決算特別委員会の審査から

No.115
決算特別委員会の審査から
4
YouTubeで
ライブ放映が
始まったんだ
平成25年度の決算を審査するため決算特別委員会が10月8日から24日まで開かれました。
市長から提出された決算関係議案は決算議案22件、
関連議案3件の計25件
(一般会計1件、
特別会計17件、
公営企業会計7件)
です。
総会
や分科会で審査した結果、
すべての決算関係議案を全員賛成または賛成多数で認定・可決すべきものと決定し、
第5回定例会に報告しました。
今回からYouTube
「福岡市議会チャンネル」
で決算特別委員会総会のライブ放映を開始しました。
タブレットやスマホで
決算特別委員会総会の様子は,
市議会ホームページやYouTube
「福岡市議会チャンネル」
でご覧いただけます。
見られるようになったんだね
本会議で決算関係議案を認定・可決
12月15日の第5回定例会の初日に、本会
議で決算特別委員会委員長から平成25年度
決算関係議案の審査経過と結果が報告され
た後、同議案に対して討論が行われました。そ
の後採決が行われ、決算議案22件が認定、関
連議案3件が可決されました。
各会派の討論の立場は次のとおりです。
■自由民主党福岡市議団、
公明党福岡市議団、
みらい福岡市議団、
福岡維新の会
決算関係議案25件すべてに賛成
■福岡市民クラブ、
社民・市政クラブ福岡市議団
一般会計に反対
■日本共産党福岡市議団
一般会計、
特別会計12件
(国民健康保険事
業など)
、
公営企業会計4件
(下水道事業など)
に反対
■無所属議員1人
一般会計、
特別会計13件
(港湾整備事業な
ど)
、
公営企業会計3件
(高速鉄道事業など)
に
反対
決算のあらまし
平成25年度の歳出決算額は、
一般会計が7,668億
2,929万円、
特別会計が8,098億5,623万円、
公営
企業会計が2,113億7,144万円です。
また、
一般会計の歳入決算額は7,785億3,508万
円で、
実質収支は92億7,686万円の黒字になりまし
た。
〔実質収支=
(歳入−歳出)
−翌年度へ繰り越す事
業に充てる財源〕
※詳細については、
市議会ホームページや市ホームページ、
区役所、
情報プラザ等で閲覧できます。
※市議会ホームページでは
「市議会★情報BOX」
の
「福岡市
議会関係資料」
から,
市ホームページでは
「市政情報・市
民参加」
の
「財政・市債・公売」
から決算資料がご覧いただ
けます。
請願
主な意見・要望
決算特別委員会委員長から議会に報告された主な意見・要望は次のとおりです。
●市長の出張問題
出張の前後に私用を入れ
ることで公用車の不適正な
使用などを引き起こした。
●市長の出張問題
公務と私用の区別が明確
でなく、ハイヤーやタクシー
の不適切使用が疑われる。
●外郭団体との随意契約
地下鉄の広告等業務は随
意契約の必要性等に関する
調査研究を継続されたい。
●市債残高
いまだに市民一人当たり
164万円もあり、さらなる
縮減を進めるべき。
●PF
I等による大型事業
債務負担行為に基づく債
務などの将来負担額を具体
的に示すべき。
●公有財産
市役所1階ロビーや西側
広場などの優れた取り組み
を踏まえ、さらに有効活用
を図るべき。
●住民自治支援
自治協議会等の運営基盤
の強化のため、制度設計に
早急に取り組むべき。
●消費生活相談業務
委託先に対し、情報管理
や相談員の資質向上など適
切な運営を指導されたい。
●防災・減災の強化
タイムラインの導入など、
被害の最小化に向けて事前
の対策を強化すべき。
全確保について
総務大臣感謝状を受賞
永年にわたり地方自治の発展に尽くした功績により、
平成
26年10月17日、
稲員大三郎議員に総務大臣から感謝状が贈
られました。
その栄誉をたたえ、
定例会の初日、
議会から表彰
状が贈られました。
働きかけるべき。
●九州大学跡地
六本松キャンパス跡地の
処分について、
UR都市機構
が80億円もの利益を得たこ
とは許されない。
●九州大学跡地
UR都市機構による六本松
キャンパス跡地の処分は、
法
外な金額での売却であり、
不
当利得である。
●保存樹
風格ある緑豊かな環境共
生都市を目指すため、市民、
企業と連携して保全に努め
るべき。
●水資源対策
今後も深刻な渇水に見舞
われる可能性は十分にある
ため、
五ヶ山ダムは確実に平
成29年に完成すべき。
●水道事業及び工業用水道
事業の配水管整備
老朽化した配水管の更新
及び耐震対策に計画的かつ
スピード感を持って対応され
たい。
●海水淡水化を初めとする
本市の水道技術
節水型都市づくりを継続す
るとともに、
技術の研さんを
積み、
海外への貢献にも努め
られたい。
特別委員会の動き
(9月17日∼12月24日)
(9月17日∼12月24日)
総 合 計 画 、国 際 交
流、財政、地域コミュ
ニティ、防災など
子ども育成、社会福
祉、保健衛生、教育
など
商工業、観光、文化、
農林水産業、港の整
備など
住宅、建築、都市計
画、公園、消防、地下
鉄など
「ふくおか市議会だより」の次号は、5月1日発行の予定です。
●小中学校における少人数
学級の推進
きめ細やかな教育や子ど
もたちのよりよい人間関係
づくりのため、小中学校全
学年に拡大できるよう教育
費の増額を図るべき。
●グローバル創業・雇用創
出特区などの国からの6つ
の指定事業
一部の企業の利益のため
に規制緩和や公金投入を行
う制度であり、市民生活や
市財政にも大きな負担を強
いるため返上すべき。
●創業支援
支援体制を確立し、本市
ならではの特徴や利点を生
かし、創業した企業への支
援策を充実させるべき。
●観光・集客戦略のさらな
る強化
福岡空港における国際線
誘致拡大、ハラル対応等を
踏まえた国内外への福岡の
食のアピールなどに取り組
むべき。
●人工島埋立事業
経済効果も雇用創出効果
もなく、投資の継続は市民
にさらなる負担を求めるこ
とになるため、抜本的に見
直すべき。
●西部地域のまちづくり
福岡前原道路出入口の新
設を県道路公社や国などに
常任委員会の動き
今回の定例会で結論が出た請願
不採択 ●新築による保育所の設置に係る住民安
●保育所
保育士の処遇改善や保育
の質の向上への取り組みを
強化するとともに、高齢者
施設へ転換できるよう整備
されたい。
●子ども医療費助成制度
入院費、通院費ともに、中
学校3年生まで拡大すべき。
●生活保護
障害年金などの受給可能
性を積極的に調査し、生活
保護費の負担軽減に努める
べき。
●障がい者への理解促進
障がい者施設商品の販売
拡 大 及 び ユ ニ バ ー サルカ
フェなどの取り組みを継続
すべき。
●土曜授業
通常授業も行うことによ
り、年 間カリキュラム をバ
ランスよく計画し、学力向
上 に 向 け 効 果 的 に 実 施す
べき。
●教育における子どもの貧
困対策
就学援助の対象項目を部
活動費などにも拡大し、安
心して学べる教育環境を整
備すべき。
●第3給食センター
第1、第2給食センターの
運営状況を踏まえ、民間委
託など地元の給食調理事業
者が参入できる手法を検討
すべき。
環境・ごみ・リサイク
ル、道路、下水道、河
川、水道など
・
「平成26年度福岡市一般会計
補正予算案
(第4号)
」
ほか12件
の議案審査
・
「平成26年度福岡市一般会計
補正予算案
(第4号)
」
ほか26件
の議案審査
・
「新築による保育所の設置に係
る住民安全確保について」
の請
願審査
・地方独立行政法人福岡市立病
院機構の調査
・
「平成26年度福岡市一般会計
補正予算案
(第4号)
」
ほか10件
の議案審査
・
「平成26年度福岡市一般会計
補正予算案
(第4号)
」
ほか7件
の議案審査
交通対策特別
委員会
少子・高齢化
対策特別委員会
○道路交通の円滑化に関する
調査
・都心部における交通混雑対策
について
・都心部における自転車駐車対
策について
○高齢化対策に関する調査
・第6期福岡市介護保険事業計
画の策定について
※常任委員会での審査
状況の詳細について
は、毎月発行の議会
月報に掲載していま
す。議会月報は総合
図書館、各区の図書
館、
情報プラザ
(市役
所1階)
などで閲覧で
きます。
また、市議会
ホームページの
「会議録の検索と閲覧」
からも見ることができ
ます(
。ホームページへの掲載には、
約2∼3カ月を要します。
)
・
「平成26年度福岡市水道事業
※常任委員会は傍聴することができます(
。人数には限りがあります。
)
会計補正予算案(第1号)」ほ
【問い合わせ先】議会事務局議事課(市役所議会棟8階)
か5件の議案審査
☎ 711-4746 733-5869
次の議会(定例会)は2月19日開会予定です。日程は市役所・区役所・出張所のポスター、市議会ホームページやYouTube「福岡市議会チャンネル」に掲載します。