仕 1 2 3 4 5 様 書 業務の名称 地域活動支援センター生活支援型運営業務(Bタイプ) 業務の目的 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(以下「障害者総合支 援法」という。 )(平成 17 年法律第 123 号)第 5 条第 25 項に規定する地域活動支援セン ター(以下「センター」という。)の機能を充実・強化して運営し、障害者及びその家 族等が通所することにより、地域生活への移行を推進するとともに、地域での自立生活 の促進を図ることを目的とする。 履行場所 (※堺区、西区、中区、南区、北区、東区、美原区のいずれかひとつの区内) 履行期間 平成27年4月1日から平成30年3月31日まで 対象者 本市内に住所を有する障害者及びその家族等であって、地域における生活支援を必要 とするもの。 ただし、本市外に住所を有する障害者及びその家族等の利用について、市長が認める 場合は利用可能とする。 6 開所時間 業務の主旨を踏まえ、利用者がより利用しやすい時間帯を考慮して、少なくとも週5 日、一日あたり6時間以上はセンターを利用できるように開所すること。また、緊急の 事態等に対処するため、必要に応じて、夜間や休日などの時間帯にも対応できるように すること。 なお、契約期間中に開所時間等を変更する場合は、速やかに本市に対して変更にかか わる届出を行うこと。 7 8 設備基準等 ア 障害者総合支援法に基づく地域活動支援センターの設備及び運営に関する基準(平 成 18 年厚労令第 175 号。以下、「設備運営基準」という。)を遵守すること。 イ 概ね10名以上の方が利用できる専用の交流室(創作的活動又は生産活動の機会の 提供及び社会との交流の促進等ができる場所)、利用者の特性に応じた便所を設けるこ と。 ウ 日照、採光、換気等の利用者の保健衛生に配慮し、消火設備その他の非常災害に際 して必要な設備を設けるとともに、非常災害に関する具体的計画を立て、定期的な避 難、救出訓練等を行うこと。 利用者数等 1日あたりの利用人員が概ね10名程度であること。 9 職員配置 ア 施設長として、センターを適切に運営する能力を有する者を1人配置すること。た だし、センターの管理上支障がない場合は、地域活動支援員(指導員)が兼務すること ができる。 イ 地域活動支援員(指導員)として2人以上配置すること。そのうち1人以上は専従の 常勤職員であること。 なお、非常勤職員を配置する場合は、豊富な知識を有する者で、障害者等に係る相 談又は支援業務の経験のあるものとすること。 ウ 地域活動支援員(指導員)のうち1人以上は、相談支援専門員若しくは有資格者(精 神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士、臨床心理士、作業療法士、保健師、看護師 等)を配置すること。 エ 職員に対して、センターの運営上必要となる知識・支援技術を習得させるとともに、 資質の向上を図るために必要な研修等を行うこと。 また、発達障害や高次脳機能障害などの専門的知識や支援技術について、専門相談 機関と協力・連携し、必要な研修や講習会等に参加するなど、積極的に高度な知識・ 支援技術を習得させること。 10 利用契約 受注者は、設備運営基準に掲げる運営についての重要事項に関する運営規程を定め、 センターを利用しようとする者との間に、利用に関する契約を文書において締結するこ と。 契約を締結するときは、当該利用申込者に対して、障害の特性に応じた適切な配慮を しつつ、運営規程の概要、従業者の勤務体制、その他の利用申込者のサービスの選択に 資すると認められる重要事項を記した文書をもって説明を行い、サービスの提供につい て当該利用申込者の同意を得ること。 また、利用契約前であっても、今後センターを利用しようとする者や地域移行を予定 している者が必要とする場合は、施設見学や施設体験を積極的に受け入れること。 なお、利用契約締結後は、センターにおいて利用者名簿を作成し、適正に保存すること。 11 業務内容 ア 日常生活支援に関する業務 利用者の意思等を尊重しながら、次に掲げる支援を実施すること。 Ⅰ.基礎的事業(居場所提供) ① 利用者が自由に利用できる、日常生活における憩いの場を提供すること。また、 地域の様々な障害者等が利用しやすい環境を整備するよう努めること。 ② 利用者の利用目的に応じた創作的活動、生産活動、自主的活動等を行うことが できる場を提供すること。 Ⅱ.専門的事業 ① 地域の相談支援事業者、障害者基幹相談支援センター等と相互に連携・協力し、 利用者が地域生活へ円滑に移行できるように支援すること。 ② 利用者の不安の解消や情緒の安定を図るために、日常生活に関する相談に応じ、 支援すること。また、利用者の健康及び保健衛生の維持管理のために、服薬管理 や生活習慣等の助言や確認などを行い、心身の状況の把握に努めること。 ③ 地域住民への障害理解や普及啓発活動を行うとともに、地域関係者と連携する ことで、利用者の社会参加の促進を図ること。 イ 生きがい・仲間づくり支援に関する業務 利用者の生活の質の向上を図るため、次に掲げる支援を実施すること。 ① 利用者のコミュニケーションにかかわる不安の解決に向けて支援し、利用者の 対人関係能力の向上を図ること。 ② 利用者に対して、趣味、スポーツ、文化、余暇活動や地域活動に関する情報を 提供すること。また、当事者活動や自助グループ活動等を支援し、その活動の紹 介及び仲介をすること。 ③ 利用者の自主的なグループ活動や社会参加等に対して、助言や支援をすること。 また、利用者同士が、日常生活における悩み相談や情報交換、学習交流ができる よう助言や支援をすること。 ウ プログラム(グループワーク)支援業務 次に定める項目に関連したプログラムについて、少なくとも週に2回以上実施する こと。ただし、各プログラムは、利用者が自ら選択し活用できるように、実施目的を 明確化するなど創意工夫し、利用者が気軽に参加しやすいようにすること。 また、利用者の家族等に向けたプログラムや利用者と家族等が一緒に参加できるよ うなプログラムを実施するよう努めること。 ① 社会復帰・社会参加の支援に関すること。 ② エンパワメントの支援に関すること。 ③ 生きがいづくり・仲間づくりに関すること。 ④ 一般就労・福祉的就労に関すること。 ⑤ その他、利用者の支援にかかわる内容に関すること。 12 利用料金 ア 次に掲げる経費について、直接利用者の便益を向上させるものであって、当該利用 者等に支払を求めることが適当であるものに限り、実費負担相当額として利用者から 金銭の支払を求めることができるものとする。 ① 各プログラムの実施に係る費用 ② 食事の提供に係る費用 ③ 送迎サービスの提供に係る費用 イ 金銭の支払いを求める際は、当該金銭の使途及び額並びに利用者に金銭の支払を求 める理由について、運営規程及び契約書等の書面によって明らかにするとともに、利 用者の同意を得ること。 また、金銭を徴収した際は、利用者に対して領収書を発行すること。 13 14 経理 事業に係る経理を、他の事業に係る経理と明確に区分すること。 保険加入及び事故対応 ア 受注者の負担において、業務の履行に伴う事故にかかる施設賠償責任保険等に加入 すること。 イ サービスの提供によって事故が生じた場合には、速やかに本市及び利用者の家族等 に連絡して必要な措置を講じること。また、事故状況及び処置について記録すること。 15 事業計画書等の提出 委託契約締結後直ちに、次に掲げる書類を作成し、市長に提出すること。 ① 堺市地域活動支援センター運営事業計画書 ② 堺市地域活動支援センター運営事業収支予算書 ③ 堺市地域活動支援センター運営事業職員調書 16 実施状況の報告 毎月、堺市地域活動支援センター運営事業利用者通所状況報告書を作成し、市長に報 告すること。 また、四半期ごとに堺市地域活動支援センター運営事業実施状況報告書を作成し、市 長に報告すること。 17 実績報告書等の提出 毎年度の業務完了後、次に掲げる書類を作成し、市長に提出すること。 ① 堺市地域活動支援センター運営事業実績報告書 ② 堺市地域活動支援センター運営事業収支決算書 18 調査 市長は、必要があると認めるときは、受注者に対し、事業に係る業務、経理の状況等 について報告を求め、実地にて調査し、又は必要な指示をすることができるものとする。 19 関係法令の遵守 業務の実施にあたっては、次に掲げる法令等を遵守すること。 ① 社会福祉法(昭和 26 年法律第 45 号)、社会福祉法施行令(昭和 33 年政令第 185 号)及び社会福祉法施行規則(昭和 26 年厚生令第 28 号) ② 障害者総合支援法(平成 17 年法律第 123 号)、障害者総合支援法施行令(平成 18 年政令第 10 号)及び障害者総合支援法施行規則(平成 18 年厚労令第 19 号) ③ 障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律(平成 23 年法 律第 79 号) ④ 建築基準法(昭和 25 年法律第 201 号)、建築基準法施行令(昭和 25 年政令第 338 号) ⑤ 消防法(昭和 23 年法律第 186 号)、消防法施行令(昭和 36 年政令第 37 号)及 び堺市火災予防条例(平成 20 年条例第 25 号) ⑥ 労働基準法(昭和 22 年法律第 49 号)、その他の労働関係法令 20 その他 この仕様書に定めのない事項については、市と協議して定めるものとする。
© Copyright 2025 ExpyDoc