(有害大気汚染物質)(PDF:281KB)

有害大気汚染物質調査に関する仕様書
○調査名称
有害大気汚染物質調査
○調査目的
この調査は、大気汚染防止法第 22 条の規定に基づく、環境大気中の有害大気汚染
物質の大気汚染状況を把握することを目的とする。
○調査場所
調査場所は一般環境大気、発生源周辺、道路沿道の次の 3 地点とする。
① 若松台局
(堺市南区若松台 3-34-1
② 浜寺局
(堺市西区浜寺船尾町西 5-60
③ 中環石原局 (堺市東区石原町 1 丁 102
若松台中学校)
浜寺中学校)
クリーンセンター東工場内)
○調査期間
平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日まで
○調査内容
1. 試料採取方法及び分析方法
「有害大気汚染物質測定方法マニュアル(以下、「マニュアル」という。)平成 23 年
3月
環境省水・大気環境局大気環境課」に準拠すること。
(1) 測定地点の測定項目及び検体数
測定地点の測定項目及び検体数は次のとおりとする。
表 1.測定地点ごとの測定項目表
測
定
項
測定地点
若松台局
中環石原局
浜寺局
目
アクリロニトリル、塩化ビニルモノマー、クロロホル
ム、1,2-ジクロロエタン、ジクロロメタン、テトラク
ロロエチレン、トリクロロエチレン、1,3-ブタジエン
○
○
ベンゼン
○
○
アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド
○
○
ニッケル、ヒ素、マンガン、クロム、ベリリウム
○
-
ベンゾ(a)ピレン
○
-
水銀
○
-
酸化エチレン
○
○
塩化メチル、トルエン
○
-
*測定は、各地点同一日において毎月 1 回行う。
-1-
表 2.検体数表
測定項目
地点数
試料検体数
アクリロニトリル
塩化ビニルモノマー
クロロホルム
1,2-ジクロロエタン
ジクロロメタン
テトラクロロエチレン
トリクロロエチレン
1,3-ブタジエン
ベンゼン
酸化エチレン
3
36
塩化メチル
トルエン
2
24
アセトアルデヒド
ホルムアルデヒド
3
36
ニッケル
ヒ素
マンガン
クロム
ベリリウム
水銀
2
24
ベンゾ(a)ピレン
2
24
(VOCs)
揮発性有機化合物
アルデヒド類
重金属類
(2) 試料採取方法
① 試料採取日は大阪府と同一日とする。ただし、天候等により日程変更を行う場合
がある。
② 3 地点とも同日サンプリングを行う。調査地点の状況等により同日サンプリング
が出来ない場合は、その調査月内にサンプリングすること。
③ 試料採取は、24 時間連続サンプリングを行うこと。
④ 環境省のマニュアルに基づき各有害物質の採取容器機器等を用いて行うこと。
⑤ 試料採取機器等は、毎月の試料採取開始時に調査地点へ搬入及び設置し、試料採
取終了後に撤去及び搬出すること。
⑥ 試料採取の開始時刻は概ね 9~14 時の間とする。
⑦ 受注者は、試料採取時確認チェックシートを作成すること。
⑧ 試料採取に際し必要があると認めた場合、堺市職員が立ち会うものとする。
⑨ HV 捕集法を除き、試料大気は局舎内に設置されている集合管等を用いて採取する。
⑩ 受注者は、集合管採取口から試料採取捕集管等の接続はできるだけ短くし、各配
管に漏れが生じていないか確認するものとする。また、試料採取時は配管内を大気
試料で置換しておくものとする。
⑪ 受注者は、HV を校舎屋上の指定の位置に設置し、採取するものとする。なお、強
風などによりサンプラーが転倒しないように処置を講ずるものとする。
-2-
⑫ 使用する電源は、堺市が指示する測定局等の電源を使用すること。
(3) 試料採取方法の留意事項
① 容器採取法(VOCs)
・受注者は、VOCs マニュアル「第 4 部有機化合物の反応補修による測定方法-第 1 章
ベンゼン等揮発性有機化合物(VOCs)の測定方法」に準拠すること。
・受注者は、試料採取においてキャニスターを使用し、減圧捕集法により 24 時間試
料大気を捕集するものとする。
・キャニスターは、調査地点毎に専用のものとし、他の用途に使用しないこと。
・受注者は、キャニスターを使用前に十分洗浄し、容器ブランク値が表 3 に示す「目
標定量下限値」以下であることを確認しておくものとする。
② 固相捕集法(アルデヒド類)
・アルデヒド類マニュアル「第 4 部有機化合物の反応捕集による測定方法-第 1 章大
気中のホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの測定方法」に準拠すること。
・試料採取は、捕集管(2,4-ジニトロフェニルヒドラジン1mg 程度の一定量を粒径
50~250μm 程度の粒状シリカゲル 350mg 程度に被膜し、樹脂製の管に充填したもの
で両端を密閉できる構造のもの。)を使用し、アルミ箔等で遮光し、毎分約 100mL の
吸引量で 24 時間試料大気を捕集すること。
・受注者は、捕集管を試料採取後、密栓し、活性炭入りの容器に入れ、遮光及び冷
蔵保管し、速やかに分析に供するものとする。
・試料採取、二重測定、トラベルブランク及び操作ブランクに使用する捕集管を、
受注者はブランク値が目標定量下限値表に示す「目標定量下限値」以下であること
を確認した、すべて同一ロットのものとし、冷蔵保管するとともに、汚染のないよ
う注意するものとする。
・受注者は、オゾンスクラバーを捕集管の上流側に接続することとし、一度使用し
たものは再使用しないものとする。
・受注者は、夏季等の湿度の高い時期の試料採取において、捕集管加温装置を使用
するものとする。
(なお、捕集管加温装置に変えて細管圧損による除湿も可とする。)
③HV 捕集法(重金属類、ベンゾ(a)ピレン)
・ベンゾ(a)ピレンマニュアル「第 3 部有機化合物のフィルタ採取による測定方法第 1 章大気粉じん中のベンゾ(a)ピレンの測定方法」に準拠すること。
・重金属類マニュアル「第 5 部重金属類等の無機化合物の測定方法-第 1 章大気粉じ
ん中の重金属類の測定方法」に準拠すること。
・試料採取は、ふっ素樹脂製ろ紙を使用し、毎分約 700~1000L の吸引量で 24 時間
試料大気を捕集すること。
・試料採取、トラベルブランク及び操作ブランク等に使用するろ紙は、すべて同一
ロットのものとする。
・試料採取後のろ紙は、重金属類用とベンゾ(a)ピレン用に各々の定量下限値が確保
できるよう分割し、分析に供すること。
-3-
・粉じん量については、0.1mg の桁まで重量測定すること。
④ 金アマルガム捕集法(水銀及びその化合物)
・水銀及びその化合物マニュアル「第 5 部重金属類等の無機化合物の測定方法-第 2
章大気中の水銀の測定方法」に準拠すること。
・試料採取には、捕集管(金を焼き付けした粒径 500~600μm の珪藻土粒子をガラス
製の管に充填したもの。)を使用し、毎分 100~500mL の吸引量で 24 時間試料大気を
捕集すること。
⑤ 固相捕集法(酸化エチレン)
・酸化エチレンマニュアル「第 4 部有機化合物の反応捕集による測定方法-第 2 章大
気中の酸化エチレン及び酸化プロピレンの測定方法」に準拠すること。
・試料採取には、捕集管(グラファイトカーボン系吸着剤を臭化水素酸に含浸させ
乾燥させたものを 2 層に充填したもので両端を密閉できる構造のもの。) を使用し、
アルミ箔等で遮光し、毎分約 700mL の吸引量で 24 時間試料大気を捕集すること。
・試料採取後の捕集管は、両端を密閉し分析時まで冷蔵保存すること。
(4) 分析方法
① 分析は、試料採取後可能な限り速やかに行うこと。なお、アルデヒド類の捕集管
は、試料採取の翌日までに前処理を行うこと。
② 前処理、器具洗浄、試料採取、希釈及び分析の各操作において、外部からの汚染
を防止する措置を講じること。特に VOCs のブランクチェックを行う際には、有機
溶媒等を取り扱う試験室と隔離又は同等の措置を講じていること。
③ 受注者は、分析方法の定量下限値を目標定量下限値表に示す「目標定量下限値」
以下となるよう努めるものとする。
④ 受注者は、各分析方法の検出下限値について、第 1 回月報告書に算出結果等を記
載するものとする。
⑤ 分析結果の報告値は、検出下限値以上の数値を目標定量下限値表に示す単位によ
り、原則として 2 桁の有効数字とする。
表 3.目標定量下限値表
物
質
名
目標定量下限値
ベンゼン
単
位
0.1
トリクロロエチレン
0.08
テトラクロロエチレン
0.08
ジクロロメタン
0.1
アクリロニトリル
0.08
塩化ビニルモノマー
0.04
クロロホルム
0.06
1,2-ジ ク ロ ロ エ タ ン
0.04
1,3-ブ タ ジ エ ン
0.03
-4-
μ g/m 3
ホルムアルデヒド
0.08
アセトアルデヒド
0.5
ベ ン ゾ (a)ピ レ ン
0.01
ニッケル化合物
2.0
マンガン及びその化合物
1
ベリリウム及びその化合物
ng/m 3
0.4
クロム及びその化合物
10
ヒ素及びその化合物
0.2
水銀及びその化合物
0.4
酸化エチレン
0.01
塩化メチル
0.1
トルエン
0.1
μ g/m 3
(5) 精度管理について
① トラベルブランク・二重測定・操作ブランクについて
分析項目
アルデヒド類
トラベルブランク
二重測定
操作ブランク
各地点、年 3 回以上実施し、 各地点、年 1 回以 年 3 回以上実施し、
地点1回の実施につき 3 試
上実施する。
料以上するものとする。
1 回の実施につき 5
試料以上するもの
とする
アルデヒド類
各地点、年 1 回以上実施し、 各地点、年 1 回以 年 3 回以上実施す
以外
地点 1 回の実施につき 3 試
上実施する。
る。
料以上するものとする。
*操作ブランク、トラベルブランク、二重測定は、精度管理上必須であるので委託
業務の検体数に含まない。
② 標準作業手順書(SOP)について
受注者は当業務について、SOP を作成し、次の作業手順を設定すること。また、
本業務の実施にあたり、SOP の内容を遵守し、精度管理を徹底するものとする。
ア 試料採取、前処理系からの汚染及び回収率
イ 操作ブランク値、トラベルブランク値
ウ 検出下限値及び定量下限値
エ 試料の濃度範囲と定量可能範囲(検量線)の対応性
オ 吸着捕集での捕集効率と破過容量及び回収率
カ 再現性
キ 試料採取、ブランク試料の保存安定性
③ 堺市への報告担当者を定め、担当者は、試料採取、分析、報告の一連の作業を一
貫して把握し、常に総合的な判断・報告ができるように、組織体制を保持すること。
④ 分析値が欠測となる場合、受注者は同月中に再測定が行えるように堺市早急に連
-5-
絡するものとする。堺市は測定結果に疑義がある場合、再測定を求めることがある。
⑤ 測定結果に疑義が生じた時は再分析を依頼する場合があるので、受注者は試料の
測定終了後も一定期間保存するものとする。分析に必要な大きさに切り取った後の
ろ紙も保管するものとする。また、試料の廃棄や分析残渣については、適正に処理
するものとする。
⑥ 受注者は、マニュアルに基づいて精度管理を徹底するものとする。操作ブランク
について、必要に応じてデータが提示できるようにしておくものとする。なお、堺
市は、受注者に対し、分析業務に係る精度管理方法や精度管理に係る必要な資料の
提供を求めることができる。
⑦ 二重測定の結果等が許容範囲を超えた場合は、堺市と協議して実施すること。
⑧ 受注者は、自らの負担により外部精度管理調査に積極的に参加するものとする。
なお、参加した場合、結果を堺市に報告し、その結果に基づいた分析業務の改善を
行うことにより、分析精度の向上を図らなければならないものとする。
2. 業務内容に基づく実施計画書の作成
受注者は、業務開始前に、別紙 1 に示す事項を記載した実施計画書を堺市と協議し
提出するとともに、業務責任者届及び分析に係る責任者の環境計量士(濃度関係)を
証する資格書の写しを提出するものとする。
3. 報告書の作成
結果報告は速報、月報告書、年間報告書の 3 種類とする。
(1) 速報値
受注者は、試料を採取後 2 週間以内に試料採取状況及び分析結果を報告するもの
とする。(電話、電子メール等)
(2) 月報告書
① 受注者は、翌月末日までに測定結果を文書又は電子媒体で報告するものとする。
内容: 気象データ(温度、風向、風速に関しては常時監視局のデータ、気圧は局
舎内に設置している簡易気圧計のメモリーの読み取り値)、 試料採取時確
認チェックシート、採取状況、分析結果、ブランクチェックの結果、分析
手順、検出下限値及び定量下限値の算出方法と算出結果等
資料:使用機器、分析条件、分析チャート、検量線、現場写真等
(3) 有害大気汚染物質モニタリング業務報告書
① 受注者は、測定結果(地点ごとの分析結果一覧表、月別結果、年平均値、最大値
及び最小値等)1 部、精度管理情報を記載した有害大気汚染物質調査報告書1部、
電子媒体 1 部を平成 28 年 3 月 31 日までに提出するものとする。記載事項及び内容
等詳細は、別紙 2「有害大気汚染物質調査報告書作成要領」に基づいて行うものと
する。
② 定量下限値以上の値と定量下限値未満かつ検出下限値以上の測定値はそのまま、
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検出下限値未満のものは検出下限値の 1/2 の値を用いて平均値の算出をするもの
とする。
③ 測定値は 20℃、1 気圧に換算し、有効数字 2 桁で記入するものとする。
④ 有害大気汚染物質調査報告書は A4 版とし、原則両面印刷、再生紙を利用するこ
と。
⑤ 受注者は有害大気汚染物質報調査告書の提出にあたって、事前に堺市と打ち合わ
せ承諾を得るものとする。
⑥ 受注者は有害大気汚染物質調査報告書の内容の一部を、堺市と協議のうえ環境省
様式ファイルに入力し速やかに電子ファイル形式で提出するものとする。また、内
容によりワード形式、エクセル形式のファイルに収めること。
4. その他
・施設へ立ち入りの際、受注者は当該施設の規則等(立ち入り時の挨拶、立ち入り
者の記帳、車輌の置き場所、門扉の開閉及び 腕章着用等)を遵守し、堺市が発行す
る身分証明書を携帯することはもちろん作業時の安全確保及び清潔の保持、設備の
破損防止等に最大限考慮して作業を行うものとする。また、実施計画以外で施設に
立入る必要が生じた場合は、事前に堺市に連絡をするとともに、当該施設の了承を
得るものとする。
・本業務を行うについて要する費用は、受注者の負担とする。
・契約業者の責に帰する人身及び物損事故等の賠償を要する費用については、 受注
者の負担とする。
・本業務により知り得た業務上の機密及び調査結果を、第三者に漏洩してはならな
い。
・この調査の実施にあたり、疑義が生じた場合、もしくは本仕様書に定めのない事
項については、その都度、堺市と協議の上、定めるものとする。
・業務の実施にあたっては、環境への負荷の少ない消耗品の使用、低公害車の利用
など環境負荷の低減に努めるものとする。
・暴力団等の排除について、別記に定めるとおりとする。
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別紙 1
実施計画書等について
受注者は、下記に示す事項を実施計画書に記載し、堺市の承認を受けるものとする。
① 測定項目、測定方法(採取方法、採取量、運搬・保存方法など含む)
② 測定分析及び測定値の妥当性を評価する品質管理に係る組織図
③ 責任者、品質管理者、試料採取者、測定担当者、担当業務、経験年数、資格(環
境計
量士(濃度関係)、技術士(環境部門)、環境測定分析士)を記載している従事者名
簿
④ 分析室の所在地
⑤ 媒体・測定項目ごとに採取、前処理、測定に使用する各機器の名称
⑥ 精度管理計画
⑦ 前年度における外部精度管理への参加実績
⑧ 緊急連絡体制図
⑨ 測定スケジュール
⑩ 設備、機器、試薬等の管理等について以下の内容を含むこと
・コンタミネーション対策
・必要な機器の確保
・機器の適切な管理と校正、装置検出限界
・測定に必要なレベル(グレード)の試薬や溶媒の使用、使用期限を定めた保管・
管理、標準試薬のトレーサビリティの確保
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別紙 2
有害大気汚染物質調査報告書作成要領
分析結果報告書
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
計量証明書
気象条件(気温・気圧・風向・風速等)
採取開始時刻、終了時刻、吸引量一覧表
測定結果表
測定操作の記録等
・前処理法
・測定方法及び測定条件
・及び測定のフロー
・前処理から測定に至るまでの操作の記録
・測定値を得るまでの各種の数値
(6) 操作ブランク試験結果
(7) トラベルブランク分析結果
操作ブランク値との比較表を提示すること。
(8) 各地点の試料採取状況の現場写真
(各測定項目の試料採取状況が鮮明に(特にキャニスターの圧力ゲージを把握で
きるように)なっていること)
報告値注意事項
(1) 気象条件
測定地点での個々の捕集時の平均的な「天候」、「主風向」、「風速」(小数点第 1
位まで)、「気温」(小数点第 1 位まで)、「湿度」(整数)、「雨量」(小数点第 1 位ま
で)及び「気圧」(小数点第 1 位まで)を記録すること。雨量は総雨量とする。ま
た、測定局において当該気象項目について不明な項目が有る場合は、最寄りの気象
局のデータを引用する。
小数点第 1 位が 0 の場合は、整数表示でもよい。
(2) 測定結果
① 単位
使用する単位は、ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジク
ロロメタン、アクリロニトリル、アセトアルデヒド、塩化ビニルモノマー、クロロ
ホルム、1,2-ジクロロエタン、1,3-ブタジエン、ホルムアルデヒド及び酸化エチレ
ンについてはμg/m 3 、ベンゾ(a)ピレン、水銀及びその化合物、ニッケル化合物、
ヒ素及びその化合物、ベリリウム及びその化合物、マンガン及びその化合物、クロ
ム及びその化合物については ng/m 3 とする。
② 測定値
各測定日の測定値は有効数字 2 桁
③ 二重測定、トラベルブランク
実施した月のみ記入する(有効数字 2 桁)。未実施月は「-」
④ 操作ブランク
操作ブランク値を記入する(有効数字 2 桁)。
(3) その他
数値の丸めは JIS Z 8401 に基づいた方法となっており、四捨五入ではないので注
意すること。
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