置や背角度を 変えることができます。 アームサポート高 130㎜∼230㎜ 座面高さ 350㎜∼440㎜ (クッションを除いた寸法) *レバー操作で簡単に昇降できます。 5輪で旋回性も良く、楽に移動 することができます。 フットサポート格納式。 足漕ぎの際に邪魔になりません。 宮城県黒川郡大和町松坂平二丁目5番2号(仙台北部中核工業団地内) 〒981-3494 TEL:022-344-3222 FAX:022-344-3229 「できること」を共に探し合う前向きな生活を 【高齢者福祉施設特化型車いすPS−1の開発背景】 超高齢者社会を迎えたわが国では、介護保険要認定者総数の約2割の方々が、 高齢者福祉施設で生活をしています。重度・高齢化が進む高齢者福祉施設入所 者の約8割が、日々の生活で車いすを使用しており、平均座位時間は8時間にも 及びます。一方で、高齢者福祉施設入所者の多くが身体に合わない車いすを使 用しています。現在、国内で使用されている車いすの多くは、高齢者の身体寸 法や使用環境を充分に考慮されたものではありません。 [東北福祉大学・関川伸哉教授] 【車いすが変わると、生活が変わります】 車いすは、環境であり、環境が人間の行動を変えます。PS−1は、足をしっかりと床に着けることで、安定 した座位が可能となり、足を使って自走することができます。また、座面・背面の全体で座る人の身体を支 えることで、体幹のつぶれを抑え上肢の活動を楽にしてくれます。 動く・動けることの喜びを実感することが、次の活動・参加へと繋がります。PS−1は、乗る人とその家族 が高齢者福祉施設スタッフの方々と共に「できること」を一緒に探す前向きな生活を支えます。 【事例紹介】 一般的な車いす PS−1 円背で姿勢が悪く、 視線が下を向いている状態 姿勢が良く、 視線が前を向いている状態 Before Af ter 車いすが漕ぎにくく、座っているだけで 疲れてしまっていました。 そのため居室のベット上で過ごしている ことが多くなり、共有スペースで生活する 時間が少なくなっていました。 足を使っての自走ができるようになり、 移動が楽になることで、自ら居室を出る機 会が増えました。長時間座っていることに も苦痛を感じることがなくなり、離床時間 が増えました。また、介護職員や他の利用 者との会話も増え、表情にも明るい変化が 見られるようになりました。
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