本事業に係る公募要領(PDF:216KB)

平成27年度官民連携新技術研究開発事業(農業集落排水施設長寿命化対策)
に係る公募要領
第1
総則
平成27年度官民連携新技術研究開発事業(農業集落排水施設長寿命化対策)(以
下「本事業」という。)に係る公募の実施については、この公募要領に定めるものの
ほか、官民連携新技術研究開発事業実施要綱(平成9年4月1日付け9構改D第16
4号農林水産事務次官依命通知。以下「実施要綱」という。)及び官民連携新技術研
究開発事業実施要領(平成9年4月1日付け9構改D第165号農林水産省農村振興
局長通知。以下「実施要領」という。)に定めるところによる。
なお、本公募は、平成27年度予算政府案に基づいて行うものであるため、成立し
た予算の内容に応じて、事業内容等の変更があり得る。
第2 公募対象補助事業
【目的】
近年の各分野での技術振興の重要性の高まりに対応し、農業農村整備事業の分野に
おいても新技術の導入等に積極的に取り組んでいるところであるが、昨今の公共事業
の効率化への強い要請や公共事業の品質確保に資するため、事業現場において一層の
事業費の低コスト化、管理コスト低減等に資する技術の開発を官民の密接な連携の下
に実施しているところである。
こうした中、これまで全国で多数の農業集落排水施設が整備・供用されてきている
が、機械・電気設備の劣化による維持管理費や更新整備費用の増加が課題となってい
る。
このため、農業集落排水施設の機械・電気設備の長寿命化対策に関する技術開発を
行い、その普及促進を図るものである。
【事業内容】
本事業は、平成27年度から平成28年度までの2か年で実施し、農業集落排水施
設の機械・電気設備を対象とした劣化要因の調査・分析及び長寿命化に資する技術開
発並びに既存の技術資料の改定等の取組に対し、事業実施期間中助成するものであり、
具体的な事業内容は以下のとおりである。平成27年度においては、下記の1及び2
について実施し、平成28年度においては、下記の3及び4を実施するものとする。
1 機能診断結果等の収集・分析
農山漁村地域整備交付金のうち農業集落排水事業により平成21年度から平成2
6年度までに機能診断を実施した全国約1,200地区の半数程度を対象として、
農業集落排水施設の機械・電気設備の劣化要因の把握に必要な機能診断結果等のデ
ータを収集し、分析を行う。
2 劣化要因の実態調査
1で分析した劣化要因を踏まえ、10市町村程度を選定し、現地における実態調
査を行い、維持管理状況を踏まえた劣化要因を取りまとめる。
3 長寿命化に資する新技術開発
1及び2で整理した劣化要因等を踏まえ、農業集落排水施設の機械・電気設備の
長寿命化に資する以下の新技術開発を行う。
(1)長寿命化に資する維持管理手法
(2)長寿命化に資する改築手法(機械・電気設備の腐食対策等)
4 農業集落排水施設におけるストックマネジメントの手引き(案)の改定
1から3までを踏まえ、「農業集落排水施設におけるストックマネジメントの手
引き(案)」(以下「手引き(案)」という。)の改定を行う。手引き(案)の改定
に際しては、有識者等で構成する委員会を開催し、専門的見地から助言・指導を得
るものとする。
手引き(案)は、以下のURLを参照のこと。
http://www.jarus.or.jp/villagedrain/strengthen/stomana01.pdf
第3
公募対象団体
公募に応募できる団体は、1の対象団体に掲げる団体であって、2の応募資格・条
件等を満たす二以上の民間団体をもって構成される組合(以下「組合」という。)と
する。
1 対象団体
民間団体(民間企業、一般財団法人、一般社団法人、公益財団法人、公益社団法
人、特例財団法人、特例社団法人、協同組合、企業組合、特定非営利活
動法人、特殊法人、認可法人等)
2 応募資格・条件等
(1)意思能力及び行為能力を有する団体であること。
(2)補助事業等を遂行する資力を有する団体であること。
(3)法人格を有さない任意団体の場合は、会計処理や意思決定等の方法について
規約等が整備されていること。
(4)組合は試験研究機関(大学及び独立行政法人)と連携して事業実施する見込
みがあること。
第4
補助対象経費の範囲
1 賃金
本事業の実施に直接必要な業務を目的として、事業実施主体が雇
用した者に対して支払う実働に応じた対価
2 報償費
本事業の実施に直接必要な委員等謝金、講師等謝金、原稿執筆謝
金及び資料収集等に協力を得た人に対する謝礼に必要な経費(社
内規定等に基づく単価の設定根拠によること)
3 旅費
本事業の実施に直接必要な会議の出席、各種調査、打合せ及び資
料収集等に必要な旅費、又は、技術指導を行うための旅費として
依頼した専門家に支払う旅費
4 需用費
本事業の実施に直接必要な消耗品、自動車等燃料、印刷製本等の
調達に必要な経費
5 役務費
本事業の実施に直接必要、かつ、それだけでは本事業の成果とは
なり得ない器具機械等の各種保守・改良、翻訳、分析及び試験等
を専ら行うために必要な経費
6 委託料
本事業の成果の一部を構成する調査の実施、取りまとめ等を他の
団体に委託するために必要な経費。ただし、事業の根幹を成す業
務の委託は認めない。
7 使 用 料 及 び 本事業の実施に直接必要な車両等の借上、駐車場、会議の会場及
賃借料
び物品等の使用料、有料道路使用料等に必要な経費
8 備品購入費 本事業の実施に直接必要な備品の購入にかかる経費
9 給 料 、 職 員 「補助事業等の実施に要する人件費の算定等の適正化等について
手 当 等 又 は (平成22年9月27日付け22経第960号大臣官房経理課長
技術員手当 通知)」に基づき算出される経費
10 共済費
1及び9に該当する者に対する共済組合負担金及び社会保険料等
11 補償費
本事業の実施に直接必要な業務の遂行上、一時的に必要となる仮
設的用地の借料
12 資材購入費 本事業の実施に直接必要な資材の購入費
13 機械賃料
本事業の実施に直接必要な機械・器具等の借料及び損料
なお、当該補助事業の仕入れに係る消費税等を消費税等納付額から控除できる団体
にあっては、仕入れに係る消費税等は補助対象経費にならないので注意すること。
第5
補助対象とならない経費
恒久的な建物等の建築に関する経費、不動産取得に関する経費及び本事業の実施に
直接関連のない経費。
第6
第7
補助金の額及び補助率
補助対象となる平成27年度予算政府案における事業費は、30,000,000
円以内とし、予算の範囲内において、事業の実施に必要となる経費を定額により補助
する。
なお、補助金の額は、補助対象経費の金額の算定に誤りがないかどうか審査をした
上で決定するため、提案のあった額より減額されることがある。
説明会の開催
本事業に関する説明会を次のとおり開催する。
日時:平成27年2月26日(木)《開催時間は、出席希望者に対し別途連絡す
る。》
場所:農林水産省庁舎内会議室《出席希望者に対し別途連絡する。》
2 説明会への出席を希望する者は、別紙様式1「平成27年度官民連携新技術研究
開発事業(農業集落排水施設長寿命化対策)に関する説明会出席届」を平成27年
2月24日(火)までに第8の4「提出・照会等窓口」へ提出すること(FAXに
よる提出も可とする。)。
1
第8
課題提案書等の提出について
提出書類
(1)「平成27年度官民連携新技術研究開発事業(農業集落排水施設長寿命化対
策)に関する事業実施計画書の提出について」(別紙様式2)
1部
(2)
「平成27年度官民連携新技術研究開発事業実施計画書(新技術研究開発(特
定課題))」(実施要領別記様式第2号)
15部
(3)定款、規約、寄付行為、業務方法書等の規約
1部
(4)直近の資産、負債、収支予算及び収支決算等に関する事項が記載された財務
関係書類
1部
2 提出方法
持参又は郵送により提出すること。
3 提出期限
平成27年3月9日(月)午後6時15分まで
(郵送の場合は、平成27年3月9日(月)までに窓口必着とする。)
4 提出・照会等窓口
〒100-8950 東京都千代田区霞が関1-2-1
農林水産省農村振興局整備部農村整備官農村資源循環班
(本館5階ドア番号:本514)
TEL:03-3502-8111(代表)
FAX:03-3501-8358
担当者:課長補佐 佐藤 修児 (サトウ シュウジ:内線5615)
調整係長 高阪 快児 (コウサカ カイジ:内線5615)
1
第9
事業実施計画書等の内容等
1 事業実施計画書(様式は任意。ただし、A4版で5枚程度の範囲(片面印刷で、
文字サイズは11ポイント以上)とすること。図表等を用いてもよい。)は、以下
の項目について記載すること。また、事業実施計画書は日本語で記載すること。
(1)事業目的
(2)事業実施主体を構成する民間企業の名称及び研究員の氏名(研究員の略歴を
添付)
(3)研究開発の項目及び内容(事業の目的に即した具体的な実施方針の設定)
(4)事業実施計画(事業全体の実施手順、スケジュール等)
(5)事業実施手法(事業内容ごとの具体的な実施手法)
(6)事業実施体制(事業内容に見合った技術者の配置、中立性・公平性の確保等)
※ なお、技術者とは、技術士(上下水道部門(選択科目:下水道))、技術
士(衛生工学部門(選択科目:廃棄物管理))、浄化槽管理士、又は浄化槽
設備士のいずれかの資格を有する者とする。
2 事業実施計画書の作成・提出等に要する一切の費用は、応募者の負担とする。
3 一度提出された課題提案書等は、変更及び取り消しができない。また、事業実施
計画書等は返却しない。
4 事業実施計画書等は、当該公募に係る事務手続以外の目的で、応募者に無断で使
用しない。
第10
1
事業実施計画書の選定(特定)
補助金等交付候補者の選定は、農村振興局整備部関係補助金等交付先選定審査委
員会において、審査基準に基づき、提出された事業実施計画書等について審査の上、
選定する。
2 課題提案会を開催しないため、提出された事業実施計画書等のみをもって審査し、
選定する。
3 補助金等交付候補者は、1組合を予定している。
ただし、提出された事業実施計画書等を審査し、補助事業遂行能力が備わってい
ないと判断できる場合及び応募者が1組合であった場合は、補助金等交付候補者と
して選定しない。
第11
選定結果の通知
農村振興局整備部関係補助金等交付先選定審査委員会における審査・選定の結果、
補助金等交付候補者として選定された組合に対しては選定された旨を、補助金等交付
候補者として選定されなかった組合に対しては選定されなかった旨を、それぞれ平成
27年度予算成立日までに通知する。
また、補助金等交付候補者として選定された組合の名称等は、公表する。
第12
1
主な留意事項
本事業の実施に当たっては、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律(昭
和30年法律第179号)、実施要綱、実施要領及び官民連携新技術研究開発事業
補助金交付要綱(平成9年4月1日付け9構改D第166号農林水産事務次官依命
通知)等に従うこと。
2 本事業に係る収入及び支出を明らかにし帳簿及び当該証拠書類又は証拠物を、本
事業終了の年度の翌年度から起算して5ヶ年間整備保管すること。
3 本事業により取得し、又は効用の増加した財産については、本事業終了後におい
ても善良なる管理者の注意をもって管理するとともに、補助金交付の目的に従って、
その効率的な運用を図ること。
なお、当該財産のうち1件当たりの取得価格が50万円以上の機械及び器具は、
補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律施行令(昭和30年政令第255
号)第13条第4号の規定により農林水産大臣が定める処分制限財産とし、農林水
産大臣が別に定める期間内において、当該財産を農村振興局長の承認を受けて処分
したことにより、収入があったときは、当該収入の全部又は一部を国に納付させる
ことがある。
4 本事業に関して知り得た業務上の秘密については、事業の実施期間中であるか否
かにかかわらず、第三者に漏らしてはならない。
5 人件費の算定等については、「補助事業の実施に要する人件費の算定等の適正化
について(平成22年9月27日付け22経第960号農林水産省大臣官房経理課
長通知)」に従うこと。
特許権等の帰属
本事業を実施することにより特許権、特許を受ける権利、実用新案権、実用新案
登録を受ける権利、商標権、意匠権、意匠登録を受ける権利、著作権、回路配置利
用権、回路配置利用権の設定の登録を受ける権利及び育成者権(以下「特許権等」
という。)が発生した場合、その特許権等は、事業実施主体に帰属するが、特許権
等の帰属に関し、次の条件を守ること。また、事業の一部を事業実施主体から受託
する団体にあっても同様とする。
(1)本事業により成果が得られ、特許権等の出願及び取得を行った場合にはその
都度遅滞なく国に報告すること。
(2)国が公共の利益のために特に必要があるとしてその理由を明らかにして当該
特許権等を利用する権利を求める場合には、無償で当該権利を国に許諾するこ
と。
(3)当該特許権等を相当期間活用していないと認められ、かつ、当該特許権等を
相当期間活用していないことについて正当な理由が認められない場合におい
て、国が特許権等の活用を促進するために特に必要があるとしてその理由を明
らかにして当該特許権等を利用する権利を求めるときは、当該権利を第三者に
許諾すること。
(4)本事業期間中及び本事業終了後5年間において、事業実施主体及び本事業の
一部を受託する団体は、本事業の成果である特許権等について、国以外の本事
業の第三者に譲渡し、又は利用を許諾する場合には、事前に農林水産省と協議
して承諾を得ること。
なお、事業実施主体と当該事業の一部を受託する団体との間における事業成
果の取扱いについては、事業開始前に、両者で協議・調整を行うこと。
7 収益状況の報告
事業実施主体は、事業に係る企業化、特許権等の譲渡又は当該特許権等を利用す
る権利の設定等、事業を実施することにより収益が見込まれる場合は事前に農村振
興局長に協議するとともに発生した収益の状況について、事業完了年度の翌年度以
降5年間、毎年、別紙様式3により事業収益状況報告書を作成し、毎会計年度終了
後2か月以内に農村振興局長に提出するものとする。
6
(別紙様式1)
平成
農林水産省農村振興局整備部
農村整備官
年
月
日
殿
住
所
商号又は名称
代表者氏名
(印不要)
平成27年度官民連携新技術研究開発事業(農業集落排水施設長寿命化対策)に関
する説明会出席届
平成27年度官民連携新技術研究開発事業(農業集落排水施設長寿命化対策)に関する
説明会に下記の担当者が出席するので、届け出ます。
記
(担当者)
所属・役職
氏
名
電話番号
FAX番号
(別紙様式2)
平成
農林水産省農村振興局整備部
農村整備官
年
月
日
殿
住
所
商号又は名称
代表者氏名
(印不要)
平成27年度官民連携新技術研究開発事業(農業集落排水施設長寿命化対策)に関
する事業実施計画書の提出について
平成27年度官民連携新技術研究開発事業(農業集落排水施設長寿命化対策)に関する
事業実施計画書を下記のとおり提出します。
記
事業実施計画書○○部(正本1部、副本○○部)
(別紙様式3)
農村振興局長
区
費用
月
新技術研究開発組合代表者
住所
氏名(名称及び代表者の氏名)
印
号
日
殿
平成○年度
収益
番
年
事業収益状況報告書
分
平成○年度
売上(○○○○)
①
(副産物等)
②
特許権等の譲渡等
③
合計(④)
①~③
原料費
⑤
施設運転費
⑥
減価償却費
⑦
一般管理費等
⑧
租税公課
⑨
その他(支払利息等)
⑩
合計(⑪)
⑤~⑩
差引利益(⑫)
平成○年度
までの累計
④-⑪
[注]
1.収益・費用の各区分の金額は、補助事業者の会計事務処理上の区分で最も近縁・類似し
た区分の金額を記入すること。
2.説明に必要な資料を適宜添付すること。
3.千円単位で記入し、百円単位は切り捨てること。