PDF版 - 三井住友アセットマネジメント

2015年2月19日
アジア
アジア・リート市場
アジア・リート市場、割安感に変化?
国債利回りの低下で割安感が強まっています。世界的な低金利環境が今後も見込
まれるため、アジア・リートの配当利回りの魅力度が高い環境が続くと期待されます。
■アジアは、生産年齢人口の増加や中間所得層
の拡大から、高い経済成長が見込まれます。ア
ジア・リート市場は、中長期的な不動産市場の拡
大を背景に、賃料の増加などに伴い配当の増加
も続くと期待されます。
■成長性の高さを背景に、アジア・リート各市場の
配当利回りは、主要国と比較して高い状況です。
【リートの配当利回り、10年国債との利回り差】
(%)
7
6
5
5.5
(%)
5.4
【アジア・リートの配当利回り、10年国債利回り、利回り差】
7
シンガポール、香港、
オーストラリアのリートの
配当利回りは、主要国と
比較しても高い。
特にシンガポール、オー
ストラリアは10年国債と
の利回り差も厚く、相対
的な割安感がある。
リートの
配当利回り
■アジア・リート各市場の配当利回りは、国債利回
りとの差が厚く、相対的に割安感があります。
■米国では物価上昇が緩やかなため、利上げに
際しても金利は当面低位で安定しそうです。多く
の国・地域では金融緩和策が強化される見込み
もあり、世界的に低金利環境が続くと見られ、
リートの配当利回りの魅力が継続しそうです。
アジア・リートの配当利回り
5
10年国債との
利回り差
4
3.8
3.6
3
3.2
3.3
3.0
2.9
2.6
2.4
2
国債利回りの低下
につれ利回り差が
拡大、割安感が強
まる。
10年国債利回り
(各国の平均)
3
1.7
1
1.3
0
10年国債との利回り差
1
シンガポール オーストラリア
香港
アメリカ
日本
イギリス
11/7
12/1
12/7
13/1
13/7
14/1
14/7
(注)データは、左のグラフが2015年1月末、右のグラフが2011年7月~2015年1月。配当利回りは、いずれも、S&P REIT指数の国・地域指数ベース。
アジア・リートの配当利回りは、S&P REITアジア・パシフィック(日本を除く)指数ベース。10年国債利回り(各国の平均)は、S&P REITアジア・パシ
フィック(日本を除く)指数の構成国の10年国債利回りを、同指数の時価総額で加重平均したもの。
(出所)FactSet、Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
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(年/月)
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