認知症予防の重要性 ・高齢者の4人に1人は認知症かその予備軍。 認知症高齢者:439万人+ 予備群:380万人 65歳以上人口:3000万人 = 約25% 人ごとではない。 ・症状が出現する20年以上前から 脳の中で変化が始まる。 ・その変化には生活習慣が大きく影響。 発症・進行予防の可能性 運動不足は認知症の危険因子No1 万人 運動不足 運動不足=有病率32.5%、リスク1.82 Barnes DE, Yaffe K: Lancet Neurol 10(9), 819-828, 2011. 認知症が疑われる症状 最近1か月の生活の様子から当てはまるものに○をつけてください。 同じことを何回も話したり、尋ねたりする。 出来事の前後関係がわからなくなった。 服装など身の回りに無頓着になった。 水道栓やドアの閉め忘れたり、後片付けがきちんとできなくなった。 二つの作業を同時に行うと、一つを忘れる。 薬を管理してきちんと内服することができなくなった 以前はてきぱきできた家事や作業に手間取るようになった。 計画を立てられなくなった。 複雑な話を理解できない。 興味が薄れ、意欲がなくなり、趣味活動などを止めてしまった。 前よりも怒りっぽくなったり、疑い深くなった。 認知症初期症状11質問票 合計項目数 項目 11項目中3項目以上に当てはまれば認知症が疑われる 山口晴保著:認知症予防 第2版. 協同医書, p221,2014. 認知症を防ぐライフスタイル 1. 生活習慣病予防 肥満(内臓脂肪)、高血圧、糖尿病、高脂血症 2. 食事 肉<魚、野菜・果物のポリフェノール 3. 運動 中年期からの定期的 (週2回以上)、楽しく 4. 脳活性化 楽しく人と交わる、役割を持つ、興味や挑戦 完全な予防はできないが、発症や進行を遅らせる 運動しながら脳を刺激 コグニサイズ 1 コグニサイズ:コグニティブ (認知)+エクササイズ 有酸素運動+脳トレ≒2つの事を同時に ・誰かと話しながら歩く 110ー7= 103 ・一人で、もしくは誰かと引き算しながら歩く 例:110から3ずつ引き算をしながら歩く 110から7ずつ引き算をしながら歩く 110から6と8を順番に引き算をしながら歩く ・誰かとしりとりしながら歩く 歩き方を、前・横・後、早歩き・遅歩き・大股歩き・クロスステップ など工夫することで、パターンは無限大に 鈴木隆雄:国立長寿医療研究センター認知症予防マニュアル 運動しながら脳を刺激 コグニサイズ 2 ・踏み台昇降運動をしながら、脳トレ 数を数える (3の倍数では手拍子) - - - → 計算、野菜・動物の名前を言う しりとり、2つ前の単語まで憶えて復唱 例:「りんご、ゴリラ、ラッパ」 →「ゴリラ、ラッパ、パパイヤ」 →「ラッパ、パパイヤ、ヤギ」・・・ ・ステップ運動をしながら、脳トレ 手拍子 歌に合わせて 鈴木隆雄:国立長寿医療研究センター認知症予防マニュアル 生活の中で脳を活性化 料理 ・普段作らないメニューを作る。 ・料理の本に載っていないメニューを考える。 ・友達と一緒に作る。 散歩・旅行 ・散歩・買い物コースを変える。 ・散歩・旅行の計画を立てたり、記録を付ける。 新聞・読書 ・新聞を声を出して読む。 ・気になる記事にマーカーで色を付ける。 自分なりの工夫で生活を活性化 認知症予防
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