流水域薬剤散布業務仕様書 1 業務名称 流水域薬剤散布業務 2 履行場所 堺市全域(別紙一覧表参照) 3 履行期間 平成27年4月1日~平成28年3月31日 4 業務目的 本業務は多発生するユスリカを抑制することを目的とし、ユスリカ幼虫の生息場所である水路に 動力噴霧機にて薬剤散布を行う。 (1) 作業種目 水路薬剤散布工 (2) 実 施 日 1 期 4月~ 6月(散布実施日数 24日間) 2期 9月~11月(散布実施日数 24日間) 3期 3月(散布実施日数 8日間) (3) 業 務 量 流水域散布面積 延 712,600(㎡) (4) 使用薬剤 ミディ水和剤(1Kg) 有効成分:ジフルベンズロン 25(%) 162Kg(袋) (5) 使用機材 動力噴霧機 5 関係法規の遵守 (1) 受注者は、本作業において車両規制や通行規制等に関わる許認可の申請及び取得を行わなければ ならない。また、作業においては道路使用許可条件を厳守しなければならない。 (2) 受注者は、届出などの実施にあたっては、報告しなければならない。 6 地元住民への対応 (1) 受注者は、いかなる名目であっても、地元住民からこの作業について報酬等を受けてはならない。 (2) 受注者は、業務に関し、地元住民から要望などがあったとき、又は交渉を要するときには、速や かに監督員に連絡し、誠意をもって解決を図るとともに、その経緯について遅滞なく報告するもの とする。 7 業務中の安全管理 (1) 作業中の交通安全確保のため、2人以上の交通誘導警備員を配備し、第三者にもわかるような腕 章等を着用すること。 (なお、交通誘導警備員はB以上とする。) (2) 作業に従事する者は、作業に支障のない服装で、必要に応じてヘルメット、安全靴、保護眼鏡な どの作業に適した保護具を着用し、安全対策を講じるものとする。 (3) 受注者は、本作業に係わる一切の事故を未然に防止するため、有効かつ適切な事故防止策を講じ なければならない。 (4) 受注者は、事故などが発生した場合には、まず被害者の救助にあたるとともに、二次災害を防止 するために必要な措置を講じ、監督員に直ちに連絡するものとする。また、事故原因、経過及び被 害の内容などについて、遅滞なく事故報告書を提出するものとする。 (5) 現場内の整理整頓、その他現場管理には細心の注意をはらうこと。 8 記録写真 (1) 受注者は、以下に示す項目について撮影すると共に、整備・保管し、検査時に提出すること。 ① 作業中にその内容が確認できる全体写真及び部分写真を、同一場所から撮影したもの ② 現場の看板や保安施設等の設置状況の安全管理に関わるもの。 ③ 交通誘導警備員を配置した場合、その作業状況、配置状況が分かるもの。 (2) 撮影に際しては、以下に示す項目を明記した黒板を用いるものとする。 ① 業務名 ② 撮影場所 ③ 作業名 ④ 撮影日 ⑤ 受注者名 (3) 写真はカラーサービス版とし、作業種別、作業段階ごとに整理の上、写真帳に以下の項目を記入 し、業務完了時に、監督員に1部提出するものとする。 ① 業務名 ② 撮影場所 ③ 撮影対象物 ④ 撮影日 ⑤ 図面 (4) 写真撮影にデジタルカメラを用いる場合は以下の通りとする。 ① デジタルカメラによる撮影の印刷物も写真と同様とみなす。その場合、図表、インデックスなど の必要な情報が網羅されていれば、印刷物のみによる提出でよい。 ② 撮影に使用するデジタルカメラは130万画素以上の機種とする。 ③ 写真(画像)出力方式は昇華型プリンタ、インクジェットプリンタ、レーザープリンタなどの適切 な方式を採用する。 ④ 写真は工程表に従い、常に整理しておくものとする。 ⑤ 撮影場所、撮影頻度、写真の提出方法などは、監督員の確認を得ることとする。 ⑥ 写真の提出方法は、電子納品によることもできる。その場合、内容については、監督員の確認を 得ることとする。 9 委託の検査 (1) 検査は業務完了後速やかに行うものとする。 (2) 受注者は、検査にあたり以下の書類を業務内容に応じて作成し、業務完了時に、監督員に1部提 出するものとする。 ① 委託契約書(写) ② 実施工程表 ③ 実施報告書 ④ 交通誘導警備員伝票及び日誌 ⑤ 各種申請書及び許可書 ⑥ 業務日誌 ⑦ 記録写真 ⑧ その他監督員が必要と認めた書類 (3) 検査は、受注者の提出した日報、写真、完了図書等に基づいて行うが、万一不完全な箇所があっ た場合には、再度の散布を行うこと。なお、これに要する費用はすべて受注者の負担とする。 10 薬剤散布 (1) 受注者は、事前に周辺住民などに対して、以下の項目について毎月 1 回十分な周知を行うととも に、立て看板や掲示等で表示を行う。 ① 薬剤の使用目的 ② 受注者及び委託者の連絡先 (2) 住宅が水路に隣接している場所については、窓を閉め洗濯物を屋外に干さないことをあらかじめ 要請するとともに、散布時これらをチェックし、必要であれば、再度、住民に要請する。 (3) 使用する薬剤の種類、実施日、時刻、周知方法などについては、監督員と調整のうえ、決定する。 水深測定箇所(別紙一覧表参照)では、水域の水深を測定し水量に見合った薬量を散布する。 (4) 受注者は、薬剤の空き袋、残粉の処理については廃棄物処理法に従い適切に処理する。 (5) 記録写真に、薬剤の使用量が確認できるように撮影する。 (6) 受注者は、作業従事時の日報を記入し業務当日にFAXもしくはメールにて監督員に報告するこ と。 (7) 散布する際には、薬剤の飛散を抑制するノズルを使用し、風向きやノズルの向きに注意して、必 要な部分のみ散布し、薬剤の飛散防止に最大限配慮する。 (8) 作業にあたって、既設排水施設等に損傷を与えないように十分に留意すること。 (9) 受注者は、工作物に損傷を与えた場合は、直ちに監督員に報告し、速やかに原形復旧すること。 (10) 受注者は、適正な作業の進捗を計り、十分な数の作業員を配置しなければならない。 (11) 作業実施の都合上、祝祭日、休日または夜間の作業を行う必要がある場合は、あらかじめその 作業内容、作業時間等について監督員の承諾を得ること。 (12) その他特に定めない事項については、速やかに監督員に報告し指示を受けて処理すること。 11.暴力団等の排除について (1)入札参加除外者を再委託先等とすることの禁止 ①受注者は、堺市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札参加除外を受けた者又は同要綱別表に 掲げる措置要件に該当する者を、再委託先並びに受注者及び再委託先の資材、原材料の購入契約 その他の契約の相手方(以下「再委託先等」という。)としてはならない。 ②これらの事実が確認された場合、本市は受注者に対し、当該再委託先等との再委託契約等の解除 を求めることができる。 (2)再委託契約等の締結について 受注者は、再委託先等との再委託契約等の締結にあたっては、再委託契約締結時には本市の契約約 款に準じた暴力団排除条項を加えることとする。 (3)誓約書の提出について ①受注者は、堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団密接関係者でない旨 の誓約書を提出しなければならない。ただし契約金額(税込)が500万円未満の場合、もしく は受注者が国若しくは地方公共団体その他公共団体又は本市の外郭団体である場合はこの限りで ない。 ②受注者は、契約金額(税込)が500万円以上となる再委託先等がある場合には、これらの者か ら堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団密接関係者でない旨の誓約書 を徴収して、本市へ提出しなければならない。 ③受注者及び再委託先等が当該誓約書を提出しない場合は、入札参加停止を行うものとする。 (4)不当介入に対する措置 ①受注者は、この契約の履行にあたり、暴力団員又は暴力団密接関係者から、暴力団を利すること となるような社会通念上不当な要求又は契約の適正な履行を妨げる行為(以下「不当介入」とい う。 )を受けたときは、直ちに本市に報告するとともに、警察に届け出なければならない。 ②受注者は、再委託先等が暴力団員又は暴力団密接関係者から不当介入を受けたときは、直ちに本 市に報告するとともに、当該再委託先等に対して、警察に届け出るよう指導しなければならない。 ③本市は、受注者が本市に対し、①及び②に定める報告をしなかったときは、堺市暴力団排除条例 に基づく公表及び入札参加停止を行うことができる。 ④本市は、受注者又は再委託先等が不当介入を受けたことによりこの契約の履行について遅延等が 発生するおそれがあると認めるときは、受注者が①に定める報告及び届け出又は②に定める報告 及び指導を行った場合に限り、必要に応じて履行期間の延長等の措置をとるものとする。 特記仕様 (1) 作業日程については、監督員の指示に従うこと。 (2) 一工程は1カ月単位とし8日間を基準とする。 43箇所(薬剤投入地点) (3) 使用薬剤 受注者は、本市が指定する薬剤を購入し使用する。 指定薬剤:ミディ水和剤(1Kg) 有効成分:ジフルベンズロン 25(%) 散布濃度:1ppm 基準 年間基本使用量:162Kg(袋) 撹拌用水道水:56 ㎥ (4) 散布方法(図1-参照) 本市が指示するミディ水和剤の薬量を水200~300ℓで撹拌する。 散布方法①及び②については、調節ノズルを使用し指定場所から散布する。 散布方法③については、調節ノズルを使用し位置図により指定された範囲(図2-参照)を 散布する。 (5) 使用機材 ① 小型トラック(1.5~2t) 1台 ② 動力噴霧機(セット動噴) 1台 ③ 水タンク(ポリエステル製)200~300ℓ 2台 (6) 動力噴霧機(セット動噴)の性能例 常用圧力 4.0Mpa(40.0Kgf/Cm2) 吸 水 量 11.0~13.0ℓ/min 吐出口径 φ8.5mm 吐 出 量 8.5ℓ/min(1時間約 500ℓ) エンジン 2.2Kw(3.0PS) ホ ー ス 動力噴霧機用高耐圧ホース 50m ノ ズ ル 調節ノズル(到達距離 4~8m) (7)立て看板 国土交通省指導のものに準ずる。 (平成25年11月基準)
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