関 原 発 第248号 平成27年 ー月 ー 6日

原子 力規制委員 会
発
関
原
平成
27年
248号
1月 16日
第
殿
関 西 電 力 株 式 会 社
取締役社長
人
木
誠
クラス 3管 のフ ランジ設計及 び管 の穴 の補強設計 に関す る調査結果 につい て
設 計 ,建 設 規格 」 <第 I編 軽水炉規
格 >に 係 る報告 につ い て 」 (原 規規発 第 1412173号 )の 指示 に基 づ き、当社原子力発
「 日本機械 学会 「発 電用原子 力設備 規格
電所 にお ける確認 結果 を取 り纏 めた の で別 添 の とお り報告 い た しま す。
以
別添
上
クラス 3管 のフ ラ ンジ設計及 び管 の穴 の補強設計 に関す る調査結果 について
クラス 3管 のフ ラ ンジ設計及 び管 の穴 の補強設計
に 関す る調 査 結果 につ い て
平成
27年
1月
関西電力株 式 会社
1.は じめに
本報告 書 は 、原子力規制委員 会 よ り発 出 され た 「 日本機械 学会 「発 電用原子
力設備 規格 設 計 ・ 建設 規格 」 <第 I編 軽 水炉規格 >に 係 る報告 につ いて 」
(平 成
26年 12月 18日 付 原規 規発 第 1412173号 )に 従 い 、以下 の報告事項
につ いて報告す るもので ある。
(1)別 添 の規則 へ の適 合 が義務 付 け られ て い る機器 の うち、標記 日本機械 学
会 「発電用原子 力設備 規格 設計 。建設規格 」 <第 I編 軽水炉規格 >の
正 誤表 に該 当す る規 定番 号 PPD-3414及 び PPD-3424(2005年 版 (2007
年 追補版 を含 む。 )又 は 2012年 版 )に 基 づ き設 計 した ものの有無 につ
い て 、報 告す る こ と。
(2)(1)に
よ り設計 を した ものが あ る場合 、当該機器 が使 用 され て い る箇
所 が訂 正 後 の規 定番 号 PPD 3414及 び PPD-3424(2005年 版 (2007年 追補
版 を含 む )又 は 2012年 版 )に それ ぞれ適合 してい るか否 か につ いて 、
報告す る こ と。
なお 、別 添 の規則 の うち、報告 の 対象 は 、「実用発 電用原 子炉及 びそ の附属
施設 の 技術 基準 に 関す る規則 」 で あ る。
2.影 響範 囲
今 回 の正 誤 表 に該 当す る影 響範 囲 は、クラ ス 3管 に 関す る設 計 の うち、以下
の規 定 で あ る。
(1)PPD-3414(2)
。フ ラ ンジ
(2) PPD-3424(8)b.
・ 穴 の補 強 の適 合 条件
3.調 査対象
日本機械 学会 「発 電用原子力設 備規格 設 計 ・建設 規格 」 <第 I編 軽水炉規
格 >(以 下、「設 計 ・建設 規格 」 とい う。)2005年 版 を適 用 す る こ とを規 定 した
「発 電用原 子 力設備 に 関す る技術 基 準 を定 め る省 令 の解釈 につ いて (平 成 17
年 12月 16日 付 平成 17・
12・
15原 院第 5号 )」 が施 行 され た平成 18年 1月
日以 降 に、 当社原子力発 電所 にお い て設 計 された設備 を封象 と した。
1
1
4.調 査方法
(1)プ ラ ン トメー カ 等 に対 して 、設計 ・建設 規格 (2005年 版 (2007年 追補 版 を含
む)ま た は 2012年 版 )の 規 定番号 PPD-3414(2)及 び PPD-3424(8)b.に 基 づ き
設 計 した ものの有無 につ い て確認 す る。
(2)上 記 (1)の 確認 の結果 、規 定番 号 PPD-3414(2)及 び PPD-3424(8)b.に 基 づ
き設 計 した も の が 確 認 され た 場 合 に は 、 当該 箇 所 が 訂 正 後 の 規 定 番 号
PPD-3414(2)及.び PPD-3424(8)b.に 適合 してい るか否 か を確認 す る。
5.調 査結果
(1)設 計 ・建設 規格
(2005年 版 (2007年 追補版 を含 む )ま た は 2012年 版 )の 規 定
番 号 PPD-3414(2)及 び PPD-3424(8)b.に 基 づ き設 計 した もの はなか つ た。
(2)(1)項
に よ り、 上 記 4.(2)項 の確認 の必 要 はな い。
以
2
上
参
考
プラン トメー カ等 か らの回答 内容
クラス 3管 の工事 を行 う可能性 があるプラン トメー カ等 へ の確認 の結果 、以下 の
通 り、各社 の原子カ プラン トの配管設計 の考 え方 と、
設計・建設規格 (2005年 版 (2007
年追補版 を含 む)ま たは 2012年 版 )の 規定番号 PPD-3414(2)及 び PPD-3424(8)b.に
基 づ き設計 した ものの有無 につ い て回答 があった。
(1)PPD-3414(2)に つ いて
・ フ ラ ンジ及 び フ ラ ンジボル トを一 体 と して設 計 し、 どち らか一 方 の健 全性
の み を担保 に設 計す る こ とはな い た め、 PPD-3414(2)に 基 づ き設 計 した も
の はな い。
。PPD-3414(1)に 適合す る もの 、す なわち、JIS規 格 に適 合す る もの 、 も し
くは、設 計 ・建 設規格 の別表 2に 掲 げ るも の を用 い る、または 、構造 変 更
を伴 わな い設 計 として い るため 、PPD-3414(2)に 基 づ き設 計 した もの はな
い
。
(2)PPD-3424(8)b.イ こつ い て
。当該規 定 の考 え方 は、従 来 のプ ラ ン ト設 計 に用 いてい た発電用 原子力設備
に関す る構造等 の技術 基 準 (以 下、「告示 501号 」 とい う。)※ と同様 と認
識 してお り、設 計 の 考 え方 と して も告 示 501号 以 降変 更 は な い た め 、
PPD-3424(8)b.1こ 基 づ き設計 した もの はな い 。
(※
:告 示 501号 では今 回確認 された誤記 はな い)
。穴 の補 強 が必要 とな る よ うな設計 としな い 、も し くは、構造変更 を伴 わな
い設計 として い るた め 、PPD-3424(8)b.に 基 づ き設 計 した もの はな い。
以
上