消費者庁の SAMURAI たち 消費者庁の SAMURAI たち 弁護士、司法書士、公認会計士……“士(サムライ)業”と言われる専門職を騙り、消費者を煙に巻く “サムライ商法”なるものがありました。そうした卑劣な悪事許すまじ、そして、日々複雑化する 消費者被害に即時対応すべく、消費者庁では外部から“士業”や“師業”の人々を招いています。 いずれも腕に覚えのある名剣士。消費者行政や現場の実態を、バッサリ斬っていただきましょう。 名前 消費者制度課 光宗 幸代 (みつむね ゆきよ) 経歴:平成21年9月 消費者庁 企画課(現 消費者制度課) 個人情報保護推進室 個人情報保護法質問ダイヤル配属 有資格:個人情報保護士、消費生活専門相談員、消費生活アドバイザー カタナならぬ“ハリセン”を持つ、個人情報保護士 個人情報保護士とは 今までこのコーナーで紹介された消費者庁の名立たる士(サムライ)たちを振り返り、個人情報保護士 で本稿を受けていいのか…!?それが一番、逡巡した点でした。 個人情報保護士とは、個人情報保護法の正しい理解と、それをとりまく幅広い知識、安全管理体制の構 築や実践を行える人材の育成を目的とした認定資格であり、企業や団体における個人情報対策の身近でス タンダードな資格です。 消費者庁の SAMURAI として、個人情報保護士の資格の脇差は、日本刀でも竹光でもなく…チャンバ ラトリオのハリセンくらいかと思います。 消費者庁の業務を通して 個人情報保護士として、法律の説明はもちろんのこと、それを超えた個人情報の適切な取扱いが事業活 動に対する社会的信頼の確保につながることを説明し、推奨しています。 今後とも、法律の理解不足からおこる「過剰反応」を少しでも抑制し、だれもが安心して IT 社会の便益 を享受できる健全な社会の実現を目指し、微力ながら努力していきたいと思います。 個人情報保護法質問ダイヤルとは 個人情報保護法質問ダイヤルでは、個人情報保護法に関する一般的解釈や制度などについての疑問に お答えしています。一般消費者からの質問や苦情もありますが、大規模漏えい事件などを受け、自社の 安全管理体制の確認や社内研修に向けての助言など、個人情報の適切な管理や運用を目的とした民間事 業者からの真摯な問い合わせも多くあります。 消費者庁 Now! 14
© Copyright 2024 ExpyDoc