応募に関するFAQ(学校活動型)

独立行政法人科学技術振興機構
理数学習推進部
平成27年度 科学研究実践活動推進プログラム(学校活動型)
企画提案募集に関するFAQ
平成 27 年 2 月 19 日公開
本 FAQ は随時更新します。最新版については、本事業 Web をご覧ください。
http://www.jst.go.jp/cpse/jissen/
◆目次
1.全体 ............................................................................. 1
Q1-1:科学研究実践活動と見なされない活動の例は、どのようなものですか。............ 1
Q1-2:本プログラムにおいて支援対象とはならない科学研究実践活動の例は、どのようなもの
ですか。 ................................................................... 1
Q1-3:本プログラムの支援対象とならない企画には、どのようなものがありますか。...... 1
Q1-4:科学研究実践活動は、教育課程外(例えば科学部)の活動に限定されますか。...... 1
Q1-5:学校の教育活動以外で行う参加生徒の科学研究実践活動に、JST からの支援経費を使う
ことはできますか。 ......................................................... 1
2.応募 ............................................................................. 2
Q2-1:都道府県教育委員会は、研究指導力向上型と学校活動型の両方に応募できますか。.. 2
Q2-2:都道府県教育委員会が研究指導力向上型に同じ都道府県内の市区町村教育委員会が学校
活動型に、同時に採択されることはありますか。 ............................... 2
Q2-3:現在、研究テーマがありませんが、応募できますか。 ........................... 2
Q2-4:取組機関に理科教員が 1 名しかいませんが、応募できますか。.................... 2
Q2-5:興味がありそうな生徒が取組機関に 1 名しかいませんが、応募できますか。........ 2
Q2-6:中学校・高等学校等が企画提案書の案を作成しても問題ありませんか。............ 3
Q2-7:共同取組機関、連携機関のうち、応募時に決定しておく必要があるものはどれですか。
........................................................................... 3
3.企画の内容 ....................................................................... 4
Q3-1:対象に小学校・小学校教員・小学生を含めることはできますか。.................. 4
Q3-2:参加生徒は、研究指導する参加教員と同じ学校に所属している必要はありますか。.. 4
Q3-3:以前より科学研究実践活動を推進していますが、学校で特に不足している部分を重点的
に行うことはできますか。 ................................................... 4
Q3-4:学校に、研究指導方法をある程度身につけている教員がいないと応募できませんか。 4
Q3-5:参加生徒が年度途中においてグローバルサイエンスキャンパスの受講生になった場合、
継続して本プログラムの参加生徒とすることができますか。...................... 4
Q3-6:「学校全体で科学研究実践活動を促進するための仕組み」(第2章Ⅱ.1.(2)① a.)
とは、例えば何ですか。 ..................................................... 5
Q3-7:
「科学研究実践活動の継続的・自立的実施に係る取り組み」
(第2章Ⅱ.1.
(2)① c.)
とは、例えば何ですか。 ..................................................... 5
Q3-8:参加教員が介在せず、大学が参加生徒を直接指導する形で科学研究実践活動を実施させ
ることはできますか。 ....................................................... 5
Q3-9:連携機関の協力を得ずに、年間を通して参加教員のみが生徒の科学研究実践活動を指導
する企画は実施できますか。 ................................................. 5
Q3-10:実施期間中に、参加生徒や参加教員、科学研究実践活動、連携機関等を変更することは
可能ですか。 ............................................................... 5
Q3-11:実施期間中、参加教員や参加生徒、科学研究実践活動のテーマ等を毎年変更する必要は
ありますか。 ............................................................... 5
4.経費 ............................................................................. 7
Q4-1:参加生徒数による支援上限額を教えてください。 ............................... 7
Q4-2:企画の実施に必要な事務補助者等、労働者派遣の費用を直接経費で計上することはでき
ますか。 ................................................................... 7
Q4-3:採択後、予定していた科学研究実践活動数が集まらなかった場合、どうなりますか。 7
Q4-4:参加生徒が科学研究実践活動を途中で中止した場合、どうすれば良いですか。...... 7
Q4-5:実施協定による経費の執行において、経費の一部または全部を、取組機関・共同取組機
関である学校に配分し、経費を執行させることは可能ですか。.................... 7
Q4-6:実施協定による経費の執行において、教育委員会による予算執行について、教育委員会
が指定する公益財団法人に任せることは可能ですか。 ........................... 7
Q4-7:連携機関に JST からの経費を渡し、執行させることはできますか。................ 8
Q4-8:JST による経費の直接執行において、取組機関である学校から JST に物品等を直接要求
することはできますか。 ..................................................... 8
Q4-9:第 2 年度以降も JST による直接の予算執行を行ってもらうことはできますか。...... 8
Q4-10:予算執行にあたって、科学研究実践活動ごとの配分に制限はありますか。.......... 8
Q4-11:JST からの支援経費を全額執行する必要はありますか。 .......................... 8
学校活動型
1.全体
Q1-1:科学研究実践活動と見なされない活動の例は、どのようなものですか。
A:
「中高生自ら課題を発見し、科学的な手法にしたがって進める探究活動」に満たない活動が挙げら
れます。
(以下、例示)
・
「調べて、まとめて、発表する」等の調べ学習にとどまる活動
・
「調査して、まとめて、発表する」等の、考察が含まれない単なる調査
・参加教員が既に知っている事柄を、生徒に再現させる活動
・教員がつくった計画にしたがって実験や考察を進める活動
Q1-2:本プログラムにおいて支援対象とはならない科学研究実践活動の例は、どのよ
うなものですか。
A:例えば、以下のような活動が挙げられます。
・教員が介在せず、生徒が大学等の専門家から直接指導を受けて進める科学研究実践活動
・年間を通して連携機関の協力を受けず、生徒の科学研究実践活動を教員のみが指導する活動
・教員が一方的に仮説を設定する等、実質的に教員が終始主導する活動
・見学や講演会聴講を主体とする活動
・ロボット大会等、特定の大会に出場することを主目的とした活動
Q1-3:本プログラムの支援対象とならない企画には、どのようなものがありますか。
A:例えば、以下のような企画が挙げられます。
・参画する機関の備品整備を目的とする企画
・参画する機関の入学者・入場者数の増加を目的とする企画
Q1-4:科学研究実践活動は、教育課程外(例えば科学部)の活動に限定されますか。
A:限定されません。
学校の教育活動として実施するもの(例えば授業や特別活動)も対象です。
Q1-5:学校の教育活動以外で行う参加生徒の科学研究実践活動に、JST からの支援経
費を使うことはできますか。
A:できません。
本プログラムは国費で学校の教育活動を支援するものであり、教育活動外の取り組みに対して、JST
からの支援経費を使うことはできません。
ただし、中高生の興味・関心は教育活動に限られるものではないことから、参加生徒や参加教員が学
校の教育活動外で自主的に科学研究実践活動を行うことを歓迎します。
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学校活動型
2.応募
Q2-1:都道府県教育委員会は、研究指導力向上型と学校活動型の両方に応募できます
か。
A:応募できます。
ただし、同時に実施することはできません。両方への応募がある場合は、推進委員会が総合的に判断
し、採択を決定します。
Q2-2:都道府県教育委員会が研究指導力向上型の企画を、同じ都道府県内の市区町村
教育委員会が学校活動型の企画を、それぞれ同一年度に実施できますか。
A:場合により異なります。
例えば、A 県教育委員会が実施機関、A 県内の B 市教育委員会が共同機関として参加する企画が研究
指導力向上型に採択され実施する場合、A 県立学校や B 市立学校が取組機関・共同取組機関として位
置づけられている企画は、学校活動型で実施できません。一方、A 県内の B 市以外の指定都市・市町
村教育委員会や学校法人・国立大学法人、および当該管理機関が所管する中学校・高等学校等が取組
機関・共同取組機関として位置づけられている企画は、学校活動型で実施できます。
Q2-3:現在、研究テーマがありませんが、応募できますか。
A:応募できます。
本プログラムは、生徒の自主的な興味・関心に基づく科学研究実践活動を推進するものであり、事前
に研究テーマが判明しているケースもありますが、実施する中で生徒がテーマを見いだしていくケー
スの方が多いと考えています。
Q2-4:取組機関に理科教員が 1 名しかいませんが、応募できますか。
A:応募できます。
学校として科学研究実践活動を推進していく企画であれば応募できます。
なお、理科のみならず、数学や情報等の教員も積極的に参加していただき、複数校において共同で実
施する等の方策により、科学研究実践活動を可能な限り推進し、かつ理科教員が異動した後も継続す
るような仕組みが、特に理科教員が少ない学校には強く望まれます。
Q2-5:興味がありそうな生徒が取組機関に 1 名しかいませんが、応募できますか。
A:応募できます。
本プログラムは、生徒の自主的な興味・関心に基づく科学研究実践活動を推進するものです。初年度
に対象とする中高生を決めるケースもあると思いますが、学校が活動を推進していく中で生徒が興
味・関心を持つことも重要であり、本プログラムを実施する中で生徒および科学研究実践活動を見い
だしていくケースの方が多いと考えています。
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学校活動型
Q2-6:中学校・高等学校等が企画提案書の案を作成しても問題ありませんか。
A:問題ありません。
ただし、立案・実施に係る責任を実施機関が負う必要があります。
Q2-7:共同取組機関、連携機関のうち、応募時に決定しておく必要があるものはどれ
ですか。
A:共同取組機関については、初年度当初から実施する場合、応募前に確定する必要があります。ただ
し、企画の効果を高めること等を目的として、実施期間中に共同取組機関の追加を希望する場合、JST
の承認をもって追加することができます。
連携機関については、応募時に決定しておく必要はありませんが、応募時点で決定しており企画の中
で有効な連携が期待できる場合は、企画の詳述が可能となりますので推奨します。また、予算の執行
開始までには、少なくとも 1 機関を決定しておく必要があります。
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学校活動型
3.企画の内容
Q3-1:対象に小学校・小学校教員・小学生を含めることはできますか。
A:できません。
ただし、企画に並行する取り組みとして、実施機関等の自主財源で行うことは問題ありません。その
場合は、取り組みや経費の切り分けに十分留意してください。
Q3-2:参加生徒は、研究指導する参加教員と同じ学校に所属している必要はあります
か。
A:必要はありません。
企画において最も合理的かつ効果的な形である場合には、参加教員が異なる中学校・高等学校等に所
属する生徒を研究指導することも可能です。
例えば、A 校(共同取組機関)の研究指導体制が脆弱であり本プログラムにより環境整備を行いたい
場合、研究指導に長けた B 校(取組機関)の教員が A 校の生徒を研究指導し、A 校の教員が OJT でノ
ウハウを修得する、等のケースが想定されます。
Q3-3:以前より科学研究実践活動を推進していますが、学校で特に不足している部分
を重点的に行うことはできますか。
A:できます。
ただし、科学研究実践活動全体を行うことが必要です。
例えば、「仮説の設定」が不足している場合、この部分について連携機関の協力を重点的に受けるこ
とは可能ですが、参加生徒による科学研究実践活動自体は考察・発表まで行うことが必要です。
Q3-4:学校に、研究指導方法をある程度身につけている教員がいないと応募できませ
んか。
A:応募できます。
取組機関として、これから科学研究実践活動を推進していく意欲があれば、問題ありません。共同取
組機関として他校を位置づけてノウハウの伝授を受ける、連携機関の積極的な協力を受けて自立的に
研究指導力を上げていく、等の手法が考えられます。
Q3-5:参加生徒が年度途中においてグローバルサイエンスキャンパスの受講生になっ
た場合、継続して本プログラムの参加生徒とすることができますか。
A:原則としてできません。
ただし、当該プログラムで行う研究内容と、本プログラムにおける科学研究実践活動の内容が明確に
異なる場合のみ、本プログラムの参加生徒とすることができます。
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学校活動型
Q3-6:「学校全体で科学研究実践活動を促進するための仕組み」(第2章Ⅱ.1.(2)
① a.)とは、例えば何ですか。
A:学校の特性等に応じて考慮していただく必要がありますが、例えば以下が考えられます。
・連携機関の協力による、参加教員の研究指導法の修得
・特別活動や科学部設置等による、中高生の活動機会の創出
・教員間での研究指導法の共有による、より多くの生徒への研究指導
・連携機関の協力による、生徒の多種多様な興味・関心に対応できる研究指導体制
Q3-7:
「科学研究実践活動の継続的・自立的実施に係る取り組み」
(第2章Ⅱ.1.
(2)
① c.)とは、例えば何ですか。
A:学校の特性等に応じて考慮していただく必要がありますが、例えば以下が考えられます。
・中心となる教員が異動した場合でも継続するための、教員間での研究指導法の共有
・コンテスト等への積極的な参加・出場等による、興味・関心の高い生徒を継続的に生み出す仕組み
・特別活動や科学部設置等による、中高生の活動機会の継続的な創出
Q3-8:参加教員が介在せず、大学が参加生徒を直接指導する形で科学研究実践活動を
実施させることはできますか。
A:できません。
参加生徒の研究指導は主に参加教員が行い、大学等の専門的指導を適宜受ける中で、教員自身の研究
指導力をも向上させることが必要です。
Q3-9:連携機関の協力を得ずに、年間を通して参加教員のみが生徒の科学研究実践活
動を指導する企画は実施できますか。
A:できません。
科学研究実践活動の推進には、学校にない資源やノウハウの活用が重要であるため、年間を通して全
く連携機関の協力を得ない活動は支援対象外となります。
Q3-10:実施期間中に、参加生徒や参加教員、科学研究実践活動、連携機関等を変更す
ることは可能ですか。
A:可能です。
参加生徒が科学研究活動を推進する内容や期間(単年度or複数年度)
、参加教員の人数や役割等は、
企画の目的等とともに企画提案書において記述していただきますが、企画の効果をより高めるために、
実施期間中にJSTの承認を持って計画を変更することも可能です。また、本プログラムは生徒の自主
的な興味・関心に基づく科学研究実践活動を推進するものであることから、必要に応じて連携機関を
追加することも推奨します。
Q3-11:実施期間中、参加教員や参加生徒、科学研究実践活動のテーマ等を毎年変更す
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学校活動型
る必要はありますか。
A:必要ありません。
参加生徒が科学研究活動を推進する内容や期間(単年度または複数年度)
、参加教員の人数や役割等
は、その目的等とともに、企画提案書において設定してください。
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学校活動型
4.経費
Q4-1:参加生徒数による支援上限額を教えてください。
A:主対象となる参加生徒の学校段階、および科学研究実践活動数に応じた 1 企画あたりの支援金額は
下記の通りです。
参加生徒の学校段階
高等学校
中学校
各年度の支援額
科学研究実践活動数
50 万円以下
4 以上/年
38 万円以下
3/年
26 万円以下
2/年
30 万円以下
3 以上/年
20 万円以下
2/年
Q4-2:企画の実施に必要な事務補助者等、労働者派遣の費用を直接経費で計上するこ
とはできますか。
A: できません。
なお、一般管理費からの支出は可能です。
Q4-3:採択後、予定していた科学研究実践活動数が集まらなかった場合、どうなりま
すか。
A:一部の経費を返金していただく場合があります。
Q4-4:参加生徒が科学研究実践活動を途中で中止した場合、どうすれば良いですか。
A:家庭の事情や進学準備、意欲の喪失等、様々な原因等に係る反省・課題点を見出し、学校としての
科学研究実践活動の推進に役立てていただく必要があります。
なお、適切な課題分析と実施への反映が行われていれば、中間評価等で低評価となることはありませ
ん。
Q4-5:実施協定による経費の執行において、経費の一部または全部を、取組機関・共
同取組機関である学校に配分し、経費を執行させることは可能ですか。
A:可能です。
ただし、実施機関の規則等に従う必要があるとともに、経費を含めた企画の責任は、実施機関が負う
必要があります。
Q4-6:実施協定による経費の執行において、教育委員会による予算執行について、教
育委員会が指定する公益財団法人に任せることは可能ですか。
A:可能です。
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学校活動型
ただし、経費を含めた企画の責任は、実施機関が負う必要があります。
Q4-7:連携機関に JST からの経費を渡し、執行させることはできますか。
A:できません。
Q4-8:JST による経費の直接執行において、取組機関である学校から JST に物品等を
直接要求することはできますか。
A:できます。
ただし、実施機関または取組機関のうち 1 機関のみが、JST に直接要求できる窓口となることができ
ます。また、この場合において、経費を含めた企画の責任は、実施機関が負う必要があります。
なお、共同取組機関は、JST に直接要求することはできません。
Q4-9:第 2 年度以降も JST による直接の予算執行を行ってもらうことはできますか。
A:できません。
第 2 年度以降は、実施機関による経費執行が必要となりますので、準備を進めていただきますよう、
お願いいたします。
Q4-10:予算執行にあたって、科学研究実践活動ごとの配分に制限はありますか。
A:合理的な配分であれば、制限はありません。
科学研究実践活動の科学技術分野等により、活動ごとの経費に差が出るのは当然だと考えます。
ただし、例えば特定の科学研究実践活動に全く経費を配分しない等、JST が合理的と判断しない場合
は、認められません。
Q4-11:JST からの支援経費を全額執行する必要はありますか。
A:必要ありません。
公的資金の効率的な使用の観点から、合理的な経費支出が求められますので、効率的な執行の結果に
より発生した執行残は、むしろ推奨されます。
ただし、過度な予算計上の結果による執行残は、予算の不適切な計上によるものと見なす場合がある
ほか、費用対効果の観点からも許されるものではありませんので、応募にあたっては十分検討し、合
理的な金額を計上してください。
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