調査結果の概要 [PDFファイル/279KB]

回答者の属性について
本調査の回答者の属性については、性別は男性が 46.0%、女性が 54.0%、年齢構成については、
「60 歳代」が 23.7%、
「70 歳代」が 22.7%、
「40 歳代」が 17.9%、
「50 歳代」が 17.0%となっている。
配偶関係では、
「結婚している(配偶者・パートナーがいる)が 72.0%と最も高い。また就労形態は、
自身は「勤め人(正規社員・職員)」25.9%、
「無職(家事専業を除く)」21.2%、
「勤め人(臨時・パート・
アルバイト等非正規社員・職員)20.1%と続いている。子どもの有無については、
「2 人」が 45.4%と最
も高い。また、家族構成は「二世代世帯(親と子)」が 47.4%と最も高い。
1
男女の地位の平等について
(1)男女平等の現状認識
【問1】
男女平等の現状認識についてみると、男女とも「政治の場」
「社会通念・慣習・しきたりなど」で、
『男性優遇』
(
「男性が優遇されている」と「どちらかといえば男性が優遇されている」を合わせた割
合)が特に高く、女性で 75%以上、男性で約 70%となっている。
「全体として」は、女性の 74.8%、
男性の 63.3%が『男性優遇』と感じている。
「平等である」と感じている割合が高かったのは「学校
教育の場」で、女性 46.6%、男性 54.8%となっている。(P.17)
(2)女性の増加が望まれる職業・役職
【問2】
女性が増える方が良いと思う職業や役職は、
「国会議員、都道府県議会議員、市(区)町村議会
議員」が 50.2%、
「企業の管理職」が 45.8%、
「国家公務員・地方公務員の管理職」が 41.4%とな
っている。
(P.23)
2
男女の役割分担について
(1)性別役割分担意識 【問3】
「男は仕事、女は家庭」という考え方について、
『同感する』
(「そのとおりだと思う」と「どちら
かといえばそう思う」を合わせた割合)は 45.5%、『同感しない』
(「どちらかといえばそう思わな
い」と「そうは思わない」を合わせた割合)は 53.6%となっており、
『同感しない』人が過半数を
超えている。性別にみると、
『同感する』は、女性 42.3%、男性 49.4%で、女性の方が 7.1 ポイン
ト低くなっている。
(P.24)
(2)
「男は仕事、女は家庭」と思う理由
【問3-1】
「男は仕事、女は家庭」と思う理由は、
「子どもの成長にとって良いと思うから」が 65.6%で最
も高くなっている。次いで、「性別で役割分担をした方が効率が良いと思うから」が 39.9%、「個
人的にそうありたいと思うから」が 23.8%となっている。性別でみると、
「性別で役割分担をした
方が効率が良いと思うから」は男性の方が 6.7 ポイント高くなっている。
(P.29)
(3)
「男は仕事、女は家庭」と思わない理由 【問3-2】
「男は仕事、女は家庭」と思わない理由は、「男女で仕事と家庭に関わる方が個人や家庭にとっ
て良いと思うから」が 62.0%で最も高い。次いで、
「女性が家庭でしか活躍できないのは社会にと
って損失だと思うから」が 40.2%、
「一方的な考え方を押し付けるのは良くないと思うから」が
38.3%となっている。(P.31)
(4)性別役割分担に対する世間の考え
【問3-3】
世間の「男は仕事、女は家庭」という考え方については、「そう考えている人は多いと思う」が
64.6%と最も多い。『そう考えている人は多いと思う』(「ほとんどの人がそう考えていると思う」と
「そう考えている人は多いと思う」を合わせた割合)は 68.1%で男女とも高くなっている。
自身の「男は仕事、女は家庭」という考え方(問3)では『同感する』
(「そのとおりだと思う」と「ど
ちらかといえばそう思う」を合わせた割合)は 45.5%となっており、比較すると、自身よりも
世間の方が「男は仕事、女は家庭」と考えている人が多いと思うという結果になっている。(P.33)
3
家庭生活について
(1)結婚、離婚に関する考え方
【問4】
結婚、離婚に関する考え方をみると、
「結婚は個人の自由であるから、結婚してもしなくてもど
ちらでもよい」の『そう思う』(
「そう思う」と「ある程度そう思う」を合わせた割合)は 68.8%、
「結婚してもうまくいかないときは離婚すればよい」の『そう思う』は 61.3%となっている。
「結婚しても必ずしも子どもをもつ必要はない」
「希望する夫婦は別々の姓を名乗っても構わない」
について、
『そう思う』は、それぞれ 49.5%、48.4%となっている。
「自分の娘や身近な女性が科学者や技師、医師などの職業を目ざすことには抵抗がある」は、
「そう
思わない」が 78.3%と各項目で最も高くなっている。
(P.35)
(2)家庭の仕事の役割分担
【問5】
家庭の仕事の役割分担をみると、
「生活費をかせぐ」は『男性の役割』
(「主に男性の役割」と「ど
ちらかといえば男性の役割」を合わせた割合)と考えている人が 74.5%で最も高くなっている。
一方、
「日々の家計を管理する」
「日常の家事(食事の支度・洗濯・掃除)」「乳幼児の世話」は、
『女性の役割』
(
「主に女性の役割」と「どちらかといえば女性の役割」を合わせた割合)と考えてい
る人がいずれも 6 割を超えている。
(P.41)
(3)仕事・家事に要する時間(平日)
【問6】
平日に仕事に要する時間について、8 時間以上である女性は 25.8%、男性で 51.2 %となってい
る。また、家事に要する時間について、3 時間以上である女性は 47.2%となっている。一方、男性
では 30 分未満が 54.8%となっている。
(P.49)
(4)仕事・家事に要する時間(休日)
【問6】
休日に仕事に要する時間は、男女とも「なし」が最も高く 50.2%、次に「4 時間未満」が 24.2%
となっている。また、家事に要する時間は、女性は平日とほとんど変わらず「5 時間以上」が 21.7%
で最も高く、男性は「ほとんどない」が 29.0%で最も高くなっているが、平日に比べて 10.5 ポイ
ント減少している。
(P.54)
4
介護について
(1)家族を介護する場合の希望
【問7】
家族を介護する場合の希望は、
「ヘルパーやサービスを利用しながら自宅で介護したい(している)
」
が 52.3%で最も高く、次いで「特別養護老人ホーム等の施設に入所させたい(させている)」が 25.5%
となっており、男女別でみても同じ傾向となっている。
(P.59)
(2)介護をする人 【問7-1】
介護をする人は、
「主に、自分が介護すると思う(している)
」が女性で 72.3%、男性では 31.7%
となっている。
「主に、配偶者が介護すると思う(している)
」は女性で 9.1%だが、男性では 41.7%
と最も高くなっている。
(P.61)
(3)介護される場合の希望
【問8】
介護される場合の希望は、
「特別養護老人ホーム等の施設に入所したい」が 42.8%、
「ヘルパーや
サービス等を利用しながら自宅で介護してもらいたい」が 39.1%となっている。
性別でみると、女性の方が「特別養護老人ホーム等の施設に入所したい」が男性よりも 6 ポイン
ト高くなっている。
「行政やサービスには頼らず、自宅で家族等から介護してもらいたい」と望む
割合は、男性では 7.6%となっており、女性(1.4%)の約 5 倍となっている。
(P.64)
(4)介護してもらいたい相手
【問8-1】
介護してもらいたい相手は、男女とも「配偶者」が最も高く(59.8%)、女性 38.9%、男性 79.6%
となっている。女性の割合が高いのは、
「娘」(26.4%)や「家族以外の人」(16.0%)で顕著にみられた。
(P.67)
5
職業生活について
(1)女性が仕事に就くことへの考え
【問9】
女性が仕事に就くことへの考えは、「子育ての間一時やめ、その後パートタイムで仕事を続ける
方がよい」が 29.3%で最も多く、次いで「結婚や出産にかかわらず、仕事を続ける方がよい」が 26.2%
となっている。性別でみると、
「仕事を持ち、子どもができたら家事や子育てに専念する方がよい」
について、男性の方が女性より 10 ポイント近く高くなっている(女性 9.8%、男性 19.4%)。(P.69)
(2)実際の女性の働き方
【問9-1】
実際の女性の働き方をみると、
「子育ての間一時やめ、その後パートタイムで仕事を続ける」が
27.4%で最も多い。次いで、
「結婚や出産にかかわらず、仕事を続ける」が 19.5%となっており、
性別でみると、女性 22.8%、男性 15.6%となっており、7.2 ポイントの差がある。(P.72)
(3)職場において男女格差を感じること 【問10】
「男性の方が優遇されている」では「管理職への登用」
(女性 35.6%、男性 44.5%)が最も高く、
次いで「昇進・昇格」
(女性 30.0%、男性 39.0%)となっている。
「女性の方が優遇されている」では「育児・介護休暇など休暇の取得のしやすさ」(女性 30.6%、
男性 31.5%)が高くなっている。また「平等である」は、
「研修の機会や内容」が男女とも 50%を
越えている。いずれの項目も、男性の方が「男性の方が優遇されている」と思っている割合が高い。
(P.74)
(4)今後の就労意向 【問11】
64 歳以下で現在、家事専業または、無職(学生を除く)の女性のみの方を対象に、今後働きたい
かどうかについては、
「いいえ」が最も高く 37.7%、「はい」が 29.9%、
「どちらとも言えない」が
27.3%となっている。(P.82)
(5)働けない理由 【問11-1】
64 歳以下で現在、家事専業または、無職(学生を除く)の女性を対象に、現在働けない理由を
実数でみると、
「仕事内容、勤務場所、勤務時間等について条件に合う働き口が見つからないため」
が最も多い。次いで、
「家事について、夫、パートナー等家族の協力が得られないため」、
「育児につ
いて、夫、パートナー等家族の協力が得られないため」
「仕事と家庭の両方をうまくやっていく自信
がないため」となっている。(P.83)
(6)女性が働き続けるために必要なこと 【問12】
女性が働き続けるために必要なことは、「育児・介護休暇制度の充実」が 55.3%、次いで「企業
経営者や職場の理解」が 54.2%となっている。
性別でみると、
「夫、パートナーなど家族の理解や家事、育児、看護などへの参加」については、女
性 49.6%、男性 34.7%となっており、14.9 ポイントの差がある。(P.84)
(7)女性が再就職しやすくなるために必要なこと
【問13】
女性が再就職しやすくなるために必要なことは、
「育児や介護などによる退職者を同一企業で再雇
用する制度の普及」
(44.9%)
、「企業経営者や職場の理解」(41.9%)、「育児や介護のための施設や
サービスの充実」
(41.4%)
、
「労働時間の短縮やフレックスタイム制などの柔軟な勤務制度の導入」
(41.0%)が高くなっている。
(P.87)
(8)仕事・職場における男女共同参画の進展 【問14】
「以前に比べて、社会で女性が活躍しやすくなっている」について『そう思う』
(「そう思う」と「ど
ちらかといえばそう思う」を合わせた割合)は 70.8%、「以前に比べて、男女とも働き続けやすい
まちになっている」は『そう思う』が 46.9%となっている。
(P.90)
6
「仕事」
「家庭や地域活動」
「個人生活」のかかわり方について
(1)生活の中で優先すること(希望と現実) 【問15】
生活の中で優先したいことは、〈
「仕事」「家庭や地域活動」「個人の生活」の3つとも大切にした
い〉が 27.9%で最も高い。次いで、
〈「仕事」と「個人の生活」をともに優先したい〉が 19.2%、
〈「個
人の生活」を優先したい〉が 14.2%である。性別でみると、
〈
「仕事」を優先したい〉は男性の方が
女性より 6.5 ポイント高く、が〈
「仕事」
「家庭や地域活動」
「個人の生活」の3つとも大切にしたい〉
は、女性の方が男性より 8.2 ポイント高くなっている。
一方、現実に生活の中で優先していることについては、〈「仕事」を優先している〉が男女とも最
も高く 40.3%、
特に男性は 50.5%と高くなっている。女性では、
〈「仕事」を優先している〉が 28.9%、
次いで〈
「仕事」と「個人の生活」をともに優先している〉が 21.1%となっている。(P.91)
(2)男性が家事、育児、介護、地域活動などに参加するために必要なこと
【問16】
男性が家事、育児、介護、地域活動などに参加するために必要だと思うことは、
「夫婦、パート
ナーの間で家事などの分担をするように十分話し合うこと」が 39.1%で男女とも最も高くなってい
る。次いで、
「男性が家事、子育て、介護、地域活動に参加することについて、社会的評価を高め
ること」が 34.8%、
「男女の役割分担についての社会通念、慣習、しきたりを改めること」が 33.5%
となっている。
(P.99)
(3)地域の社会活動参加状況
【問17】
地域の社会活動の参加状況は、
「何らかの社会活動に参加している」が 27.5%、
「特に参加してい
ないが、今後参加してみたいものがある」が 13.0%、
「参加したいと思うが参加できない」が 26.4%、
「今後とも参加したくない」が 23.3%となった。性別での差はほとんど見られない。
(P.102)
(4)参加している・参加したい社会活動 【問17-1】
参加している・参加したい社会活動は、男女とも「自治会・町内会などの行事や活動」が 54.5%
で最も高く、特に男性では 6 割を超えている。次いで、
「趣味やスポーツのサークル活動」が 33.2%
と高くなっている。また、
「防犯活動や防災活動」は男性の方が 16.5 ポイント高く、
「子育て支援や
子どもの育成活動」は女性が 15.3 ポイント高い。
(P.104)
(5)参加できない、参加したくない理由 【問17-2】
参加できない・したくない理由は、「仕事との両立が難しい」が 36.9%、「活動時間が合わない」
が 26.0%、
「健康状態に自信がない」が 21.2%である。性別でみると、
「仕事との両立が難しい」は、
男性では 42.7%と特に高い。(P.105)
(6)地域・家事における男女共同参画の進展 【問18】
地域、家事における男女共同参画の進展について、
『そう思う』
(
「そう思う」と「どちらかといえ
ばそう思う」を合わせた割合)の割合を見てみると、
「男性の子育てへの参画が以前より進んでいる」
が 71.1%、
「男性の介護への参画が以前より進んでいる」が 44.7%、
「地域活動が以前より活性化し
ている」が 30.5%となっている。(P.106)
7
ドメスティック・バイオレンスについて
(1)暴力だと思う事柄 【問19】
暴力だと思う事柄について、
「どんな場合でも暴力にあたると思う」をみると、「なぐる、ける」
は男女とも 9 割を超えており、次いで「本人の許可なく性的な写真や動画などを一般に公開する」
が男女とも 8 割を超えている。
性別でみると、概ね女性の方が「どんな場合でも暴力にあたると思う」割合は高くなっており、
特に「家具などの物にあたる、壊す」「何を言っても無視し続ける」は男性と比べて 10 ポイント
以上高くなっている。(P.107)
(2)配偶者等からの暴力(DV)の相談窓口の認知度
【問20】
配偶者等からの暴力(DV)の相談窓口では「警察」が 73.1%で最もよく認知されている。
次いで、
「市町村など役所の相談窓口」が 32.7%、
「民間の専門家や専門機関」が 21.5%となってい
る。
(P.114)
(3)配偶者等からの暴力(DV)の相談窓口の認知手段
【問20】
相談窓口の認知手段は、
「テレビ(ニュース、テレビ番組等)」が 53.3%で特に高い。次いで、
「イ
ンターネット(ホームページなど)
」が 24.7%、
「パンフレット、リーフレット、相談カード」が
17.0%である。
(P.117)
(4)交際相手からの暴力(デートDV)を受けた経験
【問21】
交際相手からの暴力(デートDV)を受けた経験について「何度もあった」でみると、
「無視す
る、なぐるふりなどでおどす、暴言をはくなど」と「強引な携帯電話チェック、アドレス削除、付
き合いの制限など」がともに 1.3%で最も多い。『あった』(「何度もあった」と「1・2度あった」
を合わせた割合)でみると、
「無視する、なぐるふりなどでおどす、暴言をはくなど」が 5.0%で最
も多い。
(P.119)
(5)配偶者等からの暴力(DV)を受けた経験 【問22】
配偶者等からの暴力(DV)を受けた経験を「何度もあった」でみてみると、
「無視する、なぐる
ふりなどでおどす、暴言をはくなど」が 6.2%、
「なぐる、ける、物を投げつける、突き飛ばすなど」
が 4.1%で多い。
『あった』
(
「何度もあった」と「1・2度あった」を合わせた割合)でみると、
「無視する、なぐるふりなどでおどす、暴言をはくなど」が 23.3%で最も多い。
(P.125)
(6)ドメスティック・バイオレンス(DV)の相談先
【問23】
ドメスティック・バイオレンス(DV)の相談先をみると、デートDV、DVともほぼ半数が
「どこ(だれ)にも相談しなかった」としており、特に男性の割合が高くなっている。
相談先は、デートDVの場合は主に「友人、知人」
(28.1%)となっており、次いで、
「家族や親戚」
(8.8%)で、相談機関への相談はほとんどない。DVの場合、主な相談先は「友人、知人」
(22.3%)
、
「家族や親戚」
(20.2%)が高い。相談機関では「民間の専門家や専門機関」が女性で 2.8%となっ
ている。
(P.131)
(7)ドメスティック・バイオレンス(DV)を相談しなかった理由 【問24】
ドメスティック・バイオレンス(DV)を相談しなかった理由は、
「相談するほどのことではない
と思ったから」が男女とも最も高く、特に男性ではデートDVで 69.2%、DVで 80.0%となってい
る。次いで、女性では、デートDV、DVともに「自分にも悪いところがあると思ったから」が高
くなっている。
(P.138)
8
女性に対する性暴力・性犯罪について
(1)性暴力・性犯罪被害経験
【問25】
性暴力・性犯罪被害経験が「ある」女性は 13.3%である。
(P.143)
(2)性暴力・性犯罪の加害者との面識
【問25-1】
性暴力・性犯罪加害者との面識については、
「よく知っている人」が 59.2%で最も多く、次いで
「全く知らない人」
が 40.8%となっている。
(ただしサンプル数が少ないため参考値とする)
(P.144)
(3)性暴力・性犯罪の加害者との関係
【問25-2】
性暴力・性犯罪の加害者との関係をみると、「親族など」が 65.7%で最も高い。
(ただしサンプル数が少ないため参考値とする。)
(P.144)
(4)性暴力・性犯罪被害時期
【問25-3】
性暴力・性犯罪の被害時期は、
「20 歳代」が 34.3%で最も多く、次いで「小学生のとき」が 20.0%、
「30 歳代」が 17.1%となっている。
(ただしサンプル数が少ないため参考値とする。)(P.146)
(5)性暴力・性犯罪の相談先
(問25-4)
性暴力・性犯罪については「どこ(だれ)にも相談しなかった」が 57.1%で最も高い。次いで「知
人・友人に相談した」が 25.7%、
「家族や親戚に相談した」が 17.1%となっている。
(ただしサンプ
ル数が少ないため参考値とする。
)(P.147)
(6)性暴力・性犯罪を相談しなかった理由 【問25-5】
性暴力・性犯罪を相談しなかった理由は、「恥ずかしくてだれにも言えなかったから」が 50.0%
で最も高く、次いで「自分さえ我慢すれば、なんとかこのままやっていけると思ったから」「相談す
るほどのことではないと思ったから」が 30.0%となっている。
(ただしサンプル数が少ないため参考
値とする。
)
(P.149)
(7)メディアにおける性・暴力表現
【問26】
メディアにおける性・暴力表現について、『そう思う』(「そのとおりだと思う」と「どちらかとい
えばそう思う」を合わせた割合)が最も高いのは「性・暴力表現を望まない人や子どもの目に触れな
いような配慮が足りない」で 62.6%となっている。(P.151)
(8)女性に対する暴力をなくすためにもっと取り組みが必要なこと 【問27】
女性に対する暴力をなくすために必要な取組みは、
「犯罪の取り締まりを強化する」が55.1%
で最も高く、次いで「法律・制度の制定や見直しを行う」が50.8%、
「過激な内容のDVDやゲ
ームソフト等の販売や貸出を制限する」が49.5%となっている。性別でみると、男性では「犯
罪の取り締まりを強化する」が59.6%、女性は「過激な内容のDVDやゲームソフト等の販売
や貸出を制限する」が54.2%と高くなっている。(P.156)
9
男女共同参画に関する用語の周知度
(1)見聞きしたことがある言葉
【問28】
男女共同参画に関する言葉で見聞きしたことがあるものを『聞いたことがある』(「内容を知って
いる」と「聞いたことはあるが内容は知らない」を合わせた割合)でみると、「男女雇用機会均等
法」が最も高く女性 83.7%、男性 89.1%となっており、そのうち「内容を知っている」は 5 割近
くとなっている。次いで『聞いたことがある』が高いのは「男女共同参画社会」で女性 52.5%、
男性 57.3%となっている。(P.157)
(2)男女平等の実現にとって最も重要なこと 【問29】
男女平等の実現にとって最も重要なことは、
「女性への偏見、固定的な社会通念、慣習・しき
たりを改めること」が32.1%(女性33.6%、男性30.3%)で最も高くなっている。次に、「男性
の意識改革」が27.4%で、女性と比べて男性の方が男性の意識改革が重要と思う割合が高くなっ
ている(女性25.2%、男性29.9%)
。また、「女性自身が経済力をつけたり積極的に知識・技術
の向上を図ること」は女性26.6%、男性15.0%で女性の方が11.6ポイント高くなっている。
(P.159)
10 男女共同参画社会に向けて
(1)男女共同参画社会を推進するために行政がするべきこと
【問30】
男女共同参画社会に向けて、府や市町村が力を入れていくべきことは、
「子育てや介護等でいっ
たん仕事を辞めた人の再就職を支援する」が52.7%、
「子育てや介護中であっても仕事が続けられ
るよう支援する」が50.7%、
「育児や介護のための施設やサービスを充実する」が49.2%となって
いる。性別でみると、
「育児や介護のための施設やサービスを充実する」が女性53.9%、男性43.6%
で女性の方が10.3ポイント高くなっている。
(P.163)